「うぁ〜………頭痛ぇ〜………。まさか冷蔵庫にあったボトルが全部無くなるとは………」
新は自分を過信して酒を飲み過ぎたと後悔していた
「しっかし、こいつらはスヤスヤ眠ってやがる。堕天使だから酒に強いのか?」
左にはレイナーレ、右にはカラワーナが裸で眠る姿があった
気持ち良さそうに寝ている顔に、新は思わず見とれてしまう
「やっぱ良い女だよな〜。スタイルは申し分ねぇし、感度も良かった。乳首だってこんなに」
新は寝ているレイナーレの桃色突起物を指先で押す
「ぁんっ」
官能的な声をあげるが、起きる気配はない
新は更に弄りたくなった
「良い反応。こっちはどうだ?」
今度はカラワーナの乳首を指先でプッシュ
「ぅぅんっ」
大人の雰囲気とは掛け離れた可愛らしい声を漏らすカラワーナ
新はこのまま乳房を揉みしだいてセッ◯スに移行しようかと思ったが、二日酔いしてるから止めておく事に
まずは酔いを覚ます為、頭痛薬を飲んでから朝風呂に入る事にした
洗濯かごに服を入れようとしたら、中にゴスロリ服が入っていた
扉越しから聞こえるシャワーの音
しかも先程、ミッテルトの姿を見ていなかった
つまり―――――――
「ミッテルト。いないと思ったら風呂入ってたのか」
「えっ?アラタ〜?なになに?朝から覗き〜?いや〜んエッチぃ〜♪どんだけ性欲強いの〜?」
「二日酔いを覚ましに来ただけだ」
「なら入って来れる〜?別にうちはどっちでも良いけど、今裸だからぁ。入るならちゃんと責任取ってね〜♪」
挑発気味の誘いに新は考えた
こういう誘いをしてくる女は、大抵下着で待ち構えてバカにするだろうと
新は裏をかいて敢えて風呂に入る事に、そしてミッテルトが下着で待ち構えていたら、逆にバカにし返して脱がす
そう考えながら扉を開けると………
「ふっ、ほれ見ろ。やっぱ裸で待ち構えて――――――――アルェ?」
予想が大幅に外れた
ミッテルトは本当に裸だった
「いや〜ん♪新のドスケベ〜。そんなに口を開けて、うちの裸がショック〜?」
「バカな……!この俺が読み違えただと……!?」
女性の事に関して絶対の自信を持っていただけに、新はショックで額を押さえる
「まさか本当に裸だったなんて思わなかったって顔してる〜。良いザマね〜♪」
「くそっ……!二重の意味で恥ずい……!」
「アハッ。うちの勝ちぃ?じゃあ罰として、うちの背中を流せ〜♪」
放心寸前の新は何も考えられず、ミッテルトの背中を流す事になった
ゴシ……ゴシ……ゴシ……ゴシ……ゴシ……ゴシ……
マーライオンみたいに口を開けながら上を向いて、ミッテルトの背中を流す様は何とも間抜けだった
ミッテルトは軽く新の頬を叩く
「はっ!俺は何を!?」
「ちょっと、いつまで惚けてんの?真面目にやってよね〜。それとも、もう一回さっきの顔になる?アレは大爆笑モンだから、うちとしてはもう一回見たい〜♪アハハハハッ!」
追い討ちを掛けるミッテルトにムカついたので、新は背後に回って乳房を揉む
「きゃんっ!あ、アラタ………?もしかして怒っちゃった?」
「あぁ怒ったとも。傷心の俺をいたぶった代償は高ぇぞ?」
「や、やだなぁ〜………ちょっとからかっただけ―――――ぁんっ。はぁっ、からかっただけだからぁ………だから―――――んんっ!つ、爪を乳首に這わせないでぇぇぇぇぇ………!え?あっ!だ、ダメ!また強く摘まんだら次は―――――――はひぃいいいいいんっ!」
新の手技にミッテルトの身体は痙攣を起こしてタイルに倒れる
「あひっ……はぁ……はぁ……もう、エッチぃ……」
「調子に乗って煽るからだ。自業自得」
新はミッテルトをお姫様だっこして湯船に浸かる
「……ふぇ?今、うち無防備過ぎるんだけど……?」
「何だ?犯して欲しいのか?」
「普通の男なら……無理矢理犯してくるのに……アラタはしないの……?」
「お前がシて欲しいなら遠慮なくさせてもらうが?無論ゴム付きで」
新は今まで何人もの女性を誘ってセッ◯スしてきたが、彼なりのルールがある
その1……良い女である事
その2……理由も無しに性交をしない
その3……ちゃんと避妊具を付ける
その4……本気で嫌がられたり、精神が崩壊しそうな場合は寸前で撤退する(かなり重要)
これ等の条項に気を付けた上で、新は現在までセッ◯スをしてきたのだ
「無理矢理は俺の主義に反する。相手を説得してからちゃんとセッ◯スしてんだ」
「この前、レイナーレ様やうちらの乳首を弄りまくったくせに……卑怯者」
「それ自体は性交じゃないから良いんだよ」
新の主義は強姦ではなく和姦
端から見ればかなりの自己中だが、彼はこのルールを守り通している
「アラタって、何か他の奴らと違うね。悪魔だから無理矢理犯してくると思ってた」
「無理矢理なんてお互い気持ち良くないだろ?合意の上でのセッ◯スの方が俺は良い」
新は湯船から上がり、頭を洗う
ミッテルトは新の背中を見つめる
「アラタって変なところで紳士だね」
「俺は紳士って柄じゃないんだが」
―――――――――
駒王学園旧校舎の中にあるオカルト研究部の部室
風呂から上がった後、朱乃からの電話を貰い、大事な話があるとここに来るよう言われた
「自宅の電話番号どころか、住所も知らせてない筈なのに何故知っている?」と疑問をぶつけたところで電話を切られてしまったから、新は旧校舎の部室に行くしかなかった
「ここがオカルト研究部か……すんませ〜ん。誰かいる〜?」
新は恐る恐る扉を開けて中に入る
部室の奥のシャワーカーテンが開き、バスタオル一枚姿のリアスと朱乃が出てくる
「いらっしゃい新。ちょっとシャワーを浴びてたの。ごめんなさいね」
「いやいや、朝っぱらからの眼福サンキュー。だが俺としては、やはり全裸が望ましいな」
「あらあら。これからお話をするのに裸になって欲しいだなんて、新さんはエッチですわね」
「イッセーもそうだけど、あなたはイッセー以上に性欲が強いわ」
「人間の三大欲求は食欲、睡眠欲、そして性欲だ。人間の本能に従っちゃダメなのか?」
「あなたはもう悪魔よ?」
「あ、そうでした……」
リアスと朱乃がソファーに腰掛け、新も最後に座る
「んで、大事な話って何なんだ?」
「えぇ。あなたは昨夜、私の眷属になった。それは勿論分かってるわよね?」
「ちゃんと覚えてるけど?」
「――――――明日からあなたはアーシアと共に、この学園に通ってもらう事になったわ。オカルト研究部にも入部済みよ」
は…………?新から出たのはその一言だけだった
意味が分からない新は固まるしかなかった
「このオカルト研究部、実は私達悪魔の集まりなの。もちろんイッセーも入部してもらったわ。眷属になったのに、あなただけメンバーじゃないのは不自然でしょ?」
「良かったですわね。明日からこの学園に通えますよ?」
笑顔で話すリアスと朱乃だが、新は絶対に嫌だと言わんばかりに立ち上がった
「そんなの勝手に決めるな!学校に通うだと!?冗談じゃねぇ!俺は悪魔になってもバウンティハンターなんだ!学校なんかに通ってたら稼ぎが減っちまうだろ!」
「もう決まった事だから」
「決まった事だから、じゃねぇだろ!俺はそんなの絶対に」
「この話を受けてくれるなら――――――触らせてあげても良いわよ?」
新の心が揺らいだ
「私も触らせてあげますわ」
新の心が更に揺らいだ
その結果………
「ショウガネェナ〜。貴重な体験ダカラ、悪クナイカ〜」
裏声で駒王学園に転校&オカルト研究部入部を承諾した
「ありがとう。じゃあ約束通り」
リアスと朱乃の手が新の手を掴み―――――――そのまま静止
ただ静止するのみ
「………何コレ?」
「何って、触らせてあげてるの。手も体の一部でしょ?」
「はい。新さんの手、思った以上に柔らかいんですね」
嵌められた!新は見事な罠に引っ掛かってしまった
ドスッと座り込む新は、しばらくしてから『
「そういえばさ、チェスの駒と同じだけ『
新の質問にリアスは首を横に振った
「いえ、私の『
「俺と一誠だけ?どういう事だ?」
「人間を悪魔へ転生させる時、『
「マジか!?つーかイッセーが『
童貞に負けた――――――新にとっては、これ以上ない屈辱だった
「一誠より価値が下………一誠より価値が下………童貞に負けた………童貞に負けた………」
打ちのめされた新は、壊れたラジオみたいに何度も繰り返し言う
「相当ショックみたいですわね」
「仕方無いわ。イッセーは至高の
「な、なるほど…………」
「そんな訳で、改めてよろしく。新」
「よろしくお願いしますね?新さん」
「あ、あぁ………よろしく」
新は苦笑しながら握手を交わす
明日から、新の学園生活が始まる事になった
第1章終わりです。次話から第2章になります