午前7時
ナザリック地下大墳墓
第九階層 円卓の間
「皆さんおはようございます、あれから時間もたったので少しは落ち着きましたか?それぞれ過ごして見ての報告などあったらお願いします。自分はアンデットのせいか全く眠れませんでしたよ」
最後の一言がジョークなのかわからないが会議は始まった。
「俺の方から1つ、料理長の飯がめちゃくちゃ美味しかった、リアルに帰りたく無くなる位に」
と言う者、
「第6階層の自然が素晴らしい」
と言う者、
「全NPCが喋ってるしメイドが可愛いかった」
と語る者
「シャルティアが俺の理想であった」
語るエロゲマスター(自称)が居たり
「フレンドリーファイアが有効である」
と報告する者
「探知魔法で外を見て周りが平原であり近くに森がある」
との他にも、図書館や自室についての報告が上がる中、天之が「少しいいか?」といい注目が集まった。「今は楽しい議題があるが、どうしても聞いて置かなきゃならない議題がある。」
と言葉を続けた。
「この中に現実に帰りたい方もいるかもしれないので幾つか意見を言いたい。帰りたいものがいるなら俺のシューティングスターを使ってくれ。ガチャで当てた指輪が5つもあるし、それでもし帰れなかったら一旦は諦めてくれないか?そしてもう1つ俺たちが所有するワールドアイテムのウロボロスを使うのは辞めて欲しい、こっちに残っているメンバーが使うべきだと思うからだ」
この話を聞いたモモンガは少し恐れた、もしかしたら喜んでるのは俺だけかもしれないと思ったからだ、そして答えは
「「「「帰らない」」」」
と皆が言った。
「生徒が心配ではあるけど、せっかくナザリックで生活できるならもう少し居ようかな?って今は思ってる、帰りたくなったら装備はギルドに返すから安心して。後、天之君僕はシューティングスターを自分で持ってるから気にしないでいいからね?」
とやまいこが言うと、
他のギルメンも帰る理由もないしこっちの方が楽しそうだからと言ってきた。モモンガと天之は一息ついた。もしかしたら帰りたい者の方が多いかもと思っていたからだ。
会議は続きNPCはギルメンに忠誠心MAXである事、NPCを外部へ出す事ができる事が分かり今後の方針としてはこの世界の探索と情報収集となり、探索メンバーの話をしようとした時に
「探索メンバーと防衛メンバーの選定は重要だがそれよりも重要な議題をだしたい、生殖に関してだ」
重要な話題ではあるが今必要か?と思う面々がいる中
「生殖ってもう少し他の言い方がない?」
と餡ころもっちもちが言うと天之は
「異形種の我々が子作りと言うよりは繁殖又は生殖の方が正しい事だと思ったからだ、ここには女性もいることだし」
反論気味に言い返す、
「少しそれたが続けさせてもらう、異形種は生殖出来ないと言う設定がユグドラシルではあったが生殖に成功した。」
この発言にギルメンは無言であった。
「昔換金イベントがあったの覚えてるか?その換金アイテムの中に子孫繁栄の御守りと言うアイテムがあって、換金忘れてて持ってたからそれを使って行為をしたら出来た、探知系魔法のスクロールを使用したら相手の体内に生物反応があったから多分妊娠してる」
と言い終わると「妊娠した相手は誰だ?」
ギルメンの1人から質問が投げかけられ
「俺のパートナーNPCの1人」
と答えた。
「自身の作成NPC以外には無断での繁殖は辞めましょう」
と女性からの意見に満場一致されたが、ひとつ問題点が上がった。男性NPCしか作ってない奴は繁殖出来ない?と言う問題が。
「外部から繁殖相手を連れて来るのは認めない?そうしないと女性NPCを作ってない男性プレイヤーが子孫残せない」
と意見が上がったが一旦保留になり、子孫繁栄の御守りは3つ持っておりそれぞれ宝物殿、モモンガ、天之と所有する事なった。
探索チームと防衛チームの話をするには空気が違うので、ナザリック内での生活と第八階層の封鎖、一部の100LvNPCにナザリックの隠蔽と周辺の探索を命じてナザリック周辺での日光浴と自然収集作業が認められた。
遠隔視の鏡を使い近辺調査を始めたモモンガは、操作に戸惑いなからも調査を進める。 騎士の格好をしたものに襲われる村を発見し、その場に居たギルメンの意見を聞き、外部との戦闘実験の為に助ける事となる。 久々のログインで戦闘に不安が残るギルメンに変わりモモンガが行く事になる。天之も現れ2人で転移門を使い移動した。
少女は何故襲われなければならないのか分からなかったが、
父親の「エンリ、ネムを連れて逃げろ」の言葉に動かされ森の中を走る。
「大丈夫だよ、ネムこのまま逃げよう」
と走っているとネムの足が縺れて転び、追ってきていた騎士3人に追いつかれてしまい
「今すぐ家族の元に送ってあげるからね」
と言いながら騎士は剣を降り下ろした。エンリは妹のネムを守るために覆い被さり騎士の剣を背中で受けた。
浅くはない怪我だがなんとか生きているエンリにネムは泣きながら助けを呼んだ。
モモンガは転移門から現れると「心臓掌握《グラスプ・ハート》」を唱え騎士の1人を殺し、逃げようとする騎士2人のうち1人を天之の神速の抜刀により一刀両断し、モモンガの「龍雷《ドラゴン・ライトニング》によってもう1人も即死した。
モモンガは倒れているエンリに近づくと赤いポーションを飲ませた。するとたちまち回復し、少女達が感謝の言葉を言うとモモンガも気を良くし、さらに守りの魔法を唱え、ゴブリンを呼ぶ笛を2つと赤いポーションを渡し終えると黒い鎧のアルベドが
「タブラスマラグディナ様の命令により援軍に来ました」
と転移門から現れた。
「君たちの村を助けてやる。その守りの魔法から出ない限りは安全だしばらくそこにいなさい」
とモモンガが声をかけ、騎士の死体触れデスナイトを召喚し村を襲う騎士たちの処理を命じた。
いきなり村に向かって走って行くデスナイトに驚くモモンガに天之は声をかけた「俺は人間に擬態するアイテムを今持ってないから、モモンガさんとアルベドが支配している魔物と言う設定にしてくれ」
と頼まれた、モモンガはとりあえず嫉妬マスクとローブで骨を隠し村へと向かう。