円卓の間
「これよりアインズ・ウール・ゴウンのこれからについて会議を始める」
と演技まじり堂々とモモンガは宣言した。
ギルメンからは好評のようだったが、恥ずかしいので会議中はこんな演技をしないで続けると心に決めた。
会議資料はそれぞれの椅子に司書Jがコピーしたものをプレアデスが準備しており、この部屋にはプレイヤーであるギルメンと月詠しかいない。
まずは天之から妊娠したもの達への保護と配慮に対する意見がなされたが、やはりと言うか女性メンバー達の後押しもあり全会一致で可決した。
次に現地調査と現地住民の強さについてタブラスマラグディナが資料と自身の脳食いの能力から手に入れた情報を元にして意見を言うと、
ぷにっと萌えから安全面についての指摘と万が一ワールドアイテムとの戦闘になった際の警戒が低いと指摘がされる。
ギルメン達の話し合う光景にモモンガは感動に精神抑制が働いたがそれでも嬉しいものは嬉しいと精神抑制を無視して喜びを噛み締めていた。
ベルリバーは妥協点として自身のフル装備を瞬時に装備できる課金アイテム所持することを条件に聖遺物級《レリック》の装備での現地調査する事を意見し、ぷにっと萌えは渋々ながらそれを認めた。
課金アイテムについてはギルメン1の廃課金勢の天之がギルドのためならと無償提供した。
現地調査用の装備をどうするか話し合っている中、「皆さんが引退した後のアップデートでワンドブレイドって魔法職が装備できる剣型の装備があるんですけど、あまのまひとつさん、作って貰っていいですか?」とモモンガが伝えると、
ギルメン達が新しい装備に興味を持ち情報を求めたので、新しく実装された装備などについてそれぞれ説明していく。
ガゼフから貰った地図により法国と帝国それに王国に囲まれている事が判明し、法国にはプレイヤーが関係している可能性がある為後回しにし、王国と帝国から調査をすることに決まり。
並行して武技についてやスクロール素材などの消費アイテムの代用品についての研究、調査が決まりスクロールについてはデミウルゴスとウルベルト、タブラスマラグディナが調査することに決り。
他には商人として音改とソリュシャン、護衛としてヘロヘロを瓶に詰めてペットとして王国側に向かう事に決まり、王国側に行きたい天之は月詠と共に王国に行こうとしたが、ギルメンに止められた。
どうやらガゼフの事を気に入った天之は「武技の調査なら戦闘経験が高くワールドの名をもつ戦士職に2つついた俺以外の適任はいない、武技との戦闘経験もある。何より妻と旅行に行きたい」とそれなりに正当性のある意見と自分の願望を言うと、「ナザリック最強戦士のたっちさんの方が適任だと」ギルメンの否定にたっちさんは自分は外に出ず防衛に専念する事を伝えた。
セバスとウェディング、シャドーデーモンとエイトエッジアサシンを連れて生きさらにもう一体のパートナーNPCを連れて行くので最悪王都を滅亡させて逃げると言い、かなりゴリ押しながら意見通し、万が一の為にリングオブアインズ・ウール・ゴウンの持ち出しもギルメンから認めさせた。
女性メンバーからは妊娠中にストレスを溜めないのは母子共に健康にいいと、それなり共感を得ることが出来たのは、天之からしたらかなり嬉しかった。
冒険者としてモモンガとアルベドが現地調査に向かう商人チームと旅行組の護衛として王国側へ向かうと言うと、これも全会一致て可決した。
ナザリック近くの森林にはブループラネットとフラットフット、死獣天朱雀とアウラとマーレなどが向かうメンバーになった。
帝国へはベルリバーと獣王メコン川とプレアデスのメンバーがそれぞれ付き別々に入国することが決まった。
武技について武神建御雷と弐式炎雷とペロロンチーノとナーベラルガンマとシャルティアが調査隊に選ばれ、残りのメンバーはそれぞれ連絡と防衛サポートに回るとして会議は終わろうというとき、
ウルベルトがこの世界の支配をしようと意見を出すとギルメンは考えた、どうやって否定しようと。
そのためにどれくらいの人数が必要で、どれくらい費用がかかるのかが不明な以上やらないという意見を天之が出し、人員については子孫繁栄と現地住民を支配または種族変更でゆっくり増やし現地通貨を調査と共に集めながら進めて行くという流れになり、会議は終わった。
会議後部屋を出ていくギルメン達とタブラスマラグディナはモモンガを呼び止めた。
「アルベドは元々ビッチ設定でしたが、モモンガさんがナザリックを大事に残してくれた事に感謝を込めて、アルベドはモモンガを好きである、に変更したから仲良くしてあげてくださいね。」
と爆弾発言をしタブラスマラグディナは円卓の間を後にしていく。
モモンガはその場でフリーズし5分ほど精神抑制が働き続けた。
あまのまひとつはは皆の装備を作るゲン担ぎにバフ効果のある食事を料理長に作らせ、それを食べると作業に没頭していく。
チームモモンガは前衛職のアルベドがフルアーマーで身を隠し、後衛職のモモンガは全身ローブと仮面やグローブなどで全身を隠し腰には背中にはグレーターソードのような大きなワンドブレイドを背負う。
商人チームは音改が異業種系商人職スキルを使い人に化け、ヘロヘロを瓶に詰めてソリュシャンは店員のような格好に着替え。
旅行組はドッペルリングで人の姿に化けた天之と、耳と尻尾をアイテムで隠し貴族の旅行者の格好になったメイドのベル達と執事のセバスの大人数で王国に向かった。
ドッペルリング
人に化ける事の出来るドッペルゲンガー系のレアドロップ、人に化けている間にステータスが6割ほどに減るがが指輪を取られたり壊されない限りは人の姿でいられる。指輪を取らないと自身で人化を解けなかったりするが自身の覚えてるスキルはそのまま使用可能である(天之がつけているドッペルリング最上級の神器級のドッペルリングなので他種族にもなれるし、自身のステータスは8割ほど使えたりする。後でばれて怒られますがそれはまた後で)。
月詠の事を妻と天之が言っていますがユグドラシル時代第八階層の桜花聖域で和式の結婚式をギルメンとNPC達全員で上げた、割とグダったがやり直す事はなく、これも思い出として。天之は大切に覚えてる。
ワンドブレイド。
杖の先端は刃をつけて魔法職でも近接戦闘をする為の武器で付ける刃の大きさにおおじて素早さは下がるが、魔法はそのまま使えると優れものでありながら。為過疎ってはいたが、魔法職プレイヤーは好んで使っていた。(モモンガはあまのまひとつさんの作った装備に思い入れがあるので使っていなかったが、実は欲しかった装備でもある)