UAが7万を超えました
嬉しいです
時は黒霧が生徒達をワープさせた直後まで遡る
ーー
side緑谷
「これ、水難か!」
緑谷はザブンという音と共に身体が息苦しさと浮遊感に包まれる
潜ってからすぐ目の前に敵が現れる
「来た来た!」
(ッ敵! クソ、水中じゃ動きが!)
「お前に恨みはないけど、サイナラ!」
敵が牙を剥き出しにして突撃する
(出来るだけ水の抵抗を無しで突きを・・・ここ!)
緑谷は突っ込んで来る敵に向かって左手の手刀による突きを繰り出そうとするが
「グフォ」
「緑谷ちゃん」
不意に現れた蛙吹は敵に蹴りを炸裂させ、ベロを伸ばす
「サイナラーーーー!」
「サイナラ」
蛙吹はその敵を踏み台にして、抱えた峰田と緑谷と共に水面へと進む
蛙吹に助けられた緑谷達3人は船上で待機する
「カリキュラムが割れてた。マスコミといい、やっぱり虎視眈々と準備を進めてたんだ」
「でもよオールマイトが来たらあんな奴らケチョンケチョンだぜ!」
「殺せる算段が整ってるから連中こんな無茶をしてるんじゃ無い? そんな連中に嬲り殺しにするって言われたのよ? オールマイトが来たとして、それまで無事でいられるかしら?」
蛙吹がそう不安を煽ると、丁度敵が水面から現れる
「ヤロウ! 殺してやる!」
「大量だぁああああ‼︎」
峰田は叫ぶ
(彼らにはオールマイトを殺す算段がある・・その通りだ。 なんで殺したいんだ? 平和の象徴と呼ばれる人だから? ・・・いや)
「理由なんて知らないし考えてる場合じゃない! オールマイトを倒す術があるのなら、僕らが今やることは戦って勝つことだ!」
緑谷は2人に力強く言う
「何言ってんだよ! オールマイトぶっ倒せるかも知らない奴らだぞ! 応援が来るまで大人しくが得策だろ!」
「通信が邪魔されてるから応援は来ないよ。それに、今やらなきゃ殺される」
緑谷は峰田の肩を両手で掴む
「峰田君、僕たちはヒーローになるんだ。今ここで殺されてたまるかってんだよ」
「・・・・・お前」
そこから緑谷達は一悶着ありながらもそれぞれの個性の確認を済ませる
そして敵の個性で船が割れたり、また一悶着ありながら作戦を立てる
「勝つぞ・・・梅雨ちゃん! 峰田君!」
「ええ」
「おいおいマジかよ!」
緑谷は船から飛ぶ
「うおおおおおおおお!」
(カミナさんとかっちゃん的な感じで!)
「僕を! 誰だと思ってやがるんだぁゴラァ‼︎」
できるだけ敵の中心部の水面を狙う
「(卵が爆発しないイメージ!) DelawareSMASH!」
緑谷は個性によるデコピンを水面に放つ
(グゥ・・・クッソ、折れた!)
緑谷のデコピンで水面に巨大な穴が出来る
「梅雨ちゃん! 峰田君!」
峰田は緑谷の姿を見る
(最初震えてたと思ったら、覚悟決めてよぉ。俺の肩掴んだ時も、明らかに怖がってただろうがよ! ビビりながら覚悟決めてたじゃねーかよ!)
峰田は歯を食いしばる
(ちくしょう、カッコいいじゃねーかよ!)
「うおおおおおおおおお! オイラだってえええええ!」
峰田はモギモギを水面にめいいっぱい投げる
そして水面に開いた穴にモギモギと敵が集まっていく
「強い衝撃を受けた水面は広がり、また中心き収束するから」
「一網打尽」
敵は全員が引っ付き、巨大なボールのようになる
「とりあえず第一関門突破って感じね。凄いわ二人とも」
「まだまだだよ。凄い博打を打ってしまった・・・」
「でも、カミナちゃんなら『良くやった』って褒めてくれそうね」
「・・・だと良いな」
そう言いながら3人は水難ゾーンを進む
そして緑谷達はセントラル広場の様子を伺う
そこで絶望を見るのとは知らずに
ーー
side八百万
八百万はワープした瞬間、大勢の敵を視認する
八百万は担いでいたあの訓練以来お気に入りのライフルを構える
そして異形系では無い、ダメージが通りそうな敵の眉間に照準を合わせる
ドンッ!
「ギャン!」
強力なゴム弾が命中した敵が後ろに倒れる
「マジか八百万! いきなり⁉︎」
「問答無用かよヤオモモ!」
一緒に来ていた上鳴と耳郎が驚く
「先手必勝です、戦闘はもう始まっていますよ。それに、こちらは多勢に無勢ですよ。お二人ともお覚悟を!」
2人は周りを見渡し絶句しつつ、臨戦体制を取る
「ごめんヤオモモ、なんか武器出せる?」
「どのような物が良いですか?」
「あー、じゃあ剣で!」
八百万は腹の辺りから剣を創造する
「上鳴さんは?」
「え、俺はえーと・・・ってうわ!」
上鳴が答える前に敵が襲いかかる
「俺は電気を纏うだけだ! 放電も出来るけど操れねぇ、轟と一緒だ!」
「纏える・・・無差別の放電、なるほど」
八百万は敵を狙撃しながら武器を創造する
「上鳴さん、コレを!」
八百万は創造したさすまたを上鳴に投げる
「それは電気を通しやすい銀で出来ています!」
「マジか! サンキュー!」
上鳴はさすまたを敵に接触させ電撃を喰らわせる
「これ強え!」
八百万は足からネットを創造し、敵にぶつけて動きを妨害しながら耳郎に話す
「すみません、耳郎さんの分は個性の理解が出来ず・・・」
「大丈夫! ウチは自前のがある!」
耳郎は足に装着してあるスピーカーでその敵に爆音を浴びせる
「流石です」
「あんがと!」
「なんか俺だけ仲間外れじゃね⁉︎」
そうして敵を順調に減らしている途中で、八百万の発砲と耳郎の爆音攻撃が重なった
そのタイミングで八百万と耳郎の攻撃の隙間から敵が接近する
「銃ってことは接近戦は苦手だろ!」
敵は剣を構えながら走る
「・・・・・フッ!」
「ぐおっ!」
敵は八百万に突っ込むが銃を棒術の様に扱われ、剣を受け流し、足を払われ地面を転がる
ドンッ!
そして倒れた敵の側頭部に銃口を押し付けゼロ距離で弾を撃つ
「グゥ・・・ガキィ!」
ガシャン!
ドンッ!
「グェ・・・」
八百万は敵に意識があると知った瞬間にリロードし、もう一度同じ場所に弾を撃つ
その舞いのような、無駄がなく鮮やかで美しさすら感じる動きに敵も味方も目が釘付けになる
ガシャン
「・・・接近戦が苦手だから銃を使うと?」
八百万はリロードしたライフルをクルリと一度回転させて構え直し、敵を睨みつける
「私を誰だとお思いで!」
そのセリフの凛とした迫力に敵はゾクリとしてしまう
敵全員が八百万と距離を開けてしまう程に
その瞬間八百万が叫び、自身と耳郎に巨大なシートを掛ける
「出来た! 絶縁体のシートです、上鳴さん!」
「ッなるほど!・・・これなら俺は超強え‼︎」
上鳴は腕を振り下ろし、無差別の電撃で敵を一網打尽にする
八百万はシートを持ち上げ、周りの安全を確かめる
「さて、他の方々が・・・一名を除いて心配です。皆さんとの合流を急ぎましょう」
「えとヤオモモ、服が」
耳郎がそう言う
「また創りますわ」
そう答えた八百万の顔は先程までと違い、年相応の女の子の笑顔だった
「強くてカッコよくて可愛くて、おまけに発育の暴力って・・・ヤオモモパネェな」
そこに上鳴も現れるが、
「ウェ〜〜〜〜イ」
上鳴はキャパをオーバーしてアホになってしまっていた
3人が集まろうとする瞬間
ボゴォ! と地面から敵が現れる
「油断したなバゴゴゴォ⁉︎」
ダン!ダン!ダン!ダン!
「残念ですが・・・油断なんてしてませんわ」
上鳴を襲うべく現れた敵は八百万のハンドガンの連射により地に沈む
「では行きましょうお二人共」
「・・・パネェ」
「・・・ウェイ」
もう、なんか強化しすぎ?
次回、カミナ動く!