オーバーロード・至高なる最後とその続き   作:風水 楽

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二十四話ゲヘナ作戦1

ゲヘナ作戦の第1段階の八本指拠点襲撃による最中の屋敷内

 

「デミウルゴス、少しいいか?」

 

天之が妻と共に部屋に入り声をかける

 

「もちろんです、天之禍津神様」

 

膝をつこうとすると手で制止され

 

「妾達夫婦で戦線に出てもよいか?」

 

月詠から出された質問驚きながらもデミウルゴスは答える

 

「何一つ問題ございません。あのような低位の悪魔なら妊娠による弱体化を受けた月詠様の防御を抜けるハズもありませんし、ぶくぶく茶釜様とウルベルト様と共に我々を襲うような事は100%起きないように演技指導したので問題ございません。」

 

自信満々に答えると

 

「強き者が弱き者を助けるのは道理であり、妾達夫婦にはその力がある。」

 

デミウルゴスと天之は若干の驚きがあった。

カルマ値0でありユグドラシル時代には散々追われたのにそれでも助けようと行動をしようとする月詠の姿に、 多分これも妊娠による母性の1部が弱い存在を守ろうとしているのだろうと考えた。

 

「月詠がそういうなら俺は全力を尽くすが、デミウルゴスよ。本当に大丈夫なんだろうな?」

 

殺意のこもった目でデミウルゴスを見ながら聞くと

 

「問題ありません」

 

と冷静に答えた。

 

 

八本指の幹部1人ヒルマの屋敷に手間取ってしまった結果、エントマは青の薔薇の襲撃を受け殺虫魔法により追い詰められてしまった。

 

「私のかわいい娘に何をする」

 

何処からともなく声がすると背中から蜘蛛の脚を持つ人型の異形種がエントマの傍にいた。

 

「大丈夫かい、かわいい娘よ」

 

子を心配する親が声をかけると

 

「お父様ぁ、ごめんなさい」

 

娘が父親に抱きつくその姿に人と何ら差がないと思ってしまった。

 

 

そんな呑気なこと思っている場合ではないと己を鼓舞しつつ

 

「お前ら下がれ、あいつは化け物だ」

 

イビルアイが言葉言葉をかけるが一切応答がないので振り向くと、胸に穴が空き棒立ちした仲間がおり振り向くと

 

「エントマ、これでも食べてあとは家で休んでいなさい。 後はお父さんがなんとかしておくから」

 

と心臓を虫メイドに渡すと巨大な虫が連れ去って行った。

 

 

あれが吸血鬼化した虹のなんとかかな? あれは確か殺さないのがウルベルトの台本だったよなぁ。 でもエントマを殺そうとした奴に手加減するのもなぁ

とか考えていると魔法が飛んで来たが上位魔法無効化により無効化された。

 

殺さない程度に攻撃して血と髪の毛を採取する事に決めた。

 

イビルアイが遊ばれている事に気づいているが、むしろ遊ばれている事に感謝していた。

 

そうでなければ一瞬で死んでいたからである、どのくらい時間が経過したのか分からなかったが、空から2人組の冒険者が現れた。

 

 

源次郎さん何やっているのー!?と内心あせっていると、

 

「少し時間をかけすぎましたか、ご褒美に忠告をしましょう。 この地に悪魔が間もなく現れるので頑張ってくださいね」

 

モモンガに伝えるように言うと

 

「貴様らがこれから呼ぶのだろう」

 

イビルアイの言葉に首を振りながら

 

「残念ながらこの国馬鹿貴族が国家転覆を目論んで呼ぶための儀式をしたのですよ。 もう少し話したいところですが僕も仲間と合流して悪魔の親玉を倒さないとならないので」

 

そういうと転移のクリスタルを砕き移動した。

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