海賊少年を百合の間に挟んでみる実験   作:愛犬家

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メタビルフルクロスのスクリュー・ウェップの柄が見つかったので初投稿です。

失くしたわけじゃなくて、本当に良かった…。
ああいう完成品トイのパーツ、やたらと細かくて辛い…。


今回は分割分、その後半になります。

少しでもお楽しみいただけたら幸いです。

それではどうぞ。


プレモル嫌い多くない…?


#19海賊とおかしな護衛②

4.

 

鞄から銃を取り出し、サプレッサーを取り付ける。

〈たきな、スマホに相手の画像を送っておいた。確認しておいてくれ〉

「了解。解析はいつ始められそうですか?」

柱の物陰に隠れながらたきなはクルミに問いかける。

〈さっき飛ばしたドローンが到着するのが後10分。屋内の監視カメラに顔認証かけるから、そのくらいの時間になる〉

「ミズキさんは…!」

〈500mほど離れた地点で連絡が途切れたままだ…。美術館の入り口はデパートの入り口側、館内のカメラでボクが見てる。たきな、出口側は?〉

「目視で確認してますが、まだ何も…」

窓に目を向け、確認。出ていく客ばかりで誰かが入ってきている様子はない。

 

すると、クルミから再び通信。

〈ちょっと待て、…ミズキの奴、ジンに発信器をつけていたようだ…!反応を拾えた、死んでも情報残したぞ!〉

〈まだ死んだと決まったわけではない…〉

「…気が抜けるんで、そういうこと言わないでください…」

あまりにもひどいクルミの言い草に、ミカと一緒になってツッコむ。

DAではまず考えられないオペレートだ。

 

気を取り直し、状況を確認。

「それで、位置は?」

〈…もう美術館の中だ!〉

直後、悪寒が走る。

咄嗟に頭を下げると同時に、銃撃される。

柱の一部が砕け、ローリングしながら3連射、ためらいなく撃ちこむ。

そのまま撃ってきた相手の姿を確認。

クルミから送られてきた顔写真と同じ、爬虫類を思わせる鋭い目つきに長髪。

そして先ほどバスの上から確認したように、どこか中華衣装を思わせる黒いコート。

(あれが、サイレント…!)

ミカが注意を促した、本物。

こちらが右腕を狙って撃った3発は、火花を散らしすべて防がれる。

その姿にトビアの装備が思い起こされる。

 

「!防弾コート…!」

ジンは舌打ち一つすると、通路の先へ逃げ込む。

たきなは追いながら、クルミに通信。

「このまま千束たちから引き離します!敵はどこへ⁉」

〈了解、…今扉を出て右に走っていった〉

「追います!」

言って、鞄から先日トビアに渡された防弾シートを取り出し、左腕に巻く。

相手も同じ装備を身にまとっている以上、こちらとしても出し惜しみしている余裕はない。

 

直後、自分の足元に銃撃。床が砕け、破片が飛び散る。

ジンによるけん制だ。

構うものかとシートを巻いた左腕を盾にしながら突っ込む。

銃弾をはじくたきなの腕を見て、ジンも装備に気づいたらしく、踵を返し速力を上げ逃げていく。

 

屋外へと出ていくジンを追いかけるたきな。

美術館の屋上からパルクールの要領で飛び、隣の建物へと向かう。

ここで、クルミから通信が入る。

〈たきな、朗報だ。ミズキが生きていた。特に怪我もないようで、依頼者を迎えに東京駅まで行ってもらっている。それまで何とか持ちこたえてくれ!〉

「…了解!」

これでミズキが松下の護衛についてくれれば、千束かトビアのどちらかが応援に来てくれる。

あるいは、両方来てくれればそれだけで勝負が決まる。とにかく、それまでに松下から遠ざけつつ、合流がたやすい位置へと誘導しなければ。

 

〈ジンの動きが止まったぞ、そこから15m先の室外機、裏の方だ〉

動きを追っていたクルミから情報が入る。

教えられた位置に目を向けると、室外機の裏からコートの端がはみ出して見える。

休憩か、待ち伏せか。

銃を構え、慎重に回り込みながら近づく。

相手に気取られないよう、角を出てすぐに銃を突きつける。

だが、そこには肝心のジンがおらず、来ていた防弾コートのみが残されていた。

慌てながらもそのコートを確認すると、襟元には小さく点滅する発信器。

やられた。

「クルミ、見失いました!コートしかない!」

〈…了解、千束たちは東京駅の近くだ。二人にも伝えておくから、たきなは合流を急げ!〉

「くっ、…了解」

悔し気に呻きながら、東京駅に向かうたきな。

 

(あの2人なら、大丈夫。…でも…!)

千束とトビアなら対処も可能だろうが、万が一を考えてしまう。

速力を上げる。

1秒でも早く、あの2人の下へ。

 

「千束、見つかった?」

「待って。…あっ、松下さん?こんなところまでどうしたんですか?行きたいところが?」

 

電話でミカたちから指示があり、迎えに来るミズキを待っていた千束とトビア。

彼女の無事に胸をなでおろしていたのもつかの間、連絡を取っていた千束と時刻表の確認をしていたトビアが目を離していた隙に、松下がどこかに移動してしまったのだ。

 

殺し屋が来ている中、護衛対象が行方不明なんてシャレにもならない。

二手に分かれ、必死に探す千束たち。

 

駅構内から出て、東京駅の外観が良く見える広場まで出てようやく松下を見つけた。

トビアも合流し、松下に問いかけるも反応が薄い。

「…松下さん?」

 

『彼が、ジンが来ているんだね?』

 

思わず絶句。

まさか、誰が来ているかまで言い当てるとは。

「松下さん、やっぱりあなたの本当の依頼は…」

「トビア、どうしたの?」

トビアが険しい顔をしながら松下に近づく。

『…彼の考えている通りだ。奴は私の家族を殺した、確実に私を狙って来る。』

語りながら、松下がこちらに体を向けてくる。

『日本にいる限り、必ず殺しに来るだろう』

「だったらなおさらです。今仲間が迎えに来てます、一度店に戻って」

『私には、時間がないんだ…!』

「その相手を、おれたちにさせるのが、本当の依頼ですね?」

トビアの言葉に驚き、松下の顔を見つめる千束。

表情に一切の変化がないのに、どんどん感情がこもっていくかのような機械音声に怖気が走る。

これは一体。

 

『千束さん、私は君の使命を知っている。それを果たしてもらいに来た』

松下の言葉に、身体が固まる。

胸元のフクロウのペンダントを握ってしまう。

『彼の言う通り、本当の依頼は…』

 

思わず、視線が外れる。

駅の改修工事のため建てられた足場と、その周りを囲うバリケードが目に入る。

 

その上、足場から銃で松下を狙うジンの姿。

 

先に気づいたトビアが松下の前に立ち、背負ったバッグからシートを取り出し構える。

 

「2人とも逃げてっ!!」

すると、ジンの横からたきなが現れ、タックルするように突き飛ばす。

 

そして、そのまま一緒に高所から落ちて行ってしまう。

 

「たきなーっ!!?」

たまらず叫ぶ。

あれほどの高さでは、ただでは済まない。

 

「はあ、はあ、はあ、やっ、と、着い、たぁ…」

ここで、ミズキが合流する。

松下を任せられる相手ができた。

もうためらう必要はない。

「ミズキ、松下さんをお願い!トビア、一緒に!」

「了解!ミズキ、人の多い場所を徹底して!」

矢継ぎ早に指示を出し、トビアと一緒に駆ける。

 

たきな一人に負担をかけ過ぎた。

彼女の無事を祈りながら走る。

 

ここから反撃開始だ。

 

 

 

5.

 

「うっ、…く、げほ…!」

背中の痛みにまともに声が出せず、むせる。

 

ジンを突き飛ばしたたきなは、そのまま下に広がる工事現場へと落下。

どうやら土嚢を積み上げていたところに落ちたらしく、幸いにも外傷は見当たらない。

 

意識だけは落とすまいと意地を張り、何とか体を起こそうとする。

と、右手から握っていたはずの重みが感じられないことに気づく。

「しまっ…!」

銃を探す間もなく、銃撃される。

ジンだ。

どうやら自分と違って上層に落ちたらしく、上から狙いをつけて撃ってくる。

攻撃手段のないたきなは必死に逃げる。

左腕の防弾シートで時折銃撃を防ぎ、何とか致命傷を避ける。

 

そうして、なんとか建築途中の改修部分の物陰に隠れることができた。

鉄骨でできた柱を背に、体力の回復に努める。

日陰になっており、狙いがつけづらくなるはず。

 

だが、それでもジンの銃撃は止むことはなく、激しさを増すばかりだ。

そのせいで、たきなはその場から動けずにいた。

そうしているうちに相手は確実に距離を詰めてきており、とうとうその銃撃がたきなの右足を掠めた。

「くあっ…!」

あまりの痛みにたきなの体制が崩れる。

 

そして、そんな隙を見逃す相手でもなく。

 

ジンが銃口を合わせる姿がはっきりと見える。

 

対してこちらは傷のせいで動きに遅れが出ていた。

 

(千束、トビア…)

たきなの頭によぎるのは、自分を相棒と呼んでくれた二人の顔。

 

(まだ、負けられない…!)

歯を食いしばりながら、左腕を顔の前へと持っていく。

負けてなるものか。

少なくとも、応援が来るまでは持ちこたえてみせる…!

 

その時、銃声とともにジンの足元に真っ赤な粉塵が舞う。

あれは二人の扱う非殺傷弾のものだ。

と、いうことは——

 

「たきな!大丈夫⁉」

「…千束!」

応急キットを片手にこちらに駆けてくる千束。

「じゃあ、今相手にしてるのは…」

「そ、トビアだよ」

簡単に止血を施した後、銃を取り出し構える千束。

 

「まだ隠れてて、とどめを刺してくる」

それだけ言って飛び出す彼女。

 

物陰から二人の戦いをみる。

 

上部からトビアが向かい、千束が下から撃ちこむ。

ジンとしては攻撃を仕掛ける千束を先に排除したいようだが、意識をそちらに向けると近づいてきているトビアから銃撃が飛ぶため、なかなか相手を絞り込めない。

 

そして、トビアがジンの立つ足場にたどり着く。

 

姿勢を低くしたトビアが防弾シートを盾に突貫。

その場で銃撃を続けるジンだったが、有効打を生み出すことができない。

仕方なく後退するも、そのタイミングでトビアが手にした銃を投擲。

 

咄嗟のことで一瞬動きが止まるジンに対し、一気に距離を詰め懐に入るトビア。

勢いを殺さず右の拳をジンの鳩尾にねじ込む。

あまりの衝撃に身体をくの字に曲げ、足が浮くジン。

 

その真後ろには、足場を上ってきたのだろう、銃を構えた千束。

 

殴られたばかりで、まだ宙に浮いているジンに背後からストライクパーツのついた銃で殴りつけ、そのままゼロ距離で非殺傷弾を撃ちこむ。

 

以前聞いた通りなら、さながら飛んできたボールにバットを打ち付けたようなもの。

「かっ…は…!」

海老反りになり、口から空気が抜け切る音を上げ、吐き出す唾に血が混じりながらジンがダウン。

そのまま前に倒れこむ。

 

ふと、以前の任務で千束から聞いたことを思い出す。

「…前衛のトビアが陽動、そして、千束がとどめ…」

 

右足をかばいながらも、2人のそばまで歩くたきな。

それに気づくトビアに千束。

助けてくれたことにお礼を言おうとするも、少し悔しさもありこんなことを言ってしまう。

 

「私に任せて、って言ったのに」

ただ、その言葉に悪い感情はこもっていなかった。

 

『殺すんだ!』

 

不意に背後から機械音声が聞こえ、振り返るトビア。

松下だ。

こちらに電動車椅子を走らせながら向かって来ている。

 

その後ろでは、ミズキが何とか追いつこうと息を切らしながら走ってきている。

どうやら松下一人でここまでやって来たらしい。

 

『そいつは私の家族を奪った、殺してくれ!』

「ま、松下さん…?」

あまりの豹変ぶりに言葉に詰まる千束。

たきなも驚きのあまり言葉を失っているようだ。

 

『本当なら、20年前のあの時…、家族を殺されたときに、私の手で殺すべきだった…!』

言葉に熱が入る松下。

だが、ここでミカが異を唱える。

〈そのころは、私と仕事をしていたはず…!〉

「…なんだって?」

証言の食い違いに戸惑うトビア。

いよいよきな臭くなってきた。

 

『千束、君の手で殺してくれ!君はアランチルドレンのはずだ!何のためにその命をもらったのか、その意味を考えるんだ…!』

「!」

そして、松下の口から決定的な単語が紡がれる。

 

アランチルドレン。

その才能を認められ、世界に使命を果たすためにアラン機関から支援を受けた、本物の天才。

 

(まさか、松下さんの正体は…!)

脳裏によぎるのは、フクロウを象ったあのバッジ。

 

「松下さん」

千束が静かに語りかける。

「私は、人の命を奪いたくない」

『な、何を…』

松下が動揺したかのように機械音声を震わせる。

「私、リコリスだけど誰かを助ける仕事がしたいんだ。…これをくれた人みたいに」

そう言って、胸元のペンダントを見せつける千束。

「それにさ、…戦う以外に、私にもできること教えてもらったんだ。だから、松下さんのお願いは、聞けません」

”ごめんなさい”

そして、頭を下げて謝罪。

 

『何を、…言っているんだ?千束?それでは、アラン機関が…!その命は……!』

混乱しているのか、まるでうわごとのように言葉を発する松下。

 

しかし、その直後、憎悪に満ちた声を発する。

 

 

『君が、…お前が、彼女を変えたのか、…海賊ッ!』

 

 

「えっ…!」

明らかにこちらへと向けた言葉。

 

「松下さん?あなたは?いったい…」

真意を問いただそうと、松下に近づくトビア。

だが、ここでサイレンの音が響き渡る。

どうやらジンを見た作業員がいたらしく、通報されたらしい。

「うっわ、面倒なことになるまえにさっさと逃げちゃお!ほらほら!」

ミズキが急かす。

「とりあえず、場所を変えて、落ち着いてから…。あれ、松下さん?…松下さん⁉」

千束も、慌てながらも松下に逃げるよう促す。

『…………』

だが、一切の反応を示さない。それどころか、先ほどまで爛々と輝いていた車椅子のモニターが暗転しており、松下の首もくたっと傾いている。

 

「何が、…どうなってるんだ」

トビアのその疑問に答えるものは、どこにもいなかった。

 

夜の帳が落ち、すっかり暗くなった時分。

 

喫茶リコリコにて、座敷にあおむけになって寝そべる千束。

 

彼女は今回の顛末を思い出していた。

 

 

 

「ミカ、3人ともお前の部下たちか。…まだ若いだろうに、いい腕だな」

ジンは意識を取り戻した後、ミカが事情を聴いて解放した。

曰く、金払いのいい女が現金一括前払いで依頼してきたとのこと。

依頼人の詮索はしない主義が災いし、どのような素性か一切分からなかった。

「ジン、20年前だが、彼の家族を殺したことは?」

「その頃はお前と組んでいたから分かるだろう。…身に覚えがない」

そう言って、彼は去っていった。

…河川敷、それもすぐ傍を犬の散歩をしている通行人がいる中、

腰をさすりながらバイクでゆっくり去っていく姿は、いささか締まらないものだった。

 

問題はその次だ。

 

「クリーナーから連絡があったわ。指紋から身元が判明、先々週から施設から消えた薬物中毒の末期患者のものと一致。…もう、自分では動くことも、話すこともできる様な状態じゃなかったようね…」

ミズキの運転でリコリコに戻る途中、車中で受けた報告だ。

「そんな!みんなで喋ってたじゃん⁉」

〈ネット経由で誰かが話してたんだ。ゴーグルはカメラ、車椅子はリモート操作、機械音声はスピーカーだ。…おまけに、ジンがこちらの動向を把握してたのも、車椅子から位置情報を発信してたんだろうな〉

「つまり、松下さんは、…存在、しない?」

千束の疑問にクルミが答え、たきながそうまとめる。

「…今回の依頼は、最初から囮を使った殺害依頼だった。それも、こちらの人員と事情をある程度把握したうえでの…」

助手席のトビアが口にしたことで、その得体の知れなさが際立つ。

口座に入金されたその多額の報酬が、ひどく不気味におもえた。

 

「じゃあ、…だ、れが」

千束の声が震える。

「誰が、…私に?なんで殺しを?何のために…っ⁉」

自分で発したその言葉が、恐怖に駆られたものなのがよく分かった。

 

 

 

「松下さんにさ、いいガイドだ、って言ってもらったんだ」

誰に聞かせるでもなく、口をつく言葉。

隣にはたきなとトビア。

2人とも、何を言うでもなくそこにいる。

「あれも、嘘だったのかな…」

「…いいガイドだったというのは、本当だと思いますよ。ね、トビア」

「うん。…おれたちは、結構楽しかったよ、千束のガイド」

何でもないようにたきなが答え、トビアが同意する。

そんな2人がありがたくて。

「……ありがと、2人とも」

 

空けた窓から入ってくる風に、それに揺られ音を鳴らす風鈴。

いつもは風情を感じられたその音色も、今はひどく空虚なものに聞こえる。

 

ぽすん。

不意に胸元に重みを感じる。

ちょうど心臓がある位置にたきなが倒れ掛かった。

「ちょいちょいちょいちょい…」

「今は私たちしかいませんよ」

どうやら水上バスで話した心臓の件を確かめているようだ。

 

しばらくそのままにする。

「本当に、聞こえませんね…」

「…そうだぞ、すごいだろ…。でも、こっちの方がいいぞー」

そう言って、たきなをどかした後トビアを寝っ転がす。

「うえっ、ちょ…」

ぼすん。

先ほどのたきなのように、トビアの胸元に耳をつける千束。

「ほら、たきなも」

「ち、千束?」

トビアの抗議の声を無視し、たきなも誘う千束。

「じゃあ、失礼して」

「たきな⁉」

同じように耳をつけるたきな。

心なしか、トビアの心臓の鼓動が早まったような気がした。

 

何もかも嘘だった今日の依頼。

でも、この暖かな鼓動はどうしようもなく本物で。

 

喫茶リコリコ、10年目の夏。

風鈴の音が窓から夜へと溶けていった。

 

 

 

6.

 

「よーしよし、まずは1人目」

 

特徴的なぼさぼさ頭に、あまり見かけない黄緑色の頭髪。

どこか軽薄な印象を与えるアロハシャツに、それを覆い隠すかのような真っ黒なアウタージャケット。

 

自身が乗っていた車両から顔を出し、男は笑う。

視線の先には先ほど仲間と一緒に仕留めた、ベージュ色の制服の少女。

所持品を改めれば、やけに多機能な鞄に黒光りする拳銃。

 

「あと何人仕留めればたどり着くかなぁ?」

 

スマホをいじりながら、楽し気にネットサーフィン。

画面に映る掲示板には、ある人物について様々な憶測交じりの情報が並ぶ。

 

曰く、巨大ロボを操る。

曰く、恐ろしく強い。

曰く、日本にいる。

 

曰く、それは海賊。

 

「男かな、それとも順当に考えれば、女か?」

 

スマホをしまい、空を見上げる。

「あのブリキ頭も面白いもんを知ってる。…これは流石にずるいなぁ」

少し前に使うことにした自称最強ハッカーのことを思い出す。

その見た目通りの、ロボット好きだった。

 

「やっぱり、…バランスは、取らないと。なあ?」

 

“スカルハート”

 

 

 

おまけ.

 

「サイレント、しゃべりましたね」

「そりゃあ、しゃべんないと仕事できないでしょ…」

「それに、開放する場所、河川敷なんですね」

「…うん?」

「夕日に、河川敷。なんか昔のドラマとかにあった、拾ってきた子犬を戻すような…」

「たきなストップ」

 




以下筆者メモ

4.
・たきなVSジン→全然いじれなかった戦闘シーン。精々たきなちゃんに防弾手段を持たせたくらいでした…。いや本当に難しいな、これ。
・見失う2人→東京駅のシーンから。先に時刻の確認をしていたトビア君と、そのあと連絡があった千束ちゃんのイメージ。トビア君スマホで確認しなよ…(筆者のミス)でも、最近の山手線、あと何分としか表示しなくなってきたんだよなぁ…。それにしてもこれ、文京区のシビックセンターに向かってるのかな?
・ジンを言い当てる松下→この回の不気味ポイントその1。
・使命について語る松下→さらに不気味なポイントその2。何で知ってるのというツッコミ以前にただ怖い。
・飛びつきたきな→割と高いあの工事現場。あんなん見たらそら叫ぶ。
・反撃開始→あのBGM大好き。

5.
・土嚢の上→に落ちたとはいえ、あの高さから落ちて外傷無しってどういうこと…?
・トビア&千束アクション→千束ちゃんがジョン・ウィックなら、トビア君は香港警察みたいなアクションかな?いや、クロスボーンの戦い方書いちゃえ!というイメージで書きました。あと、YouTubeでジャ〇ボール聞きながら書いてたからその影響は入ってるかも?
・『殺すんだ』→この回の不気味なポイントその3。ここらからだんだんおかしくなってきますよね。
・アランチルドレン→アニメでもターニングポイントでしたね、この単語。
・ごめんなさい→そういえば、アニメではそう言った謝罪はなかったなぁ、と思って追加。
・海賊→もはや使いすぎて、書いてないと不安なレベル(筆者のミスその2)
・バイバイ、ジン→不意に癒されたシーン。
・車中での会話→放映時期的にも、しっかりホラー回だったなぁ。
・またしても百合の間に挟まるトビア→「あの、恥ずかしいんで止め…あのぉ⁉」

6.→やっちゃった☆
・頭が緑の人→最初見た時勝手にモリゾー呼ばわりしてた。

おまけ.→完全にあのシーンを見た筆者の感想。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


1月に入ってからいろいろありましたね。
フレッシュトマト味だったり、元祖殺さない真っ赤なガンマンだったり。
今年も面白そうなものがいっぱいで楽しみな限りです。

…エアリアル改修型、予約できなかった…

例によって次回の投稿は未定となっております。
そろそろ鬼門の6話かぁ、どう戦わそ…。

それでは皆様、またお会いする日まで。

感想・評価、いただけると幸いです。
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