ハイスクールD×D ~闇皇の蝙蝠~   作: サドマヨ2世

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渉側に新キャラ登場します


渉と祐希那と3人の魔族

翌日、兵藤家の地下1階の大広間にグレモリー眷属+イリナ、アザゼル、バラキエル、シトリー眷属――――そしてヴァーリチームと言う異様な面々が集まった

 

リアスはヴァーリ達の同席に反対していたのだが、サーゼクスの意見を聞いて渋々承諾

 

オーディンとロスヴァイセは別室で本国と連絡を取り合っている

 

早速皆はロキ対策について話し合いを始めた

 

「単刀直入に訊くぞヴァーリ。俺達と協力するのは何故だ?」

 

新は皆が思っていた1番の疑問をヴァーリにぶつけ、それに対してヴァーリは淡々と答える

 

「ロキとフェンリルと戦ってみたいだけだ。美猴(びこう)達も了承済みだ。この理由では不服か?」

 

それを聞いたアザゼルは怪訝そうに眉を寄せる

 

「まあ、不服だな。だが、戦力として欲しいのは確かだ。今は英雄派のテロの影響で各勢力ともこちらに戦力を割けない状況だ。英雄派の行動とお前の行動が繋がっているって見方もあるが……お前の性格上、英雄派と行動を共にする訳ないか」

 

「ああ、彼らとは基本的にお互い干渉しない事になっている。俺はそちらと組まなくてもロキとフェンリルと戦うつもりだ。組まない場合は、そちらを巻き込んででも戦闘に介入する」

 

要約すると組むなら共闘、組まないなら新逹ごとロキを攻撃すると言う意味だ

 

「……まあ、ヴァーリに関しては一旦置いておく。さて、話はロキ対策に移行する。ロキとフェンリルの対策をとある者に訊く予定だ」

 

「ロキとフェンリルの対策を訊く?」

 

「そう、あいつらに詳しいのがいてな。そいつにご教授してもらうのさ」

 

「そいつは誰なんだ?」

 

新が挙手して訊く

 

「五大龍王の1匹、『終末の大龍(スリーピング・ドラゴン)』ミドガルズオルムだ」

 

「まあ順当だが、ミドガルズオルムは俺達の声に応えるだろうか?」

 

「二天龍、龍王――――ファーブニルの力、ヴリトラの力、タンニーンの力で龍門(ドラゴン・ゲート)を開く。そこからミドガルズオルムの意識だけを呼び寄せるんだよ。本来は北欧の深海で眠りについているからな」

 

「もしかして、お、俺もですか……?正直、怪物だらけで気が引けるんですけど……」

 

匙も一応、五大龍王の一角ヴリトラの魂が宿る神器(セイクリッド・ギア)を所有している

 

「まあ、要素の1つとして来てもらうだけだ。大方の事は俺達や二天龍に任せろ。とりあえず、タンニーンと連絡が付くまで待っていてくれ。俺はシェムハザと対策について話してくる。お前らはそれまで待機。バラキエル、付いてきてくれ」

 

「了解した」

 

そう言ってアザゼルとバラキエルは大広間から出ていき、残されたのはオカルト研究部と生徒会、ヴァーリチームとなった

 

赤龍帝(せきりゅうてい)!」

 

「な、なんだよ」

 

「この下にある屋内プールに入って良いかい?」

 

軽い質問に一誠は返す言葉が見つからず、新は少しばかり吹く

 

その後はリアスが『スイッチ姫』と言う呼び名に対して美猴(びこう)を叩いて一悶着が起こったりする

 

新はそこから視線を外し、もう一組のやり取りに目を向けた

 

「…………」

 

「……にゃん♪」

 

小猫が警戒しながら姉の黒歌(くろか)を睨み、黒歌は妖艶に笑みを浮かべていた

 

小猫の後ろにはギャスパーがブルブル震えて隠れている

 

新は近づいて両者の間に入った

 

「おい、黒歌(くろか)。まだ小猫を無理矢理連れて行こうとする気か?そうはさせねぇけど」

 

新が黒歌(くろか)に睨みを利かせて言うと黒歌(くろか)は一瞬キョトンとして、すぐに悪戯な笑顔でジロジロ見る

 

「へー。最初に会った時よりお顔が凛々しくなっている様な気がするにゃん。女の子を知っているのに、そんな風に変わっちゃうのかにゃん?」

 

「あれから覚醒した力は3つに増えたからな。もし小猫に何かしようなら――――――」

 

ペロッ

 

話を遮る様に黒歌(くろか)は新の頬を舐めた

 

新は不意の出来事に思わず驚いてしまう

 

「う〜ん♪大人の味にゃん。リューくんがかっこよくなってくれて私は嬉しいにゃん♪」

 

「こんの……いきなり舐めやがって、どういうつもりだ?ってか、リューくんって何だよ?」

 

闇皇(やみおう)の蝙蝠って呼びにくいの。竜崎新だからリューくん♪どうかにゃ?良い呼び名でしょ?」

 

新は好きにしてくれやと言って頭を掻く

 

ジャンヌも同じ様な理由でそんな感じの呼び名をつけていやがったなと思い出した

 

「ねねね、リューくん。私と子供作ってみない?」

 

「…………マタセンノウワジュツヲカケルツモリカ?」

 

片言モードと化してしまった新に構わず、黒歌(くろか)は続ける

 

「私ね、もうリューくんにメロメロなの。裸にされておっぱいを揉まれた日から、リューくんの事しか考えられなくなっちゃったにゃん。それにリューくんは『闇皇(やみおう)の鎧』を持っているし、きっと強い子供が出来るにゃん♪だから、私とエッチしないかにゃ?」

 

「……一応訊いておくが、何か裏がある訳じゃ無いんだな?」

 

「むぅ、失礼な事を言うのね。じゃあお買い得サービス、妊娠するまでの関係で良いからどうかにゃ?」

 

「よし買ったゴブァッ!こ、小猫……背骨はマジでやめろ……!」

 

新が誘惑に負けた瞬間、小猫が新の背骨に拳を打ち込んで止める

 

「……姉さまに新先輩の……ごにょごにょ……は渡しません」

 

新は小猫が何を言ったのか聞き取れなかった(背骨の痛みが原因で……)

 

黒歌(くろか)はにんまり笑って2人に手を振り、ヴァーリのところへ行った

 

新はある事をするために、少し部屋を離れようとする

 

部屋の片隅では朱乃が終始ため息をついていたが、今の新にはどうする事も出来ず、無念に思いながら部屋を出た

 

 

―――――――――

 

 

『はい、もしもし。あ、新さん。お久しぶりです』

 

「いきなりすまねぇな、(わたる)。実は折り入って頼みがあるんだ」

 

新が電話している相手は、以前村上京司(むらかみきょうじ)との戦いで会った八代渉(やしろわたる)

 

闇皇(やみおう)の鎧』と対を成す『光帝(こうてい)の鎧』を宿した闇人(やみびと)と人間の混血児である

 

新はロキとフェンリルとの戦いについて渉に説明した

 

『そうなんですか……北欧の悪神(あくしん)ロキがそんな事を……分かりました。微力ながら、僕達もお手伝い致します』

 

「本当か!?ありがてぇ。やっぱ頼んでみるもんだな」

 

『恐縮です。あ、1つだけ訊きますよ?今新さん逹は何処にいますか?』

 

「何処に?一誠ん家の地下1階の大広間だけど、それがどうかしたのか?」

 

『一誠さんの家の地下1階、大広間ですね?明日もそこで会議とかしますか?』

 

「するんじゃね?つーか、なんでそんな事を訊く必要があるんだ?」

 

『分かりました。では、また明日お(うかが)いします』

 

その言葉を最後に渉からの通信が途絶える

 

新は「なんか話を聞かない奴だな」と嘆息した

 

 

―――――――――

 

 

翌日の朝、朝食を済ませた新逹は再び地下の大広間に集合していた

 

シトリー眷属もグレモリー眷属も本日は学校を休まないといけない

 

「オーディンの爺さんからのプレゼントだとよ。――――ミョルニルのレプリカだ。ったく、クソジジイ、マジでこれを隠してやがった。しかしミドガルズオルムの野郎、よくこんな細かい事まで知ってたな」

 

アザゼルが不機嫌極まりない様子で呟きながら現れた

 

アザゼル、タンニーン、一誠、ヴァーリ、匙は昨日ミドガルズオルムと言う五大龍王の1匹からロキとフェンリルの対策情報を聞きに行っていた

 

ミドガルズオルムは元来、ロキが作り出したドラゴンで強大な力を持っているが、巨体と怠け癖から使い道が見出だせず、普段は海で眠るように促されているらしい

 

ミドガルズオルム曰く、ダディことロキは雷神トールの持つミョルニルを撃てばなんとかなり、ワンワンことフェンリルは魔法の鎖グレイプニルで捕らえられるらしい

 

更にそれを強化するダークエルフの住む場所も教えてくれた

 

新はアザゼルから簡潔な説明を受け、ミョルニルとやらのレプリカを指でつつく

 

「これが伝説の武器のレプリカかぁ?なんか日用大工で使うハンマーにしか見えねぇんだが……」

 

「ミョルニルは北欧の雷神トールが持つ伝説の武器だ。こいつはそのレプリカ、こんな見てくれでも神の雷が宿っているのさ」

 

「はい、オーディンさまはこのミョルニルのレプリカを竜崎新さんにお貸しするそうです。どうぞ」

 

新は「俺?」と自分を指差し、ロスヴァイセからミョルニルのレプリカを受け取る

 

「んで、これどうすりゃ良いんだ?」

 

「オーラを流してみてください」

 

ロスヴァイセに言われて、新は魔力をミョルニルに流していく

 

すると、ハンマー頭の部分がどんどん大きくなっていく

 

両手で振り回すのに最適なサイズになったが―――――

 

「重っ!これ重っ!」

 

「レプリカって言ってもかなり本物に近い力を持っている。本来神にしか使えないんだが、バラキエルの協力でこいつの仕様を悪魔でも扱えるよう一時的に変更した。無闇に振り回すなよ?高エネルギーの雷でこの辺一帯が消え去るぞ」

 

「マジっスか!うわー、怖い!」

 

一誠はアザゼルの言葉を聞いて戦慄する

 

すると、新のスマホから着信音が発生し、ハンマーを置いてから手に取ると、昨日電話した八代渉からの着信があった

 

「もしもし」

 

『あ、新さん。おはようございます』

 

「おー、渉か」

 

『どうも。今から参りますので、少し待っててください』

 

「今からって、どうやってここに来る―――――」

 

ブゥゥゥゥゥンッ

 

話してる途中で空間がブレ、龍の紋様が描かれた扉が新逹の眼前に現れる

 

扉が開かれると、携帯電話を持った八代渉他、純白の髪を持つ渉の仲間、高峰祐希那(たかみねゆきな)と見知らぬ女性が3人ヒョコッと出てきた

 

「こうやって来ました」

 

「どうやって来たんだ!?」

 

その場にいる誰もが驚き、アザゼルは怪訝そうな目で渉逹を見た

 

「新、こいつら知り合いか?」

 

「あぁ、俺の『闇皇(やみおう)の鎧』と対を成す『光帝(こうてい)の鎧』を宿した八代渉(やしろわたる)闇人(やみびと)と人間のハーフで俺達の仲間だ。にしても、後ろにいる女逹は誰だ?俺好みの女ばっかりじゃん」

 

渉の後ろにいるのは藍色のストレートヘアーに金色の瞳、更に頭部に犬みたいな耳を生やした女性

 

翡翠色のサイドテールに藍色の瞳を持つお姫様

 

紫色のショートヘアーで軍服を着た小柄な女の子がいた

 

しかも、3人とも――――胸が大きかった

 

「おおっ!おっぱいデカいギャブァッ!」

 

一誠が欲望に逆らわず本音を吐こうとした瞬間、祐希那の鉄拳制裁が下され侮蔑の視線を向けられる

 

「エロい目をするな!この変態ゴキブリ!」

 

「渉の言ってた通りね。来て早々エロい目で見られたわ」

 

「まったく、(わらわ)を不潔な目で見ようなど万死に値するのだ!この汚らわしい愚民風情が!」

 

小生(しょうせい)は幻滅したであります。特に赤龍帝(せきりゅうてい)の力を宿す者にはガッカリであります。龍の力を宿す者はいつでも雄々しさがありましたが、その男からは全く感じられないであります」

 

一誠は殴られた上、ボロクソに罵られて床に突っ伏しながら泣いた

 

渉は4人を落ち着かせる

 

「落ち着いてよ、祐希那、フェリス、アリス、ロコ。一誠さんは確かにスケベでホモだけれども――――」

 

「だから俺はホモじゃねぇぇぇぇぇぇぇっ!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」

 

渉に追い討ちをかけられた一誠は床を叩きまくって泣く

 

話が進まないので新が訊く事に

 

「渉、まず紹介してくれ。その女逹は誰だ?」

 

「僕の仲間で、彼女逹は特異な魔族(まぞく)の生き残りなんだ。『人狼(じんろう)族』のフェリスに『人魚(にんぎょ)族』のアクエリアス、そして『鉄人(てつじん)族』のロコ。ほら、皆も自己紹介して」

 

渉に言われて、まず藍色ストレートヘアーの女性が言う

 

「『人狼族』の生き残り、フェリスよ。よろしく」

 

次に翡翠色サイドテールのお姫様が胸に手を当てて言う

 

「妾は『人魚族』の生き残り、名をアクエリアス。渉からはアリスと呼ばれておるのだ。精々妾を敬うが良い」

 

最後に紫色のショートヘアー娘が敬礼しながら話す

 

「小生は『鉄人族』のロコであります。本日は作戦会議に参加したく参上しましたであります」

 

「一応私も言っておくわ。高峰祐希那(たかみねゆきな)よ。よろしくね」

 

全員の自己紹介が終わり、新は渉に素朴な疑問をぶつけた

 

「渉、そのドアはいったい何だ?どうやってここに来たのか教えてくれや」

 

「そうですね。簡単に説明しますと、僕達は飛竜(ひりゅう)ワイバーンの扉を使ってここに来ました」

 

『ワイバーン?』

 

聞き慣れない単語に首を傾げた面々をよそに、渉は説明を続ける

 

「ワイバーンは『初代キング』が昔に使っていた魔物の1匹で、闇人(やみびと)が作った人工的な飛竜なんです。『初代キング』が封印された事で機能停止していたのですが、今は僕達の住居兼移動手段となっています。更にこのワイバーンの部屋には擬態や空間魔術が施されていて、普段は別の建物に化けたり、自分達が行きたい場所を告げる事で空間を繋いで自由に行き来出来るのです。昨日、新さんから場所を聞いたのはワイバーンの扉をここに繋げるためだったんですよ」

 

「か〜、便利な魔物だこと。どこ◯もドア付きか」

 

新は質問を続けようとするが、アザゼルが割り込んできた

 

「渉と言ったか?お前さん、新と同じ様に『光帝(こうてい)の鎧』を宿してるそうだな。チョイと見せてくれねぇか?」

 

「ええ、良いですよ」

 

「ちょっと渉!何でもかんでもホイホイ言う事を聞かないで!」

 

「祐希那、新さん逹は僕達の仲間みたいなものなんだよ?ただ名前を言うだけじゃ戦力になるかどうか分かってもらえないじゃないか。それに、僕達の力を見せる事も必要だと思うよ」

 

「は〜、渉ってホントお人好しよね」

 

「まぁ、そこが渉の良いところでもあるのだが……」

 

「小生もそう思うであります」

 

祐希那、フェリス、アリス、ロコの4人が苦笑する

 

渉は早速、『光帝(こうてい)の鎧』を身に纏って赤い眼光を輝かせる光帝(こうてい)の蝙蝠となった

 

「へぇ〜、これが闇皇(やみおう)の蝙蝠と対を成す『光帝(こうてい)の鎧』か。初めて見たよ。いつか戦ってみたいものだ」

 

ヴァーリが興味津々に見ながら楽しげに言う

 

渉は恐縮ですと頭を掻き、祐希那逹の方を向く

 

「せっかくだからフェリス達の力も見せてあげようよ」

 

「ん〜、渉がそう言うなら。よっ」

 

フェリスの体が青い光を放ちながら一振りの剣へと姿が変わり、その光景を見た全員が驚きを隠せなかった

 

「あれ?その剣、この前見た魔剣じゃねぇか!今の女が剣の正体か!?」

 

「うん。魔狼剣(まろうけん)フェンリオスはフェリスでもある。人狼族は主となる者と契約を交わす事で、その人の武器に姿を変えられる珍しい魔族なんだ。アリスとロコも同じだよ?2人とも頼めるかな?」

 

「うむ、渉がそう言うなら良いぞ」

 

「小生も賛成であります」

 

アリスが緑色に、ロコが紫色に輝きながら武器に姿を変える

 

渉は鎧の口でフェンリオスを咥え、2丁拳銃に姿を変えたアリスと巨大な拳を(かたど)ったハンマーに変わったロコを持つ

 

魔海銃(まかいじゅう)アリエスと魔鉄槌(まてっつい)ロンド。以上が僕の主力武器だよ」

 

「へー、スゲーな。で、契約って何をしたんだ?」

 

ドキッ!

 

契約と言う単語を聞いた祐希那、元の姿に戻ったフェリス、アリス、ロコは気まずそうに目線を逸らした

 

「ん?どうした?なんで黙ってんだ?」

 

「えっと確か……契約と言うのはお互いの体を―――――」

 

『わぁぁぁぁぁぁぁっ!』

 

渉は何か言おうとしたが、慌てた4人の女性に口を塞がれた

 

新はその様子を見てまさかと思い……核心を突いてみた

 

「もしかして……セッ◯スか?」

 

「デカい声で言うなーッ!」

 

答えを隠蔽するかの様に祐希那が叫び、残った3人が顔を赤く染める

 

どうやら新の予想は的中したようだ……

 

「バ、バカな……!また俺より先に童貞ををををををををををををを……!」

 

「そそそそそそ、そんななななななな……!おおおおおおお俺なんか、乳房すら見た事が無いのにににににににににに……!」

 

「やべぇ!一誠と匙が現実を受け切れずに壊れかけている!」

 

一誠と匙は全身を痙攣させて後頭部から床に倒れた




今回出てきた3人の女の子もにじふぁん時代にファンの人から送られてきたキャラで、それぞれ仮面ライダーキバの使用する武器がモデルとなっております
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