アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア 作:爆死常習犯
オールマイトがやって来た事でヴィラン達が狼狽えている。そしてオールマイトが入口近くから……速っ!瞬間移動かよ!広場のヴィランを一網打尽にして相澤先生を抱えていた。3人を助けるのに夢中で先生を脳無から離れさせるの忘れてた……。
「みんな、遅れて済まない」
「オールマイトも来たことですし、彼の後ろへ下がりましょう」
3人をオールマイトの近くへ運ぶ。オールマイト程のスピードは出ないけど脳無に気を付ければ十分だ。そしてみんなを地面に降ろす。
残された魔力は2割弱。ここ1週間で食生活が改善された事で前より総量に余裕はあるけど、宝具無しで脳無の単身撃破は無理そうだ。まあヒーローの方々に任せるとしよう。
「はあ……流石に速いや。けれど思った程じゃ無い。やっぱり本当だったのかな?弱ってたって話」
ヴィランに相対するはオールマイト&相澤先生。相澤先生の抹消って一見地味だけど確実に強個性だよね。一方的に相澤先生がやられないような配置を取ればこちらが圧倒的に有利になれる。
「みんな、入口へ……相澤君、済まないが少し手伝ってもらってもいいか?」
「気をつけてくださいオールマイト。そこの黒いヴィラン、俺の抹消を使ってもパワーはオールマイト並だ」
「大丈夫、心配ないさ」
そのまま脳無に近づくオールマイト。相澤先生にまだ意識が残っている事で脳無のショック吸収は突破出来そうだ。……セイバーリリィが宝具を撃った後に回復出来てたけど流石にそのために今撃つのはまずいよな。絶対失神するし。
「オーダーチェンジ、セイバーリリィ……ふぅ、3人とも、みんなの所へ帰りましょうか」
「オールマイト……」
緑谷くんが心配そうにオールマイトを見ているが相澤先生もいる事だし大丈夫だろう。元々、ショック吸収を突破するのに苦戦したので抹消の個性で無効化すれば勝てない相手では無いはず。
「
腕をクロスにして死柄木弔にタックルを仕掛ける。向こうも脳無を盾に耐えようとするが……
「──''
脳無は広場の外へと滑りながら砂埃を巻き上げて吹っ飛んで行った。圧倒的パワー。これでやつは戦闘不能。そして黒霧のワープゲートで逃げないように相澤先生が抹消をしておけば勝利……おい待て。さも当たり前のように言ってるけど、ここに来る前に1回黒霧倒したよな?
「戦闘中につかぬ事を聞きますが、そこの黒霧と言うヴィラン。入口で確保しているはずでは?」
「私の個性はワープゲート。隙を見れば逃げることは容易い」
「リリィ……厄介そうなヴィランを放置してこっちに来たのか?」
「このままいけば完封出来そうですね。さあ、行きましょうか。私も余り体力に余裕が無いのでこちらに攻撃されると困ります」
「おい待てリリィ」
ふっ、俺は過去は振り返らないタイプなんだ。という訳で行きましょうか緑谷くん達。……逃げようとしたがしっかり手首を掴まれた。
「ヴィランを野放しにしたら後で厄介な事になるのは分かるだろ」
「はい……麗日さんが敵の重力をゼロにして瀬呂くんがテープを巻き付け砂糖くんがそれを持ち前のパワーで振り回せばこちらへワープしてこないと思いまして」
「指示は出したのか」
「出してないです」
「後で反省文だ、さっさと行け」
そして前方で何事も無かったかのように再開される戦闘。メンタル強いなお前ら。
「そいつの個性はショック吸収だけじゃない。超再生もある。それはオールマイトの100パーセントにも耐えられるよう改造された超高性能サンドバッグ人間さ」
「相澤先生、オールマイトと相性が悪すぎますよあの敵!あとあのヴィランが再生するの伝え忘れてましたごめんなさい!」
そのまま脳無をコンクリートに叩きつけるオールマイト。黒霧と脳無の2つを同時にオールマイトに相手させるのは厳しい。今の叩きつけるのだって抹消が切れたらカウンターされかねない。
あと個人的には、あのシリアスがぶち壊しになった状態から脳無の紹介に移った死柄木の気持ちがどうなってるのか非常に気になる。可哀想に思えてきたのでそっと合わせてあげる事にした。
「相澤先生、短時間なら大きい方のヴィランの相手も出来ますが」
「リリィ、個性把握テストの様子からしてもうそんなに余裕ないだろ。いいから下がっておけ」
個性を消しているのにオールマイトと力で渡り合える脳無。この倒せそうで倒せない感じがもどかしい。もう少しで倒せそうな所で相澤先生の瞬きが入ってしまう。イマイチ決め手に欠ける。
「さ、行きましょうか3人とも」
まあそういうのは本職の方々の仕事だ。大人しく指示に従おう。ここで出しゃばるとまた何かしでかす気がしてならない。
「不安なのは分かりますが相澤先生も付いているんです。負ける要素は無いでしょう」
「でも……」
「心配ないぜ緑谷、だってオールマイトだぜ?」
階段に向かって歩く。結局今回はしくじりが多かった。特に13号先生に大怪我をさせてしまったのは痛恨の極みだ。キャストリアの聖剣作成でアヴァロンも作れるだろうか……あれは鞘だしさすがに無理があるか。
そうやってグダグダ話していたら後ろから爆発音が聞こえてきた。振り返るとオールマイトが脳無に押さえつけられていて、黒霧のワープゲートのモヤが広がっているのが見える。
「オールマイト先生、大丈夫かしら……」
「モヤで相澤先生の視界を防いで個性を使ったみたいですね。主犯格2人には逃げられましたか……」
「なあ、どうする緑谷?」
「オールマイトを助けに行かなきゃ!」
慌てて走って戻ってみればオールマイトの脇腹の辺りに脳無の指が食い込んでる。
「オールマイト!」
「ちょっと、大丈夫ですかオールマイト!」
カリバーンで脳無の腕を切断してその間にオールマイトを移動させる。再生が止められないしキリがない。質量保存の法則はどうなってるのか。……今更だったな。
「しばらく抑えてますか?」
「見かけによらず力あるよね君……」
抹消が切れたら定期的に脳無の腕と足を切断するお仕事。倫理観が崩れ落ちる音が聞こえる気がするけどきっと気のせいだ。結局、校長先生たちが救援にやって来るまで続いた。
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刑事さんがやって来て点呼を取る。そこは先生じゃ無いんだね。そういえば相手をした主犯格以外にもたくさんヴィランがいるんだったか。
「18、19、20、21……よし、全員揃ってるね」
今回は脳無を俺がなんとか出来たことで微妙に被害が減ったらしい。あと入口組は黒霧逃走の際にバラバラにワープさせられていた。正直言ってすまんかった。
「へくしっ……風邪でもひきましたかね……」
安全確認が終わったのでとりあえずは教室へと戻ることに。ガバをかましまくった訳だけどまあ……気絶はしなかったからヨシ!反省文?知らない子ですね。
「刑事さん、先生達は?」
「イレイザーヘッドは左腕の粉砕骨折、13号は背中から上腕にかけての裂傷が酷いが命に別状は無し。オールマイトも軽傷でリカバリーガールの個性で治癒可能とのこと」
後で俺も足を保健室で見てもらおう。アドレナリンが出てたからか今まで痛みは無かったけど、しばらくしてからヒリヒリと痛むようになってきた。ブラックホール、恐ろしい個性だ。
事情聴取が終わって気づけばもう夕方、リカバリーガールに治してもらってさっさとスーパーに買い物に行こう。今日は魔力を結構使ったし多少の贅沢は許されるはずだ、そうに違いない。
「しかし明日が臨時休校ですか……明日のお昼ご飯はどうしましょう?」
帰り際に聞かされた臨時休校。貴重なカロリーの接種源が。ヴィランめ、この恨みは忘れんぞ。
「失礼します、おや?緑谷くん」
「あ、これは、そのっ……知り合いのお見舞いで!」
アレレーオカシイゾー(棒)……はい、そこに居るのはオールマイトですねすみません。挙動がおかしすぎてかえってものすごく怪しいのだが。雄英高校の保健室にいる時点で関係者なんだからもうちょっと自然に振る舞え。
「そうですか……お大事になさってください。さて、リカバリーガールさん、少し治癒を頼みたいのですが」
「うん?リリィ少女は怪我をしていたのか?」
オールマイトォ!上手いこと流したんだからそこで会話に入ったらダメでしょ!……気にしていない風に答えようか。
「ええ、13号先生のブラックホールがヴィランのワープゲートで返ってきた時に少し掠りまして。戦闘中は気づかなかったのですけど思いの外痛くてですね……」
「今回は失神はしてないみたいだけど危ないことはするんじゃないよ」
「ありがとうございますリカバリーガール」
緑谷くんとオールマイトが安堵からかため息をつく。……コイツら隠し事するの向いてないな。特にもうちょっと頑張れNo.1ヒーロー。
「さて、これからスーパーの特売があるので失礼します。お疲れ様でした」
ヴィランの襲撃は結構疲れた。月1以上の間隔でこの手のイベントがあるらしいけどきっと間違いですね。そうに違いない。
さも当たり前のようにガバを発動する主人公。しかしこうでもしないと開幕から黒霧・死柄木に殴りかかって
''アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア・完''
となるので致し方なし。あと前回で黒霧がヌルッと登場したのはただのミスなのでネタに利用しました。
……まだ続くよ?
ヒロアカのストーリーとはあまり関係の無い主人公メインの話、いる?(基本ギャグ)
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いる!
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別に要らない