はい、本編突入です
頑張ります
お前は誰だ!
中学3年の春
その日、カミナは進路指導室に呼ばれていた
「カミナ、お前の第一志望は雄英だったな?」
担任の
「当たり前だぜダヤッカ先生。俺はヒーローになるからな」
「うんそうだな。あと、打屋先生と呼べといつも言っているだろう」
「おう、分かったぜ」
「・・・そう言って変わらないんだろうな」
打屋はため息をつく
ダヤッカとは大グレン団のメンバーであり、リットナー村の村長をしていた。リットナー村が住めなくなり地上に出てからはゲリラ隊のリーダーとして皆んなを引っ張っていた。厳ついがどこか愛嬌のある外見で、冷静な常識人だが熱い性格も持ち合わせており、意外と大胆な行動をする人物。仲間に冗談を言ったりとユーモアもある男だ。
カミナ自身もかなり頼りにしていた
しかし、それはカミナが死ぬ前の世界の話であり、ダヤッカはこの世界にはいない
しかし、カミナがかつての仲間の名を呼ぶには理由があった
(しっかし、相変わらず似過ぎだぜ。顔も声も口調もダヤッカだぜ)
そう、この打屋という男はダヤッカにそっくりだったのだ
初めて会った時は、感動の再会と思って泣きかけた程だ
「それで、何で俺は呼ばれたんだ?」
「あぁ、そうだったな。実は、このままだと雄英に落ちるぞ」
「・・・え、マジで?」
「大マジだ」
「何でだ! 俺、前のテストの結果結構良かったじゃねーか!」
「落ち着け、ちゃんと話すから。まず筆記のテストだが、確かにお前はやる気を出せば良い点は取れている。だがそれだけじゃ足りないんだ。雄英の偏差値は79だからな。もっと頑張らなきゃならん」
「マジかよ、、、先生、今の俺の偏差値は?」
「・・・57だ」
カミナは初めて絶望しかけた
だがまだ諦めた訳ではない
「男の魂完全燃焼だ。やってやろうじゃねぇか!偏差値20程度上がれなくてなんだってんだ!」
「俺を誰だと思ってやがる‼︎」
「カミナ、それは本気だな?」
「おう、男に二言はねぇ!」
「よし、お前がそう言うと思って用意していたものがある」
「お? なんだ、、、その紙の束は?」
そこにはプリントが山のように積んであった
「今回我が中学で雄英を目指すのはお前だけだ。そして今までで1番可能性があるのもお前だ。
カミナ、俺はお前が合格できるように成績向上計画を開始しようと思う」
打屋は笑顔で言ってくる。心なしかその笑顔が怖い
「勉強漬けって事かよ⁉︎先生、俺は勉強が好きじゃねーんだよ!」
「カミナ、男に二言は無いんじゃなかったのか?」
「ッ⁉︎」
「残念だな。お前はやる時はやる男だと思ってたんだが」
「見くびるんじゃねぇ! やってやるぜ!」
「そうか、じゃあ一緒に頑張ろうな」
打屋は笑顔でカミナの肩を叩く
カミナは現状にショックを受けている事を隠せなかった
「まぁ、基礎は出来ているからな。応用をやっていくだけだからそんなに大変じゃないぞ。放課後にお前が苦手な範囲を1時間程勉強するって感じだ。お前は覚えはいいから安心しろ」
「なんだよ、怖がらせやがって」
「ははは。ま、俺も予定の調節なんかがあるからな。来週から始めようと思う。保護者の方には俺からも連絡を入れるがお前からも話をしといてくれ」
「了解、ダヤッカ先生」
「だから打屋だと・・・まぁいい。これで話は終わりだ。気をつけて帰れよ」
「うす、じゃさよーならー」
カミナは教室を出ようとすると打屋に止められる
「カミナ」
打屋は微笑む
「俺はお前に期待してる。一緒に頑張ろうな」
「・・・うす」
カミナはなんだか照れ臭くなって教室を後にする
(だから似過ぎだっつーの)
カミナは廊下を歩きながらそんな事を考えていた
ーーーーーーーーー
カミナはその日の夜、施設で夕食を食べながら打屋に言われたことを伝えていた
「ほう、学校がサポートしてくれるなら良かったじゃないか」
「カミナは雄英か、やっぱ志が違うな〜」
「だよな。赤木と俺と黄森は別の高校のヒーロー科だもんな」
「雄英は流石に、カミナみたいに凄いやつじゃなきゃ無理だよ」
園長や三色トリオがそんな事を言ってくる
「お前たちもトラウマ抱えたままでもヒーロー目指したじゃねーか。十分すげーよ。自信を持て」
「・・・うん、ありがとう」
「・・・そういう所が敵わないんだよな」
「・・・ほんとだよ。カミナが励まし続けてくれたおかげだってのに」
カミナには三色トリオのトラウマは完治する事はできない。
だが、カミナはそのトラウマを抱えても勇気を持ってヒーローを目指せるように励まし続けたのだ
「ふん、青春というやつか」
「そうですね園長、俺もあんな学生生活送りたかったです」
園長と先生の1人がそんな会話をする
「お、そうだカミナ、赤木、青林、黄森。明日だが、学校が終わった後でいいから頼みがあるんだ」
『頼み?』
「ああ、孤児院を運営するのにお世話になってる人達がいてな。その人達にお礼をしに行くんだ。場所がそれぞれ離れておってな、それぞれに代表としてお前たちに行って欲しいんだ」
「まぁ、それなら構わないぜ」
「時原園の代表って訳か、ビシッと決めてくるぜ」
「感謝は大事だもんな」
「少し早いけど、社会人の常識だよね」
カミナ達四人は園長の頼みを引き受けたのだった
それがあんな騒動に巻き込まれるとも知らずに
ーーーーーーーーーー
「本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」
「あいよ、元気がいいなぁ。これからも頑張ってな」
「はい!」
学校が午前中で終わり、カミナはある市の農業組合の事務所に来ていた
不揃いの野菜などを孤児院に安く提供してくれていたありがたい所なのだ
「よし、ここで終わり! 園長は少しくらいなら観光して来ても良いって言ってたが・・・ここら辺なんかあんのか?」
カミナは少ない小遣いを溜めまくって買ったスマホを片手に散歩をしていた。
「ん?あれ、、、」
カミナの視線の先にはボサボサの髪の少年が泥のような物に襲われている所だった
「クソッ‼︎間に合え!」
カミナは螺旋力を脚に集めフルスロットルで駆け出す
〜〜〜〜
緑谷出久はその日、
ヘドロが全身を包む
「大丈ー夫、身体を乗っ取るだけさ、落ち着いて」
(息が出来ない‼︎ 身体が・・・力が入らっ・・・死ぬ!)
緑谷の意識が遠のく
(誰かっ‼︎)
その瞬間、渦を巻くようなエネルギーと衝撃が自分を乗っ取ろうとしていた敵を吹き飛ばす
「それのどこが大丈夫なんだキィィィック‼︎」
「ぶぅおれれれれ⁉︎」
風圧がヘドロを吹き飛ばす
そして、その少年は突如現れた
「おい、お前!」
「え、僕⁉︎」
「俺はカミナ!
お前は誰だ!」
それが神野神名との出会いだった
読了感謝
ええ、カミナをどんな風に緑谷と絡ませるか考えたらこうなりました
評価、意見、感想をください!正直不安です!
天元突破したぁぁぁぁぁい‼︎