アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア   作:爆死常習犯

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この日人類は思い出した……ヒロアカにはシリアスもあるという事を──



USJ編-1「話の途中だがヴィランだ!」

 朝学校に登校したところ、マスコミが侵入してきたと言った情報を教えて貰った。気づけば入院している間に飯田くんが学級委員長が決まったらしい。意識を失ってた間にそれが来たか、ということはいよいよあのイベントが来るな……。

 

 ──────────────────────

 

「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう1人の3人態勢で行うことになった」

 

 災害等々のレスキュー訓練。雄英高校の敷地内にある専用の訓練施設にバスで移動して、様々な状況に対応できるように訓練をすることになっている。しかし実際にはヴィランの襲撃が待っている訳だ。

 

「今回コスチュームは各自の判断で構わない、中には活動を阻害する物もあるからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。以上……準備開始」

 

 そのまま相澤先生が部屋から出ていった後。各々がコスチュームを取りに向かう。さて、俺も着替えをしないと……姿が変わる時に服装も切り替わるみたいだしそのままでいいかな?

 

 

 バスの移動中は暇なので会話が盛り上がる。個性を使った授業はみんな楽しみにしているからね。しかし俺は残念ながら会話に入れないので、飯田くんが張り切って整列させたのに空回りして落ち込んでるのを眺める。うん、俺は真面目なのはいい事だと思うよ……そしてコスチュームを着ないでバスに乗ってると微妙に違和感が。一応着てくれば良かった。

 

「私、思ったことを何でも言っちゃうの。緑谷ちゃん?」

「は、はい!蛙水さん!」

「梅雨ちゃんと呼んで?」

「う、うん……」

 

 ウブですねー、緑谷くん。俺も人のこと言えないが。所詮はガワだけで中身は小心者のままなのだ。というわけで助けてやれないが強く生きるんだ、緑谷くん。

 

 話の流れでみんなの個性の話に移る。……ふと思ったけどアルトリアの力って個性の判定になるのだろうか。魔力放出とか使ってるあたり微妙な気が……うん、どうせ分からないし放置で。

 

「プロな、しかし、やっぱりプロも人気商売みたいなとこあるぜ?」

「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み」

「私のビームも本気を出せば核兵器並の威力が出ますよ?私の切り札は誰にも止められません!」

「でも2人とも体調悪くなっちゃうのは良くないね」

「「うっ……」」

 

 非常に反省してます。はい。後、青山くんと同じ扱いは非常に心外。なぜあんなにネタに走ったみたいな奴と同じ扱いなんだ。……俺はネタキャラじゃないぞ。

 

「まあ、安定して派手で強えーのはやっぱ轟と爆豪だな!」

「……ケッ」

 

 やっぱりみんなこの1週間でお互いのことについて分かってきているらしく、爆豪くんのキャラも完全に掴んできている。いつもキレてるよね……。

 

「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格の悪さって認識されてるのはすげえよ」

「そのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!」

「爆豪くん……人類の脅威かセイバーのどちらかで呼ばれた事はありますか?」

「お前も何言ってんだ殺すぞ!」

 

 さすがは爆豪くん。常に感情が爆発してる……怖いから関わらないで置こう。君、本当に属性:善なの?

 

「もう着くぞ、いい加減にしとけ」

『はい!』

 

 相澤先生に注意された途端に全員が静かになった。入学式の日の個性把握テストでしっかり鍛え上げられてる様でなにより。

 

 

 

 レスキュー訓練の練習場。バスから降りたら早速目に入ったけどサイズがおかしい。こんなのを敷地内に収めても余裕のある雄英凄いな……。あと施設内の移動大変そう。

 

 そしてA組を待ち構える形で施設の前に立っている13号先生。この世界に来てからテレビとかもほとんど見てないから分からないけど、みんなにとっての憧れの存在であるヒーローがこうして授業をしてくれるって凄いよね。

 

『おお……』

「すっげぇ、USJかよ!」

「水難事故、土砂災害、火災、暴風、エトセトラ……あらゆる事故を想定し、僕が作った演習場です。その名もウソの災害や事故ルーム、略して──」

 

「──''USJ''!」

「アウトでは!?」

 

 みんな何も言わずに黙ってるけどこれを言わずにどうしろと言うのだ。このネーミングは絶対誰も止めなかった結果の暴挙だ。権利関連はヒーローでもアウトでは?ユニバーサルスタジオもなんとか言ったらどうなんですかね。

 

「えー、始める前に、お小言を1つ、2つ、3つ、4つ……」

 

 多いよ。先に言った数より増えるパターンもこの世に存在するけど、先に言う数って普通せいぜい3つか4つだと思う。そんな訳で先生の話が始まる。麗日さんが全肯定ボット並に首をブンブン縦に振り続けている。首を痛めないのだろうか。俺も首を縦に振ってみる。

 

「──相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います」

 

 それについては同意しかない。宝具は人に向けてはいけないやつだ。次からは蹴りぐらいで済ませよう。……よく考えたら普通に蹴ってたな。セイバーオルタが蹴りでいいのかと思うけど、本物みたいに魔力を使ってたら一瞬で無くなる。家にある聖杯レプリカが本物だったらいいのに。……今度、宝石魔術でも試してみよう。

 

「この授業では心機一転、人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つけるのでは無い、助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな」

 

 人を助けるために……基本的に力技しか使えないのだけど、それでも大丈夫だろうか。とりあえず、心の持ちようを大切にしよう。

 

「以上、ご清聴ありがとうございました」

 

『おぉー!』

 

 俺も思わず感嘆の声を漏らす。みんな同じような思いだろう。自分の中に確かな意志がある、ということがハッキリと分かる演説だった。……ちょっと首が痛い。

 

「よし、そんじゃまずは──」

「──話の途中ですが先生、敵襲です」

 

 建物中心の広場に敵のワープゲートが開かれる。ヴィランが雄英高校にやってきた。なんて間の悪い……でも、話の節目を待つのはいい事だと思います。

 

「ひと塊になって動くな!13号、生徒を守れ!」

「何だありゃ?」

 

 ゾロゾロと現れる敵に思わずみんなの動きが固まる。思ったより大勢来ている。あの数を相手するのは魔力量的に厳しいどころか完全に足りない。俺も気を引き締めないと。

 

「また入試の時みたいなもう始まってんぞパターン?」

「動くな!……あれは、ヴィランだ」

 

 先生がゴーグルを着ける。本気で戦うということだろう。ただ多対一は厳しいのも明白。隙を見て援護に向かいたい所。特に脳無にやられる前になんとかしないと。

 

「先生、センサーは」

「もちろんありますが……」

「なんにせよこうなってるってことは向こうにそういうことが出来るやつがいるってことだ。校舎と離れた隔離空間、そこにクラスが入る時間割……バカだがアホじゃねえ。これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」

 

 冷静な分析、ありがとうございます轟くん。俺の頭じゃそこまで考えつけない気がする。直感を信じるのです。

 

「13号、避難開始、学校に電話試せ。……センサーの事が頭にあるヴィランだ、電波系の妨害もされている可能性がある」

 

「先生は、1人で戦うんですか?あの数じゃいくら個性が消せると言っても……イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛、正面戦闘は……」

「一芸だけじゃヒーローは務まらん、任せた13号」

 

 そう言って広場に飛び込むイレイザーヘッド。即座にみんなを逃がすために囮になる判断。プロは何も力があるってだけじゃないんだ、そこが俺の魔力放出ゴリ押しとかと違うって事だ……そして追いかけるタイミングが無いな!

 

「凄い……多対一こそイレイザーヘッドの得意分野だったんだ!」

「分析してる場合じゃない!2人とも早く避難を!」

「うん……」

「すいません、今行きます!」

 

 まあ、脳無を出してくるまでのしばらくは先生にも余裕があるでしょう。後で援護に行くからちょっと待ってて!




話が思い。やっぱこういう系統になると書くのに時間がかかる。

個人的書きやすさ
コメディパート>シリアスパート>>>戦闘パート

まあギャグとシリアスのバランスもヒロアカの魅力だと思うので雰囲気をぶっ壊さない程度に主人公にネタ的に暴れて貰いつつ書ければなと。



あと毎日投稿多分無理です。

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