ARMORED CORE 3 Replay ~ Stray Crow~ 作:神父三号
AC6発売までに何とか終わらせたいです。
《こちらヴァルナーです。クレスト側のD-6ランカーエスペランザと戦闘を開始。大丈夫、最近アリーナで勝った相手だ。やれるよ》
《ゲルニカだ。E-5ザ・サンと接敵した。砲台の破壊は現状許容範囲だ。クレストはAC2機の援護でMT部隊を複数押し出してきているが、未だ本隊に目立った動きはない。以上だ……ACを排除する!》
ユニオン陣営のうち、固定砲台の防衛に向かった2機から通信が入る。
ユニオン側はC-4アトミックポッドを失い、クレスト側もソラのストレイクロウによってC-9カルマが撃破されている。
これでAC部隊同士の戦況はユニオン6機、クレスト5機。
加えて現在、敵のB-3アルルカンにはグナーとレッドアイが2機がかりで挑んでいるところだ。
元々、地の利はユニオンにある。このままレイヴン同士の均衡が崩れていけば、さらに戦況はユニオンに傾くだろう
そこまで考えを巡らせ、ソラは操縦桿を握る指に力を込めて、目の前に現れたフロート型ACを見つめた。
B-6ランカーAC"テン・コマンドメンツ"。
以前、ロイヤルミストが取り逃した相手だ。
右腕にハンドガン、左腕にブレード、そして両肩にチェインガン。
奇抜な構成だった。チェインガンなど、フロートに積んでも何の役にも立たない。
《消す前に1つ、教えてやろう》
「何をだ?」
《なぜ機能不全に陥ったアリーナでお前だけが贔屓され、C-1にまで上がってこれたか。分かるか?》
「……知るかよ。管理者の気まぐれか何かだろ」
《違う》
テン・コマンドメンツのレイヴンは、きっぱりと否定した。
ソラは眉をひそめ、両腕の火器を赤いフロートに向けつつも続く言葉を待った。
《今日ここで、俺に消されるためだ》
「…………」
《お前はレイヤードに不要なのさ。だから今、管理者の思し召しで巡り巡ってここにいる。アリーナを駆け上がったのも、それで目立ってユニオンの依頼を受けたのも、管理者が定められたお前の運命……敷かれたレールの終着点が、この鬱陶しいジャングルというわけだ》
「……ロイヤルミストの言う通り、イカれてるらしいな」
理解不能な言説をソラは一刀両断し、トリガーを引いた。
マシンガンと投擲銃が唸り、弾幕が敵に殺到する。
テン・コマンドメンツは滑らかな動きで斜め後方に下がり、ストレイクロウの砲撃を巧みにやり過ごして、そのまま宙に飛んだ。
「!?」
巨木群の緑を突き抜け、上空に姿を消したフロート。
ソラは予想だにしない敵の動きに、一瞬思考を止める。
そこに、徹甲弾が撃ち下ろされてきた。
ハンドガン――の連射速度ではない。
「チェインガン!?フロートでどうやって……!」
間断なく降り注ぐ弾丸を不規則な機動でやり過ごしつつ、木々の隙間から敵の姿を垣間見る。
やはりチェインガンを発砲している。ありえない。
フロート脚部で長砲身の肩武装を使う場合は、完全に動きを止めて接地する必要があるはずだ。
そうでなければ激しい反動に機体が耐えきれず、敵を捕捉するどころか満足に発砲することもできはしない。
だが、テン・コマンドメンツは空中に浮遊したまま当然のようにチェインガンを放ってきていた。
そういうことを可能にするパーツがあるのか、それとも特殊な技巧のなせる業か――
そこまで考えて、ソラは思考を切り替えた。
今は目の前の現実が全てだ。
この鬱蒼とした密林で十全に連射武装を躱しきるなど不可能。
困惑している暇があったら、撃ち返した方がいい。
《さっさと死ね》
「死ぬのはお前だ!」
肩の中型ロケット砲を敵ACに撃ち込む。
高反動砲弾の直撃で、浮遊していたフロートの高度がガクンと落ち、こちらを狙っていた弾幕に乱れが生じた。
そしてテン・コマンドメンツはそのまま高度を下げて地上にふわりと降りる。
ソラは好機と見て一気に距離を詰め、マシンガンと投擲銃の連射を浴びせた。
《無駄なことはやめろ》
しかし、テン・コマンドメンツは相次ぐ被弾に動揺も見せず、器用に木々の間をブーストですり抜けて距離を稼いできた。
逃がすものかとソラが放った投擲榴弾を急制動からの切り返しで難なく躱し、武装を手持ちのハンドガンに替えて当ててくる。
低威力の代わりにストッピングパワーに優れた特殊弾頭の着弾で、ストレイクロウは追撃を妨げられてしまう。
立ち並ぶ巨木群の邪魔もあって、二脚型ではどうしても逃げるフロートを完璧にマークすることはできない。
そうしてマシンガンでは痛打の厳しくなった距離で再び、テン・コマンドメンツは飛翔した。
密林の上を左右に踊るように浮遊し、またもチェインガンを連射し始める。
「……っ」
この障害物だらけの状況をものともしない敵レイヴンのセンスに、ソラは舌打ちを漏らした。
チェインガンは、ライフル並の威力を持つ徹甲弾をマシンガン並の速度で連射できる強力な武装だ。
その上、長い砲身によって担保された集弾性によって、容易に回避ができるものでもない。
通常は安定性に優れたタンクや四脚に搭載する代物を、テン・コマンドメンツは掟破りにもフロート脚部で運用しているのだ。
気を抜けば足を止められそうなこの密林にあっては、まさに難敵極まる。
APが5000を切った。
ストレイクロウはなんとか連射をかいくぐりつつも、必死に撃ち返す。
中型ロケットの衝撃で落下を狙うが、警戒されているのか先ほどのように当たってはくれない。
体感、まだ自分はさほど打撃を与えられていなかった。
このままでは、撃ち負ける。
ソラは操縦桿を前後左右に忙しく振りつつも、必死に頭を回した。
自分のマシンガン、投擲銃、ロケット。敵のチェインガン、ハンドガン。
この状況で最善は――
「……勝負だ!」
ソラは自身の閃きを信じて、操縦桿横のレバーを勢いよく引き上げた。
コアの背面から高出力ブースタがせり上がり、甲高い音を上げてEN容量を喰らう。
ストレイクロウがオーバードブーストの急加速で、空中の標的に向けて舞い上がった。
《くだらん》
切り捨てる敵レイヴン。テン・コマンドメンツもまた、オーバードブーストを起動。
横方向へ大きくスライドしてソラの突進を躱し、そのまま密林の中へと降りていく。
ソラはレーダー表示を一瞬見た。やはり、大して離れてはいない。
そして木々の隙間に見える赤い敵影を視認し、もう一度オーバードブーストを、追いかけるように吹かした。
《……っ!》
初めて敵が動揺した。
ハンドガンの迎撃。だが先ほどのようにブースタで素早く距離を取ろうとはしない。
当然だ。長時間の滞空とオーバードブーストで、ジェネレータは窒息寸前なのだから。
ソラの仕掛けは功を奏した。瞬く間に彼我の距離を詰め、張りついて撃ち合いに持ち込む。
こちらはマシンガンと投擲銃、相手はハンドガンのみ。削り合いの勝敗は見えている。
《ちっ……鬱陶しい!》
砲撃を浴びつつもEN容量を回復したテン・コマンドメンツは、何とか距離を取ろうともがく。
ロケット砲と投擲榴弾で強引に足を止め、激しく追いすがるソラ。
《離れろ!》
「いいや、このまま付き合ってもらう!」
ハンドガンを浴びて振動するACを、ソラはオーバードブーストも駆使しつつ強引に相手に張りつかせ続ける。
細い木々を轢き倒しつつも地上を滑るように逃げ惑うテン・コマンドメンツは、しかし高火力のチェインガンを使ってこない。
おそらく、使えないのだろう。ソラの咄嗟の閃きは当たっていた。
わざわざ空中に上がってチェインガンを使っていたのは、フロートには過大な反動を上手く制御するためなのだ。
それを可能にしているのはやはり何らかの特殊オプションではなく、極めて緻密で繊細な操縦技術。
しかしそれ故に、地上付近で派手に応酬している最中はチェインガンを展開できない。
操作ミスをすれば、フロート脚部がバランスを崩して地面に激突してしまうからだ。
だから距離を稼ぐために、高反動で追撃の足を止められるハンドガンを採用しているのだろう。
敵の意表を突きつつ、チェインガンの強烈な火力を押し付けるために組まれた、歴戦の強者らしい合理的で攻撃的なアセンブリ。
だがその合理性が災いして、歯車が一度狂って劣勢に回ると立て直しが厳しくなる。
確かな手応えに、ソラは勝機を感じていた。
フロート脚部ではAPが確保できない。その上、敵も連戦で消耗しているはずだ。
このまま行けば――
《舐めるなよ雑魚がぁ!!》
「!?」
敵レイヴンが猛り、オーバードブーストを爆発させた。
逃げるためではなく、突っ込むために。
意表を突かれたストレイクロウは、テン・コマンドメンツの体当たりで大きく体勢を崩され、樹木を数本巻き込みながら吹き飛んだ。
脳が痺れて視界が明滅するソラの前で、敵ACは肩のチェインガンを起こす。
「地上じゃ使えねえだろ!」
《舐めるなと言っているんだっ!!》
大喝と共に撃ち放たれる無数の徹甲弾が、ソラを襲った。
異様な気迫に押され、もつれる木をへし折りながらストレイクロウは反撃することも忘れて逃げ惑う。
乱れに乱れる弾幕は、立ち並ぶ密林を片っ端から吹き飛ばしていく。
必死に下がろうとするストレイクロウを、テン・コマンドメンツはブースタを全開で吹かし、チェインガンを轟かせて追いかけてきた。
驚くべきことにこの赤いフロートACは、地上に激突する限界ギリギリの高度を維持したまま、長砲身の高反動武装を連射してくる。
「ありえるのか、こんな戦い方……ぐっ、ぅ!?」
《Cランク風情が!つけあがるなよ!!》
トリガーを引きっぱなすような激しい射撃はやがて、ストレイクロウの逃げる先を正確に予測すらし始めた。
確実に無理無謀な戦法をとっているはずだというのに、土壇場でその攻撃精度が高まっていく。
これがBランカー、これがクレストの最重要戦力。
「すげえ……!」
その技量と意地に、ソラは尊敬の念すら覚えた。
徹甲弾が続けざまに防御スクリーンを削り、残りAP2500。
だが、勝機は既に目の前にあった。激昂して、真っ直ぐに迫ってくる。
ソラは息を止めて目を見開く。確実な一瞬を物にするために狙い澄まし、そして。
肩のロケット砲を、敵の進路めがけて放った。
《ぅぐっ!?》
脚部に命中。
チェインガンの乱射で極限の挙動を強いられていたテン・コマンドメンツは限界を越え、地面の苔を削って無様に横転し、一際分厚い巨木にぶち当たって沈黙した。
「ぶはっ、はぁっ、はぁっ……!」
勝負はついた。
煙を噴き上げ、防御スクリーンをショートさせている敵ACはもはや虫の息だ。
もうロケット砲数発で片が付く。
情けをかける義理もない。
撃破して、味方に合流する。
ソラは荒れた息を整えながら、トリガーにかけた指先に、力を込めた。
ポツッ。
その時だった。
コクピットモニターの中央に、水滴が落ちてきた。
さらに続けて数滴。また数滴。
水滴は、止まらなかった。
ポツッ、ポツポツ、ポツポツポツッ。
「なんだ、これ……」
《これは"雨"……?》
「"雨"?これが……」
通信機の向こうでレインが口にした言葉を、ソラは繰り返した。
ACの頭部カメラが見上げた、偽物の空。
水滴がとめどなく、地上に向けて降り注ぐ。
"雨"はそのまま、激しさを増し始めた。
《ははは、はは……ありがたい……!》
「っ!?」
《おお、管理者よ、おお!!》
ソラが意識を奪われている僅かな間に、テン・コマンドメンツは体勢を立て直していた。
そしてオーバードブーストで脇目も振らずに、密林の彼方へと消えていく。
ユニオンの拠点とは真逆の方向だ。
取り逃がした。だがもう、この戦場に戻ってはこれまい。
《はぁ、はぁ……ふしゅー、やった……!こちらエキドナ、バトルフィールド撃破!ほんと、こいつのキャノンどういうインチキ……えっ何これ、水?何で空から水が……》
《レッドアイとグナーだ。こちらもB-3アルルカンは倒したが両機とも大幅に消耗、今から補給に入る。……"雨"か。初めて見たな》
《どういうこと?どうして今、"雨"が……こちらグナー!ヴァルナー、ゲルニカ応答して!砲台に向かった敵ACは?》
《……ヴァルナーは戦死だ。俺もザ・サンは追い払ったが、弾切れした。一度戻るぞ。それと……少しまずいことになった》
《まずい?何が……管制室、こちらグナーです!ええ、はい…………っ!?クレスト側のACに増援!?そんな……》
各地のAC戦が一段落したためか、緊急チャンネルが一気に慌ただしくなった。
「……グナー、クレストの本隊が南の河を渡ってくるのか?」
《そうみたい。固定砲台は今しがた壊滅して、ユニオン・キサラギの前線は混乱状態だそうよ。敵ACの増援は3機、ヴァルナーをやったエスペランザを入れたら計4機ね……テン・コマンドメンツは?》
「すまない、仕留め損ねた。撤退はさせたが……」
《十分な戦果だわ。これで拠点を直接狙ってきたAC部隊は一掃できたもの。……皆、いったんユニオンの拠点に集合して。補給を受けましょう》
《ちょっと待ってよ、南の部隊の救援はどうするの!?クレストの雇ったACが4機も暴れてるんでしょ?》
《エキドナ、落ち着いてモニターのAP表示を見なさい。あなたも余力はないはずよ。戻ってきてキサラギの試作型補給車を使うように。防御スクリーンの出力をある程度回復できるわ》
「戦場で防御スクリーンを?どういう技術で……」
《そんなことはどうでもいいわ。管制室は防衛ラインを大きく後退させると言っていた。ここからは時間との勝負よ。幸い、この"雨"でクレストの主力であるMT部隊の動きは鈍るはず。ACの数が5対4なら、まだ押し返せる。全機速やかに一時撤収!これは命令です!》
指揮役のワルキューレがぴしゃりと、レイヴン達の混乱を抑えた。
ソラは途切れることなく降り続ける"雨"を見上げながら、ユニオンの拠点にACの足を向けた。
………
……
…
《レイヴン、ACを5番ガレージへ入れてください。この雨の中では補給車が正常に機能しない可能性があるそうです》
「了解」
ソラがレインの指示通りにガレージへストレイクロウを入れて防御スクリーンを解除すると、すぐにキサラギの補給車や整備士達がわらわらと群がってきた。
片膝をついたACのコアに何本もの太ましいケーブルが接続され、徐々にだがコクピットモニター上のAPの数値が2500から回復していく。
《こちら整備班!レイヴン、同時に各武装類の補給と機体調整も行うぞ!》
「調整?まだ戦闘の最中だぞ」
《"雨"の中では射撃精度が大幅に狂う。レーダーもだ。FCSと索敵機能まわりの調整を受けた方がいい!》
「クレストやミラージュの品が大量に混ざってる。やれるのか?」
《出来る。"雨"のデータは持っているからな。"技術のキサラギ"に任せてくれ》
「……分かった。悪いが手早く頼む」
コアから引き出されたコクピットブロックに高所作業車が横付けされ、年配の整備士がソラと入れ替わりで乗り込む。
ソラは手渡されたドリンクを一気に飲み干して、大きく息を吐いた。
取り外してきた通信機には、ユニオン側の各レイヴン達が緊急チャンネルを介して逐一現状を知らせてくる。
エキドナとゲルニカは別のガレージで補給を開始したばかり、グナーとレッドアイはもうじき補給作業が完了して、先んじて偵察に出るらしい。
「……"雨"か。派手な水の無駄遣いだな」
開け放たれたガレージのゲートから外を眺めて、ソラは呟いた。
ユニオンの本拠地は、見るからに騒然としていた。
先ほどから防水シートをかぶった車両やMTが、雨粒に濡れた舗装路を忙しなく行き交っている。
温存されていた戦力が、南で苦戦している前線部隊の支援に――いや、この本拠地の防衛ラインの形成に回されるのだろう。
モア、エピオルニス、スクータム、クアドルペッドと多様なMTがガレージの前を通り過ぎていく。
「レイン、この"雨"はどれだけ戦闘に影響するんだ?」
《メカニックチーフに確認を取り、可能な限りデータベースも探しました。ACに関しては防御スクリーンが正常作動していれば、最小限の機動力低下で収まるはずです。実弾兵器も調整さえ受ければ発砲は可能……ですがEN兵器は空気中の水分の影響で大幅に減衰するかと》
「なるほど。武器腕レーザー主体のゲルニカは相当厳しいな……それとイクシードオービット類もダメか」
《また、AC以外の通常兵器……MT等は基本的に"雨"の中での戦闘を想定していません。応急の防水処理が出来ない前線の部隊は、火力も機動性も著しく劣化する可能性が高いですね》
「……つまり戦場はACの独壇場になる。クレストはこの"雨"が降ることを知っていて、砲台側のACを温存してたのか?」
《いえ、それはない……と思います》
通信機の向こうでレインが押し黙った。何かの資料を確認しているのだろう。
整備士たちの怒号と補給車が立てる甲高い機械音、そして絶え間なく外で地面を叩く水滴の音が入り混じって、非常に騒々しい。
《レイヴンは、"雨"のことをどこまで?》
「一般常識の範囲……要は存在を知っている程度だ。都市区や産業区ではありえない現象で、自然区でたまにあるんだっけか。これも、全部管理者がやってるんだろ?」
《はい。"雨"は地上の自然再現のための重要気象ですが、循環システムを稼働させても膨大な水量を無意味に消耗して区画の寿命を縮めるため、管理者の最上位命令で指定された日時でしか実施されません。ご存じのように実施は自然区の、特に森林地帯に限定されていますが、特殊実験区であってもその頻度は数年に一度ほどで、発生通知も管轄企業のみに限定。クレストがこのセクション614の"雨"を事前に察知する、あるいは前提として軍事行動を起こしたということはないでしょう》
「……なら、依頼主のユニオンが事前に俺達レイヴンへ伝えるべきだったな。戦況への影響があまりにもデカすぎるし、EN兵器の使用が限定されるならなおさらだ」
「いや、実際のところそれも難しかった」
コクピットシートから出てきたキサラギの整備士が腕で汗を拭い、ソラとレインの会話に割り入ってくる。
「"雨"はつい先月降ったばかりだからだ」
「先月?数年に一度じゃないのかよ」
「そうだ。だから、今日の"雨"は我々キサラギも、当然ユニオンの連中も予測していなかった」
《こんなところでも管理者の異常が出ている……のかもしれませんね》
「ああ……すまん、各作業が終わった。レイヴン、確認を頼む」
ソラはコクピットに再び入り、コンソールで調整内容を確認する。
弾薬は全回復し、各数値はFCSとレーダーと姿勢制御周りのものだけが最小限弄られている。
短時間で見事な手際だった。
「整備士、これで外の"雨"に対応できるのか?」
「出来るはずだ。キサラギがこのセクションで集めてきた実際の気象データを元に調節してある」
「……助かる。APは7000……これ以上は無理か?」
「今の試作型補給車ではこれが限界だな。弾薬は何とかしたがこればかりは……」
「十分だ。AC戦もやれる数字だからな。……グナー!こちらストレイクロウ、補給完了!いつでも出られる!」
通信機に報告を入れ、ソラは整備士達に退避するようスピーカーで促した。
ACの周囲にひしめいていた車両や人員が蜘蛛の子を散らすように離れていく。
《エキドナです!こっちも整備OK!》
《ゲルニカだ、AP6500で出られる。……これほど激しい"雨"の中ではレーザーがどうやっても無理らしい。すまんがここからは最低限の支援しかできんぞ》
《こちらグナー!現在、レッドアイと前線に先行中。だけど、4対2じゃ追い返されて勝負にならない。最低限の妨害が精いっぱいだわ。クレスト側のAC達はしつこくユニオンの前線部隊を攻撃してる。……防戦しつつ後退しているけど、多分壊滅するわね》
「了解、すぐに出る。相手のACはアップル……D-6エスペランザを入れた4機だったな。他に誰が来てるんだ?」
《レッドアイが全機確認済みだ。C-2スタティック・マン、C-5ダブルトリガー、E-10テンペスト》
テンペスト。
防御スクリーンが再起動し、立ち上がったACの振動に身体を揺さぶられながらソラはその名前を噛みしめた。
先日レイヴンになった傭兵としての恩師、スパルタンが自慢していた機体だ。
さらに同期のアップルボーイや、かつてアリーナで戦ったトラファルガーもクレスト陣営にいる。
その事実に何の感慨も沸かないほど、ソラは冷徹ではなかった。
《全機、本拠地南の指定ポイントで合流して。5対4で一気に逆転しましょう》
《よし、エキドナ行きます!待ってて!》
《ゲルニカもすぐに向かう。細かな作戦プランは現地だな?》
《ええ、出来るだけ急いで。AC戦を制すれば、この"雨"を利用してまだ挽回できるはずよ》
急かすワルキューレの声を聞きながらソラは舗装路の上でACを飛翔させ、オーバードブーストを起動する。
密林の上を効率的に飛行していけば、指定ポイントまでは数分の距離だ。
ソラは頭に浮かんだスパルタンやアップルボーイの顔をかき消しながら、急加速に身を任せた。
雨粒が猛烈な勢いで防御スクリーンの上で弾けては蒸発していく。
見たことも無いほどに分厚くどす黒い曇り空が、視界の上方に広がっている。
まるで、夜の中を飛んでいるような気分だった。
「……!?」
ほんの一瞬、真っ暗な偽物の空が白く光った。
見間違いではなく、確かに閃光を放った。
だが、それが何を意味するのか、ソラには分からなかった。
………
……
…
「超大型ミサイルだって?確かなのか?」
ソラは思わず、目の前の白い軽量二脚ACに聞き返した。
先行した2機が待つ合流ポイントに到着した矢先のことだった。
《管制室に複数の偵察報告があったらしいわ。……場所はここ、河の向こう岸の密林の中。かなり前まで出てきてる》
「陽動やブラフの可能性は?この"雨"の中で撃てるかよ、そんなもの」
《"雨"のデータはクレストだって持っているはずよ。絶対撃ってこない保証はないの》
ワルキューレの返しに、ソラは呻いた。
まだエキドナとゲルニカは合流してきていない。
この場には、ストレイクロウとグナーとレッドアイの3機だけだった。
降りしきる雨は、ますますその勢いを強めている。
防御スクリーンで弾け飛ぶ水滴が多過ぎて、もうモニターを見つめているのが苦痛なほどだ。
《形状からして5年前のアヴァロンヒル西部攻防戦の最終盤で使用された、クレストの虎の子だそうよ》
《……確か当時逸脱行為に認定されて、管理者が使用と製造を禁止したはずだがな。結果的にクレストとミラージュの勢力が落ち込んで、キサラギの躍進のきっかけになった兵器でもある》
《あなたもレイヴンなら、アヴァロンヒル西部の話は聞いたことあるでしょう?レイヤードの天井板を吹き飛ばした代物だから、本拠地に撃たれればユニオンもキサラギもひとたまりもない。クレストがここまで本気だとは思わなかったわ……誰かが止めないといけないのよ》
以前レジーナと共にミラージュの部隊を急襲した戦場で、ソラもその巨大な天井板を見ていた。
アヴァロンヒルに深々と突き刺さってそびえ立つ、高層ビル以上の高さと分厚さを有した戦争の残滓。
どうやってあんなものを引き剥がしたのか分からなかったが、それをやってのけた兵器が南方に迫っているというのだ。
「急行や緊急離脱ができるオーバードブーストを搭載してるのは、俺のストレイクロウだけ……か」
《そういうことよ。この"雨"の中では正確なミサイル迎撃は不可能。もし発射されれば、それだけで決着をつけられてしまう》
「だけど、クレストのAC4機は……」
《4機とも、河を渡ってユニオンのMT部隊を追ってきてるわ。クレストの精鋭達もね。川の増水で奴らも分断されてるから、そこまで防衛網は分厚くないはず》
《私の見た限り、エスペランザは相当消耗していた。おそらく戦線から離脱する。お前が抜けても戦況は4対3で、まだ私達が数の上では有利だ》
「…………」
迷っている時間はなかった。
ソラが、行くしかなかった。
「……了解。俺がやる」
《お願い、ストレイクロウ》
「状況が二転三転するな。ほんと、面倒な依頼だ」
《同感だな。だが、その分乗り越えがいがあるだろう?高く飛ぶため……だ》
「ははは……終わったら、皆でユニオンに報酬の増額をせびってやろうぜ」
《ええ、当然の権利よね。……まったく、ロイヤルミストもロイヤルミストよ。好き勝手する癖に、毎度厄介ごとは他人任せなんだから。少しは自分で後始末を……ごほんっ。まあ、それはいいわ。ストレイクロウ、私のオペレーターが作成したルートデータを送るからそれを見て動いて。東から少し迂回するといいわ。途中の妨害をかわせるはずだから》
「ああ……行ってくる!」
グナーとレッドアイを置き去りにして、ストレイクロウはまた雨の中にオーバードブーストで飛んだ。
《……状況は通信で聞いていた。試し撃ちしたが、やはり武器腕もイクシードオービットも駄目だ。だが、ここまで来たら俺は最後まで付き合うぞ》
《あたしもだけど。ねえ、それよりさっきから"雨"に混じって変な音がしてない?ゴロゴロって唸るような……》
《うん?……確かにな。何の音だ、これは……?》
《エキドナ、レッドアイ、そろそろ集中しなさい。正念場よ。……私達も南に向かいます!敵AC達がミサイルの防衛に引き返したら面倒だわ!こちらから仕掛けて、釘付けにする!》
ワルキューレが面倒見よく仕切る声を聞きながら、ソラは黙って独り密林の中を進んだ。
レーダーに反映させたルート表示を頼りに木々を轢き倒し、ENに余裕ができればオーバードブーストを使って加速して、河を目指してひたすら南下していく。
立ち並ぶ木々、そして猛烈な"雨"の中をずっとそうして押し進んでいると、ソラの中に不思議な感覚が芽生え始めた。
まるで偽物の空ではなく、本物の空の下で動いているような、現実と乖離した感覚。
少なくとも頭の上にある黒々とした曇天と、降り注ぐ水滴の束は、ソラが今までの人生で目にしたことのないものだった。
それはいわばレイヤードが、この地下世界そのものが生きていると思えるような、奇妙な実感。
企業の想定すら完全に上回るこの"自然"の表出はまさにレイヤードの息遣い、いや、もっと言えば管理者の――
《レイヴン、もうすぐ目標地点です。ルート上の妨害はありません。攻撃準備を》
「……ん、分かってる。……ミサイルの横腹にロケット1発ぶち込めば終わりだ。すぐに片づけて、グナー達に合流してやる」
一際大きな巨木を回り込むと、密林の中に少しだけ開けた空間があった。
ストレイクロウは足を止めることなくブースタを吹かして猛進する。
ふと、ソラは視線を上げた。
また偽物の空が一瞬白く光ったからだ。
そして頭部COMが雨音に混じって拾った、何か不気味な唸り声。
《ミサイルまで距離1000!レイヴン!》
しかし意識が逸れるより先に、ストレイクロウは密林を突破しきった。
河の濁流が、モニターに映し出される。
視界を素早く左右に振る。
見つけた。向こう岸の密林の、奥の奥。
巨木群よりもさらに高く起立する、馬鹿げた大きさのミサイルがあった。
ここから狙撃はできない。
ロケットの有効射程距離まで、もう少し近づく必要がある。
ACの襲来に気付いた河辺のスクータムが5機、バズーカとシールドを突き出して近寄ってきた。
「邪魔だ!」
唾を飛ばし、ソラはブースタを吹かした。
増水した河を一息で飛び越し、"雨"のせいでまるで狙いの定まらない弾幕の中をすり抜けながら木々をへし折って密林に突入して、肩のロケット砲を起動しつつそびえ立つミサイルに接近する。
すると、歯を食いしばって睨みつけていたミサイルの先端が、僅かに北へ傾いた。
《ミサイル発射態勢!急いでください!!》
レインが急かしたのと同時に、前方の木影からスクータムとエピオルニスがわらわら現れる。
相手をしている暇などない。ソラはACを木々の隙間から舞い上がらせた。
空がまた白く光った。
ミサイルが若干震え、そしてついに、密林の中からその巨体がゆっくりと飛翔し始める。
遅かった。いや、まだ間に合う。まだやれる。
距離800、ロケットの射程範囲ギリギリ。だが、少しでも近づきたい。確実に当てるために。
全神経を集中したソラ。
目標の先端を凝視し、ロケット砲の射線を示すガイドラインを操縦桿で微調整しながら、フットペダルを踏み込む。
しかしミサイルの総身が、密林から現れた。
緩やかだった飛翔速度が確実に、加速し始めている。
ダメだ、これ以上は。今撃たないと。撃つしかない。
そう直感し、今にも空高くに舞い上がらんとする大型弾頭に向け、トリガーを――
その時。
空から一筋の光が落ちて、ミサイルを貫いた。
全てが止まったような気がした。
超大型ミサイルが空中で止まり、ACがロケットを放つ直前で止まり、火器を持ち上げたMT達が止まり、雨粒が止まり。
瞬間、ミサイルがひび割れながら、不自然に膨れ上がった。
ズァッ。
放たれた閃光がソラの視界を焼き、爆音が遅れて鼓膜をつんざき、さらに遅れて炎の渦と衝撃波が吹き荒れる。
ACもMTも紙のように弾き飛ばされ、周辺の樹木は片っ端から蒸発した。
火柱が高々と上がり、そのまばゆい輝きが曇天も密林も照らし尽くした。
まるで、人工太陽が地上に落ちたかのようだった。
炎の渦は荒れに荒れ、のたうちにのたうち回り、激しいプラズマの奔流を生みつつ、やがて雨雲を押しのけて巨大なきのこ雲を発生させた。
《……イヴン!返事をし……さい……ヴン!!》
乱れる通信で必死に呼びかけてくる専属オペレーター。
ソラはシートに座ったまま全身を激しく揺さぶられ、コクピット内にもはや何を知らせているかも分からない大量のアラートが鳴り響く。
半分近くブラックアウトしたモニターに映っているのは、光輝く渦と煙だけだ。
ソラは歯を食いしばり、操縦桿を強く握りしめながら、ひたすら衝撃と地響きに耐えた。
次の瞬間に防御スクリーンが消滅し、自分はACごと蒸発するかもしれない。
そんな恐怖を噛みしめながら、超大型ミサイルの法外な威力の余波に耐えるしかなかった。
次第に、破裂した光の奔流が薄れていった。
思い出したかのように、"雨"の雫がまたACのモニターを濡らし始める。
防御スクリーンをショートさせつつも、何とか立ち上がったストレイクロウ。
周囲には密林の代わりに、見渡す限りの火の海だけが広がっていた。
妨害してきたクレストの部隊すらまとめて消し飛んだらしく、ミサイルの爆心地近くで動くものはソラのACだけだ。
「ぐっ……っ……はぁ、ど、どうなったんだ……?」
混濁する意識と全身を軋ませる痛みと激しい耳鳴り、そしてあまりにも様変わりした景色のせいで、ソラは現状を理解するまでに少々の時間を有した。
通信障害がある程度回復し、レインが何度か呼びかけてきてようやく、ミサイル攻撃を阻止したという実感が沸いてきた。
APは残り2000弱。
ミサイルからある程度の距離を空けて爆発を浴びたのにも関わらず、一撃で5000以上のAPが消し飛んでいる。
もしもあと少しACをミサイルに接近させていれば、防御スクリーンが爆発に耐えきれずに死んでいたかもしれない。
《レイヴン、ミサイルの発射阻止は成功です!これで戦況はもう……》
「いや、俺がやったというより、空から光が落ちてきて、それで……」
《空から光、ですか?……まさか、"雷"……?》
「"雷"?……まあいい。とりあえず、報告だ。グナー!こちらストレイクロウ!そっちからも見えただろうが、ミサイルの発射阻止に成功!グナー、応答してくれ!」
ピピー、ガガガ、ガガ、ピー。
グローバルコーテックスの緊急チャンネルから返ってきたのは、雑音だけだった。
さすがの管理者専用通信網もあれだけの爆発の後では、一時的に機能不全に陥るらしい。
だが、レインとはこうして通信が出来ているのに、なぜより強靭な回線である緊急チャンネルが使えないのか。
ソラは少し違和感を覚えつつも、とりあえず撤退しようとした。
しかし。
《ミサイル……失敗!待機部……余波で……害甚大!》
《クソ、本社に……仰げ!……てくれたな、レイヴンめ!》
《待ってくだ……応多数、あれは……?》
《MT?どうやって我……後方に!?》
《スクータ……カバルリー?……ミラージュなのか!?》
ACの頭部COMが、いくつかの通信を傍受した。
超大型ミサイル爆発の余波がまだあるのか、あるいは妨害電波か、その通信は鮮明ではない。
だが、クレストのものであることは分かった。
今周辺にいる可能性があるのは、クレストの部隊だけだからだ。
「……クレストの後方に、カバルリー?何がどうなって……」
不審に思ったソラがコンソールを操作し、傍受範囲と精度を引き上げた直後だった。
《う、うわぁぁあぁっ!》
《何だこいつら、スクータムの速度じゃ……》
《この"雨"の中で、どうやってレーザーを……ぐぁぁっ》
《レイヴン達を呼び戻せ!早く!》
嫌な予感がした。
ソラは反射的にオーバードブーストを起動し、ユニオンの本拠地の方角に向かってすぐさま飛翔した。
「レイン!緊急チャンネルが使えなくなってる!何とかそっちでグナーのオペレーターに直接確認してくれ!本社にいるだろ!グナー達の状況を知りたい!」
《ま、待ってください、何とかします!》
あれほどの大爆発すらもまるで意に介さず、降ることをやめない雨。
降り注ぐ大量の水滴が濡らし続ける密林の上を、ストレイクロウは出来る限りの速度で戻った。
予感は胸騒ぎに変わり、そして焦りが頭の中で大きくなっていく。
「グナー!レッドアイ!エキドナ!ゲルニカ!応答しろ!おい!」
やはり、緊急チャンネルからは反応がなかった。
仕方なく通信を通常回線に切り替えて、再度呼びかける。
それでも、反応はない。
通常回線が繋がる範囲には、いないのだろうか。
そうしてストレイクロウが何とか、先ほどの合流ポイントまで引き返した時だった。
《レイヴン!ユニオン本拠地を所属不明のMT部隊が襲撃しているそうです!グナー以下、引き返した4機のACが現在防戦中!敵MTは……異常な高性能を発揮!》
来た。
来たのだ。
管理者が。
管理者の"実働部隊"が。
ソラは顔面を引きつらせたまま、もう一度オーバードブーストを起動した。
とにかく一刻も早く、ユニオンの本拠地に戻らないといけない。
密林の緑を振り払い、高速で空へと駆け上がったストレイクロウ。
その頭部カメラは、遠方の基地を捉えていた。
基地では既に火線が飛び交い、激しい交戦状態にあった。
ユニオンの管制室は、キサラギの部隊は、そして僚機のレイヴン達は、無事だろうか。
急げ、急げ。
そんな全身が泡立つような焦燥が判断ミスを生み、オーバードブーストが誤ってジェネレータのEN容量を喰らい尽くして、ストレイクロウを密林の中へと落下させた。
「クソったれ!何やってんだ、俺は!」
チャージングのアラートを鳴らすスピーカーを苛立ちに任せて殴りつけ、ソラはそれでもACの脚部を懸命に走らせた。
立ち塞がる邪魔な木々を体当たりとロケットで乱暴に蹴散らし、何とか早く基地まで帰還しようともがく。
早く、少しでも早く戻らなければ。
落ち着け、落ち着け。
そんな言葉を繰り返し呟きながら、ジェネレータの復調を待つ。
だが。
《レイヴン》
そんなソラに、通信機から、語りかける声があった。
男と女が入り混じったような、無機質で無感情な声。
ソラは思わずACの足を止め、視線をゆっくりと、通信機に落とした。
《フェーズ2、終了。フェーズ3へ、移行》
かつてファルナ研究所やルグレン研究所で聞いた、あの声だった。
またしても空が白く光った。
直後。不可思議な力が轟音を響かせながら、ソラの眼前の巨木を爆散させた。
ソラは呆然と、激しく炎上を始めたその木を見つめた。
レインが"雷"と呼んだ、空からの光。
その理屈なんて分からないし、どうでもいい。
しかしその一撃はまるで、ソラに対する宣告に思えた。
管理者が――地下世界の神が、動き出すのだと。
偽物の空が降らす"雨"は、やみそうになかった。
今更ですが、本作では強化人間オプションのINTENSIFYは出ない予定です。
なので、テン・コマンドメンツは技量で無理やりチェインガンを運用している設定になります。
両陣営のレイヴンを載せておきます。
◆ユニオン側
B-4ワルキューレ(グナー)
C-1ソラ(ストレイクロウ)
C-4ホスタイル(アトミックポッド)→死亡
C-6ファナティック(レッドアイ)
D-2レジーナ(エキドナ)
D-5スウィートスウィーパー(ヴァルナー)→死亡
E-2ゲド(ゲルニカ)
◆クレスト側
B-3コルレット(アルルカン)→死亡
B-6サイプレス(テン・コマンドメンツ)→撤退
C-2ストリートエネミー(スタティック・マン)
C-5トラファルガー(ダブルトリガー)
C-9バーチェッタ(カルマ)→死亡
C-10サンダーハウス(バトルフィールド)→死亡
D-6アップルボーイ(エスペランザ)→撤退
E-5コールハート(ザ・サン)→撤退
E-10スパルタン(テンペスト)
これまでの話で死亡したレイヴンが多いため、ランク設定は必ずしもゲーム本編と同じではありません。
また、どうしても名前だけ出演する形式が多くなってしまっています。何人かは今後も絡む予定です。
ゲーム本編だと一つの戦場にここまで多くのレイヴンが投入されることはありません。
ただ、3のデータバンク侵入やSLの旧基幹要塞制圧などの描写からして、大規模作戦ならばありえなくはないだろうということでこういう描写にしています。
ご了承ください。