バイトを終え、XR250で帰宅するヒナギク。
「ただいま」
「お帰りなさい、ヒナギクさん」
出迎えるハヤテ。
「晩ご飯は?」
「カレーです。食堂に準備してあります」
「そう。ありがとう」
ヒナギクは食堂に入った。
美味しそうなカレーライスがテーブルに置かれている。
ヒナギクは席に着いてカレーを食べた。
「お口に合いますか?」
「うん」
その時、ヒナギクの脳裏に姉の
「ごめん、出かけて来る」
ヒナギクは血相を変えてアパートを飛び出し、XR250で現地へ向かう。
「うぃー、ひっく」
酔っぱらった雪路が、アンノウンと対峙している。
「お姉ちゃん!」
「ヒナー。何か、変な着ぐるみ着たやつが襲って来るのー」
「変身!」
ヒナギクはギルスに変身すると、アンノウンを攻撃した。
「ヒナ、あんたも着ぐるみ着たのー?」
(ダメだこいつ)
そう思いつつ、アンノウンと交戦するギルス。
ギルスは圧倒的な力でアンノウンを追い詰めて行く。
「これでおしまいよ!」
ギルスはアンノウンにヒールクロウを浴びせた。
アンノウンが爆裂霧散すると、ギルスはヒナギクの姿に戻った。
「お姉ちゃんも超能力が?」
「私は霊能力者よー」
「そうなんだ」
取り敢えず──と、続けるヒナギク。「家まで送るから乗って」
ヒナギクは雪路をバイクの後部に乗せ、実家へと向かった。
家に着いた頃には、雪路の酔いも覚めていた。
「ヒナ、あんたバイク持ってたっけ?」
「買ったのよ」
「免許は?」
「取ったわ」
「そうなんだ」
「それより、霊能力がどうとか言ってたけど?」
「何の話? それじゃ、明日早いから」
雪路はそう言って家に入っていった。
ヒナギクはアパートへ戻った。
「ただいま」
「お帰りなさい。カレー冷めちゃいましたよ」
「うん」
ヒナギクは食堂に入ると、カレーを電子レンジで温めて食べた。
「さてと」
ヒナギクは食堂を出て自室へ移動すると、お風呂用具を準備して浴場へ向かう。
脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入るとシャワーを出して頭を濡らし、シャンプーで頭を洗うとシャワーで泡を流し、体を石けんを付けた手ぬぐいでこすり、石けんを落とした。そして、湯船へ浸かった。
それから少しすると、ヒナギクは浴室から出て体を拭き、パジャマを着て自室へ戻った。
コンコン、と扉がノックされる。
「はーい」
ヒナギクは部屋の扉を開けた。
ハヤテが立っていた。
「何?」
「一緒に寝ていいですか?」
「ダメ」
ヒナギクは扉を閉めると、電気を消してベッドへダイブした。