今日は休日だったから街の外れにあるとある喫茶店に来ている。
この喫茶店のメニューはどれもとても美味しいから休日にはいつも来ている。
最近はバイトの開発に忙しくて来ていなかったが。
「久しぶりだな。最近全然来ないから心配してたんだぜ?ほい、いつもの」
「最近は忙しくてね。まあそれ以上に俺が仕事に没頭しすぎてるってのもあるんだけど。うん!やっぱマスターの淹れるコーヒーは美味いな」
マスターの作るバタスコパイも………うーん美味し。
やっぱり最高だよ。
「研究に没頭するのはいいが程々にな。お前は集中すると数日間は飲まず食わずで研究し続けるんだから。それでお前何回倒れたと思ってるんだ」
「うっ、それは―――
その時、アラートが鳴り響く。
音の発生源は僕のスマホだ。
「何だそのアラートは」
「ごめんごめん」
そう言いながらスマホを確認する。
「ちょっと用事ができた。もう行くよ。はいマスター今日のお代」
「ああ、なんの用事か知らんが体調管理はちゃんとしろよ」
「分かってるって。じゃあ、また今度!」
店を出ると、全力疾走した。
さっきのアラートは怪人が現れたらなるようになっている。
と言っても怪人の出現を感知出来るわけではない。
怪人が現れたらすぐに国から詳細情報が出されて近づかないように注意喚起がされるからな。
それと連動させているだけだ。
テレポートはテレポート先の詳細な座標が無いと無理だから走るしかない。
バイクも免許がないから乗れないし。
免許取っておくべきだったな。
「あれは…」
そうして辿り着いた先にいた怪人はグールだった。
今回の怪人はウィザードの怪人か。
それにしてもここに来るまでに時間がかかってしまった。
本当に移動手段を確保しておかないといけないな。
JSW達は苦戦しているようだな。
無理もない。
あのグール明らかに原作より強い。
おそらくネビュラバグスターのように他の作品の力を組み合わせて強化しているのだろう。
それでもJSWの方が強いが、グールは魔法でしか倒せない。
倒す方法がないから戦い続けていたのか、疲労が見て取れる。
JSWのスーツはかなり疲れるからな。
開発中の強化フォームさえ完成したら問題無く倒せるんだがないものは仕方ない。
とりあえず路地裏に隠れて変身するか。
っとその前に………掲示板のLIVE機能をオンにしておくか。
初戦闘だしな。
これでよし。
じゃあ早速。
「変身」
『Construct Style:Byte Start………』
『Complete!』
『Fight for justice! You are Kamen Rider!』
「さぁ、仮面ライダーバイトのお披露目だ」
テレポートで怪人の近くに行くとちょうどJSWが攻撃によって変身解除されたところだった。
こちらには気づいていないようだな。
「せぃや!」
JSWに止めを刺そうとしたグールに蹴りを喰らわせる。
するとセルメダルが飛び散った。
なるほどセルメダルで強化しているのか。
「あなたは……何者なの…?」
「俺はバイト、仮面ライダーバイトだ。さぁ!ラーニングしてやるぜ!」
名乗り終えてすぐにグールを攻撃する。
「はぁ!せい!」
初戦闘だし今まで何か習ってたわけでもないから一年間戦い続けてきたJSW達からしたら拙い戦い方だろうがバイトのラーニング能力で成長するのはバイトの能力だけじゃなく生身の力や技術にも適応されるからな、すぐに改善されるだろう。
このまま戦い続けても魔力がないから意味がない。
けど必殺技なら龍力を纏うからグールやファントムも倒せるのだ。
「これで終わりだ!」
怪人周辺の上空にテレポートし、マシンドライバー上部のボタンの一つを押す。
『Special Attack!』
『必殺!龍!削除!ドラゴデリートキック!』
「はぁ!」
ドラゴンデリートキックを喰らいグールがセルメダルをばら撒きながら爆散する。
一応セルメダルも回収しておくか。
何かの役に立つだろうし。
「あっあの!助けてくれてありがとうございます!」
「お陰で助かりました!」
メダルを回収していると後ろから話しかけられた。
「ああ、全然いいよ。データも集まったし」
これが一番の成果だ。
データを収集できたからスペックも戦闘技術も成長してるし、今はまだデータが足りないがそのうち新しいインストーラーを完成させことだってできる。
「お礼をしたいので私達ジャスティサイドウォーリアーの本部に来てくれませんか?」
「あー、悪いけど行けないかな。じゃあそろそろ帰るから」
正体がバレる訳にはいかないからな。
そこで働いてるし。
色々聞かれる前にテレポートで逃げるか。
「ちょっと待って!」
「あっ!行っちゃった………」
「仮面ライダーバイト……かぁ」