カミナのヒーローアカデミア   作:ファルコン太郎

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はい、どーも

続きですます


敵が出たなら倒すまでよ

 

HR

 

「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイトともう一人で見ることになった」

 

相澤の含みのある言い方にカミナは反応する

 

(なった、か。やっぱ校門が粉砕されたやつの件だよな)

 

 

敵の挑発の可能性が高いからだ

 

 

「はーい何するんですかー?」

 

「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練だ」

 

 

(レスキュー訓練か、土砂災害だったりするならドリルが活躍するな。いや、シモンなら倒壊した建物でもドリルで穴を掘れそうだ)

 

カミナが弟分の活躍する姿を想像して思わず笑顔になる

 

 

 

因みにカミナは例の夢のせいでシモン達について考えることが多かったが、

 

(少しは気になるが、俺が信じるあいつらならきっと大丈夫だろ)

 

と考えるようにしていた

 

 

 

「今回のコスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を制限するものもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。 以上、準備開始」

 

相澤の話が終わり、各自が準備を始める

 

 

カミナはコスチュームのケースとマトイのケースを取り出す

 

(さっそくマトイが活躍しそうだな!)

 

 

そして最後に例の警戒色のケースも手に取る

 

カミナはルチアが有無を言わさず約束させたのを思い出す

 

(ルチアはこいつが何なのかも使い方すらも俺に教えなかった。それだけヤバいもんなのか・・・)

 

 

カミナはケースのロックに手を伸ばす

 

(もしこいつの出番が来たとしても、使いこなさなきゃ意味がねぇ・・・だが)

 

ロックに指先が触れそうな距離で手が止まる 

 

 

(俺を誰だと思ってやがる。約束は破らないし、もう絶対に死なないのが俺だろうが!)

 

カミナは決意を新たにケースを手に更衣室へと向かう

 

 

ーー

 

全員が着替えを済ませバスへと乗り込む

 

バスの中では互いの個性の話で盛り上がる

 

 

「あなたの個性、オールマイトに似てる」

「そ、そうかな〜僕は、その〜」

 

蛙吹の発言にカミナはあからさまに嫌な顔をする。隣の切島はその顔を見て苦笑いをしながら、

 

「ま、まあ増強系のシンプルな個性は良いな。派手で出来ることが多い」

 

切島は自身の右腕を硬化させる

 

「俺の硬化は対人は強いけど、いかんせん地味なんだよなぁ」

「俺はその硬さに助けられたけどな」

「まぁな! また必要になったら役に立つぜ!」

 

「しっかしヒーローって人気商売みたいな所あるからな。派手な方が人気も出るぜ」

「派手で強えっつったら爆豪と轟だよな」

「・・・ケッ」

「爆豪ちゃんはキレてる事が多いから少し人気が出なさそう」

「んだとコラ・・・出すわ!」

「あ、ちょっとだけ堪えた」

 

 

「強えぇといえば・・・」

上鳴がカミナの方を向く

 

「そういや神野、お前の個性って結局何なんだ?」

「エネルギー系じゃねーの? 何か吹き飛ばしたりしてたし」

 

カミナはドヤ顔で答える

「それもあるが、1番はやっぱドリルだな!」

 

「え・・・神野はドリルを作れるのか?」

「・・・ん?」

 

クラスメイト達が不思議がる

 

「え、ドリル?」

「神野が・・・ドリル?」

「私も聞いた事はあるけど見たことは無いわ」

 

 

「・・・嘘だろ」

カミナは自分の魂が認知されてないことに軽くショックを受ける

 

 

「カミナ、そういやお前入試以来ドリル出して無いだろ」

切島が言う

 

 

切島は巨大ロボを倒す際にカミナのドリルは見ていたが、クラスメイト達はまだ見た事がなかったのだ

 

カミナは席を立ち仁王立ちになる

 

 

「だったら見せてやる! この俺の魂を!」

 

カミナは右手を上に伸ばし、螺旋力を集めドリルを作り出す

 

 

「「「「「おお〜‼︎」」」」」

 

クラス中から驚きの声が上がるが、その瞬間ドリルが掻き消される

 

「え・・・・あ」

 

驚いたカミナが視線を下すと髪が逆立っている相澤と目が合う

 

 

「お前ら・・・はしゃぎすぎだ。いい加減にしとけよ」

 

『ハイッ、スミマセン!』

 

 

 

ーー

バス到着

 

 

「USJかよ!」

 

クラスメイトが驚く

 

 

「あらゆる事故や災害を想定して僕が作った演習場・・・その名もUSJ(嘘の 災害や 事故ルーム)!」

 

そこで待っていたヒーロー13号は自信満々に答える

 

 

「遊園地ってこんな感じかぁ〜」

「カミナ、少し違うぞ」

 

カミナの呟きに障子が答える

 

 

「スペースヒーロー13号だ!」

「私好きなの13号!」

 

緑谷と麗日のテンションが上がる

 

 

「おい、1号から12号はどうした?」

「違うカミナ、そうじゃない」

「ヒーロー名はそういうもんなんだよ」

 

今度は切島も混ざり止める

 

 

「えー始める前にお小言を1つ2つ・・・3つ・・・4つ」

 

(((増える)))

 

 

「皆さんをご存知の通り、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」

 

「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!」

 

「ええ、しかし簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう」

 

 

カミナはそれを聞いた時自然と手が胸のコアドリルと腰の左に付けている例のケースに触れる

 

 

(そういやそうじゃねぇか。俺の『グレン』だってもとは敵の乗ってたガンメンじゃねぇか。守るためや戦うために使い過ぎて、危険である事を忘れかけてたぜ・・・!)

 

 

 

「この授業では心機一転、人命のために個性をどう活用するかを学びましょう。私たちの力は人を傷つける為にあるのでは無い、救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」

 

(カッコいいぜ13号、いや13号先生!)

 

カミナは拍手をしながら、13号を相澤と同じく尊敬する人に加えた

 

 

「そんじゃあまずは・・・」

 

相澤が切り出そうとした瞬間だった

 

 

噴水の近くに黒いモヤが発生する

 

そこから顔に手を張り付けた男が現れた

 

 

 

「ひとかたまりなって動くな!」

 

相澤が叫ぶ

 

「13号! 生徒を守れ!」

 

 

カミナは現れた男達を見た瞬間、即座に叫ぶ

 

 

「全員警戒! 敵だ‼︎」

『‼︎』

 

 

「相澤先生!」

「ああ! 神野の言う通りだ!」

 

 

 

「13号にイレイザーヘッドですか。先日頂いた教師用のカリキュラムではここにオールマイトがいるはずなんですが・・・」

 

黒いモヤが喋り出す

 

「やはりあれはクソ共のしわざだったか」

 

 

すると手だらけの男が話す

 

「どこだよ、せっかくこんなに大衆を引き連れて来たのにさ。オールマイト、平和の象徴・・・いないなんてなぁ」

 

その邪悪な目がこちらを見る

 

 

「子供を殺せば来るのかな?」

 

 

それは途方も無い悪意だった

 

 

 

「敵って・・・バカだろ! ヒーローの学校に乗り込むなんてアホすぎる!」

 

誰かが叫ぶ

 

「ショージ! 学校への連絡を!」

「してるが繋がらん!」

「13号先生! 侵入者用センサーは!」

「もちろんありますが・・・」

 

「現れたのがここだけか、学校全体なのかは分からんが、センサーが使えないなら向こうににそれを出来ないようにする個性を持った奴がいるってことだ」

 

 

校舎から離れた隔離空間と生徒が入る時間帯の把握、これは用意周到に画策された奇襲だったのだ

 

 

相澤は13号に避難を任せる指示を出すと1人で戦おうとする

 

カミナはそれを止める

 

「相澤先生! 俺も一緒に!」

「駄目だ! お前の戦闘力はクラスメイトを守る為に使え! これは命令だ!」

 

そう言うと相澤は飛び出す

 

「13号! 頼んだぞ!」

 

飛び込んだ先でイレイザーヘッドは多対一の戦闘で圧倒的な強さを見せつける

 

 

それを見届けて、カミナは悔しそうにしながら出入り口に向かって最後尾を走る

 

「逃しませんよ」

 

 

突如黒いモヤが目の前に現れる

 

 

「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら今回雄英語 高校にお邪魔したのは、平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして。本来ならオールマイトがこの場にいるはずなのですが、変更があったのでしょうか? まぁ、それと関係なく・・・」

 

黒いモヤが広がる

 

その瞬間爆豪と切島が黒いモヤに攻撃をする

 

 

「その前に俺たちにやられるとは思わなかったか!」

 

しかし、目立ったダメージはない

 

 

危ない危ない、と言いながら黒いモヤが広がる

 

13号は爆豪たちが邪魔で個性を使えない

 

 

「ぐおおおおおおおおおお!」

 

カミナはそれを螺旋力で弾き飛ばす前に飲み込まれてしまう

 

 

 

ーー

倒壊ゾーン

 

 

 

「来たぞガキどもだ!」

 

敵の笑い声が部屋内に響く

 

「こいつらは・・・」

 

 

「どこだゴラァ!」

「なんだこれ、ワープしたのか⁉︎」

 

カミナが振り返るとそこには爆豪と切島がいた

 

 

 

「お前らヤベェぞ! 敵がこんなにどうする⁉︎」

「どうするって、決まってんだろ・・・オラァ‼︎」

 

 

「な、速グフゥッ!」

 

カミナは1番近くに居た男の顎を螺旋の足で蹴り上げる 

 

 

「敵が出たんなら倒すまでよ!」

 

 

カミナは体勢を整えて背中に担いでいた武器のケースを開く

 

「お前らは新装備の実験台にしてやる!」

「何だその剣! カッケェ!」

「よそ見すんなボケェ!」

 

切島がマトイに反応し爆豪がキレる

 

 

3人は警戒しながら集まり背中合わせになるとカミナは2人に叫ぶ

 

 

「速攻でぶっ倒して相澤先生の元へ戻るぞ!」

「応!」

「俺に命令すんなや!」

 

 

「命令じゃない、提案だ!」

「・・・だったら乗ったぁ‼︎」

「熱いな!ヤベェ、こんな状況なのに何だかテンション上がって来ちまった!」

 

3人ともニヤリと笑う

 

 

カミナは剣を、爆豪は掌を、切島は拳を構え敵を見据える

 

 

 

「「「行くぜオラァ‼︎」」」

 

 

 

 





1-Aヤンキートリオ完成

命令じゃない提案だ、の掛け合いはどうしてもしたかった。悔いはない

なんか最近、他の作品も書いてみたいって欲求もあるぜぇ・・・
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