そのTSロリ娘は如何にして天馬司にメス落ちするのか 作:村岡
プロットとか何もないです
幼なじみの頭がおかしくなった。
何いってんだって感じだけど俺も何言ってんのかわかんない。
だがしかし、今のあいつを形容することができる言葉がこれしか見つからんのだ。
今日の俺は、いつも通りに朝一番に小学校へ登校し、いつも通りに自分の席に座って窓の外を眺めていた。
そして数十分後、いつも通りじゃないあいつがやって来た
「天翔けるペガサスと書き、天馬!世界を司ると書き、司!その名も、天馬司ッ!スターになるべく産まれた男ッ!! 皆、おはよう!!!……む?どうした皆して黙りこくって……はッ……そうか。オレの放つ輝きにあてられ声が出せないほどに感動してしまっているのだな!?……そうか、そうかそうか。ハッハッハッ……ハーッハッハッ!!!」
こんな感じでな。これを頭がおかしくなったと言わずして何と言う。
アイツ……司は、つい先日までは妹思いな普通の小学生男児だったはずなのだ。それなのにどうしたってんだ、今目の前にいるコイツは自称スターになる男のキチガイじゃねえか。
俺は頭がおかしくなった幼なじみを前に、いったいどうなってんだよ、と文字通り頭を抱えた。
……あと、皆が黙りこくっていたのはお前のクソデケェ声と文字に起こすだけでもクソやかましい自己紹介のせいだよ。
◆
昼休み、俺と司以外は外へ出てサッカーなりなんなりして遊んでいる。
いいタイミングなので、教室の壁に向かってなにかセリフのようなもの叫んでいる司に聞いてみた。
「なぁ司」
「最悪の状況を切り抜ける―――む?どうかしたか、雛子」
「いやどうかしたかってお前……こっちのセリフだわ。お前急にどうしたんだ?喋り方とかやばいくらい変わってるけど」
「喋り方……そうだろうか?」
「そうだよ」
「ふむ。ならばよかった!」
「は?」
突拍子が無さすぎて思わずガチトーンのは?が出てしまった。なんでそうなんだよ。
「……この話し方は、オレの決意の現れだ」
司の表情が真剣なものに変わる。俺もそれにつられて、顔をこわばらせた。
「オレは、スターになりたい」
「スター……そういや、朝もんなこと言ってたな」
「ああ。大きな舞台に立って演技をし、ショーを見るすべての人々を笑顔にする。オレは、そんなスターに憧れた。オレは世界一のスターになって、咲希に、家族に、お前に……世界中の人々に、笑顔を届けたい」
そう言ってどこか遠く、窓の外を見つめながら、ふっと目を細めた司の顔はとても輝いて見え、きっとこれから先彼のこの顔を忘れることは無いのだろうなと、何故か無性にそう思った。
「……大層な夢だな」
「そうかもな。……だが、大層なオレにはピッタリだろう?」
不敵に微笑む司。どこまでもポジティブな奴だ。
「……ったく、どこからそんな自信が湧いてくるんだか」
「それは……オレがスターだからだ!」
「理由になってねぇじゃねぇか」
―――これは、俺こと
そんなお話だ。
モノローグは短いほうがいいって母ちゃんが言ってた。という建前の元、本音は手を抜きたかっただけ。
次回更新日は未定。更新されるかすらも不明。続きを書きたい気持ちはある。
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