アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア 作:爆死常習犯
ヒーロー志望の学生のための最高峰、雄英高校。その受験会場に俺、いや私は立っていた。
「普通、ようやくここまで来ましたね、とかしみじみと実感するんでしょうけど私は言います。……いくら能力もらったからって受験会場に直接送り込むアホがいますか!?」
アルトリア全員のサーヴァントの能力をくださいと言ったら普通に通ってしまって今に至る。転生してから今まで頑張ってきたなんてことも無く意識が戻ったらそのまま受験。そもそもヒロアカの世界に転生すること自体雄英高校の看板を見てから気づいた。どうすればいいんですかね。
…受験の手続きってしてあるんだろうか。受験票はどこにあるかなっと…
「ア、アルトリア・リリィ?あれ?確かにFGOのアルトリア全クラスの鯖の能力頼んだよね?」
思わずロールプレイするつもりだったの素の口調が出てしまった。たしかに誰とは言わなかったけどもアルトリアと言ったら普通は青セイバーが出てくると思うぞ。あと、アルトリアもリリィも名前だと思うけどこの場合どっちが苗字で通るんだろうか。…深く考えないでおこう。
というかどう考えても無茶な要望なのによく通ったな。手元にあるのがエクスカリバーじゃなくてカリバーンなのが気がかりだけど。
──────────────────────
謎に作り込まれた演出とともに試験官のプレゼントマイクが話し始める。テンション高いなおい。
『受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ!エブリバディセイヘイ!!』
…これが来ると分かっていても返事できるやつは居ないでしょう。この緊張感で叫んだら公開処刑だぞ。当然のごとく誰も返事しなかった。
『こいつはシヴィー。なら受験生のリスナーに実技試験の内容をサクッとプレゼンするぜ!──』
なんかプレゼントマイクが話しているけれどもなんとなく試験内容は覚えているのでスルー。うろ覚えだったけどたしか4種類の敵がいたはず。ポイント別で1、2、3ポイント、そして無駄にデカいのにポイントの入らない0ポイントの敵。
よくよく考えると先の情報を知っているってのはだいぶお得だ。他の人も助けながらポイントを稼ぐ。これで実技試験はだいぶ余裕があるはず。…私、筆記試験受けてないんだが?
『──最後にリスナーへ我が校校訓をプレゼントしよう。かの英雄、ナポレオン・ボナパルトは言った、「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えて行く者」と!さらに向こうへ、"
…お、終わった感じかな。やっぱり内容は変わらずだったな。まあ筆記がどうなってるか知らないから不安しかないんですけどね!(キレ気味)
──────────────────────
『ハイ、スタート!』
実技試験の会場で開始を待ってたらいきなり合図を出された。そういえばこんなシーンもあったなチクショウ!一瞬固まった後に周りの受験生が一斉に駆け出す。しっかり出遅れた。
「いまだにリリィの姿のままなのが気がかりですがやるしかないですね、私の勘を信じましょう。…なんかあっちに敵がいる気がします!」
とりあえず1ポイント敵を発見、どこまでアルトリアの力が通じるかわからないし一回試してみよう。リリィの姿とはいえサーヴァントの力を持ってすれば問題ないはず。
「ハアッ!…今の私でもこの敵は倒せるようですね。しかし
どうにも解決策が浮かばないので保留にして置こう。おっと、なにやらアチラから人の気配がするので向かいましょう。
「く、思ってたより敵が強い、この個性じゃヒーローなんてなれないのかっ!?」
「大丈夫ですか!あっ、でも手伝っても問題ないのでしょうか…」
「俺のポイントは気にしなくていいから倒してくれ!」
「お任せください!」
そのままカリバーンの一振りで敵ロボットに殴りかかる。正直言ってただの力技だけど筋力Cとはいえサーヴァント由来の力、まあまあ吹っ飛んで行った。そして静寂が訪れる。
「…えっと、その、お互い頑張りましょう!」
なんとなくいたたまれなくなったので全力で逃げた。
さっきの人、たぶん心操くんだよね。明らかに戦闘向きじゃないけど頑張っていた。やはりヒーローを目指してる以上そういった精神性を持ってる人が集まりやすいのだろう。アルトリアも善性の持ち主のはずだけど。
「アルトリアらしく振る舞う、これが意外と難しい。しかし少なくともこの姿でいる内は誇れる振る舞いでいられるようにしなくては」
そしてまた敵や困っている人が居そうな場所へ向かう。なるべく実技で頑張らなくては。そして試験に合格するのです。
「…これでたぶん40ポイント弱、合格水準ではある…と思いたいですね」
遠くから建物が崩れる音や悲鳴が聞こえてきた。とうとう0ポイントのオジャマ敵が来たみたいだ。
「結局
巨大ロボットの方へと走る。記憶の通りなら主人公の緑谷くんも倒していた敵。けれども実際に見るとやはりスケールが違うわけで。
「これ、本当に私に倒せるんでしょうか。いえ、サーヴァントの力をもらっているならば難しくないはず。…この会場に緑谷くんがいないことは確認済みなので出番を取る心配はありません。出し惜しみは無しです」
カリバーンに力を込める。宝具の使い方はまだ分かっていない。でもこれできっと大丈夫だろう。どんどん光が眩しくなってきた。
「全力でお相手しましょう。…希望を示せ、
巨大ロボットの頭を狙って宝具を放つ。私の全力がこもった光はロボットを貫通して撃破せしめた。
「宝具を使った反動が思ったよりダルい…魔力不足でしょうか?」
その後はペースを落としてロボットを数体倒したところで再びプレゼントマイクのアナウンスが聞こえてきた。
『試験、終了ー!』
「やっと終わりましたか。…少しだけ、休みましょう…」
そのまま地面に倒れていく。誰かが心配そうにこちらに話しかけているのを見ながらそのまま眠りについた。
──────────────────────
「うーん………ハッ!そういえば試験が!」
「試験ならもう終わってしまったよ」
起きると目の前には謎のおばあちゃんが現れた。なんとなく見たことある人の気がするんだけど…
「私かい、私はこの学校の看護教諭さ」
「あ、貴方がリカバリーガールさんですか」
「なんだ、知ってたのかい。とりあえず、体に異常は見られなかったよ。全く起きてこないからここに運んだわけさ。ほれ、グミお食べ?」
とりあえず病院と言うよりは保健室って感じの部屋に運ばれた。まあ実際保健室で間違ってないのだろう。若干体がだるいけどほとんど普段と変わらないみたいなのでササッと撤収する。
「はい、お騒がせしました。あと筆記試験って……そうですよね終わってますよね。それでは、失礼しました…。」
試験は全て終了だようだ。希望なんて無かった。今ならオルタ化出来るのでは。しないですけど。
「というか住所分からないしどうすればいいんですかね。荷物の中に何か無いですかね…。黄金橋の下…立派な名前なのは認めますがホームレスということでよろしいか?」
いまなら何の躊躇いもなくオルタ化できる気がする。おっと、こっちにあるのは銀行通ちょ…
「預金残高500万円!?理想郷はここにあったのか!」
ウッキウキで黄金橋とやらに向かう。後で前世で読み切れなかったマンガの続きも買おう。500万円もあれば多少使っても余裕があるはず。
「ふっふっふ、今日の晩御飯は豪華になりそうですね!」
既に受験のことは頭の片隅から追いやられている。この後にやってくる苦難も、今はまだ知らない。
オリ主の設定
アルトリア・ペンドラゴン(リリィ)(オリ主)
筋力 C
耐久 C
敏捷 B
魔力 A→D+(龍の心臓無しのため弱体化)
幸運 A+→B(オリ主の影響により弱体化)
宝具 B
オリ主のアルトリア全員の能力が欲しいという願いをスケールダウンして叶えられた姿。この状態だとリリィの能力しか使えない。そもそも龍の心臓がない時点で大体が手に余るが。弱体化せずに書かれている部分も魔力解放によるランクなので戦闘時以外は貧弱そのもの。
スキル
直感 B→D+(オリ主の影響により弱体化)
戦闘時、自分にとっての最適を感じ取る能力だが、結局の所中身は別物である。攻撃をある程度予見することができる。
魔力放出 A
武器や自身に魔力を帯びさせ瞬間的に放出することで能力を向上させることができる。その効果は凄まじいが、オリ主の魔力量が微妙なのですぐバテるだろう。
対魔力 B→―(龍の心臓無しにより無効化)
同ランク以下の魔術を無効にする効果だが、龍の心臓が目覚めないどころか存在しないので発動しない。
騎乗 C→E+(オリ主の影響により弱体化)
大抵の乗り物ならなんとか乗りこなせる。アルトリア本人の知識は受け継いでいないのでただの気合である。悪い事は言わない、やめとけ。
宝具
ランクB/対人宝具
選定対象が正しく、王として完成されたときに聖剣に相応しい威力になる…と言われているが中身が別物なのでかなり不安。
──────────────────────
オリ主はなるべく口調を本物に合わせようとしてるけどズレてる設定(作者の知識が雑なことに対する言い訳)。これでも調べながら書いてます。あとバランス調整のためいろいろ弱体化させてます。
主人公の住所、最初は理想橋とかにしようとしたけとまさかの実在するというね。世界は広い(遠い目) ちなみに黄金橋は広島にある模様。まあ深く考えないでおこう。
追記 主人公のアルトリアの能力について修正しました。サーヴァントとしてのアルトリアという形で行きます。獅子王(1部6章)は除外とします。
宝具の名前を言う時の表記はどれがいいですか?
-
名前&ルビ(例:勝利すべき黄金の剣+ルビ
-
宝具の名前のみ(例:勝利すべき黄金の剣)
-
ルビの部分のみ(例:カリバーン)