主人公がハチャメチャな実況はーじまーるよー。
モルガナと別れ、現実世界へ帰還した主人公達。竜司の方はすっかりヘロヘロのようです。
「だぁぁ……マジで疲れた。蓮、お前……は平気そうだな」
鍛えてますから!(ガチ)。
「しばらくサボってたから大分鈍っちまったな。……いや、そんな事より鴨志田だ。写真は撮れなかったけど、俺、連中の顔バッチリ覚えたからさ。そいつらに体罰の事はかせりゃ鴨志田だってお終いだろ」
さぁて、そう上手く行きますかねぇ。けどまあ、空気を読んでここは証人探しを手伝ってあげる事にしましょう。
「お前の噂だって、きっと鴨志田が広めたに違いねえ。あの城で聞いただろ? あの野郎は自分の気に入らねえもんはなんだって潰しちまう。……俺みてえにな」
鴨志田が潰したという陸上部のエース。そして、竜司を「裏切りのエース」と呼んだ鴨志田。つまりはそういう事だったんですね。
「俺の言う事なんて誰も信じねえ。けど、あの歪んだ心ってヤツを見ちまったら、このまま何もしないままなんていられねえ。お前も……手伝ってくれるか?」
任せとけよぉ(イケボ)。
「助かるぜ。……お前、やる事なす事滅茶苦茶だけど、城でもこっちでも色々助けてくれただろ? ……だから、すげえ頼りしてるっていうか、お前さえいれば絶対にあんな野郎に負けねえって思えるんだ」
感じる! 竜司からの信頼をビンビン感じますぞぉ!
―――我は汝……汝は我……。
はい、竜司とのコープが発生しましたね。周回には欠かせないコープアビリティ「瞬殺」のためにも優先的にあげておきたいコープです。みんなも竜司君とは仲良くしようね!
「よし、何か食って帰ろうぜ。牛丼とかどうよ」
いいですねぇ! いいですよぉ! 今日の主人公の夕飯は牛丼になりそうです。……あ、けどその前に惣治郎に連絡しておきましょう。まだ携帯の番号は教えてもらってないので、ルブランにかけましょうか。
「……はいよ、こちらルブラン。……って、お前かよ」
惣治郎さんオッスオッス! あの、僕これから友達と一緒に夕飯食べて帰るんでちょっと遅くなります。なのでカギはかけておいてもらって構いませんので。
「は? わざわざその程度の事で電話してきたってのか?」
だってぇ、お世話になってばかりなのに心配かけたくないしぃ。
「はぁ……。くだらねえところで律儀なんだか何なんだか。……好きにしろ」
はい、連絡完了です。くだらないといいつつ、惣治郎の好感度がちょっぴりあがりましたね。実はこの好感度、コープは未発生なので全く役に立たないのですが、こうした細かな部分で少しずつ積み重ねていくと、なんと序盤から娘(ここは譲れない)である”彼女”とやり取りができるようになります。なのでチャンスは逃さない様にしましょう。
「電話終わったか? じゃあ行こうぜ」
よおし、ではさっそく牛丼屋(ブラック)に出発じゃぁ!
―――画面暗転―――。
さて、食事の時間を利用して竜司から色々と話を聞かれます。その中で一番食いついたのはやはり主人公の前歴の事です。
「はあ!? なんだそのハゲ!?」
流石に名前を出すわけにもいかないので、ここはハゲで通します。
「聞いてるだけで腹が立って来やがる。……けど、お前……」
何か言いたげな竜司に主人公が首を傾げます。
(コイツなら普通に冤罪だって証明してハゲ野郎フルボッコにしそうだけど……コイツですら敵わないくらいヤバい相手だったのか?)
はい、(物語の強制力に)敵いませんでした。まあ、流石にここまでいじるとストーリーが始まりませんからね。それにしても、主人公の評価が高くなればなるほど、必然的に主人公をはめたハゲの大物感が増すの草。
「……なんでもねえ。俺もさ、昔色々やらかしちまって。どいつもこいつも腫物みてえに扱いやがる。だから、転校して来たばかりのお前くらいだよ。今の俺に普通に接してくれんのはさ」
そうなのか?
どういたしまして?
惚れるなよ?
選択肢出現。ここは迷わず三つ目じゃ!
「惚れんわ!」
間髪入れずツッコむ竜司。やがて互いに顔を見合わせるとどちらともなく笑いあいます。ああ、いい。こういう学生っぽいノリが懐かしい(社会人九年目)。
それからしばらく雑談を交わし続け、ふと竜司がスマホを取り出します。
「げ、もうこんな時間か? 付き合わせて悪かったな。居候してんの四茶だったっけ? この時間だと地下鉄のラッシュすげえから時間ずらした方がいいぜ?」
お、サンキュー。じゃあ、地下鉄までの時間を利用して計画に必要な物を買いに行きましょうねー。っと、その前に竜司と連絡先を交換してっと。
「じゃあなー」
はい、気を付けて帰るんですよ。……さて、目指すは映画館の横、激安の殿堂ドン……ロシナンテです。ええっと……お、ありましたありました、「使い捨てカメラ」です。
ついでにプロテインも買っておきましょう。こちらは……本来この場で買う必要はありません。ただ欲しかったから買っただけです。
店を出たらさらに近くのドラッグストアで「傷薬」をいくつか買っておきましょう。……え? ロイヤルだとここに「傷薬」は売ってなかったって? あのさぁ、「傷薬」扱ってないドラッグストアなんかあるわけないでしょうが。
目的の物も買えましたし、そろそろ帰りましょうか。……就寝後、イゴールとのコープが発生します。はい、どうもでーす。
「そろそろ目覚めの様ですね」
「疾く戻るがいい囚人!」
いや、だからそのイヤリング何なのよぉ!?
……また聞けませんでしたね。一体、何が駄目だったんでしょうかねー。
残念ですが、登校の準備をしましょう。それに、今日は大事な一日ですからね。頑張っていきましょう。
校門までの道を歩く主人公の前を二人組の男子生徒が歩いています。
「マジでありえねえ。鴨志田先生のいるチームに勝てるわけねえだろ」
「大人気ねえよな教師チーム。まあ、記念にスパイク一発くらいもらっとけば?」
「死ぬわ!」
そんな会話を聞きながら校門をくぐります。今日の挨拶は四人に返してもらえましたね。
「はい、注目。わかってると思うけど、今日は球技大会だから。みんな着替えたら体育館に集合ね」
このイベント、ロイヤル版までは鴨志田のオ〇〇ーショーで終わりますが、リメイク版は違います。なので容赦無く暴れてやりましょう。
「三試合目、2-D対2-A、前へ」
お、呼ばれましたね。行きましょうか。その前に控えの子に眼鏡を預けておきましょう。割れたら大変ですからね。
「ねえ、あの人、例の……」
「う、うん。けど……」
「カッコイイ……かも」
なんか一部が色めきだっていますが試合に集中したいので聞き流しましょう。
「くらえ!」
開始早々、相手のスパイクが飛んできます。……が、こっちにはこの主人公様がいます。なのでぇ……。
「雨宮!?」
拾っちゃうんだなぁこれが! くらえ、我が渾身のレシーブを!(そういうものじゃない)。
主人公から周ったボールを味方が相手コートへ叩き返します。まずは一点先取ですね。おや、余裕そうに首を動かす主人公にコート内の仲間達が近寄ってきましたね。
「雨宮……君。よく今のレシーブ出来たな」
「というか、俺の前にいたはずなのにいつの間に後ろに移動したんだ?」
「経験者だったりするのか?」
おやおや、モテる男は辛いですなぁ(お前じゃない)。あ、そこのキミ、君はつけなくていいよ。だって俺達……仲間だもんげ!
「お、おう。じゃ、じゃあ次も頼むな、雨宮!」
さんをつけろよデコスケ野郎!(情緒どうなってんだコイツ?)。
「す、凄かったね」
「ねえ見た!? 体操服からチラチラしてたあの腹筋!? やっばい! もうバッキバキ!」
「はあ? って、ぎゃー! 何鼻血出してんのよアンタァ!?」
そういうわけで、一戦目は余裕で勝利です。次の試合まではまだ時間がありますので、眼鏡を返してもらったらそのまま一人でキャットウォークの方へ移動しましょう。
「おい、つぎ鴨志田先生の番だぞ!」
「キャー! 先生ー!」
都合のいい事にキャットウォークにいるギャラリーは鴨志田の試合に夢中です。なので、その後ろをこっそり移動して……はい、つきました。昨日発見したダクト。そのすぐ傍にある窓ですね。
この体育館、高性能な空調が導入されているので、窓を開け閉めする事はほぼ皆無だと調べはついています(by設定資料集)。なので、こうしてカギを外したとしても、誰も気づく事はありません。
ミッション完了、後は何食わぬ顔で下におりましょう。
「おう、どこ行ってたんだよ」
オッス竜司。いやなに、ちょっとした悪戯をしに。
「ま、また何かやらかすつもりじゃねえよな? もしそうなら事前に教えとけよ。じゃないと心臓に悪いわ」
どうです、この信頼感? 大したものでしょう?(眼科行け)。
目的は達したのでこの後は消化試合です。とはいえ、手を抜かず、むしろ活躍しなければなりません。そうすれば、相手は向こうからやって来ます。
「やあ、ずいぶんな快進撃だな2-D! どうだろう、私達教師チームと試合してみないか?」
はい来ました鴨志田。自分が目立つイベントなのにこのチーム……正確には主人公が目立ちまくってるのが気に食わなくて直接つぶしに来ましたね。
「ど、どうする?」
「ま、まあ、せっかくだし、やろうぜ」
クラスメイト達はやる気ですね。ではこちらも行きましょうか。
「待てよ蓮! あの野郎、絶対お前を……」
おうわかってらぁ! だから竜司、ちょっと耳貸しな。
「おーい、雨宮ー!」
呼ばれてますね、早くコートに向かいましょう。
「では、試合開始!」
しばらくは普通に試合が進みます。ですが、中盤辺りを過ぎたあたりからやけに主人公にボールが飛んでくるようになります。さらにそれを的確にさばいていくと……。
「そら!」
キマシタァ! 鴨志田のスパイクです。直前にニヤつく鴨志田のカットインが入りましたね。明らかにぶつける気満々です。なので、ここは向こうのお望みどおりに無防備でボールを受けましょう。
「雨宮!?」
これまでどんなボールも返していた主人公がよりにもよって元メダリストのスパイクの直撃を受けてしまった事で場は騒然とします。
で す が。
「なっ!?」
はい、この通り主人公はケロリと立ち上がりました。物理耐性持ち、かつ「耐」が99のペルソナを装備している主人公にそんな豆鉄砲効かないんだよなぁ!
「だ、大丈夫なのか雨宮!?」
ああ、平気平気。
「そ、そっか。ならよかった」
ゴメンね心配かけて。……けど鴨志田先生ぇ、いくら生徒をケガさせないようにってやるにしても、もう少し強めにしてもいいんじゃないですかぁ。ホント、あんな傷にもならない撫でる程度の威力じゃ先生の真の実力が侮られちゃいそうで僕心配ですぅ。
「なっ、貴……は、はは、そうか。なら次はもうちょっと力を込めてみようかな」
でた負け惜しみー。本当は全力だったんでしょう? これでもかと力を込めてたんでしょう? 主人公のイケメンフェイスを滅茶苦茶にするつもりだったんでしょう? 無駄な努力お疲れちゃーん。
「で、では、試合の続きを」
「ちょっと待った! 本人が大丈夫って言っててももしかしたらって事もあるし、保健室行った方がいいんじゃねえか? 俺が連れて行くぜ」
ええ!? ありがとう竜司君! やっぱり持つべき者は友達だよね!
「ははぁ、気にするなよ親友。ほら、早く行こうぜ」
この完璧な棒読みにならない絶妙なセリフ回し。やっぱ声優さんって凄いわ。
すまない、みんな、どうやら俺はここまでみたいだ。後は頼んだぜ?
「……わかった。思えばお前に頼りっきりだったもんな。ここからは俺達だけで頑張ってみるよ」
何故か瞳を燃やすクラスメイト達を残し、竜司と体育館を後にします。そのまま中庭の自販機コーナーまで移動しましょう。
「……ぶ、くく。あははは! もう無理だ! おい、蓮! 何なんだよさっきの「ありがとう竜司君!」って! わざとらしすぎてあの場で噴き出しちまう所だったじゃねえか!」
いや、そっちこそ人の事言えな……ま、いいか!
「にしても鴨志田め、やっぱりお前を狙ってきやがったな。……マジで怪我とかないんだよな?」
でぇじょうぶだ。この主人公があの程度でどうにかなると思ってか?
「あの野郎、全力ですと言わんばかりの表情だったけど……どんだけ頑丈なんだよお前」
鍛えてますから!
「それ、もういいわ……。それより、上手く抜け出したし、このまま奴隷だった奴らを探しに行こうぜ」
ここから校内探索がスタートします。……ここでみなさんに残念なお知らせです。「魔性の男」の主人公でも被害者達から証言を得る事は出来ません。それだけ鴨志田への恐怖が大きいのでしょう。おのれ鴨志田(恨みのパワーチャージ)。
仕方ないのでせめて昨日買った傷薬を渡して行きましょう。べ、別にアンタ達の為に買ったわけじゃないんだからね!
「あ、ありがとう」
そのおかげか、「三島」、「特別指導」というワードを聞く事が出来ましたね。取引完了。ふん、さっさとその醜い怪我を消すんだな!
「どうだった?」
ここで一度竜司と合流します。残念ながら彼の方は収穫は無いようです。なので先ほど聞いたワードを出しましょう。
「三島か……。確かに、アイツいつも傷だらけだもんな。なら、話聞いてみるのも手か」
「―――ちょっといい?」
誰だお前は!?
「高巻じゃねえか、何の用だ?」
ここで杏ちゃん登場。どうも色々嗅ぎまわっている主人公達に忠告しに来てくれましたね。
「……じゃあ、それだけだから」
あいや! またれい高巻殿!
「ひゃっ!? な、何……!?」
―――彼女の目から不安と恐れを感じる。
―――それをこちらに気づかれない様に必死に抑え込んでいるように見える。
―――内から湧き上がる「優しさ」を込めて彼女に声をかけようか?
え、怖……。この子心が読めるの? ま、主人公だし仕方ないね。それよりも杏ちゃん。キミは今、誰にも相談できない問題を抱えているね?
「ッ!? なんで……!?」
ああいや、それを聞くつもりはないよ。だけど、本当にどうしようも無くなってしまったら、その時は自分の大切な人に話を聞いてもらうといい。それが、きっとキミとその相手の未来の為になるから。
「……なにそれ。意味わかんない」
いいのいいの。心の片隅にでも置いといてくれればいいから。じゃ、言いたい事も言ったし、そろそろあっち行ってくれませんか(豹変)。
何か言いたそうな杏でしたが、結局そのまま去って行きました。
「なあ、今のどういう意味だ?」
さあて、どういう意味なんでしょうかねぇ。
「……変なヤツ。まあいい、さっきの話だけど、三島に話聞きに行こうぜ」
あ、僕ちゃんパスで。
「はあ!?」
いや、実は証拠探しによさそうな方法を思いついてさぁ。三島君への聞き取りはそっちに任せたいんだよねぇ。
「それって、体育館で言ってた悪戯ってヤツか? ……いいぜ、お前を信じる。こっちは任せとけ」
おう任せたぜ。あ、その三島君だけど、今日の部活には出ずに帰るはずだから玄関で待ち伏せとけば捕まると思うよ。
「わかった。……て、お前、本当に何でも知ってんな」
何でもは知らないよ? 知ってる事を知ってるだけ。じゃ、頼むぜとっつぁーん!
さあ、いよいよ待ちに待った放課後です。昨日買ったアイテムとスマホをしっかりポケットに入れ、体育館に向かいます。球技大会があったにも関わらず、バレー部は今日も活動するようですねぇ。部活熱心だわ(誉めてない)。
まずは普通に入口へ向かいます。……あれれー、おかしいぞー?(死神感) 何でカギがかかってるんだろー? これじゃまるで、何か見られたくないものが中にあるようじゃないですかぁ。
なので、昨日の様に体育館の裏に回ります。よお、ダクト君チーッス! いきなりだけど、ちょっくらその体使わせろよ。
薄い本みたいな展開には……もちろんなりません。主人公は軽やかな動きでダクトを使って上へ登っていきます、そして、窓の方へ飛び移ると、開けておいた窓から静かに中へ侵入します。
ここまでくればもうお分かりですね。証拠が無いなら見つければいい。この主人公、大胆にも鴨志田が部員へ体罰を行っている場面を現行犯で捉えるつもりです。
侵入と同時にデモシーンスタート。すると……出るわ出るわ。部員への罵詈雑言から始まり、一列に並んだ部員へ向かってボールをぶつけまくったり、挙句の果てには普通に殴ってますね。
「クソ! クソ! あの転校生めぇ! 俺は鴨志田だぞ! オリンピックメダリストなんだぞ! なのにあのクズがぁ! この俺のスパイクが大したことないだとぉ!? 俺が! 俺のこのスパイクがあったからメダルが取れたんだぞぉ!」
荒れてます荒れてます。昼間、散々煽ってやったおかげですねぇ。巻き込まれた部員達には申し訳ありませんが、後で部室に傷薬を置いておきましょう(侵入する気満々)。
にしても、チームスポーツで個人云々とか止めてくれませんかねぇ。当時のチームメイトはよくこんな性格のヤツと一緒にプレーできたもんだわぁ。
「おいぃ! 三島はどうした!?」
「み、三島君は今日体調がすぐれないからって帰りました」
「はあ!? あのゴミ、ふざけやがって! おい”鈴井”! この俺様の指導を受けるのがどれほど幸せな事かお前はわかってるんだろうなぁ!」
「は、はい。もちろんです鴨志田先生」
さあ、ついに登場しました”鈴井 志帆”ちゃんです。おそらく多くのプレイヤーが血の涙を流しながら「何とかインチキできんのかぁ!」と叫んだであろうペルソナ5において不幸ランキング上位に食い込むであろう女性キャラクターですね。
ロイヤル版でも結局彼女の結末は変わりませんでしたが……しかし! このリメイク版ではとうとう彼女の救済措置が加わりました。アトラス最高! アトラス最高!
この体育館侵入イベントまでの一連の流れは全て彼女の為のものです。その結末は……ぜひキミの目で確かめてくれ!
ごめんなさい嘘です言ってみただけです許してくださいすみませんでした。謝りますからチャンネル登録外すのは勘弁してください。
「んー、流石鈴井は物分かりがいいなぁ。他のゴミ共とは大違いだ。よしよし、では今日も俺が直々にフォームをチェックしてやろう」
「え、あ、あの……」
「……鈴井?」
「ッ! お、お願い……します」
「女子部員はこっちに来い! 鈴井の次はお前達だからな」
さあ、始まりました。フォームチェックという名のセクハラ大会です。……うわぁ、普通に胸とか尻触ってますね。いけません。これはいけませんよぉ。リメイク版のCEROが上がったのはコイツのせいだともっぱらの噂です。
なので、主人公君にはこの光景をバンバン撮影してもらいましょう。カメラだけではなくスマホで音声もばっちり録音しておきましょうねぇ。
おっと、フィルムを全部使いきってしまいましたね。ぼちぼち引き上げましょ……。
「え……?」
あ、やべ、鈴井ちゃんと目が合っちゃった。けど、心配ありません。彼女がそれを鴨志田にばらす事はありませんので。
さて、今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
現実でのペルソナの能力云々については、攻撃スキルは使えないけど、耐性や一部自動スキルは効果ありと思っていただければ。