原神×仮面ライダー電王 ~異邦の旅人と時をかける仮面ライダー~ 作:盈月さん
時を超える列車デンライナー。過去や未来へと向かうことが出来るタイムマシンのような夢の列車が今、四人のイマジン達のみを乗せて、時の砂漠を猛牛のように暴れてながら走行していた。
「うおっ…おいおい、どうすんだよこれ!」
デンライナーの食堂車にて、大きな揺れを受け、咄嗟にテーブルを掴み、支えにした赤い鬼のようなイマジン、モモタロスが他のイマジンに向かって言った。
「どうするもこうするも…オーナー達が居ないから、どうすることもできなよ先輩…」
モモタロスの質問に青い身体に甲羅模様があるイマジン、ウラタロスが答えた。
「んが…!」
「熊は熊で呑気に寝てるしよ~…!おい起きろ!!」
モモタロスが熊と呼んだ黄色の一本角のイマジン、キンタロスはデンライナーが暴走状態の中、壁にもたれて呑気に寝ていた。
「緊急停止レバ―も意味なかったしね~…」
デンライナーについている緊急停止レバ―を下げても意味がなかったことを、紫色のイマジン、リュウタロスが報告した。
「なんでこうなったんだよ…!」
再び大きな揺れが起き、キンタロス以外のイマジン達は壁やテーブルなどを支えにし、モモタロスがそんなことを呟いた。
デンライナーの暴走が起きたのは数刻前、オーナーが駅長に会うことになり、そのためデンライナーはターミナル駅のホームに止まっていた。その際、イマジン達以外の乗客達はデンライナーから降りていた。そんな中、いきなりデンライナーが走り出し、イマジン達を乗せたまま時の砂漠を暴れるように走行し始め、今に至るのだ。
「あーもう!我慢できねぇ!!」
嫌気がさしたモモタロスは、壁に手を突きながら何処かへと向かい始めた。
「ちょっ!先輩、どこに行くの!?」
ウラタロスがモモタロスにどこに行くか聞くも、モモタロスは答えることなく先頭車両へと向かい始めた。
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デンライナーの先頭車両、そこにはデンバートが納車されており、そのデンバートを使うことでデンライナーを操縦することが出来るのだが、デンライナーが暴走しているため、デンライナーの走行方向を変えることが出来る前輪が、滅茶苦茶に動いていた。
「やるしかねぇ!」
デンバートに跨り、ハンドルを握ってデンライナーを操縦しようとしたモモタロスだったが、案の定、操縦は全く効かない。
「このっ!言うこと聞きやがれ!!」
デンバートとモモタロスが格闘していると、左右に暴れていたデンバートがいきなり、暴れるのをやめ、真っ直ぐと走るようになった。
「へっ!どう…」
デンライナーの暴走を止めたと思ったモモタロスが、鼻で笑った後ドヤ顔をキメたその時だった。正六面体の形をした物体がデンライナー目掛けて振り始めた。
「ぐおっ!…なんだよ一体!」
正六面体の形をした物体を避けるため、デンバートを使ってデンライナーを操縦して正六面体の物体を避け始めたが、正六面体の物体は次々へと降り注いくる。
「これなら…どうだ!」
デンバートにあるボタンのカバーを外しては、そこの赤いボタンを押し込んだ。
ボタンが押されてたのと同時に、デンライナーの武装が展開されては、降り注いでくる正六面体の物体に向けて攻撃を始めた。
しかし、正六面体の物体は微々が入ることがなく、ただ落ちてくる方向が変わるのみだ。
「どわぁーーー!!」
軌道を変えられなかった正六面体の物体が次々へとデンライナーに降り注ぎ、それによりデンライナーがダメージが入り、所々で爆発を引き起こした。
「や、やべぇ…!」
モモタロスが焦る中、爆破によって大破寸前のデンライナーの前に、青い裂け目が現れては、その裂け目へと線路が真っ直ぐと敷かれ、その上をデンライナーが勢いよく走り進めた。
「おい止まれ!!」
モモタロスがデンライナーにブレーキをかけるも、先程の攻撃のせいでブレーキが壊れたのか、ブレーキは効いている様子はない。そして、そのままデンライナーは赤い裂け目へと入って行った。
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テイワット大陸、モモタロスが居る世界とはまた別の世界、大きな大陸に七つの国々があり、それぞれを七柱の神々が管理している。
だが、ある日、スネージナヤ、ナタ、フォンテーヌ、スメール、璃月、そしてモンドの七つの国の上空にて、白と黒の蛇のようなものが、奇妙な音を出しているのが目撃された。
こうして、イマジン達はテイワット大陸へとやって来たのだ。