仮面ライダーアギト〜ヒナギクはギルス〜   作:桂ヒナギク

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第05話:姉の危機

 バイトを終え、XR250で帰宅するヒナギク。

「ただいま」

「お帰りなさい、ヒナギクさん」

 出迎えるハヤテ。

「晩ご飯は?」

「カレーです。食堂に準備してあります」

「そう。ありがとう」

 ヒナギクは食堂に入った。

 美味しそうなカレーライスがテーブルに置かれている。

 ヒナギクは席に着いてカレーを食べた。

「お口に合いますか?」

「うん」

 その時、ヒナギクの脳裏に姉の雪路(ゆきじ)と、その彼女を襲おうとしているアンノウンの姿が(よぎ)った。

「ごめん、出かけて来る」

 ヒナギクは血相を変えてアパートを飛び出し、XR250で現地へ向かう。

「うぃー、ひっく」

 酔っぱらった雪路が、アンノウンと対峙している。

「お姉ちゃん!」

「ヒナー。何か、変な着ぐるみ着たやつが襲って来るのー」

「変身!」

 ヒナギクはギルスに変身すると、アンノウンを攻撃した。

「ヒナ、あんたも着ぐるみ着たのー?」

(ダメだこいつ)

 そう思いつつ、アンノウンと交戦するギルス。

 ギルスは圧倒的な力でアンノウンを追い詰めて行く。

「これでおしまいよ!」

 ギルスはアンノウンにヒールクロウを浴びせた。

 アンノウンが爆裂霧散すると、ギルスはヒナギクの姿に戻った。

「お姉ちゃんも超能力が?」

「私は霊能力者よー」

「そうなんだ」

取り敢えず──と、続けるヒナギク。「家まで送るから乗って」

 ヒナギクは雪路をバイクの後部に乗せ、実家へと向かった。

 家に着いた頃には、雪路の酔いも覚めていた。

「ヒナ、あんたバイク持ってたっけ?」

「買ったのよ」

「免許は?」

「取ったわ」

「そうなんだ」

「それより、霊能力がどうとか言ってたけど?」

「何の話? それじゃ、明日早いから」

 雪路はそう言って家に入っていった。

 ヒナギクはアパートへ戻った。

「ただいま」

「お帰りなさい。カレー冷めちゃいましたよ」

「うん」

 ヒナギクは食堂に入ると、カレーを電子レンジで温めて食べた。

「さてと」

 ヒナギクは食堂を出て自室へ移動すると、お風呂用具を準備して浴場へ向かう。

 脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入るとシャワーを出して頭を濡らし、シャンプーで頭を洗うとシャワーで泡を流し、体を石けんを付けた手ぬぐいでこすり、石けんを落とした。そして、湯船へ浸かった。

 それから少しすると、ヒナギクは浴室から出て体を拭き、パジャマを着て自室へ戻った。

 コンコン、と扉がノックされる。

「はーい」

 ヒナギクは部屋の扉を開けた。

 ハヤテが立っていた。

「何?」

「一緒に寝ていいですか?」

「ダメ」

 ヒナギクは扉を閉めると、電気を消してベッドへダイブした。

 

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