第8話「夏休み」
ハリーside
ハリーは今、軟禁されていた。ダーズリー家
「すみませーん」
え?ライム?いや幻聴だろう。いる訳が無い。
「なんだ?そんな知り合いは居ない!出てけ!」
「いやそういう訳じゃ無いんです…」
知らない人も話してる。
「おじさん。まともじゃない人は嫌なんですよね?ハリーを厄介ばらいしたいんじゃないんですか?」
「うーむ…そうなんだが…どうする、ペニチュア」
おばさんも話に加わったようだ。
「うっ…この人知ってるわ…リリーとあれが話してる時に言ってたわね…早く連れてって貰いましょう」
母さんの知り合い?
「あーそういう事…ちょっくらキレとこう。それじゃあ連れて来ますね」
階段を上がって来る音がする。
ガチャ、「よっ。ハリー」
「ライム!後…その人は?」
来夢が来たから聞いてみる。
「僕の保護者兼姉のアンドロメダ・ブラック。ちなみに僕の兄弟姉妹は5人いて、、、ってのは車内でゴミが言ってたか」
兄弟姉妹ってなんだっけ?
「ライム…その辺にしといて、そろそろ行こうかー?」
棒読みのキレた声が聞こえた。
「はーい♪ドロメダ姉」
ノリで答えちゃったよ…僕なら逃げるね…
「それじゃあ姿現わしするよ」
side out
「よおし!僕ん家へよーこそー」
家———ブラック家なので普通に凄い家へ着いた。
「お!来夢!私も今帰ったのぜ〜」
魔女より魔女の格好をした魔法使い、霧雨魔理沙がいた。
「あーーっと、先生?」
ハリーは知らなかったよう。
「ん?有名人のハリー・ポッター君か。私は霧雨魔理沙、闇の魔術に対する防衛術2の先生も担当しているぜ」
「はーい。そろそろ家に入ろうかぁ。魔理沙、家の外で洗えよ?」
また違う人が家から出て来た。
「あ!ベラ姉!今、レギュ兄とシシー姉いる?」
「居ないんだなぁ…シシーは明日に来るって。こんな時にそこの子とか特に聞くべきだよな!…まあ、授業中の思い出し笑いとか終わるだろうけど」
何の事だろうと思うハリー。そう話しながら家の中へ入る。
家の中はしっかりした様子。貴族なのに質素な感じだった。
「基本的には応接間、来客用寝室、男子浴室、トイレ、書庫はひとりで行ってもいいけど、それ以外はひとりで入らない方がいいよ?どうなったって知らんけど、死体は埋葬するよ」
来夢が後ろを向く。物凄く綺麗な笑顔だ。来夢が微笑んでいる。
((怖…))
ハリーside
こっちに来てから2、3日経った。今日は霧雨先生の所で授業だ。
「それじゃあ今日のを始めるんだが今日は杖を使わず、他の物で魔法を使う訓練を始める」
その後の霧雨先生の話は長かったのでライムの要約を見た。
魔理沙はミニ八卦炉という物を使って魔法を使っている。これは、という原理で動く。森近香霖という人妖の類の人に貰ったらしい。以上。
「それで、お前らはどうする?」
ライムは傘。左手で持って魔力を流すと昨日語っていた。僕は…
「箒?あーなるほど。飛びながら撃てるよな…ただ、ハリーがハリーだってバレやすいけどな」
ん?どういう事なんだろう…
「それじゃあやってみるか。恋符「マスタースパーク」!!!!」
物凄いレーザーが来た。こっちに来ている。
「ヘタ!圧殺「コピー」!」
無理矢理返した。やっぱりライムは強いなぁ…
「魔理沙!思い付いた!弾幕ごっこしようか!」