お待ちどうアル
やはりカミナは筆が進む
正直言うと、この小説のプロットを考える中で今回のシーンはグレンラガンと同じくらい書きたかったと言っても過言ではないのです
ちなみに、この話以降は映画『プロメア』のネタを多く含んできます
『プロメア』はとても熱く、素晴らしい作品なので是非見てない人はご覧になってください
グレンラガン好きには堪らない、私の大好きな作品の1つです
酷評とか知ったことか、と何度も見てました
それほど私は脳を"完全燃焼"されましたね
きっとプロメアを見た事がある人には伝わるネタでしょう
良くわからなかった、と言う人もいるでしょう
しかし、グレンラガンを見た人たちなら分かる『熱さ』がこの映画には詰まっていたのです
だから是非、だまされたと思って見てください!
以上、長文失礼、個人的な布教でした
本編どーぞ!!
医務室にて————-
オールマイトは緑谷の言葉に驚いていた
「じゃあ神野少年と君は、最初から轟少年を救おうと・・・」
「はい。ごめんないオールマイト・・・あなたの期待に添えなくて。周りも先も見えなくて、ただ悲しい彼を助けることしか頭にありませんでした・・・!僕は、余計なお世話を・・・!」
「・・・神野少年は君に何と?」
「僕の好きにしろ、と。責任は俺がとってやる、とも」
その場にいたリカバリーガールは納得する
「なるほどね、試合の時より体力と怪我が微妙に治ってたのはあの子のお陰かい。良かったね、その手を完全に元通りにするのは難しいけど、多少はマシになりそうだよ」
「そうなんですか、やっぱりカミナさんは凄いなぁ・・・」
「・・・緑谷少年、君の結果は確かに残念なものかもしれない。馬鹿なことをしたと言われてもしょうがない。けど、神野少年がコレで優勝した時、君に面倒を押し付けて自分だけ結果を残した、なんて思わないのかい?」
オールマイトはあえて意地悪な質問をした
他人の指示で平気で自分を犠牲にするような子になって欲しくはなかったのだが
「思いません、絶対に。多分、カミナさんがいなくても僕は同じ事をしていましたから」
緑谷はカミナの指示で動いた訳ではない
もとより緑谷は轟を倒すべきか救うべきなのか、と迷っていたのだから
カミナはその緑谷の迷いを、この"余計なお世話"を自分も背負うからやってこい、と言ってくれたのだ
倒して救う、その道を示すことで
盲信でも狂信でもない、これは相互の信頼なのだ
オールマイトは、「そうだよね」と少し笑う
「緑谷少年、あと一つだけ。余計なお世話ってのはヒーローの本質でもあるってこと、頭に入れといてくれよな」
「しかしあの子、治療もできるとは・・・今度イレイザーヘッドに治癒の補修授業を入れさせないとね」
「それは、彼の負担がとんでもない事になりそうなんですが・・・」
「何言ってんだい。戦える医療従事者なんて貴重も貴重。アタシの知識と経験、叩き込ませてもらうよ」
(彼、座学はめっぽう悪かったはずだが・・・大変だなぁ)
———————
緑谷と轟の戦いにより壊れた舞台修復が完了して————
『お待たせしたぜ2回戦第2試合!騎馬戦で同チームだった2人の対決だぁ!』
カミナと塩崎は舞台に上がる
「久しぶり、という訳ではないのに一緒に戦っていたのが少し前に感じてしまいますね」
「安心しろよ。俺とお前らは仲間だしダチだ。それは今もコレからも変わらねぇ」
「フフ、ありがとうございます。これからも仲良くして頂きたいですね」
「おう。しっかし、シンソーとテツテツは負けちまったし、コレでチーム神野は1人だけになるんだな。残念だぜ」
「・・・神野さん、貴方に恩はありますが、勝負は勝負。勝たせていただきます」
「ハッ!望むところだ!全力でかかってこい!」
『お前ら準備はいいな!それではレディ・・・スタート!!』
「フッ!」
スタートと同時に塩崎は大量のツタをカミナへ伸ばす
(この人に小細工は通じない!物量で押す!)
対するカミナは脚部を強化し舞台を駆けツタを避けまくる
「チッ!流石だぜ、厄介すぎる!」
『塩崎のツタが捕えようと迫るが、神野のスピードに追いつけない!しかし・・・』
『塩崎も回り込めないように上手くツタを配置してやがる。いくら速くても捕まるのは時間の問題だぞ』
塩崎のツタは舞台の6割を埋めはじめていたのだ
「包囲しました!コレで捕えます!」
カミナの前方180度を埋めるツタが波のように襲いかかる
————-ザンッ!!
「え・・・?」
カミナを捕らえんと迫るツタが、横一文字に全て地面から数十センチで伐採されていた
カミナが何かを振り抜いたのは理解できた
しかし、右手に持っているのはドリルではなかった
『で、デッカいサングラス!?』
『そう来たか』
カミナは手から螺旋力を出してサングラスを生成し、そのまま巨大化させ『グレン』の時のように剣にしていたのだ
「そ、その程度!」
塩崎は負けじと方位ではなく、押し出すようにツタを一直線に集めてカミナに攻撃する
「必っ殺!」
カミナはそのまま巨大なサングラスを振りかぶる
「カミナブーメラン!」
カミナの投げたサングラスが波を割るように塩崎のツタを次々と切断する
「クッ、止められ、ない・・・!」
「悪いな、ちょっと痛いぞ!」
「え、キャア!!」
塩崎は螺旋ジェットにより背後に急接近していたカミナに反応出来ず驚く
カミナは塩崎のジャージの襟を掴み場外へぶん投げる
塩崎はツルが間に合わず地面をゴロゴロと転がってしまう
『塩崎さん場外!神野くんの勝利!!』
「アイツ、一つの個性で一体どんだけ能力があるんだ・・・!?」
会場中がカミナの新能力に驚く
『神野またもや新技!って、先に武器を作っとくのってあり?』
『よく見ろ。顔にかけてるやつとまた別に作ってんだよ。別に反則じゃねぇけど・・・神野、それも武器になるってなら、紛らわしいから次からは外してこい。じゃないと失格だ』
「オスッ!すみません!」
カミナは相澤に頭を下げる
(あのグラサンはあのエネルギーで出来てんのか・・・強化、噴射、生成、青髪自身の戦闘能力・・・半分野郎と違って個性の強さに本人が全く依存してねぇところもある・・・強えな)
爆豪はカミナの戦いを食い入るように見て観察する
そして次の試合も観察は怠れない
切島を倒した次の相手は、自分の脅威になりそうな八百万なのだ
(勝ち上がったのが黒目なら今のままで勝てる。けどポニテなら、メタ張られるとキチィか・・・青髪用にも何か作らねぇと)
爆豪は油断もしないし驕りもしない
誰よりも勝利を求めるのだから
——————-
『続く第三試合!本大会初の女子同士の対決!野郎の殴り合いより需要はあるのかぁ!?』
『人によるだろ。あと問題になるぞその発言』
「ヤオモモ、降参しない?私に負けたらカミナに慰めてもらえるかもよ、抱きしめてナデナデとかしてくれるように私から頼むけど」
「魅力的な提案ですがお断りさせてもらいます。それに、彼は何もせず負けを認めるような人間を好きになる訳がないので気を付けてください。あと彼は撫でてはくれそうですが慰めで抱きしめる事はしないと思います」
「なんか素人が口出してごめん・・・じゃあ全力で倒すからね!」
『第三試合、レディ・・・スタート!!』
「速攻!」
芦戸は八百万に酸を利用しスケートの様にして接近する
手から酸の液を投げつけながら牽制も忘れない
「近づけば銃は怖くないもんね!」
八百万は酸の液を避けながら創造する
「なるほど、ではコレを」
八百万はソフトボールほどの白い球を3個創り、それらを芦戸の正面の地面に投げつける
「ぶっわ!?」
球は地面にぶつかった途端に爆発し真っ白な粉末が芦戸を覆う
「やったな、って、ありゃ!?」
芦戸は急に滑らなくなった足に驚く
「ただの吸着剤です。人体には影響のないのでご安心を。けれど、それでは酸は出せませんね」
吸着剤は芦戸の全身を覆うようにへばりついている
「そしてダメ押し!」
「うわっ!」
八百万はネットを投げつけ芦戸棚を完全に動けなくする
動けなくなった芦戸の額に八百万の銃口が突きつけられる
「これで詰み、ですわね」
「降参、おみそれしました・・・」
『芦戸さん降参!八百万さんの勝利!』
「この為だけに銃創ってよかったの?無駄遣いじゃない?」
「これ、実はただの水鉄砲なんです。プラスチックの」
「完敗じゃんか私・・・」
______
—————医務室
「チユーーーーーーー」
緑谷は手術が終わり、緑谷はリカバリーガールの治癒を受けていた
「とりあえず多少は走れるくらいには治癒できたね」
「ありがとうございます」
緑谷は自分の微妙に歪んでしまった右手を見る
「それは短期間で酷使しくった報いさね。その歪んじまった右手をちゃんと戒めにしな。こんな破滅的なやり方なら私はもう治療しないよ。今回は運が良かっただけ、本来ならもっと酷いことになってだんだ。ちょっとデータ確認してみたけど、神野くんの個性が治療じゃなく
オールマイトと緑谷は医務室から出て廊下を共に歩く
「オールマイト・・・雄英には後継を探す為に来たんですよね」
「あぁ」
「カミナさんじゃ、駄目だったんですか?」
「神野少年が?」
「オールマイトが認めてくれたヘドロ事件の時、脳無を倒したUSJの時、そしてこの体育祭。それ以外でも僕は何度もあの人に助けられています。それで、僕・・・」
「後継には彼が相応しかったのでは、って?」
「・・・はい。僕は今、他の誰にも後継は譲れないって思ってるのに、カミナさんならって気持ちがあるんです」
「・・・確かに、OFAは力の結晶。彼が引き継いだら私にもどうなるか分からない程の強さを身につけたスーパーヒーローになるだろう」
「なら・・・!」
「でもな、私も無個性だったんだぜ」
「オールマイトが?」
「君の代ほどじゃなかったが、私も珍しい部類だった。私のマスターは個性持ちだったが、それでも私を信じて育て上げてくれた」
「そんな話一度も・・・!」
「聞かれなかったからね、きかれると思ったのに」
「オールマイトも無個性・・・」
「あぁ。最初はかつての自分と重ねてたんだが、君は私の想像を何度も超えてる。確かに神野少年のおかげもあるかもしれないが、私は君にしか導きだせないものがあると思っているぞ」
「ありがとう、ございます!」
「あと、体育祭はまだ終わってないんだ!神野少年がどこまで行くかも気になるだろう?」
「優勝ですよ、いや、もしかっちゃんと当たったら・・・けどカミナさんなら・・・ブツブツ」
「ブレないな君・・・」
(それに、彼に私の後継にならないか、って言ったら殴って拒否してきそうだな)
_____________
二回戦第四試合
爆豪と切島の戦いは
「だらぁああああ!!」
「うらぁああああ!!」
第2、第3試合と打って変わって苛烈を極めていた
「ハッハァ!効かねぇってのこの爆発さん太郎が!!」
(びくともしねぇ!硬いだけじゃねぇな!)
「オラオラオラオラ!」
『切島の猛攻に爆豪防戦一方!』
爆豪は切島の連打をひたすら避ける
「オラァ!」
「ガッ!?」
『爆豪何度めかのカウンター!けど、今回のは効いたかぁ!?』
爆豪のカウンターは切島の脇腹を捉え、切島は苦悶の表情を浮かべていた
「テメェさっきから全身ガチガチに気張り続けてんだろ!その状態で速攻仕掛けてたら、いずれどっか綻ぶわ!」
爆豪はそこから大爆発を切島に浴びせる
「フンッ!!」
しかし、切島は両手の拳を打合せ、全身を再び硬化させて防いでいた
「綻んだなら、気合い入れ直すだけだろうがぁ!!」
「上等!ならそれごと叩き潰したらぁ!!」
そこから先は根性の勝負だった
何度も何度も爆破を浴びせる爆豪と、それを耐える切島
その結果は
「トドメ死ねぇ!!!!!」
爆豪の最後の爆破で切島は吹き飛ばされる
「俺と持久戦をやりたくねぇってのは分かるけどな!」
『切島くん戦闘不能!爆豪くんの勝利!』
『爆豪のえげつない絨毯爆撃で3回戦進出!コレで準決勝のメンバーは出揃った!』
_______
カミナは控え室から舞台へ向かっていたのだが、足止めをされていた
「君が神野くんか、活躍見させてもらった。凄く強い"個性"だな」
それはNo.2ヒーロー、そして轟の父であるエンデヴァーだった
「そいつはどーも。で、他に用でも?」
「なに、焦凍のテストケースとして相応しい相手だったから挨拶をと思ってな。先の相手の緑谷くんとは会えなかったから、こっちは是非とな」
「なら、もういいかい?試合なんだよ」
「あの子はオールマイトを超える存在だ。そして、左の炎を使ったあいつは将来確実頂点へと・・・」
「無理だな」
カミナの声が静かな廊下に響く
「なんだと?」
エンデヴァーのドスが効いた声が響く
「今のアイツじゃ無理だって言ったんだよ」
「貴様、何を・・・」
「なぁ、教えてくれよNo.2。なんでアンタはオールマイトの野郎を超えるのをやめちまったんだ?」
エンデヴァーから炎が噴き出す
「貴様、いい加減にしろよ!社会も何も知らない子供が知った口をきくなぁ!お前には分かるまい!登りきった山の向こうに更に頂が見えぬ山があった時の絶望を!!」
「分からねぇ!俺にはさっぱり分からねぇな!」
カミナは叫ぶ
「自分の夢を諦めるのも!自分の子供に押し付けるのも!頭でも身体でも、分からねぇし納得もできねぇ!頂が見えねぇ!?あんただけがそこに立てたのなら後はやる事は一つじゃねぇか!」
カミナは自分に指を指す
「山があるなら乗り越える!壁があるなら殴って壊す!それがこの俺の流儀なんだよ!オールマイトの野郎がなんだ!あんなやつ如きに俺様の道を止められると思うな!」
カミナは動けないエンデヴァーの横を通り抜け会場へ向かう
「ま、待て!」
カミナは振り返り叫ぶ
「教えといてやる!燃えていいのは魂だけだ!傍迷惑な炎を全部消してやるよ!」
カミナはエンデヴァーを指差す
「俺は助けるぜ、市民も、トドロキも、アンタもな!」
カミナはエンデヴァーの胸を軽く殴り去っていく
「お前は・・・一体・・・」
エンデヴァーの呟きは誰もいない廊下に虚しく響いていた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『準決勝第一試合!ここまで互いが互いを追い込んできた因縁対決!』
『ヒーロー科、神野神名!』
『VS!』
『ヒーロー科、轟焦凍!』
カミナと轟は舞台にて睨み合う
「少し、遅かったじゃねぇか」
「まぁな、テメェの親父と話してた」
「そうか・・・で、どうしたんだ?」
「ハッ!くだんねぇことゴチャゴチャ言ってたから殴っといた!」
「お前マジかよ・・・」
仮にもクラスメイトの父親にする事ではない
「トドロキ、デクにも色々言われたろ。左を使う気はねぇのか?」
「お前聞いてたのか・・・分からねぇんだ。どうしたらいいか」
カミナは轟に叫ぶ
「よし、トドロキ!一旦全部忘れろ!」
「は?」
「試合も、恨みも、こだわりも、全部一旦なしにしろ!思うたけ全部吐き出せ!この俺が全部受け止めてやる!」
『準決勝第一試合!レディ・・・スタート!!』
「ッ!」
「トドロキ、今までのお前を捨てるなら今だ、今しかねぇ!」
轟は開始の合図と共に氷結を放つがカミナは右手をドリルにし、インパクトでそれを消し飛ばす
「緑谷もそうだが、お前もたいがいだな。何なんだお前らは・・・」
「俺が何者かだと?なら耳かっぽじってよぉく聞きやがれ!!」
カミナは天に指を差す
「燃える心をその背に背負い、悪の炎を残らず鎮火!燃える火消し魂のカミナ様たぁ俺のこと!俺を一体誰と、あ、思っていやがるってんだ!」
カミナは歌舞伎のような見栄を切る
会場中が、放送を見ていた人々が、その姿から目を逸らせない
「人を救ってこそのヒーロー稼業!例え敵でも困ってる奴を見過ごしたとありゃ漢が廃る!!」
カミナは轟に近付く
「だから全部消してやるよ!お前のくだらねぇ復讐の炎をな!!」
「ッ!後悔するなよ!!」
「上等だ!俺の火消し魂、いや、ヒーロー魂に火がつくぜ!!」
轟の炎がカミナを吹き飛ばさんと放出される
「火力が足りねぇな!それじゃマッチも付かねぇぞ!!」
「なっ!?」
「食らえぇ!ハイパー火の元用心パンチ!!」
「ガハァ!」
螺旋力を全身に纏ったカミナは炎を突き抜けて轟を殴り飛ばす
「どうした!くたばるにはまだ早いぞ!」
「うる、せぇ!コイツでも食らってろ!」
轟の大氷壁がカミナを襲う、だが
「ダラララララララッ!!オリャア!」
『神野!氷を鑿岩機みたく掘り進んできた!』
両手をドリルにしたカミナは氷を砕き進んだのだ
「芸がないな!もっと工夫しろ!」
「分かってんだよ!ならコイツはどうだ!」
轟はカミナの周りを氷で滑るように移動しながら、中央のカミナに炎を放出する
いわゆる氷で作った炉でカミナを熱で蒸し焼きにするのだ
「アッチーーーーーーーーーーー!!??」
流石に耐えられなかったカミナがドリルで氷壁を突き破り脱出する
「全っ然、熱くねぇ!!」
「熱いって言ってたじゃねぇか!!」
「うるせぇ!俺の燃えるヒーロー魂の方が、100万、10倍熱いんだよ!」
「何言ってんだお前!!」
轟は炉から脱出したカミナに左の炎を使った移動で迫り、ゼロ距離で氷結を放つ
「凍りやがれ!!」
カミナは螺旋のバリアを張るも、漏れ出た冷気がカミナを襲う
「冷てぇえええええええええ!!」
「ハッ!ガッツリ効いてんじゃねぇか!」
「何笑ってんだテメェ!オラァ!」
「クッ!そっちこそ!」
螺旋力と氷炎のぶつかり合いは激しさを増す
『おいマイク。なんか、楽しそうに戦ってんぞアイツら』
『良いじゃねぇか。ヒーローの卵以前に、学生だぜ?競いはしても、楽しんでなんぼだろ』
「本当だ、轟くん笑ってる。良かった・・・」
「緑谷くんがキッカケになったのもあるだろうが、轟くんがここまで吹っ切れてるのはカミナくんの人柄もあるのだろうな」
「ケロ、なんだか弟の面倒見てるお兄ちゃんってカンジね」
「なるほどしっくり来た。癇癪を受け止める兄って感じある」
「兄弟いないけど、あんな感じの兄貴ならウチも欲しいかもって思った」
カミナと轟の戦いは空中へも移動し始めるが・・・
「ダリャ!」
そんな中で、カミナの蹴りを受けた轟は場外へ叩き落とされる
ミッドナイトが判定を下そうとする
『轟くん場が・・・ッ!』
「待ってくれ!!」
しかし、ミッドナイトは自身に向けてカミナが、待てと合図を出していることに気がつく
(頼む)
その目にそう言われた気がしたのだ
カミナは叫ぶ
「まだまだやれるよなぁ!?ショート!!」
「当然だろ!来い神野ォ!!」
『〜〜〜〜〜ッ!!試合続行!!』
『おい』
『ハハハ!良いじゃねぇか!主審様が良いって言ってんだ!』
そこから先はまさに激闘だった
二人は何度も拳を交え、互いの個性を受け、場外に落ち、泥に塗れ、それでも戦いをやめなかった
止める者も、もういなかった
そして、2人は舞台の上で息を切らして立っていた
轟が叫ぶ
「コレで最後だぁ!!」
「来い!ショート!!」
轟は氷結と炎を交互に放出する
「膨冷熱波!!」
対するカミナは右手からサングラスを生成し、構える
カミナのサングラスから螺旋力が迸る!
「必っ殺!ヒーロー魂炸裂斬りィ!!」
螺旋力の斬撃は空気の爆発切り裂き、そのまま轟を襲う
「ガハッ!!」
切断力は低いが、相当の威力の螺旋力を受けた轟は立っているのがやっとだった
カミナは轟に近付く
「やっぱ・・・強いな神野」
「ハッ!当たり前だろ」
そう言うとカミナは優しい顔になる
「ショート、完全燃焼できたか?」
「あぁ、なんかもう・・・疲れた」
轟は晴れやかな顔で舞台に仰向けで倒れる
「神野、俺、今からでもなれるかな、ヒーロー」
「不安か?」
「あぁ、俺こんな生き方しかしてこなかったからな・・・親父の後を追いそうな気がする」
「大丈夫だ。お前を信じろよ」
「・・・それ、緑谷に言ってたやつか・・・」
「いや、違ぇ」
カミナは轟と目を合わせる
「
「また間違えそうだったら殴って止めてやるからよ」
「なんだそりゃ、本当に・・・なんだよ」
轟は手で目を覆う
「参った。俺の負けだ」
「だとよ、ミッドナイト」
『・・・轟くん降参!神野くん決勝進出!』
「ありがとな、神野」
「カミナでいいぜショート」
「分かった、ありがとなカミナ」
「気にすんなダチ公」
グラサンは武器
カミナでもわかんだね
因みにツタ伐採シーンはヴィラルと初対面した時のオマージュ
プロメアは最高!!(まだ言ってる)
途中からめちゃくちゃ仲がいいガロとリオが大好きです
プロメア、そしてグレンラガンの良さを伝えれたら私は嬉しい