白皇学院からの帰り道。ヒナギクはバイクを駆っていた。
その途中、ヒナギクはアンノウンが男性を襲っている現場を目撃した。
ヒナギクは男性とアンノウンの間に入り込んでバイクを止めた。
「弱いものいじめはよくないんじゃない?」
バイクから降りるヒナギク。
「邪魔をするな」
アンノウンはヒナギクに攻撃を仕掛けるが、軽く受け流された。
「逃げて下さい」
男性は脱兎のごとく逃げ出した。
「変身」
ヒナギクはギルスに姿を変えた。
「ギルスだったか」
アンノウンは剣を手にギルスへ攻撃を仕掛ける。
ギルスは剣撃をかわし、ギルスフィーラーを伸ばしてアンノウンをひっぱたいた。
「ぐっ!」
怯むアンノウン。
「ウワアアアア!」
ギルスは口を開いて叫び、飛び上がってヒールクロウをアンノウンに叩き込んだ。
爆裂霧散するアンノウン。
ギルスはヒナギクの姿に戻る。
その様子を離れたところで見ている黒い服を着た長髪の男。
「ギルスめ……」
ヒナギクはバイクに跨がり、家路に就いた。
「ただいま」
と、扉を開けてアパートの中へ入る。
「お帰りなさいませ、ヒナギクさん」
「晩御飯は?」
「準備できてますよ」
ヒナギクは食堂に入る。
テーブルにはハンバーグがあった。
「いただきます」
ヒナギクは食事にありつく。
「あのー、ヒナギクさん」
「何、ハヤテくん?」
「さっき警察の方が来て、ヒナギクさんにG3の装着員になっていただきたいそうです」
「G3?」
「何でも、対怪物用バトルスーツだそうです」
「間に合ってるわ」
「ですよねー。ではお断りしておきますね」
食堂を出ていくハヤテ。
「ごちそうさま」
食事を終えたヒナギクは食器を片付けて自分の部屋に移動した。
ヒナギクは椅子に腰を掛ける。
すると、
「もしもし?」
応答するヒナギク。
「ヒナギクさん、助けて下さい。怪物が……!」
ぶつっ!──切れる電話。
ヒナギクの脳裏にアンノウンに襲われているメイドのマリアの姿が浮かんだ。
ヒナギクはアパートを飛び出してバイクを駆った。
「人は人のままでいい」
マリアに攻撃を仕掛けようとするアンノウンにバイクが激突した。
吹っ飛ぶアンノウン。
バイクを降りるヒナギク。
「マリアさん、怪我は?」
「大丈夫ですわ。それはそうと、あの怪物には武術が全く効きません」
「あれはそう言う怪物なんです」
「人は人のままでいい」
ヒナギクはアンノウンを睨む。
「マリアさん、逃げて下さい」
「ヒナギクさんは?」
「私なら大丈夫ですよ」
変身!──ギルスに姿を変え、ギルスフィーラーでアンノウンを拘束した。