カミナのヒーローアカデミア   作:ファルコン太郎

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文才が欲しいよね

あ、カミナのお仲間3人はそれぞれ

赤木、青林、黄森、になっております

元ネタは分かる人には分かるだろう

Are you ready?


俺は先に進むぜ

 

カミナの入院から3日目、病室は賑やかになっていた

 

「なぁ、ヴィラン?ってどんなやつだった?」

「ねぇ怪我ってどこ怪我したの」 

「お前よく生きてたよな〜俺なら死んでたわ〜」

「施設で1番喧嘩強いのカミナだろ?そのカミナがボロボロならやべーよな」

「カミナ!メロンもってきたよ!えんちょーにたのんだ!」

「カミナ、やっぱりナースって美人か?」

「腹減った、カミナカミナ、病院食って美味しいの?」

「カミナ、病院はやっぱり幽霊が出るのか?見たことないか?」

「やっぱりカミナ馬鹿だな!」

「zzzzzzzz」

 

 

「ええい、落ち着けいいっぺんに話すな聞くな寝るなぁ‼︎ あ、メロンありがとな」

 

カミナはメロンを持ってきたチビを撫でながら文句を言う

チビが気持ちよさそうに目を細める

 

 

 

「ったく、ここは病院だぞ。・・・おい、園長はどうした?」

 

「「「「「知らない」」」」」

 

「えんちょーならきれいなナースさんおっかけてた!」

チビは正直だった

 

他のメンバーが慌てる

「おい、言っちゃダメだろ!」

「怒られるだろう?園長が」

「そうだぞ他の先生に怒られるぞ。園長が」

「叱られるよね、園長が」

 

 

カミナは呆れる

「マジかよ。あの人何やってんだ?」

「いや〜ね、あの人意外と女好きだからさ。まぁ、しょうがないよね」

 

あの時カミナに見せた姿はなんだったのか

 

 

「赤木、他のメンバーと先生は?」

「あぁ、施設留守にする訳にはいかないから班に分けて交代で来るって」

「そうか・・・引率が行方不明になってんじゃねぇか!」

「ごもっともで」

 

そんな会話を楽しんで10分程、

子供達がベットの周りの床でお菓子を食べたり遊び始める。ここが個室だったから良かった。大部屋なら周りの患者さんに迷惑をかけてしまう

 

ふといつものメンバーの1人で、カミナたちお仲間のNo.2ポジション。赤木が改めてカミナに話しかける

 

「カミナ」

「どうした?」

「俺、やっぱりヒーロー無理かも」

「・・・怖かったのか?」

「うん、多分もうトラウマになってると思う」

 

 

「園長とあのヒーローが俺たちを守ってくれたけどよ、狼と戦う姿見てさ、ビビっちまった」

 

赤木の手は震えていた。それもそうだ、子供の精神力で目の前の悪意を、そして命懸けの戦いを見てしまったのだ。カミナが普通じゃないだけで子供なら当たり前だった。

 

トラウマになってしまったら、ヒーローとして活動する中で必ず影響が出てしまう。赤木も分かっているのだ

 

「青林と黄森にも話したけどよ、2人もダメだった」

「・・・そうか、まあしょうがないよな」

 

カミナはこんな時気合いだの何だな言うつもりだったが、子供の精神を自分のように不安定にしたくなかったため、あえて言わなかった

 

 

 

「だからさ、カミナ。俺たちの夢、託してもいいか?」

 

 

「俺にか?」

「ああ、なんかさ、今のお前ならすげぇヒーローになれそうな気がするんだ。ダメか?」

 

赤木は不安そうにカミナを見る

 

赤木たちはあの朝の日、カミナがヒーローを目指してると言ったのは嘘だとなんとなく分かっていたのだ

 

だから否定されるのが怖かった

 

けれど今のカミナは違って見えたのだ

だから赤木は自分達の夢を託す

 

 

「いいぜ、お前たちの夢、託された」

「ほんとか!・・・ありがとうカミナ」

「ただし‼︎」

「え?」

 

 

「俺は先に行くだけだ。道は俺が作ってやる。だから後からついて来い。ゆっくりでいいから前に進んで来い」

 

「ッ!・・・ありがとう、カミナ。お前、やっぱヒーローなれるよ」

 

泣く赤木の頭を撫でる

 

「当たり前だ。俺を誰だと思ってやがる」

「うん、カミナはカミナだもんね」

 

2人で笑い合う

 

 

そんな2人を子供たちは

「なんか、カミナ変わった?」

「うん、なんか変わった」

「かっこよくなったね!」

「うん、なんか表情も良くなったな」

「いい顔になった、ってやつだな」

 

 

ガラッ

「お前たち、ワシがいない間に何しとるんだ?」

そこには不機嫌そうな園長がいた

 

 

『げっ!』

「病室を汚すなぁ、バカタレ‼︎」

 

子供たちの病室の掃除が始まったのは言うまでもない

 

 

 

 

「いや、ナースの尻追っかけてるおっさんが何言ってんだよ」

「喧しいわカミナァ!そういえばお前、勝手に施設を抜け出した罰もまだだったな!アイアンクローだ!」

「ぎぃやあああああああ!個性使うなぁああああ!」

 

 

時原園 園長  鉄爪 九郎

個性 『アイアンクロー』  指が鉄の強度になるぞ!

 

 

ーーーーーーーー

 

 

時間が過ぎるのは早く、もう日が傾いていた

 

カミナは橋にいたあの時と同じ夕陽を眺める

 

そして、ジーハ村にいた時の父との別れを思い出す

 

 

「・・・親父、俺は外どころか別の世界まで来ちまったよ」

 

父の誘いを怖気付いて断り、シモンと外に出て、グレンと名付けたガンメンをぶん取った時に父の死を知った

 

「世界が違えばここまで変わるんだな・・・」

カミナは発展し、比較的平和な世界を眺める

 

思い出すのは、ジーハ村での地下暮らし、穴を掘ってばかりの世界

 

外に出てガンメンとの戦いの数々

 

大グレン団の結成

 

 

そして、自身の死

 

 

「・・・シモン、お前は今ちゃんと自分を信じているか?」

 

 

カミナは枕元のコアドリルを消えゆく太陽に掲げる

 

 

「シモン、このコアドリルは多分お前のドリルと繋がってるんだろ?」

 

 

「俺はまだコイツに選ばれてない。だけどよ、お前に笑われないようにこのドリルを俺の魂にしてみせる!」

 

そう、コアドリルは白との戦闘でカミナが覚醒したにも関わらず全く光らなかったのだ。コアドリルに選ばれたのはシモンだ。カミナじゃない。

 

 

だからどうしたというのだ

 

 

 

 

 

「俺を誰だと思ってやがる‼︎」

この世界じゃない、遠い世界の弟分に向けてカミナは叫ぶ

 

 

 

 

 

「親父、悪いけど、おれは先に進むぜ。この世界の先の先まで。あんたの代わりに見てやるよ。」

 

 

 

 

「俺はヒーローになるぜ」

それはカミナの魂の宣言だった

 

 

 

 

 

◎●○◉◎●○◉

 

 

「あれ?」

 

「シモン、どうしたのですか?」

 

「いや、何でもないんだニア。ただ・・」

 

「ただ?」

 

「うん、アニキの声が聞こえた気がしたんだ」

 

「それは、、、幻聴というやつですね!」

 

「うん、まぁ、そうなんだけどさ、うん。でもね、、、う〜んなんていうか理屈じゃないんだよな〜」

 

少年は考え込む

 

「シモン?」

 

「そうだよ、あれだ。魂が繋がってるから、届く思いもあるってこと」

 

「それは、なんだか素敵ですね」

 

「ははっ、そうだろ?」

 

 

 

少年は夕陽にコアドリルを掲げる

(アニキ、頑張って。俺も頑張るよ)

 

 

「俺を誰だと思っていやがる!」

 

 

 

 

 

 




読了感謝でございますです

あと1話くらいで序章は終わります


感想、意見、評価してもらうと作者が(略)

天元突破ァァァァア!

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