結城友奈は勇者である 花結いのINFINITISM   作:朔月新

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花結いの章ー1「幸せの再来」

 

「んん~」

「何か神樹様の中にいたはずなのにぐっすり寝たような感覚が」

「意識だけ向こうに言っていたのだ。肉体は休めているだろうさ」 

 

 現実世界に戻って来た面々は目を覚ましながら、各々の感情を口に言う。

 

「みなさん、お疲れさまでした。無事に千景さんを目覚めさせれたみたいですね」

「上里さん。迷惑をかけましたね」

「郡様。私達巫女はそのためにいるのです。迷惑なんて喜んで受け入れます」

「花本さんのは極端ですけど、同じ気持ちですよ」

 

 そう言ってひなた達はそう言ってほほ笑んだ。

 

「それにこちらでも進展ありましたよ」

 

 そう言ってひなたは奥の扉を指した。

 

「乃木園子さん、東郷美森さん。こちらで安芸先生がとある人物とお待ちしておりますよ」

「2人だけか?」

「ええ。2人だけです。今回は特別なので」

「どう特別なんだ?」

「ストップよ若葉さん。それ以上はホースに蹴られてしまうわ」

「歌野さん。それは間違っているようないないような」

「?????」

 

 誰がまっているのか察した風がそう言うと若葉の混乱はさらに増した。

 

「そうね。そのっち行くわよ」

「わっしー……」

「大丈夫よ。」

 

 何か言いたげな園子を手を握って東郷達は言われた部屋に入っていった。

 

 

 

 

 

「や、やぁ」

「うそ……」

 

 部屋の中にいた三ノ輪銀を見た園子が言った一言はそうだった。

 

「どうしてミノさんが」

「どうしてもこうしても、今回の監視役。さっきまで杏さんの中にいたのがあたしだよ」

「どうしてそんな事をしたの?」

「これだからさ」

 

 そう言って触れようとするがすり抜けてしまう。三ノ輪銀が生きていないのと自覚してしまう。

 

「ミノさん……」

 

 その瞬間、園子の記憶がフラッシュバックする。他のみんなから遅れて乃木園子も記憶を取り戻した。これで、あの世界の記憶を全員思い出した事になる。

 

「ミノさん。思い出したよ。何で今まで思い出せなかったんだろう」

「それは園子自身が封印していたからだよ」

「私自身が?」

「そうだ。園子は友奈さん程ではないけど御姿に近いからさ。自分の意思で封印を強化しちゃったんだ。思い出したのはその時の想いの逆が溢れてきたんだと思う」

「それって」

 

 園子が銀の事に関しての想いが強くて封印を強化して、その銀に再会したことで逆に思いが溢れて封印が解除されたという事なのだろう。

 

「ミノさ~ん」

「何か私といる時の園子は泣き虫だなぁ」

「ミノさんが悪いんだからねぇ」

 

 そうしている2人を安芸先生と東郷美森は優しく見守っていた。

 

「それで、神樹様で例の過去を見てきてどうだったんだ?」

「ミノさんは知っていたんだ」

「当の本人たちに聞いていたからな」

「千景さんが全く悪くないとは言わないけど、大社の怠慢による否のが大きい。だけど、私達の時代にちゃんと復活させるにも表向きの資料がないとね」

「そこについては私に当てがあるから心配しないでほしい」

「安芸先生。本当ですか?」

「もちろんです」

「うそだったら1ヶ月ピーマンの刑だからね」

「うっ。相変わらずですね」

 

 

 

「銀」

「須美。悪いな。沖縄ではあわずに去っちまって」

「銀の事だし理由があると思っていたから大丈夫。それに、先程の問題についても解決しているわ」

「どういうことだ?」

「ちょっとダブルスペイザーに積んであるので一緒に来てもらえる?」

「須美の」

 

 そう言って、東郷は銀を連れ部屋から出て、他の勇者達に説明すると一緒に行くことになった。

 

「これがそれよ」

 

 そう言って現れたのは銀そっくりの等身大人形というべき代物だった。

 

「これは?」

「兜博士が沖縄であなたにあった時にきっと必要になると思って光子力研究所に帰還後に製作したその研究所のリサさんと同じ、生体アンドロイドのボディよ」

「アンドロイドという割には動いてない」

「あなたが中に入って動かす予定で製作したのだだから人工AIは入れていないみたいらしい」

「でもこれって死者蘇生……」

「そこは大丈夫だと思うよ?」

 

 そこで意外な人物が口を出した。

 

「私が美姫の身体を借りてこうして喋っているようなものに近いと判断されるんじゃないかな? 降霊術の一種と思えば大丈夫大丈夫」

「赤嶺さん……」

 

 赤嶺美姫の身体を借りて赤嶺友奈がセーフ理論を展開した。

 

「何なら、私が中に入っちゃおうかな」

「駄目です。これは銀の物です」

「あらら残念」

 

 さしも、本当に残念がる様子でもなさそうに赤嶺友奈はそういった。

 

「銀ちゃん」

「しょうがないなぁ」

 

 三ノ輪銀は少し照れくさそうな嬉しそうな顔として、アンドロイドの身体に触れると中に入っていった。

 

「銀? 気分はどうかしら」

「悪くないな」

 

 そういった銀に対して東郷は優しく抱きしめながらいった。

 

「おかえりなさい。銀」

「ただいま。須美」

 




サブタイトルは三ノ輪銀のゆゆゆいのURタイトルから
勇者全員揃ったので章変更。園子の記憶が戻らない理由は
初期から三ノ輪銀に会うまで思い出さないって決めていました
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