アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア 作:爆死常習犯
主人公は龍の心臓は存在しないので魔力使う度に生命力削ってます。このまま行くと食費が悲惨なことになります。
第1種目:50m走
席順が50音順である兼ね合いか、ペアは蛙水さんであった。言われてみれば確かに50音的にも近い。
「この種目でのライバルは速度特化型の飯田くんですかね…魔力放出で張り合えるといいんですけど」
「君の個性は…見た目だけだとあまり想像がつかないな」
「まあ瞬発力の強化だと思ってもらえば」
『イチニツイテ──』
計測ロボのスタートの合図が聞こえる。暇してた期間の間に魔力放出については練習したので問題ない。多分龍の心臓辺りに問題があるのだろうけど、宝具を1発は打てる程度の魔力はある。
魔力を溜めて解放する準備をする。持久力がない分、点数は稼げるところで稼がないと。最初から飛ばしていこう。
『ヨーイ、スタート』
「魔力放出!」
敏捷Bの力を存分に示して3歩目でゴール。本職の英霊の方々は音速も超えますからね。
『2ビョウ03』
「これは結構好記録なのではないでしょうか?」
ペアの蛙水さんにも差をつけてゴール。蛙水さんもカエルという速さに影響なさそうな個性なのに5秒台となかなか速かった。そして飯田くんは3秒04だった。
「おお、飯田くんに勝てた!やはり瞬発力ならこちらに分がありますね」
「身体能力を強化する個性か、まだまだボ…俺も精進しなければな!」
第2種目:握力
「やっぱり魔力放出すると疲れがどっと来ますね…途中で倒れないようにしないと」
2種目で既に疲れが来てる訳だが。宝具を使ったらそのまま失神する自信がある。ペース配分をミスったことは間違いない。
「スゲー、540キロ!あんた、ゴリラか!いや、タコか…」
「むむ?なんか騒いでる人が」
障子くん…たくさん腕とかを生やせる個性の人が540キロを出していた。…確かサーヴァントって片手で人の頭を握りつぶせるくらいあったよな…まあ、あれは超えないだろう。
「魔力放出ー!」
『──ピピッ』
握力計からミシミシと嫌な音が聞こえるけど壊すことなく測定は終わった。無駄にハイテク。そもそも500キロも十分握力の概念が超えてるし。さてさて結果は…
「い、1トン超え…」
「あいつ、見た目は女子そのものだけどこのクラスで一番力があるよな…」
「……泣きますよ?」
ちなみに同じような記録を出している女子がもうひとりいたがそちらは万力を使っていた。万力相手に素手で張り合える怪物という扱いに涙を禁じえない。
第3種目:立ち幅跳び
3種目となると誰がどんな個性なのか分かってきたのでかなり視線が集まってきた。言っておくが、もう私の体力はほとんどないぞ?一応本気で行くけど。
「さすがに疲れてきました…魔力放出!」
そのまま地面に対して45度を目指して跳躍する。あちょっとまって砂場通り過ぎた。
「あたっ!…30メートルくらいですかね?」
結局1番ではなかった。うん、腕から爆破を出せたらほぼ無限に飛べるよね。青山くんのヘソからのビームに負けたのは癪だけど。あの移動方法でその飛距離はおかしい。
第4種目:反復横跳び
ちょっと疲れが誤魔化効かなくなってきた。魔力放出?20秒間もフルで動いたら死ねますよ?
「40回…もう限界です。次の種目次第では失神も辞さないです」
もう動きたくありません。3本線から離れると地面にうつ伏せに倒れ伏す。
「──────!!」
形容し難い叫びが聞こえてきた。顔だけを動かして声のした方をみると峰田くんが頭のもいだやつでバウンドしながら大記録を打ち立てているのが見えた。
Σ(゚д゚;)
こちらが深淵を覗いている時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。
第5種目:ソフトボール投げ
「ここも点数の稼ぎどころ…魔力放出しないといけない。みんな、今までありがとう」
「よく分からないけどまだ出会って初日よ、リリィちゃん」
もう最下位は無いだろうという成績をただき出してるし大丈夫な気がするが。でも相澤先生のことだし、手を抜けば後でどうなるかは想像もしたくない。
「魔力…放出!」
魔力放出の影響か、カリバーンみたいな光をまといながらボールが飛んで行った。
「490メートルだ」
「今の光凄かったよね!あれも個性の効果?」
「私にも分かりません…」
芦戸さんから話しかけられたけど…体力がもう残ってないんだ、勘弁してくれ…。ちなみに倒れていたので緑谷くん覚醒イベントはしっかり見逃した。…やっぱり起こしてくれても良かったんですよ。
第6種目:持久走
もう運動する体力はないのにこの仕打ち…さては殺す気ですね。
「うぐ…やっと…ゴールです……(そのまま倒れる)」
「だ、大丈夫ですか!」
「大丈夫じゃないです…」
緑谷くんが心配して駆け寄ってきた。彼はソフトボール投げの痛みを我慢しながら走ってるはずなのに、それを遥かに下回る遅さでゴールした。そういえば緑谷くん、オールマイトと特訓してましたもんね、アハハ……
「……あっ、失神した!リリィさん、リリィさん!」
第7種目:長座体前屈
「40センチ」
『普通の記録だ』
みんなから視線が集まっていたが結局可もなく不可もない数字だった。体のやわらかさに身体強化は生きないと思うんです。
第8種目:上体起こし
「も、もう体が動きません…」
「18回、みんなの中でいちばん少ないわね」
明らかに平均を下回る精彩を欠いた動きで回数は誰よりも少なかった。最後の種目だし魔力放出しても良かったけど明日以降に響きそうなのでやめといた。
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全種目が終了したところで相澤先生が集合をかける。全力を出し切ったし疲れましたね…。
「んじゃ、ぱぱっと結果発表」
緑谷くんが戦々恐々としているのが見える。というかソフトボール投げで見込みがないって判断されてたら普通に最下位だからって除籍されてたと考えると怖いよな。
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。細かく口頭で説明するのは面倒だから一括開示する」
ランキングのようなホログラムが空中に浮かび上がった。ハイテクだなぁ。個性の影響か、ヒロアカ世界ってハイテクグッズが意外と多いよね。
えっと私は…9位、うーん微妙。持久走を筆頭に苦手な種目が足を引っ張り過ぎた。あ、まだ見てる途中だから消さないで?
「ちなみに除籍はウソな。君たちの本気を引き出す合理的虚偽」
『はあー!?』
うん、そこで嘘って言われたらそうなるよね。まあ本気だったって知ってますけど。あまりの衝撃に緑谷くんがムンクの叫びみたいなことになってる。
「あんなのウソに決まってるじゃない、少し考えれば分かりますわ」
「いちおう私の勘は本気だった気がすると言ってましたよ。個性のおかげで勘がいいんです」
「…まさかあの身体能力は個性じゃな──」
「なわけないですからね?」
「そうですわよね」
あれで素だったらきっと人類は超人の集団となるだろう。個性の存在が既に超人の集団に仕立て上げてるけど。割と消耗してる私に保健室へ行くよう言われたので指を治しにいく緑谷くんと一緒に保健室に行くことにした。
保健室までの移動中、緑谷くんにすぐさま話しかけられた。コミュ力があるって羨ましいですね。(遠い目)
「リリィさんの個性って凄いんだね!」
緑谷くん、テンション高い。ヒーロー関連になるとオタク気質がしっかり全面に出てくるからね。まあ俺にコミュ力は備わっていないのでこちらとしては非常に助かるけど。
「勘が良くなるとか水の上に立てるとかいろいろあるけどやっぱり瞬発力が1番の目玉ですね」
「なるほど。瞬発力も凄いけど勘が良くなるのも戦闘において役に立つだろうし水上に立てるとしたら海上とかでの救助活動にも大きく貢献できそうだ。ただ身体能力の上がり幅が大きい分デメリットも大きいから長時間の活動は厳しいだろうし──」
「緑谷くん?……返事が無い、そっとしておきましょう」
完全に自分の世界に入ってしまったらしい。分析力が高いのは細かい部分から伝わってくるけど会話の最中にそうなると不審者にしかならないのよ。
「緑谷くん…緑谷くん!保健室の前に着きましたよ?」
「…あ、ごめん、リリィさん」
緑谷くんが正常に戻ったところでさっそく保健室へ入室する。
「失礼しまーす」
「どうかしたのかい?」
「あ、相澤先生に指を保健室で治してもらうように言われて…」
「私は1回失神したので少し休むようにと」
最終的に空いてるベッドに案内してもらって少し眠ることにした。おやすみなさーい。
「うーん…ハッ、学食!」
「今日は入学式だから開いてないさね。それにもうみんな帰って──」
「そんな!やっと白米以外のご飯が食べられると思ったのに!」
「…失神した原因は食生活にもありそうだねぇ」
仕方が無いので弁当を買って帰ることにした。明日こそは…明日こそは学食を!
食生活が悲惨な主人公。次回は遂に学食。今こそ食費を解放する時。
食生活がマシになれば多少魔力に余力が出ますがどのみち宝具を撃てば気絶が確定します。
宝具の名前を言う時の表記はどれがいいですか?
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名前&ルビ(例:勝利すべき黄金の剣+ルビ
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宝具の名前のみ(例:勝利すべき黄金の剣)
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ルビの部分のみ(例:カリバーン)