TS逆行したら才能に満ち溢れてた   作:黒髪赤眼すこすこ侍

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《NOTICE》
今話では残酷な描写及び精神に著しくストレスがかかる描写があります
苦手な方は次話の更新までお待ちください

















それでは始めます




3月11日(地獄の日)

 2011年3月11日。

 

 この日が何を表しているのか。

 

 当時小学生以上であった人であれば、誰もが記憶に刻んでいるはずだ。

 

「おはよう」

「おはよう、涼くん」

 

 いつもと変わらない挨拶。いつもと変わらない登校班。

 暦上は春が訪れているはずの今日は、随分と冷え込んでいる。

 確か今日の天気は晴れのち曇りだったか。

 

「全員揃ったな。行くぞー」

「はーい!」

「みんな、事故に気をつけてね。いってらっしゃい!」

「いってきます!」

「いってきまーす!」

 

 去年より登校班の集合場所となった我が家から学校へ。先頭を行くのは班長となった涼くんだ。

 今まさに、日本全国どこでも同じような挨拶を交わしているのだろう。

 そして、対となる挨拶を。

 『おかえり』『ただいま』と交わせなかった人々は、一体どれほど居たのだろうか。

 

「今日は寒いわね……葵、手握っていい?」

「手袋してるから意味ないと思うな。それに、横に広がっちゃダメだよ」

 

 空は快晴だが冬型の気圧配置の為に空気は冷たい。

 

 そういえば。

 朝の情報番組によると、東北の天気は晴れのち雪だったか。

 

『雪は辛そうだ。エネルギー発散のせめてもの報いで晴れにしてあげよう』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AOI YAKUSA

@aoi_yakusa

以前あげた動画でも述べましたが、もしも経験したことのない揺れを感じた場合、ハザードマップに載ってなからろうが即座に高台へ避難してください

海岸から離れているからって家に残ることはしないように

震度7やM8.5以上の地震は想定外のものです

いのちだいじにの精神を

2011年3月10日18時10分

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ズズッ——

 

 

 

 

 

 

「——ちゃん。——おいちゃんっ。葵ちゃん!」

「ん……どうしたの?」

「葵、熱でもあるの?ココロが話しかけてたのにずっとうわの空だったよ」

「葵ちゃん、ボーっとしてた」

「ああ、ごめんね。お昼を食べて眠くなってたみたい」

 

 昼休み、理華ちゃんと心ちゃんで日課のお絵描きをしていたところ、どうやら意識を飛ばしていたらしい。

 

「しかも描いてる絵が……何これ?瓦礫の山?」

「あー…本当に何描いてるんだろう」

「写真みたいです!すごい……」

 

 無意識に描いていた絵は随分とリアルなものに仕上がっていた。地獄かな?

 

「ごめん、顔洗ってくるね」

 

 2人に断りを入れてトイレへ走った。鏡に映るは、普段の自信に溢れた表情は影もなく、何かに怯えているようなか弱い顔であった。

 

「こんな表情でも可愛いのはズルいなぁ……」

 

 やる事は全てやった、と信じたい。

 いくつかの自治体は体の不自由な人を既に海岸から離れた避難所へと集めているという情報も見た。家屋の倒壊はどうしようもないが、家電や本棚を補強する人が多くいる事もニュースで知った。

 

 最大の焦点は、死因の9割以上を占める溺死だ。津波さえなければあそこまでの壊滅的被害にはならなかったのだから。

 瓦礫や渋滞のせいで逃げ遅れた人、第一波が引いた後に様子を見ようと戻って第二波に巻き込まれた人。中には濡れた体で夜を過ごし、低体温症で命を落とした人もいる。

 

 これさえ防げれば……これは現地の人を信じるしかない。

 

「預言者ムーブするには信頼と実績が足りない……と言うより、バカにされて流されたよな……」

 

 それに一気に胡散臭くなって気を緩めてしまう人も出て来ただろうからやらなくて正解だ。

 

 水を滴らせている顔をハンカチで拭った。

 うん、嘆いてもあと2時間で分かるんだ。どうか、犠牲になる人が少しでも減ることを願うのみ。

『葵の行動は実を結ぶよ。だって、キミはボクの——』

 一陣の風が頬を撫でていく。

 窓が開いてる割には暖かい風だったな。春がすぐそこまで来ているのだろう。

 春は出会いと別れの季節だ。ただし悲しい別れなんて見たくはない。叶うのであれば、全ての人に素敵な出会いが訪れてほしいものだ。

 

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 5時間目と6時間目の間の休み時間。運命の時が刻一刻と迫ってきている。

ズズズッ

「5年生のクラスも葵ちゃんと一緒がいいな〜」

「果たして四分の一に入れるのかな?」

「私は勝ち続けてるわね」

「理華ちゃんは絶対裏で何かしてるでしょ。ほら吐いた吐いた!」

 

 いつものように私の周りに集まってきた女子連中がお喋りを楽しんでいた。1年生の頃と比べると口が上手くなったなぁ。男子連中よりも大人びてるけどここまでの差があったっけ?

 ……私もくだらない下ネタとかで盛り上がってたっけ。そう考えると精神年齢に乖離が生じるのも致し方ない。

 

「授業始めるぞー。席に着けー」

 

 時刻は14時40分。チャイムが鳴ると同時に号令がかけられた。

 ほとんど指名されない事を良い事に、授業を他所にして時計の針をじっと見つめる。

ズ、ズズ、ズズズズズズズッゴゴゴゴッ!

 そして、長針が46分を指し示した。

 

 

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「なんか揺れてね?」

「まーだ寝ぼけてんのか?」

 

 

 

「地震?」

「田中さんの貧乏ゆすりでしょ」

 

 

 

「ママー。ゴゴーっておとがきこえるー」

「えー?中耳炎かしら……」

「ちかづいてきたー」

「えっ……?」

 

 

 

「先輩、ペンがカタカタ言ってます」

「線路に近いからだな。今は電車通ってないがな。さあ働け!」

「水槽もチャプチャプしてますって!」

「はあ?……うおっ」

 

 

 

『辛い、厳しい試練だね。でも、ボクもこれを溜め込む事は出来ないからさ……どうか、葵を信じて』

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 

「揺れてる……」

 

 最初に気づいたのはクラスのお調子者の男子であった。

 

「どうした田中ー」

「先生揺れてますよ!」

「そんな訳——うおっ!?」

「机の下に隠れて!先生は出口の確保!」

「キャアアア!」

「デカいデカい!」

「地震!?」

「待って大きすぎ!」

 

 

 14時46分18秒。

 戦後最大の犠牲者を生んだ地震が、日本列島を襲った。

 

「こわいぃぃぃぃ!」

「死ぬ!死ぬ!」

「落ち着け!」

『ただいま東北沖を震源とした地震が発生しています!児童の皆さんは頭を守れる所に避難してください!』

「この揺れが東北を震源だと……?」

 

 学校中から悲鳴が聞こえる。

 史実通りであれば、埼玉県でも震度5強の揺れを観測しているはずだ。震源が離れているにもかかわらずこの揺れは、異常と断言出来る。

 

「先生!こわい!」

「キャアアアアアアア!」

「落ち着いて。避難訓練を思い出して、冷静に」

「八色さん……」

「そうだよね。大丈夫、絶対大丈夫」

「ぐすっ……ヒック」

 

 3分程経っただろうか。大きかった揺れは収まり、放送で直ちに校庭に集まるよう指示が出た。泣き出していた子も周りに支えられながら順番に整列する。

 

「先生はトイレの確認をしてくるから、他の先生の指示通りに校庭に並んでおいてくれ。八色、頼めるか」

「はい、お任せください」

 

 隣のクラスの先生の指示に従い校庭へと避難を開始した。これは……今日はこのまま下校の流れかな。

 

「東北の人、大丈夫かな……」

「大丈夫だよ……絶対に、大丈夫だよ」

「……葵の口から『絶対』なんて言葉が出るの、久しぶりに聞いたかも」

 

 保護者が来るまで待機となった校庭で、被災地の人々を想う。

 

 既に、最初の地震による死者も出ているはずだ。

 どうか、少しでも多くの人が救われますように。

 

 そして、この後に迫り来る絶望から。

 多くの人が助かりますように。

 

 どうか、どうか——

 

 

19人

 ◆◇◆◇◆◇

 

 逃げ遅れた老人を回収し、内陸部、はたまた高台へ移動する者達。

 

「これで全員!早く!出して!」

「田中さん!怪我をみせて!」

 

 

 

 

 近所の住人が徒歩で避難しているのを手助けする者達。

 

「鈴木さん!間に合わないから乗って!」

「独りで行けるわい」

「ダメ!間に合わないの!津波が……津波が来る!」

 

 

 

 

 危機感を感じ、より高い所へ逃げる者達。

 

「早く屋上へ!早く!」

「そんなに慌てなくても……」

「これは異常事態だよ!ハザードマップを信じないで!」

 

 

 

 

 住処を墓標としようとする老人を助ける者達。

 

「おやっさん大丈夫か!?直ぐに運ぶからな!」

「ワシはこの家から離れとうない。行くなら——」

「つべこべ言わずおぶられてろ!あの高台に行くからな!」

 

 

 

 

 地区の避難状況を最後まで確認する者達。

 

「全員避難したか!?」

「完了です!我々も早く!」

「クソ……俺たちが何をしたって言うんだ…」

 

 

 

 念には念入れる者達。

 

「皆さん、ゆっくりで良いですから。3階まで上がりましょう」

「こんな内陸にあるのにまだ上へ逃げなきゃならんのか」

「文句言わずにおぶってください!」

「へーい」

 

 

 

 

 みな、直近で認識を新たにしていた事が功を奏している。

 

 

 だが。

 

 

 

「6m!?なわけ——」

「最悪を想定して——」

「——を疑えって!逃げるぞ!」

「これはダメかも——」

「さっさとあの丘——」

「—–を持って!」

「私たち、どうな——」

 

 

 

 

 

 21世紀の科学技術を持とうと。

 

 

 

 

 

「あれが津波……」

「乗り越えるぞ!」

「この高さで本当に大丈夫なの!?」

 

 

 

 

 人類を滅亡させられる兵器を開発しようと。

 

 

 

 

「ああ、あああぁぁ」

「ああ……車が……家が……」

「もう、何もかもがおしまいだ……」

 

 

 

 たとえ、3世紀も進んだ科学技術をもってしても。

 

 

45人

 

「助けて……どうか、どうか……」

「夢なら早く覚めてくれ……」

「おお……これはもう……」

 

 

 

 自然の脅威には勝てない。

 

 

 

 

「津波が」「津波……」「家が飲み込まれる!」「なんで……」「津波が……」

「知らない……なんだよ、これ……」「現実なのか……?」「なんなんだよ……」「あれが、津波……?」「黒い……」「そんな……っ」「街が、私たちの街が……」

 

 

 

「津波」

「津波が……」

「津波が、来るぞ!」

 

 

 

 日常を破壊せし海嘯が、人々を絶望へと誘う。

 

89人

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 

「なに……これ……」

「……っ」

 

 帰宅した私達を待っていたのは、絶望と呼ぶには優しすぎる映像だった。

 街がそのまま流されてしまったかのような、その衝撃的な画は、記憶から薄れる事はないだろう。

 分かっていた、知っていた、どうしようもない程の絶望。

 

「これが……人の住んでいた街だと言うの……?」

 

 隣に居た理華ちゃんが私の手を握って離さない。

 その震えてしまっている手を握り返し、改めて祈る。

 

 どうか、どうか——

『108人。これで打ち止めだよ』

「みて!人が!」

「あっ……嗚呼……」

 

 ヘリコプターから報道している映像に、建物の屋上に多くの人が集まっている様子が映し出された。

 それも1棟だけじゃない、いくつもの建物に同じように集まっている。

 

「ちゃんと……避難したんだね」

 

 史実において、第一報の推定高さで逃げ遅れた人が多く居たはずだ。

 でも、この世界では。

 きっと、逃げられたのかな。

 

 その日の夜、東北地方には南からの風が吹き、夜にもかかわらず気温9度を記録した。

 

 

 

 

 

 

 

M9.0に繰り上げ 東北は壊滅的被害

 11日14時46分頃、三陸沖で発生した東北地方太平洋沖地震(=気象庁)による大津波による被害の全貌が明らかになった。

 高さ10メートル、最大遡上高30メートル越えと推定された今回の津波は東北地方の内陸部まで到達。太平洋沿岸から数キロメートル離れた地区まで更地となった。

 死者行方不明者は推定4千人に上ると見られており、早急な捜索、救助活動が待たれる。

 

東北関東大震災 犠牲者は100人

 11日に発生した東北関東大震災による犠牲者の数が100人であることが公表された。

 政府は先程の会見において、12日現在の死者行方不明者数が100人である事を発表した。まだ全容を把握出来ていないとして、さらに増える見込みであるとの見解も示された。

 

注目記事

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 ◆◇◆◇◆◇

 

 

「いけません。それでは社内の資産が——」

「綿貫さん、これは社長命令です」

「っ……はあ。社長が稼いだお金ですので文句は言いません」

「それじゃあ……」

「平社員が社長に勝てるわけないじゃないですか」

「ありがとうございます!」

 

 地震から一夜明け緊急の社内会議を開いた。オンラインで構わないというのに律儀に全員集まってくれた。自宅の整理が大変だろうに有難い事だ。

 

「今まで貯めた10億と、追加で30億ですか〜。利益剰余金がすっからかんですね」

「2年とちょっとで集めたお金です。これから回収出来ますよ」

「電気、ガス、水道。全てのライフライン断絶に加え、支援物資を妨げる瓦礫の山か……被災地は一体どうなってるのか」

「Twitterの情報網の発達が被災者を救っている例もあるみたいだね」

 

 前世よりも同時代のTwitterユーザーが多い、と言うよりスマートフォンが既に当たり前の物になりつつあった。広告塔を任されている身としては嬉しいことでもある。

 

「皆さんの親戚は大丈夫でしたか?」

「東北出身は居ないんじゃないかな」

「ですね」

 

 もしも被害に遭われた方がいれば特別手当を出したところなのだが居ないなら居ないで構わない。今のところ判明している死者・行方不明者は100人だけという有り得ない数字になっているので、これからもっと増えるだろう。

 

「ではこれにて会議を終わりにします。来週1週間はお休みとするので心身共に休めてください」

「葵ちゃんもだよ。黙って被災地に行かないように!」

 

 大人の身ならばそんな事も考えたけど、流石にこの身体で出来ることは限られているのは分かってる。由希さんは私の事をどう思っているのか。そんなに向こう見ずな行動を取った覚えは無いぞ。

 

 

 

「世界各国か日本への支援に名乗りを上げてくれてるね」

「有難い事だよ。本当に……」

 

 その帰り道、お母さんの母国、カリュシアからも支援が決まったと伝えられた。他にも多くの国が日本を助けようとしてくれている。

 今までの日本の国際協力が報われているのだろう。情けは人の為ならずの諺通りだ。

 

 それに甘える事無く、私も出来る限りの事をやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー……」

 

 お母さんに寝る事を伝えベッドに入った。昨日は一晩中ネットに齧り付いていたので中々の疲労感だ。

 

「これで、良かったのかな……」

 

 原発事故は未だ起こっていない。犠牲者の数はまだ読めないが1000人を超えてくるはずだ。

 

 犠牲者が居ることを見る度に、他に最善策があったのでは無いかと考えてしまう。傲慢と言われようと、私だけがこの悲劇を防げたかもしれないのだから。

 

「ん…この番号は、国際電話?」

 

 もう寝ようとスマホを放り出す瞬間に端末が震え出した。国際電話の相手なんて思いつかないが、果たして。

 

『八色です』

『葵!よかった、無事だったんだね!』

『その声は…ケリー!?』

『そうだよ!久しぶり!』

 

 なんと、電話の向こうは初めてのIMOで知り合ったカリュシアの青年であった。そういえば連絡先を交換していたっけ。

 

『率直に言うよ。寄付はどこにすればいい?僕の母校と勤め先で集めたお金があるんだ』

『それはっ……ああ、そうか。ケリーも、もう大人なんだっけ』

 

 要件は日本への義援金の振込先の確認だった。

 たった一度だけの繋がりを、こうまで大切にしてくれるなんて。

 

『みんなが日本を応援してるよ。だから、負けないで!』

『ありがとう。本当に、ありがとうっ』

 

 日本に多くの支援が寄せられているのは知っている。

 でも、こうして知人が行動してくれる事のなんと嬉しいことか。

 

 早速支援先を教えてあげようと、彼の名刺を引っ張り出しメールアプリを開いた。瞬間、あまりの衝撃に目を見開いた。

 

「みんな、お人好し過ぎるでしょ…」

 

 過去のIMOで知り合ったみんながケリーのように義援金の行先を問うて来ていた。

 誰も彼もが所属している大学や勤め先で呼び掛けたらしい。

 自分たちの国の機関でも受け付けているだろうに、私に聞いてくるのは励ましでもあるのだろうか。

 

「本当に、ありがたいなぁ……」

 

 私に被害があった訳ではない。

 しかし、同じ日本人としては感謝してもしきれないよ。

 

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 あの日から1週間が経過した。

 原発事故が起こる様子もなく例の原発は沈黙を保っている。

 そして。

 

「死者・行方不明者は108人……」

 

 日が経とうと増えることのない犠牲者の数。前世ではこの時点で1万人を超える数が発表されていたというのに。

 メディアでは「奇跡」なんて言って騒いでいるが果たしてそうなのか。

 

「良かった……とは言えないよ」

 

 確かに数字上では大幅に減少している。それでも、確かな犠牲があるんだ。

 それに、生き延びた人々の生活もある。彼らの過酷な運命を少しでも手助け出来るように頑張らなければ。

 

 ああ、それでも。

 私だけが知っている事だろうと。

 あの地獄を少しでも軽く出来たこと。

 たったそれだけだとしても、救われた気持ちになった。

『ボクも祝福してあげよう。あの運命を覆したこと、それは素晴らしい事実だと"世界の意思"たるボクが証明するよ。お疲れ様、葵』




副題:デウス・エクス・マキナ

なんか消化不良感&方言を入れるか悩んだので修正する可能性大です

以下駄文なので読みたい人だけ読んでください

なぜ創作なのにこの話題を取り入れたか。
そう疑問に思う方もいらっしゃると思います。

私は大学生時代に仙台にて彼の震災を経験しました。短い人生ではありますが、あれほどの衝撃を受けた事は未だにありません。
こんな地獄が有り得ていいのか。本当に現実で起きている事なのか。
当時は現状を知る度にそのような感覚に陥っていました。

今回、史実ベースにした逆行モノを書くにあたり、「物語の世界くらい救いが欲しい」との想いが溢れてしまったが為にこのような話が出来上がった訳です。
ついでに言うと最近観たとある映画作品でその想いが固められました。

救いって言うなら犠牲者0で良くない?というツッコミもあると思います。
私もそれは悩みましたが、流石にあの規模の災害で犠牲者無しは何となく忌避感を覚えました。
ただ、犠牲者が居ない事は被災者への冒涜に感じているように思います。今書いてても言語化が難しいです。
辛いことを覆す話なのに辛い運命の人々を生み出す。でもあまり大きな犠牲は出て欲しくない。このアンビバレントな感情は一体なんなのでしょうね、自分でも分かりません。

グダグダ言い訳していますが、物語に取り上げた理由とこの結末に至った訳はこんなものです。
先に述べたように書きたいこと全てを書けた訳では無いのでそのうち修正が入るとは思います。

こんな話書いたら後の災害系も全部触るのか?
これは「はい」と答えますがこんな直接的描写ではなくなると思います。実績と更なる名声を手にすればもうちょっと簡単に事を進められるのでね。

ではここまで読んでいただきありがとうございました。


次話より動画関係メインになります
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