海賊少年を百合の間に挟んでみる実験   作:愛犬家

17 / 28
飾っていたメタビルX1フルクロスのスクリュー・ウェップの柄が行方不明になったので、初投稿です。

マジでなんであんなに取れやすいんだ…。

今回は、”そういえばこの子たち戦う人だったわ”と思いだしたんで、戦闘に関する短編となっております。
後、久々にあいつの登場。
そして、新しく設定を生やしたせいで自分の首を絞める筆者。
こんなんやって、話畳めんのか?私ぇ…。

ほんのちょっとでもお楽しみただけたら、幸いです。

それではどうぞ。



ダメだ…、蒙古タンメンとスーパードライの組み合わせに箸が止まらない…!


#17海賊と闘いの日々

その1.戦い方と憧れ

 

「千束とトビアって、不殺を掲げてる割には正反対な戦い方してますよね」

「ん?そうかな?」

 

東京湾にほど近い、廃工場。

DAよりリコリコに課された任務は、この場所を拠点とする新興麻薬密売組織の制圧及び主犯格の捕縛。

今回はトビアが別任務のため参加できず、千束とたきなのコンビで当たっていた。

当初は隠密行動の上制圧する予定だったが、敵の反撃を許してしまい作戦変更。

クルミのハッキングにより工場への送電と回線を遮断し、夜明け前ということもあり暗がりを利用し1階部分を制圧。

そして、主犯格が潜伏していると思しき地下に向かう途中、たきながそうこぼした。

 

「だって、トビアの場合は派手に動いて格闘で制圧。対して千束は最小限の動きで銃弾を躱し近距離で銃撃。似ているところなんて、対象に至近距離で攻撃する部分しかありませんよ」

「あー、言われてみれば、そうだよねー」

まだ敵は残っていないか、慎重にクリアリングしながら話す。

物音も聞こえず、今のところは安全のようだ。

「まあ、私たち得意なことが全然違うからね」

「得意、ですか?」

地下に続く階段室を前にして、物陰に隠れ様子を窺う。

 

「そ。例えば、まあたきなには負けるけど私は銃で戦うのが得意。でも、トビアが得意なのは格闘なの」

「…そういえば、前に銃は得意じゃないって言ってるの、聞きました」

「逆に、私はトビアに比べたら、格闘は苦手。そもそも性別が違うからねー」

そう言って、少しづつ階段の入り口へと近づく。

なるべく音は立てず、鞄から閃光弾を用意する千束。

 

「…男の人ってさ、私たち女の子が必死に訓練して、ようやく戦えるようになる身体を標準で備えてるの。教官とかから聞かなかった?」

「はい、基礎講習で学びました」

「それに彼ってさ、私たちよりは大きいけど男の子としては背が低いでしょ?そのうえで格闘能力が高いってなると、実はとんでもなく有利に働くの」

ピンを抜き、ゆっくり歩きながら階段へと向かう。

そして起爆するタイミングすれすれで、ドアを開けて投げ込む。

 

直後、閃光。

下の方から悲鳴と転げ落ちる音がする。

「その特徴を活かして、トビアが前衛と陽動。で、私は中衛及びとどめ役。しっかり役割は分かれてるんだ」

“よっし、突撃だ!”そう言って階段を駆け下りる千束。

遅れないようについて行くたきな。

 

「まあ、真似するとしたらトビアかな?私はちょびっと特殊だし」

「ちょびっと…?」

銃弾の雨の中を真正面から避け、悠然と歩きながら射撃するのはちょびっとなのだろうか。

「私のことはいいの~!…実際、トビアが戦い方教えて、結果出してる子もいるんだからね!」

「トビア、教官もできたんですね…。私も知ってる人ですか?」

閃光に目をやられてうめく連中に非殺傷弾を撃ち込み、無力化しながら進む千束。

たきなの弾丸は通常の9㎜パラベラム弾のため、頭を強く踏みつけることで意識を刈り取る。

「知ってるも何も、フキだよ?」

「え!フキさんが⁉」

衝撃の事実だ。

確かに彼女は小柄な身体を活かした戦法を得意としており、特に超低姿勢からの高速接近と近接攻撃は他のリコリスを凌駕する戦果をたたき出していた。

思い返して気づく。

「あ、…確かにトビアの動きに近いですね」

「そ。ただ、トビアみたいに拳一発で昏倒とかはできないから、まったく一緒とはいかないけどね」

「そういえば、この前本部に行ったとき、トビアに対して敬語で接してましたね」

階段を降り切り、廊下を抜け地下の最奥部の前へとたどり着く。

L字状になっているので、曲がり角にはいかにも誰かが待ち構えているといった雰囲気だ。

 

「さ、おしゃべりはここまで。気を引き締めていくよ」

「はい。…どうしました?」

先行してる千束が一瞬顔を出し、即座に引っ込める。

 

「……やっばいのがいた」

どうやら、一等気を引き締めなおさなければならない相手がいるようだ。

 

結果としては、全ての敵を無力化することに成功した。

最後の相手となったのは、全身を防弾アーマーで覆い、軽機関銃にドラムマガジンを装備した2mはあろうかという巨漢であった。

 

古き良きアニメーションに出てくるブルドックのような棘付きのゴツい首輪をした彼は、こちらを確認するなり機関銃を乱射。流石の千束もこれには参った。

結局、千束とたきなの2人は彼の弾切れを狙い、何とか制圧。

指は千切れ飛び、あばら骨も何本か折り、とどめに鉄仮面に覆われた顔面にマガジン一つ分の非殺傷弾の嵐。

死んでないのが不思議なぐらいの重傷を負わせた。

 

地下には大量の商品と、武器が保管されていた。

しかし、肝心のターゲットはどこにもおらず。

どうにも逃げられたようだ。

「千束、この通気口、ちゃんとした広さがあります。ここから逃げたのでは?」

「うっそ、ハリウッドかよ~⁉ああ、映画観る時間が~…」

「やけに急いでたと思ったら、そういうことでしたか…」

悔しそうに言う千束に呆れるたきな。

“こんな時まで映画か”といわんばかりの顔だ。

「時間的にもトビアも帰ってくるし、ちょうどいいかなって…」

〈残念ながら、残業確定だな。とりあえず、上の階に戻って…待った〉

ドローンを使い、オペレートしていたクルミから静止の指示だ。

 

〈まずいな…〉

「クルミ?」

〈この工場、すぐそばが海だろ?武装船が乗り付けてきた〉

「まさか、増援⁉」

こちらはもう弾薬が心もとない。

武器こそ大量に保管されている分があるが、殺傷能力が高いものばかりだ。

最悪の事態を想像し、緊張が走る。

 

と、その時上の階から破裂音が鳴り響く。

〈…いや、あいつめちゃくちゃに撃ってくるぞ!ミニガンまでついて…!〉

「うっわ、最悪…。たきな、とりあえず退路の確保!地下に取り残されちゃう!」

「はい、急ぎます!」

直後、階段方面から轟音と土煙が上がる。

階段で残してきた男たちの悲鳴も聞こえ、その場で待機。

 

「……どーするよ?」

「……どーしましょ?」

顔を見合わせる2人。こうなっては階段も使えない。

かといって、主犯の逃げた通気口も安全であるという保証はどこにもなく。

万事休す、そう思ったその時、インカムに通信が入る。

ミカからだ。

 

〈お前たち、朗報だ!救援が今そっちに向かってる!〉

「おお、ナイスタイミング!」

〈ああ、任務終わりでついでに寄って来てくれるとのことだ〉

「……任務終わり?」

ミカの言葉に引っかかるたきな。

“ついでで、どうにかなるんですか…?”と首をかしげている。

 

「…あっ。そっか、確かにいい時間かも」

一方で、あたりを付けた千束。

腕時計を確認して、納得。

確かに時間的にはそろそろ戻ってくるころだろう。

〈まてミカ!武装船が一方的に攻撃を加えてる状況だぞ?下手な救援はかえって足手まといになる!〉

〈いや、その心配はいらない。極上の切り札が駆けつけてくれる。しっかりドローンで見るんだ〉

〈極上…?いったい誰が来るっていうんだ…、あれは⁉〉

クルミが驚いたかのような声を上げる。

そして、少し遠くから何かが爆発したかのような音が響く。

 

そして、先ほどまで鳴り響いていた銃声が止んだ。

 

途端に静まり返る工場内に、戸惑うたきな。

「いったい何が…!」

「ああ、落ち着いて。たぶんだけど、たきなが一番会いたい人が来たから」

身構える彼女をなだめる。

「千束、何を…⁉」

「とりあえず、廊下まで戻ろっか。大丈夫、私たち助かるよ」

そう言ってたきなの手を引く。

「なぜ、部屋の外へ?」

「そっちの方が安全だから、かな。ほら、見てみなよ」

そう言って、先ほどまで自分たちがいた部屋を指さす。

すると、天井が崩れ巨大な腕が入ってくる。

 

見覚えのある、その腕に目を見開いたたきなが走り寄る。

「まさか、あれは…!」

 

「そう、海賊が来てくれた」

 

穴の開いた天井から、額にドクロを掲げるグリーンに光る眼が顔をのぞかせていた。

 

「ドクロ…!スカルハート!」

たきなは目を輝かせる。

6年前、自分を救ってくれた時と違い、右目の部分にアイパッチのように厳めしいセンサーがついている。

そして、朝日が徐々に昇ってきていることもあって、暗い色のマントで覆ったその巨体が強調されている。

 

「ほらたきな、呆けてないでおいでよ?上まで送ってくれるってさ」

はっと我に返ると、巨人の手のひらに千束が乗り、こちらを呼んでいる。

本当にいいのだろうかと巨人の顔を窺うと、大きくうなずかれる。

「は、はいっ!…では、失礼、します…」

「なんでそんなにかしこまってるの…?」

おそるおそる乗り込むと、千束に呆れられてしまう。

 

そして、地上まで送ってもらい降ろされる。

すぐに終わってしまい、少しだけ残念に思う。

 

「おおう、派手にやったなー…」

千束の言葉を聞き、改めて周りを見渡す。

さっきまでいた工場はその姿を大きく変え、もはや原形をとどめていない。

クルミの通信の通りなら、ミニガンで掃射を受けていたのだ、いたるところが穴だらけになり、強度の足らなくなった柱が折れ、そこから天井が崩れ落ちている。

幸いにも、先に制圧した麻薬組織の雇われ兵達に結構な数の生存者が見られ、その運の良さに呆れを通り越して感心した。

 

そして、先ほどまでの騒音の元凶である武装船は、船体の中心部を何か大きなもので叩き折られたかのようにひしゃげさせ、炎を上げながらゆっくりと沈んでいく途中だった。

巨人の方をよく見ると、マントに隠れてはいるがあの時と全く同じ大剣が腰に差してあり、それで船を攻撃したのだろうと察することができる。

「あれ、船の中にいた人たちは?」

〈ドローンで見てたけどな、どうも誰もいなかったようだ。自動操縦かはたまた遠隔操作か〉

”いずれにしろ、とんでもない技術だ”とクルミがぼやく。

 

〈それよりも、…ようやくお目にかかれたな!ドクロの巨大ロボ!〉

急にクルミの音量が上がり、思わずインカムを外してしまうたきな。

「うわあ、興奮してるねー」

〈興奮せずにいられるか!何だあの巨大な人型!まるでアニメか特撮じゃないか!〉

「おーう、火に油ぁ…」

“だめだこりゃ”と千束もインカムを外す。

 

「あとは先生に任せよ…。で、たきな、どーよ?すごいっしょ?」

そう言って巨人に指を向ける彼女。

「千束は、以前から…?」

「知ってたかって?まあね、東京に居れば大なり小なり関わるから。なるべく秘匿しなきゃいけないから、あんまり言いふらさないようにしてるけど」

 

すると、巨人が背中から轟音を立て、宙に浮く。

「あっ…」

「あータイムリミットか。明るくなってきたもんねー」

「タイムリミット…、あっ。もしかして夜間しか活動許可が下りないんですか?」

「イグザクトリー!…こんなでっかいのが白昼堂々出てきたら、みんなびっくりしちゃうからねー」

“さ、私たちも仕事仕事”そう言ってインカムを付け直す千束。

確かに、自分たちは任務の途中だった。

逃げた主犯格を負わなくては。

同じように付け直し、ふと、巨人の方を向く。

 

「…あっ!」

すると、こちらに気づいたのか巨人は向き直すとたきなに向かってピースサイン。

そして、すぐに振り返り飛び去って行く。

 

「たきなー、良かったねー?」

あまりの事に立ち止まっていると、すぐ後ろから千束がからかうように声をかけられる。

「………」

「…さ、たきな切り替えて。まだ状況は終わってない」

そう言って肩をたたく彼女。

「彼に、…誇れるような仕事、しよ?」

「…はいっ!」

言って、頬をぱちんと両手で挟み込む。

 

スカルハートからのエールを胸に、気合を入れなおす。

差しあたっては、標的の捕縛だ。

 

クラクションが聞こえる。

後ろを見ると、車で迎えに来たミズキが見える。

 

「…行きます!」

 

そんなたきなの背中を、朝日が優しく照らしてた。

 

〈トビア、助かった。任務終わりにすまなかったな〉

「いえ、…2人が無事でよかった。あんなに打ち解けて…。ぼくがいなくても、もう大丈夫そうですね?」

〈…どうした、そんなこと言って〉

「いえ、…。」

〈トビア?〉

「…詳しくは戻ってから、ですね。それよりも先に司令部と対応を話さなくてはいけませんが」

〈いったい何があった〉

「ミカさん、…恐れていたこと以上の事態が起きました」

〈…なんだと?〉

 

「ぼく以外の、ガンダム以外のMSらしきものが、確認されました」

 

 

 

その2.海賊と恐れていた展開

 

「こちらスカルハート。標的のタンカーを確認。スキャン実行許可を」

〈司令部了解。センサー起動、内部スキャンを実行してください〉

「スカルハート了解、センサー起動。スキャン実行」

 

まだ日も昇らない時間帯、東京湾沖から遠く離れた海上にて。

航行許可の下りていない巨大タンカー船を発見、海上保安庁の船舶が通信を試みるも返事を返さず。

そのまま保安庁の船に体当たりし日本の領海内へと侵入。

DAはX1によるタンカーの調査及び処理を決定、出撃要請を受けたトビアはスカルハートとして任務にあたっていた。

 

「しっかし、外付けのスキャンセンサーとはね。DAもよく考えるよ」

今回の任務にあたって、以前から開発が進められていたX1の外付けオプションパーツが装備されている。

「俗にいう、非破壊検査、か…。乗組員が被ばくしなけりゃいいけど…」

頑丈なゴムバンドにより、ガンダムの右目に装備されたゴツい眼帯状の装置、これが新装備だ。

理屈としては、X1の照準に使われるアイパッチ式のセンサーを予め展開させ、その上からガンマ線照射装置と観測装置の複合装置を被せ、撮影、観測するというものだ。

「複合センサーゆえの、強引な拡張だな…。ガンダム本体がいじられなくて済んでよかったかな?」

なお、DA技術部としてはX1そのものに組み込みたかったが、現代の技術では構造を理解できず、仕方なく外付けにしたという経緯がある。

 

「さて、鬼が出るか蛇が出るか…。なっ…!」

〈スカルハート?どうされました?〉

思わず声を上げる。

X1のカメラ越しに映し出される画像は、タンカー自体が巨大な格納庫のようになっていることと、ヘリらしき物体が4機積まれているといったものだった。

これだけなら、予め予想されていた事態の一つではあるのだが、問題はそのヘリの形状だ。

通常のヘリとは異なり、テールローターが見当たらず、独楽を反対にしたかのような形状。

そして、その左右には

 

五指を備えた、腕のようなパーツが確認できた。

 

「まさか?なんで?あれは…、おれ以外に…⁉」

すると、タンカーの上部が左右に開き始める。

「!司令部、対象に動きあり!…スモークを焚いて見えづらくしてやがる…!」

〈スカルハート!こちらでも確認しました、攻撃を許可します…なに、あれ…⁉〉

 

そして、スリットから瞳のようなセンサーを光らせ、ヘリたちが一斉に飛び立つ。

 

「あれは、間違いない…!MSだ⁉」

 

X1のスラスターを吹かせ、急接近。

腰に差したブラスターを抜き、ビームを発振させる。

ヘリたちがすぐさまこちらに気づき、腕を向け発砲。

出てくるのは、実弾だ。

(ビームじゃない⁉)

危なげなく避けたトビアは、まず最初に一機を切りつけ撃破。

両断された残骸が真下のタンカーに落ちていく。

 

すぐに逃げ出す別の1機に向かって頭部と胸部バルカンを発射。装甲部分も貫通し、ローターも破損、そのまま海に墜落し、爆発。

(装甲がもろい…?これは、むしろ…!)

そして残りの2機が直線状に並ぶ。

すぐさまブラスターを銃撃モードに切り替え、撃つ。

両機もろとも見事貫き、爆散。

 

「はあ、はあ、はあ。…くそっ!」

感情に身を任せ、拳をたたきつけるトビア。

〈スカルハート…?〉

「前から考えていたことではあったんだ…、本当に自分だけか?って…!」

流石に自分だけとは思ってはいなかった。もしかしたら、鋼鉄の7人のメンバーもと期待したこともあったし、会いたくない宿敵の可能性も考えていた。

 

だが、事態はさらに深刻だ。

「…この世界の人間が、MSを模倣して、作り出している…!」

〈…!そんな…〉

その相手が、この世界に技術を広めてしまっていた。

未だ宇宙に進出しておらず、その技術を支えるミノフスキー粒子も発見されていない。

しかし、生み出されてから50年近く進化を続ける兵器の技術だ。それがどんな影響を与えるか、想像もつかない。

その上、あの特徴的なセンサーは、自分が長年戦い続けていた相手のものと一致している。

そして、ヘリのようなMSを運用していた相手など、1人…いや1組しか考えられない。

 

「来ているのか、…カリストっ…!」

 

 

「よかったのかい?君の存在がバレたんじゃないのか?」

『別に構いやしないさ。…いずれ借りを返さなくてはいけないしな、いやでも私を意識してもらわなければ』

 

男と異形が語らう。

その傍にはモニターが置かれ、自分たちの作り上げた機体たちがガンダムによって今しがた破壊される瞬間が映し出されている。

 

「しかし、こうも簡単に壊されると自信を無くすな。選りすぐりの“才能”達に作らせたのだけれど」

『無理もないさ、何せ基礎となる技術は何も見つかってない。そんな中、ヒントを与えたとはいえ、あそこまで形にしたんだ。誇っていい』

機械越しのくぐもった声が男を慰めるかのように語りかける。

声質の割には、親しげな様子だ。

 

「さて、私もそろそろ準備しようかな?使命をちゃんと果たしているか、確認しないと」

『おや、原則接触は厳禁じゃなかったのかい?』

「なに、ちょっとした親心さ。…おっと、いけない」

そう言って、端末を操作する男。

すると、モニターの向こうで爆発。タンカーが音を立てて沈んでゆく。

 

「遊んだのなら、後片付けもしっかりしないと」

その様子を満足そうに見つめる彼のスーツには、フクロウのバッジが光っていた。

 

 

「そんなことが…」

〈はい、…いずれ、おれもリコリコを出て事に当たる必要が出てくるかもしれません〉

「……」

〈それと、気になるものも見つけました〉

「まだ何かあったのか?」

〈そのヘリもどきを撃破したとき、誘爆せずにタンカーに落ちたのがいたんですが、その、変なパーツが見えまして〉

「変なパーツ?」

〈動力炉と思しき物に付随してたんですが、どう見ても形状が〉

 

“機械でできた、大きな心臓だったんです。”

 

 

 




以下筆者メモ

その1→スピンオフ小説より
・廃工場→やたらと多いこういう場所。たぶん〇映あたりが撮影場所として使ってそう。
・主犯格→アジア人てあだ名、結構好き。
・ちさたきコンビ→意外と書いてなかったなー。…マジで反省。
・格闘が得意なトビア君→でも本人はそっちも特に得意とは思ってなさそう。
・銃は得意じゃない→いや、君片手で撃ってけん制してたやん?(鋼鉄の7人より)
・閃光弾→やってることがエー〇ックス。
・ちょびっと→アニメ2話の戦闘シーンは地味に怖いと思うの。真正面からアサルトライフル掃射を避けるのは流石にアカンて。
・フキちゃんの戦い方→なお小説ではG呼ばわりされてて、流石にかわいそう。
・ブルドック→リコリコのネーミング、絶妙に気が抜けてて逆にリアルだよね。なおサイレントジン。
・通気口→カリストプロトコルのダクトの抜け方好き。
・天井からこんにちわ→実は結構怖いシチュエーション。横浜のガンダム見てみ?顔がゆっくりこっち向いてくるの結構すごいで?
・廃工場(掃射後のすがた)→またガス爆発になるんだろうなー。
・ミニガン掃射後もまあまあ生きてる雇われの皆さん→まあご都合主義なんで、多少はね?
・武装船→無人でミニガン撃つって、まああり得ないシチュエーション。…どうすり合わせよ(ノープラン)
・クルミ大興奮→なお、この時になるまでまだ見せてもらえなかった模様。
・あとは先生に→ミカもどう説明したものか困ると思う。
・ピースサイン→スカルハートより。ああいうの好き(筆者の趣味)

その2→最近X1出してないなー、という理由で作った。
・ゴツいアイパッチ→ビリーなんてものがあるんだから、このくらい出してもいいよなーの精神。
・非破壊検査→橋や道路の検査に使う技術。多くの場合は超音波と放射線。どっちにしろ人に向けたらとんでもないことになる。なお、基本的にほぼゼロ距離でぴったり装置をくっつけてやるものなので、今回のは明らかにオーバーテクノロジー。
・ガンダムのセンサー→実は特に説明がない設定の一つ。とりあえず赤外線は使ってるみたい。
・へりもどき→やっちゃった☆モデルはエルコプテという、何気にビームローターまでついてるとんでもMA。理由としては、空飛んでんのあいつ等かクァバーゼ位なんで。あれをダウンサイジングさせたイメージになります。…そういえばあいつ、木星の瞳センサーつけてないんだよなぁ…。
・ブラスター→複合兵装の強み。なおピーコックスマッシャー。
・彼の名前→出しちゃった☆
・フクロウ→まあ、あんなん作れるのあの人達くらいなんで…。

・心臓→あまり考えずに入れちゃった設定。まあ、エネルギーの循環とかそのためのものとして、ってことで。イメージとしては、初めて作ったもんだからとにかく色んな技術を試しに投入してみて、そのうちの一つという感じ。…やっべ、今後どう活かそ、この設定…。

ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。

もうすっかり冬の気候となり、寒い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は37.5℃が平熱扱いになってきて戸惑ってきております。
もはやヤケです。ビールでアルコール消毒してやる。

例によって、次回の投稿は未定となっております。
書くとすれば、アニメ5話の内容かなぁ。

それでは、またお会いする日まで。

感想・評価、いただけたら幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。