ARMORED CORE 3 Replay ~ Stray Crow~   作:神父三号

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ゲーム本編ではクアドルペッドが大勢で来るミッションです。弾切れが怖い。
今回はバズーカ装備です。


脱出部隊護衛

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

レイヴン、お前の力量を見込んでの重要な依頼だ。

 

産業区のグラン採掘所を巡った紛争は、お前もよく知っているだろう。

先日キサラギから接収したこのグラン採掘所だが、我々ミラージュが正当な採掘権を得ているにも関わらず、未だにレアメタル鉱脈に固執するキサラギによって日々、悪質な妨害工作を受け続けている。

 

キサラギは施設の構造を熟知しており、まだ我々の調査の及ばないルートを駆使して、巧みに警戒網の裏をかいてくる。

高ランクレイヴンまで動員し、幾度となく攻撃を退けてはきたが、被害は拡大する一方だ。

 

そこで、ミラージュ本社は採掘所から作業員達を一時撤収させ、構造面の全面改修を行なうことを、採掘所の全駐屯部隊に通知した。

駐屯部隊の中に、キサラギに通じている者がいることを、承知の上でな。

つまりこの情報は、確実にキサラギ側も把握することになる。

 

撤収作業の妨害と採掘所の占拠を狙って、奴らは必ず大攻勢をしかけてくるだろう。

お前には他のレイヴン及び我が社の迎撃部隊と協働し、キサラギの強襲部隊を撃滅してもらいたい。

キサラギに手痛い打撃を与え、しばらくは大人しくしてもらおうというのが、この作戦の意図するところだ。

 

なお、作業員の撤収や構造面の見直しについては、完全なブラフというわけでもない。

どの道、これほど頻繁に妨害を繰り返されれば、レアメタルの採掘どころではないからな。

撤退時の損害を抑えられれば、その分追加報酬を支払おう。

また、キサラギ側がレイヴンを動員してきた場合についても、撃破すれば報酬の上乗せを約束する。

 

この紛争も、いい加減に決着をつけたいところだ。

頼んだぞ。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《依頼主はミラージュ社。作戦区域は、第三層産業区セクション554のグラン採掘所です。成功報酬は基本が30,000Cですが、条件に応じて特別加算あり。予測戦力は……四脚型MTクアドルペッドが主力と推定。また、キサラギ側もレイヴンを投入してくる可能性が高いとのことです》

「グラン採掘所争奪戦の山場ってところか……ミラージュもキサラギも本気だな」

《依頼名は"脱出部隊護衛"となってはいますが、その実キサラギ主力部隊の撃破という側面の方が強いでしょう》

「レイン、協働するレイヴンは?」

《はい……B-2ランカー"ファンファーレ"ですね。ミラージュ社の依頼受諾率が非常に高いことで知られるレイヴンです。実質、ミラージュの最高戦力といっていいかと》

「B-2……上澄みも上澄みじゃねえか。……ミラージュ御用達傭兵の"リップハンター"も、多分出てくるだろうな」

《……正直なところ、非常に危険な依頼だと思います。キサラギも相応の大戦力で来るでしょうし》

「それでも、受ける。最悪、面倒な相手はB-2ランカー様に押し付けてやればいいし、何より……」

《何より?》

「ここでつまずくようなら、俺はそこまでだってことだ。高く飛べずに、終わる。そんな気がする」

《……レイヴンは》

「ん?」

《……いえ、何でもありません。依頼の受諾をミラージュに伝えます。ガレージで待機をお願いします》

「了解だ。……大仕事だな。気合入れるぞ、レイン」

《……はい》

 

 

………

……

 

 

そして。

 

ソラは愛機のAC"ストレイクロウ"を駆り、ミラージュ管理下のグラン採掘所内部に脚を踏み入れた。

かつてキサラギからの手荒い歓迎を受けたメインフロアは、今や忙しく行き交うミラージュの作業員や輸送車両でごった返している。

MT部隊も複数見受けられた。近接型二脚MT"ギボン"、普及型重装MT"スクータム"、普及型逆脚MT"エピオルニス"、高機動型フロートMT"カバルリー"と、多種多様である。

まだ撤収は始まっておらず、迎撃準備も万全には整っていないが、それでも採掘所内にはひりつくような重い空気が流れていた。

ACの頭部カメラに映る生身の作業員達は、誰しもが落ち着きなく周囲を見渡しては、ため息を吐いたり身震いをしている。

 

《レイヴン、ストレイクロウの配置はB-1からB-7ゲート付近です》

「了解。レイン、提供されたマップデータ上にゲートの場所を全部スポットしておいてくれ。少しでも見やすくしておきたい」

《分かりました》

 

ソラがストレイクロウを所定のポイントへ移動させていると、並走する赤いギボンから通信が入った。

 

《どうも、レイヴン。ナイアーブリッジ以来ね。そのACも、あの頃から随分と見違えたじゃない?》

「……リップハンターか。やっぱりあんたも来たんだな」

《私は傭兵よ?お金を積まれたら、どこにだって行くわ》

「へえ……クレストやキサラギからの依頼でもか?」

《さあ?気分と報酬次第ね。じゃあ、頑張りましょう?私達ギボン部隊がCゲート群、スクータム部隊がAゲート群を担当するから。もし何かあれば、その時は呼ぶわ》

「何かって何だよ?」

《分かってるくせに……あなたの同業者が来た時よ》

 

そう笑って離れていくリップハンターの後ろには、ミラージュの正規部隊と思しきギボン達が何機も続いていた。

いくら名が知られているとはいえ、ただのMT乗りの傭兵に、企業が自前の高性能MT部隊を率いさせるわけがない。

この大舞台に呼ばれて一方面を担当しているということは、やはり"そういうこと"なのだろう。

ソラが去っていく赤いMTを眺めながらそんな思考を巡らせていると、採掘所内の館内放送が響き渡った。

 

《作業員は輸送車両へ!作業員は速やかに輸送車両へ!社員IDの確認を受けて乗車せよ!駐屯部隊は3分後に撤収を開始する!遅れたら置いていくぞ!》

 

バタバタと、メインフロアに散らばっていた作業員たちが駆け足で輸送車両へと走っていく。

まだメインフロアには回収しきれていない資機材が散らばっていた。

作業は途中に見えたが、それでも今から撤収を開始するらしい。

それも、いきなり3分後とは。

ソラは操縦桿を無意識のうちに強く握りしめ、静かに息を吸い込んだ。

 

《ミラージュ全迎撃部隊に伝達。Bランクレイヴン"ファンファーレ"……AC"インターピッド"だ。本社の意向により、この迎撃の指揮は私が取る》

 

ストレイクロウの通信機が、ひどく冷静な男の声を吐いた。

寡黙というより、感情がなさそうなほどに事務的な声である。

ファンファーレ。道中、輸送機に揺られながら、ソラはレインが調べたデータを確認していた。

アリーナのB-2ランクという極めて高い位置にいるにも関わらず、多くの依頼を――中でも特にミラージュからの依頼を優先して遂行する、現場重視のレイヴンである。

レインはこのレイヴンこそが、ミラージュの実質的な最高戦力だと分析していた。

 

《駐屯部隊は順次、輸送車両の移動を開始。カバルリーは車両に先行、車両の後方はエピオルニスだ。鉱山の麓の、本社部隊との合流まで防衛するように》

 

駐屯部隊の輸送車両の群れがMT部隊に護衛されながら、移動を開始した。

 

《迎撃部隊。ミラージュが鉱山内各ルートに放っていた大量の探査用メカが、徐々に消滅し始めている。キサラギの部隊はここへ接近中と見ていい。第一陣到着はおそらく、ストレイクロウの担当するBゲート群だ》

「了解。確認次第迎撃する」

《その前に……全部隊。各ゲート内に配置されている、普及型MTを攻撃しろ》

「……なんだって?」

《バリケード代わりだ》

 

必要なこと以外一切喋らない端的な説明に、ソラは素直に従った。

開きっぱなしになっている各ゲート内部に放置された逆脚MT"モア"の脚をマニュアル照準で狙い、バズーカで吹き飛ばしていく。

モアはその場で頓挫し、ゲート内通路のど真ん中を塞いだ。

 

《迎撃部隊は各担当ゲートの防衛に集中するように。防衛網を突破された場合は、ストレイクロウまたはギボン部隊が追え。他の想定外ルートからの奇襲は全て、私のインターピッドが遊軍として請け負う。なお、ACが出てきた場合、相手取るのは基本的にACとする。質問は?》

「ないが……レーダーに反応!Bゲート通路内に機影多数だ!」

《こちらもよ!始めていいかしら?》

《ああ、作戦開始だ》

 

ファンファーレの静かな声をかき消すように、ゲート内部でモアが爆散しその金属片がメインフロアの方へと勢いよく吹き飛んできた。

ソラは素早く左右を確認、動いたのは2ヵ所だ。

 

《レイヴン、先陣のクアドルペッドです!B-2から3機!B-5から2機!》

「いくぞ!」

 

火蓋が切られた。ソラはB-2ゲート正面に待ち構え、煙の中から飛び出してきた四脚MTにバズーカを見舞った。

高機動のクアドルペッドも狭い通路内では砲弾の避けようがなく、直撃を受けて爆散。ソラはそのまま、通路内にバズーカを連射した。

ほぼめくら撃ちだが、大口径砲弾ならば十分にクアドルペッドを始末できると考え、実際にそうなった。

B-2から3つの機影が全て消える。次はB-5だ。

ソラがACを向かわせようとした時、モニターの端でメインフロアの天井が爆発した。

 

「!?」

 

一瞬視線を向けると、キサラギのスクータムがバラバラと降下してきていた。

5機。いや、まだ降りてくる。

どうする、とソラの一瞬の逡巡でACの足が止まり、だが次の瞬間、スクータムが横合いからの乱射で数機まとめて吹き飛んだ。

遊軍、インターピッドの射撃だった。

拡散投擲銃と携行型2連ロケットをばら撒く、極めて高火力な攻撃である。

 

《構わん。ゲートの迎撃に集中しろ》

 

ファンファーレからの通信に頭を切り替え、ソラはB-5ゲートに向けてフットペダルを踏んだ。

ゲートからクアドルペッドが1機顔を見せ、搭載された連装ミサイルランチャーを発射してくる。

ストレイクロウの正面装甲に被弾、だがソラは気にせずにバズーカを撃ち返した。

敵が沈黙した直後に、またもう1機がゲートから飛び出してきた。

左右に不規則に動きながらACを躱してフロアを進もうとするそれを、ソラは落ち着いて狙いすまし、バズーカ砲弾で叩き潰した。

 

《今度はエピオルニスです!B-1奥に3機!》

「スルーだ!出てきてからで間に合う!」

《……!クアドルペッドがB-4に2機出現!》

「よし、そっちを……」

《レイヴン、すまん!こちらAゲート!突破された!クアドルペッド2機だ!》

「何!?」

 

ソラは機体を旋回させ、フロアの中央を見た。

降下してくるMTを蹴散らし続けるファンファーレの横を回り込むようにして、四脚MTが通り過ぎようとしていた。

 

《スクータムじゃ追いつけん!》

「分かったよ!」

 

幸いにも射程範囲。肩部ミサイル及び連動ミサイルを起動。

ソラはBゲートの前から動かず、メインフロアを通り抜けようとするクアドルペッド達にミサイルを2度に分けて放った。

2機ともに命中。爆散。

そして、採掘所のサブフロアから繋がるゲートが吹き飛んだ。

撤退する輸送車両の列の、すぐ傍だった。

 

《え……!?レイヴン、サブフロアから敵多数!スクータムとエピオルニスです!そんなルートが……》

「何だと……クソっ」

《そっちも俺だ。迎撃部隊は担当ゲートに集中しろ》

 

インターピッドがオーバードブーストを起動して、サブフロアへと急行していった。

天井からの奇襲部隊は、もう片づけ終えたようだ。

ソラはBランクレイヴンの仕事の早さに舌を巻きながら、B-4ゲートから飛び出してきた四脚MT2機を続けて撃ち落とした。

さらに、遊ばせていたエピオルニスが3機、B-1ゲートから姿を見せてガトリングをばら撒き始める。

ミサイルを起動してマルチロック、連動ミサイルと合わせて発射し、まとめて屠った。

 

「ひっきりなしかよ。弾足りるのか……?」

《こちらインターピッド、サブフロア内隠し通路からACだ。……C-2ランク。少し時間がかかる。エピオルニス、輸送車両を守り抜け》

《こちらリップハンター、C-5ゲート奥からもAC接近!レイヴン頼んだわ!》

「了解!リップハンター!代わりにBゲートをギボン部隊にフォローさせろ!」

 

ソラがCゲート群に向かい、C-7ゲートを抜けてきた四脚MTをミサイルで吹き飛ばした時だった。

C-5ゲートから、黄色い四脚型ACが勢い良く飛び出してきた。

 

《D-11ランカーAC"ヴァリアント"です!》

「……武器腕か!お前の相手は俺だ!」

《フィクサーに勝った奴だな?……興味があった》

 

不敵な台詞と共に、敵AC"ヴァリアント"がこちらに向けて武器腕マシンガンを展開した。

4発同時発射の、嵐のような銃弾がストレイクロウに降り注ぎ、モニター上のAPが溶けるように消えていく。

パーツカタログで見たことがあったため、パニックにはならなかった。

だが、それでも凄まじい瞬間火力。

ソラは歯を食いしばって、ミサイルを束ねて冷静に反撃した。

劣悪な集弾性の弾幕にミサイル群が引っかかり、2機のACの間で大爆発を起こす。

撒き散らされる爆煙。

連射が止まったその隙にソラは大きくACを飛び跳ねさせて後退させ、立て直しつつバズーカを連射した。

煙から這い出してきたヴァリアントが躱しきれずに、大口径砲弾の連続直撃で姿勢を崩す。

メインフロアには資機材がまだ大量に残っている。お互いACの機動性と運動性をフルには発揮できない。

一度距離が開けばそう簡単には詰め寄れず、マシンガンよりもバズーカが有利だった。

 

《……舐めるなよ!》

 

敵レイヴンが吼え、肩部の長い砲身を展開する。

弾幕の質が変わった。集弾性に優れた徹甲弾がドッドッドッと鈍い音を立てて間断なくばら撒かれてくる。

チェインガンだ。瞬間火力は武器腕に劣る分、連射の一発一発が高威力であり、命中率も高い。

ストレイクロウのAPが4000を切った。

ならばと肩部ミサイルを多重ロック、連動ミサイルと共に発射して、ダメージを取り返す。

壮絶な削り合いだった。

ストレイクロウもヴァリアントも、自身の回避よりも敵への攻撃を考えて動いていた。

 

「ちっ……!?」

 

ソラが舌打ちし、目瞬きした時、採掘所内の状況が大きく変わっているのに気づいた。

メインフロアを、5機以上の四脚MTがわらわら通り過ぎていく。

ギボン部隊が、必死に追っては散弾とミサイルを撃ち込んでいた。

 

「レイン!リップハンター!状況は!」

《インターピッドはC-2"スタリオン"と戦闘中!優勢ですが、サブフロアから沸いた敵部隊がすり抜けて輸送車両を追撃、エピオルニス部隊と激しく交戦しています!》

《こちらリップハンター!Aゲートのスクータムがほぼ壊滅!おかげでクアドルペッドが6機抜けて、輸送車両に向かってる!ちょっと厳しいわ!ギボンの速度でも……離される!》

「だってよ!」

 

ソラは唾を飛ばし、目の前の敵ACに苛立ちをぶつけるようにバズーカをぶち込んだ。

また直撃、これで9発か10発目。敵ACヴァリアントがあからさまに及び腰になり始めた。

武器腕はAPの確保ができないはずだ。

もう相当辛いに違いない。何とかして、手早くトドメを差すべきだ。

ソラはACを空中へと飛び上がらせて距離を取り、射線を確保しながら肩部ミサイルユニットと連動ミサイルを起動、多重ロックを可能な限りかけていった。

 

《クソが……いい加減に……!》

 

ヴァリアントがチェインガンを畳み、背面の大型ブースタを起動させた。

オーバードブーストだ。一気に接近し、武器腕マシンガンの一斉掃射で勝負をつける。

見え見えの、だが必殺となる逆転の一手。

 

「さすかぁっ!」

 

ソラは空中からミサイル発射のトリガーを引いた。

ミサイルの輝く噴射炎が連続して、ヴァリアントに殺到する。

そしてそれはヴァリアントの加速開始より一瞬、早かった。

連鎖爆発が黄色い四脚を丸ごと呑み込み、だが、ヴァリアントはその爆風の中からマシンガンを乱射しながら真っ直ぐに飛び出してきた。

 

《死ねぇっ!!》

「死ぬかよっ!!」

 

ソラもあえて、ACを突っ込ませた。

圧倒的な弾幕にストレイクロウのAPが溶けていく。

3000、2500、2000――そこまでだった。

ストレイクロウが、空中でレーザーブレードを一閃した。

 

《この俺が……!》

 

断末魔の呻きと共にヴァリアントはオーバードブーストの慣性で彼方へと飛んでいき、大爆発を起こして消し飛んだ。

 

《ヴァリアント撃破!レイヴン、無事ですか!?》

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ああ、AP2000。だけど、キサラギのMTを追わないと」

 

ソラが操縦桿を握り直して息を整え、レーダーから遠ざかっていく四脚MTの群れを睨みつけた。

あとAP2000。無茶はできないと慎重になった時、四脚MTが横合いからの砲撃で次々に爆散していった。

一直線に輸送車両へと向かっていたクアドルペッド達の挙動が乱れ、あからさまに怯えたようにメインフロアに散開する。

 

《こちらインターピッド。敵ACは撃破した。クアドルペッドは私がやる。他はサブフロアから沸いた敵部隊を追え。リップハンター、ギボン部隊を連れて先行しろ》

《……ふぅ、了解。さすがだわ、ファンファーレ》

《最後まで気を抜くな。職務を全うしろ》

《はいはい。相変わらずな男……》

《スクータム部隊、その損耗率では足手まといになる。待機しておけ》

 

ファンファーレとリップハンターのやり取りを通信で聞きながら、ソラは息を吐いた。

 

《レイヴンも、無理のない範囲で追撃を。ファンファーレのオペレーターによれば、インターピッドはまだAPを4000以上残しているそうですから》

「そうか、C-2ランカーを相手にして……すげえなファンファーレは。さすがB-2ランカーだ」

《ストレイクロウ、早く来い。残る敵機を掃討するぞ》

「……ああ、了解」

 

ソラはフットペダルを踏み締め、ストレイクロウのブースタを吹かして、クアドルペッドを蹴散らし続けるインターピッドに合流した。

その後、輸送車両へと追いすがるキサラギのMT部隊を排除して、作戦は無事成功となったのだった。

作戦を終えた時、ストレイクロウのAPは800。

弾薬もバズーカと連動ミサイルは全て撃ち尽くし、肩部ミサイルしか残っていなかった。

 

まさにギリギリの勝利。

だが、戦いの中で得た物は大きかったと、ソラはレインのいつもの労いの言葉を聞きながら、コクピットシートに背中を預けるのだった。

 

 

………

……

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

FROM:ミラージュ

TITLE:礼状

 

レイヴン、グラン採掘所からの作業員撤収は軽微な損害で完了した。

また、キサラギの派遣してきた大部隊も壊滅し、多大な損害を与えることができた。

もはや奴らに、再度の攻勢をしかける余力は残っていまい。

 

長期化しつつあったグラン採掘所の争奪戦も、今回の我々の勝利をもって終息に向かうはずだ。

地下世界最大最強の企業たるミラージュの実力を、キサラギも存分に思い知ったことだろう。

 

今回の作戦成功はミラージュ社内におけるお前の評価を引き上げる、十分な活躍だったと言わざるをえない。

我々としては、今後のお前の貢献次第で、特別な支援を与える用意もある。

 

せいぜい、励むことだ。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 




チェーンインパクトは本来、このミッションの追加依頼で出る敵でしたが、合流させました。彼のヴァリアントはコンセプトが非常に明確でかっこいい機体です。
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