結城友奈は勇者である 花結いのINFINITISM 作:朔月新
ここはとある場所のとある一室。そこで、ある少女たちが秘匿回線を用いてチャットをしていた。
「こちらコードネーム『守護神』。『金剛』さん、『局』さん。。そちらの調子はどうですか?」
「ノープロブロムです。しかし、サプライズでしたよ。こちらといたしましては」
「それに関しては私達も同じです」
そう言ってたわいもない会話が続いていく。
「守護神さんのおかげで『壁』が薄くなっているのに気づいたおかげで今のところスムーズです」
「いえ、私達は学生範囲内の治安組織どまりなので、そちらの国単位での協力があってこそです」
「情報のもみ消しに関してはこちらに任せてください。普段とは勝手が違いますが」
そこはその道の者としてのプライドなのか自信をもった返答をした。
「私としましては、私達の話を彼女達から聞いていたとはいえ、それでアクセスできる守護神さんが凄いと思います」
「能力者としてはレベル1ですので、そんな事ありませんよ」
「守護神さんは誰にも負けないスキルを持っています。そこは誇っていいいところです」
「そうですか。ありがとうございます」
高い技術を持つ者同士の会話ではずむのであった。
「今エレンさんはどんな会話しているんだろう?」
「可奈美が考える事でない」
「はい……」
大事な友人の1人である姫和にそう言われた少女。可奈美は今、正座で反省中だった。
「可南美の性格上、お前が小烏丸を持っていないっていうのがよっぽどの事態だから。だからこそエレンの話し合いが上手いっている部分はあるのだが」
「別世界にある小烏丸の座標データをどうにか見つけて、そこに持ち主である可南美さんを飛ばす。おそらく増援が欲しいであろう彼女達には充分のはずだ」
「問題を起こしといていうのもなんだけど、私だけでいいのかな?」
「逆だ逆。お前だけの方が世界に関する負荷が軽いんだよ。まぁ、その世界に増援送るのが私達の世界だけなら1度世界をまたいだことがある姫和や獅童なら大丈夫だと思うが」
「守護神さんや局さんの世界も助けに行きたいだろうから、それぞれから1人ずつの3人になるだろうさ。ウチは可南美として他が誰になるかはまだわからんが」
「そもそも何でコードネームで会話しているんだろう」
「世界が違うからこそ同姓同名が私や別の世界にいた時に、万が一にでも聞かれていた時に迷惑がかからない様にするためだそうだ」
「なるほど。そもそも、今どのくらいの世界があるんだっけ?」
「私達の世界、守護神さんの世界、局さんの世界、私達が渡った方の友奈さんの世界、私達の世界に来た方の友奈さんの世界、今から渡ろうとしている世界の6つでいいのかな?」
「現世と隔世という考えが浸透している私達だからこそ理解も早かったが、他の世界だとどうなのだろうか?」
「守護神さんも局さんも友奈さんの世界に行ったことがあるから、その点は大丈夫だと思いますが」
「そうなんだがそうじゃないんだ」
薫がうまく言葉にできないのをなやんでいると美炎が核心的な事を言った。
「私としての心配は可南美さん達がその世界に行くことをその世界の誰かに伝えられないのかって事ですね」
「一応、小烏丸を貸した時にそちらの世界にいずれ行くつもりとはいったよ?」
「それでちゃんと伝わってくれればいいんだけどな」
「きっと大丈夫ですよ。彼女達は、勇者なんですから」
可南美はそう言って笑顔で返すのであった。
サブタイトルは初春≒正月の花の花言葉
コードネームはわかる人にはわかると思います
助けに行くよって言った後の裏側では今こんな感じになっているよと
着々と全方面準備が出来ているといった感じです