海賊少年を百合の間に挟んでみる実験   作:愛犬家

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ま、待った…?

年度末から年度はじめ、忙しすぎる…。

とうとう1か月以上超えてしまった…。

お待ちいただいた方々には本当に申し訳ありませんという事で初投稿です(強引)

今回はアニメ第7話の内容、正直そんなに変えるところないので結構な難産でした。

そのせいでまた長くなっちゃった…。

それではどうぞ。


あ、シン・仮面ライダー観てきました。結構よかったです(小並感)


#24海賊と少女の恩人

1.

 

捜査用似顔絵描画。

事件の容疑者に対して、目撃者から容姿の特徴を聞き出し、紙に書き起こす捜査手法の一つ。

歴史は古く、江戸時代に行われていた人相書きが始まりとされ、場所・機材問わず短時間で作成可能な現代まで続く有効な手法だ。

 

「………」

「えっ、と……、これ……?」

先日、喫茶リコリコの面々が遭遇したリコリス狩りの犯人と思われる武装集団。

それらを束ねる、“マジマ”と呼ばれていた主犯格と思しき男の特徴を聴取するため、リコリス司令の楠木は実際に相対した錦木千束、井ノ上たきな、及びスカルハートにDAへの出頭を命じていた。

現場の状況、構成人数、武装、手口……

そして、主犯格の似顔絵を描くよう命じ、その提出を千束とたきなの両名から受けたのだが。

 

「……それで、マジマというのは、それか?」

「ぷぷー、たきなの絵、楠木さん困惑してるよー?」

「千束の方でしょ…、何ですかその目…、少女漫画の見過ぎです…!ぷふ…」

「…………」

顎のとがり方が尋常じゃない男の絵に、4・5歳くらいが書いた“ぼくのおにいちゃん”なんてタイトルがつけられそうな男の絵。

楠木とその秘書は、とても反応に困る絵を2人に見せられていた。

 

ちなみに、基本的には専門の捜査官が似顔絵を作成するのが似顔絵捜査のセオリーであり、それを見た2人がそろって似てないと発言、結果参考までに絵が必要となったことを付記する。

 

コンコンコン

 

部屋のドアをたたく音がする。

「入れ」

「失礼します、スカルハートをお連れしました」

「楠木さん、ご無沙汰してます。真島の…、うん?」

ファーストリコリス春川フキに連れられて、スカルハートことトビア・アロナクスが入室。

楠木の持つ2人の書いた似顔絵を見て、こちらも困惑の表情を浮かべる。

「トビア、どっちのが似てる?」

「もちろん、私ですよね?トビア?」

千束とたきながトビアに圧をかけてくる。

 

「お前ら、司令の前で…」

「フキは黙ってて。トビア?」

「トビア、どっちが似てますか?トビア?」

「えっ、えっ…?」

フキが諫めようとするが、千束がぴしゃり。

その横でたきながトビアに詰め寄る。

何だこの状況。

 

「……い、色がついてる分、千束の方かな…?」

「いよっし!」

「…納得いきません、もっとよく見てください。こことかそっくりです。ほら、ほら、ほら…!」

「いや、絵ぐいぐい押し付けないで…!見えない、見えないからぁっ!」

「………千束、たきな。お前たち二人は退室していいぞ。ご苦労だった」

これでは話が進まないため、2人に退室を促す楠木。

というか、顔に紙を押し付けては何も見えないのでは…?

そこまで指摘する者はこの部屋にはいなかった。

 

◆

「ひどい目に遭った…」

「お、お疲れ様です、スカルハート…」

「とりあえず、これでも飲んでおけ」

「ありがとうございます…。馴染んでくれたのは嬉しいんですけどね…」

 

席に着くトビアと楠木の両名。

楠木に勧められ、後ろに控える秘書からお茶をもらい、一服。

ちなみに、突然始まった似顔絵対決は、初めに書いたフキの絵で一応の決着がついた。

その絵もいささか写実的すぎていたが“2人のよりははるかにマシ”という評価が下された形となる。

本当はクルミがドローンで撮影した“真島”と呼ばれる主犯格の映像があるのだが、彼女がラジアータのクラッキング実行犯ということが発覚したせいで、下手にデータを渡すとそこから特定されかねないので提出できずにいた。

クルミの告白に思わず真顔で“何やってんの?”と詰め寄ったのも記憶に新しい。

 

「…落ち着いたか。早速本題だ、先日お前が回収した残骸について解析が終わった」

「それって…!」

トビアが落ち着くのを待って、楠木が切り出す。

内容は、真島との睨み合いの最中に割り込んできた、あの鋼の巨人たち。

「そうだ、お前の言う“モビルスーツもどき”についてだ」

秘書から資料を受け取るトビア。

あの戦いの後、回収した残骸はX1の倉庫内で徹底的な調査が行われた。

本当は本部に持ち帰り、解析するのが望ましかったのだが、

「…まあ、変に発信器でも生きていたら大変でしたからね…」

「こちらとしても、その可能性は否定できなかった。渡りに船だ」

 

今回トビアが本部に出頭を命じられたのは、真島に関しての聴収のほかに、その解析結果を聞いたうえで意見を求められたがゆえだった。

先ほどの調査に関しても、ずっと立ち会えたわけではなく、トビアとしても非常に気になるものだった。

「まず、装甲材についてだが、こちらは目新しいものは見られなかった」

「……大部分がFRPに、強度が必要な部分には劣化ウランやチタニウムの複合素材…。既存のものを組み合わせたものですか…」

紙をめくりながら説明を受ける。

初めて遭遇した時の、こちらの実弾が簡単に装甲を打ち抜いていたことに対して謎が解けた形だ。

「動力部に関しても、大容量バッテリーにジェットエンジン、それから前にお前が報告をよこした心臓のようなユニットを確認した。これが循環器としてエネルギー効率を上げていたらしい」

「………」

さらに読み進めると、気になる箇所が出てくる。

「“仮称中枢頭脳ユニット”…、これは…!」

「そうだ、お前に一番意見を聞きたい箇所だ。…これをどう見る、スカルハート」

 

そのページにある“仮称中枢頭脳ユニット”。

写真には、コックピットが設置されている腹部に収納されていた、あるユニットが写されている。

それは、控えめに言っても“容器に収められた、ある臓器”にしか見えない。

この物体を、トビアはよく知っている。

あらゆる資源に乏しい木星が生み出した、生体パーツを利用した高速演算処理装置。

その通称は、

「…バイオ脳…!」

「…やはり、分かるか」

 

それが、あのMSもどきに積まれていた。

その事実に、トビアは自身の心が冷えていく感覚を覚える。

「…幸い、と言っていいのか分からないが、DNAを調べた結果、使われたのはイルカの大脳皮質だ」

「…単純に、人の脳は使えなかったのでしょう…。しかしこの技術は間違いなく…」

「お前のいた時代のもの、か…」

沈黙が流れる。

バタラといい、バイオ脳といい、どこまでも自分にまとわりつく木星の影。

まるで、“お前はこの世界の異物なのだ”と突き付けられているかのようだ。

 

「さて、この調査結果を経て、DAとしての指令を伝える。スカルハート」

「………」

来た。

トビアは体をこわばらせる。

ヘリもどきが出てきた時も、こちらをDA本部に呼び戻す話が出ていたのだ。

あの時はまた出てきたわけでも、被害が出たわけでもなかったから突っぱねられたが、今度はそうもいかない。

それも、姿を現したばかりか、新しい仲間を引っ提げてこちらに攻撃を仕掛けてきたのだ。

(なんとかして、断らないとな…)

本部に拘束されたら、どうなるか分かったものではない。

最悪、自分だけ殺されてX1を奪われるかもしれないのだ。

そして、それ以上に千束とたきな達、リコリコのことが気になる。

(…すっかり、染まっちまったなぁ…)

そんな自分に、少しだけ苦笑するトビア。

 

「お前には、これまでと同じくリコリコに所属してもらう。異論はないな?」

「はい。………はい?」

まさかの発言に目が点になる。

 

「まあ、お前の反応も分からないでもない。実際、途中まではDAに呼び戻すことで話が進んでいたからな」

「では、なぜ…?」

「先ほどの懸念が当たった」

ため息をこぼし、該当のページを指し示す楠木。

「ごく微量ながら、残骸から電波が発信されているのを感知した」

「!」

「追跡を試みたが、こちらが確認してからすぐに信号が途絶えてな。X1の保管場所は割れているものと判断した。こちらとしては、下手に呼び戻して本部の位置を知られるリスクは侵したくない」

「それは、まあ…。ぼくとしては、ありがたいですけど…?」

「それに、唯一対抗可能なお前の機嫌を損ねてしまえば、どうなるか…」

「……楠木さん」

今のでなんとなく察することができた。

おそらく、楠木が上層部を説得してくれたのだろう。

職務に厳しい人ではあるが、まったく人情がないわけではない。

もちろん、先ほど言っていたリスクの事もあるだろうが、こちらの事情をほんの少しでも考えてくれた。

その事実が、トビアの心を軽くさせる。

「ありがとうございます」

「何、礼を言われるようなことはしていない。…当面は、X1の保管場所周辺の警備員を多くすることで対応する。近いうちに引っ越すことも考えておけ。…そのレポートを持って通常任務に戻れ、スカルハート。退出してよし」

「…はい!スカルハート、通常任務に復帰します」

 

こんなところにも自分を気にかけてくれる人がいる。

自分は一人じゃない。

そのことを胸に刻みながら、トビアはDAを後にした。

 

 

 

2.

「皆さん、突然ですが、リコリコ閉店のピンチです」

「え?」

 

翌日、リコリコへ出勤したトビア。お客さんが特に多い日で、いつもはさぼるクルミも駆り出されるそんな中、集中ができていないのか千束が何か考えているように唸っている姿が散見された。

流石に不思議に思ったトビア達は、閉店後のタイミングを見計らい事情を聞きに行く。

すると、千束はミカが傍にいないことを確認し、神妙な表情でそんなことを言ってきた。

突拍子もないことを言うのは彼女の特徴ではあるが、いくら何でも脈絡がなさすぎる。

 

「えーっと、…何で?」

トビアが代表して千束に問いかける。いったい何があったというのか。

「…お昼ぐらいかな、先生のスマホの画面が見えちゃって。誰かとのメールの文面みたいなんだけど、そこに“千束の今後について話したい”って書いてあって…」

「他人のスマホ画面盗み見るんじゃねぇよ」

ミズキの鋭いツッコミ。

「だって見えちゃったんだもん…」

口をとがらせながらそんなことを言う千束。

目がいいというのも考え物だ。

「目がいいと余計なものが見えるんですね」

「パンツとかな。…っだぁ!」

「頭がいいと余計なことを言っちゃうんだな…」

クルミがたきなにお盆ではたかれるのを見て、おもわずツッコミ。

「てて…トビアうるさい。それで、なんで千束の今後でリコリコが閉店になるんだ?」

頭を押さえながらクルミが問う。

「…あのメール、楠木さんからだと思うんだ。先生を誑し込んで、私をDAに呼び戻すための…!」

「ふーん…、結構なことですね、必要とされてて」

たきなの目が据わる。

「あ!いや、そう言うつもりじゃ…ゴメンてぇ~!」

「…うん?結局どういうことだ?」

「ああ、ここ小さいとはいえDAの支部だからねぇ。ファーストリコリスが1人もいなくなると存続できないのよ」

機嫌を損ねたたきなに抱き着く千束を余所に、ミズキがクルミに説明する。

 

「でも、やっぱりおかしな話だよ?ぼくの所にはそういう話は出てきてないし」

首を傾げるトビア。

というか、DAの最高戦力たる自分がいる時点で支部としてはしっかり成立している。千束の予想は完全に杞憂だ。

「えー?トビアも呼び戻されるんじゃないの?この前本部行ったとき、そういう話無かった?」

「…むしろ“戻ってこなくていい”、て言われたな」

「話自体はあったんですね…」

 

◆

「…まとめると、千束の危惧は今のところ杞憂に終わりそう、ということになりますね」

「雑にまとめないで⁉」

トビアの証言もあり、リコリコ閉店の危機はひとまず問題なさそうだ、とまとめるたきな。

 

それはそれとして、誰がミカにそんなメールをしたのかに話の焦点が移る。

「場所や日時の指定はあったの?」

「うーん…、日時は明後日の21時で、場所は…“Forbiddenで”って…」

「Forbidden…フォビドゥン?物騒な名前ねー」

 

Forbidden。禁止という意味のForbidの過去形、“禁断の”といった使われ方をする単語だ。

あまり聞きなじみのないその単語にミズキが訝しがる。

「うーん、バーの名前か何かか…?クルミ」

「今調べてる…、普通のウェブじゃ引っかからないな…ヒット。“Bar Forbidden”…会員制の店だな」

さらに調べを進めると、紹介制の所謂一見さんお断りの高級バーということが分かった。

「秘匿性は高いな…。普通に逢引の可能性はあるんじゃないか?仕事の話をするような雰囲気じゃないぞ、これ」

タブレット端末の画面を見せながらクルミが問う。

画像には、大型の水槽に落ち着いたイメージのバーカウンターが載っている。

 

「…店長と司令は愛人関係、という事でしょうか?」

たきなが画像を見ながらぼそり。

「愛人て」

「アンタの口からそんな単語が出るとはね…、これはこれで…」

「?」

妙な反応を返す2人に首を傾げる。

何か変なことを言ってしまっただろうか。

「…でもさー、そういうことだろう?これって」

クルミがもっともな感想を漏らす。

「いやあ、ないかな」

「うん、ない」

「ないない」

トビア、ミズキ、千束の順番で否定される。

確証があるのだろう、ノータイムの否定だ。

「なんでだよ。あり得るだろ?」

「「「ないないないないないない」」」

3人息の合った手振り付きの否定に疑問が募る。

一体、どんな根拠のもとで言ってるのだろう。

 

「……で、なんだ。結局尾行でもするのか」

「ま、そうなるよね~」

「下手すれば、完全に出羽亀になるぞ?」

クルミの忠告に、一瞬間が開く千束。

 

「……でも、ちょっとでもリコリコが無くなる可能性があると思ったら…」

そして、少し寂し気な表情で、そんなことを言う。

「……まあ、私は養成所戻りですし」

そんな顔を見てしまったからか、自然となくなったら困る理由を話し出すたきな。

「まだここに潜伏してないと、ボクは命がないなー…」

「私も出会いの場が無くなる…!」

たきなに続いて、次々と理由を語る仲間たち。

「ぼくも、ここが無くなるのは寂しいかな…」

そして最後にトビアがぽつり。

 

「…まあ、偽造は簡単だから、手伝ってやるよ。尾行、というか潜入のメンバーはいつも通りでいいのか?」

クルミがそう言いながら、準備の為か押し入れの方へと向かう。

「…うん、私、たきな、トビアでお願い」

千束が代表してそう答える。

「名前とかはこっちで決めるか?今ならリクエスト受けるぞー」

「あ、それなら…」

ここでトビアがリクエスト。

…どうやら、特定の人物の名前のようだ。

「誰か、知ってる人の名前ですか?」

たきなはトビアにそう聞く。

「そういうわけでもないんだけど。…まあ、そうだね。予行練習の一環、かな?」

 

そう答えるトビアの顔は、どこか寂しげなものだった。

 

◆

2・3台の自動車が人目の付きづらい路地裏に駐車している。

乗員は示し合わせたかのようなサングラスにツナギ。

その中に、サングラスもせず、アロハシャツに黒のアウター姿の男が助手席に一人。

 

「ハッカー、この前の後から乱入してきたやつ、ヘリとゴーグルの方の確認が取れたんだって?」

〈ああ、僕のスポンサーの商品だった。なんでも“今度出すからそのテストだった”だとさ〉

耳元のスマホから聞こえてくる報告に、真島は顔をしかめた。

あの夜、拠点に戻り改めてロボ太と協力関係を結んだ後、そのロボ太に一本の連絡が入った。

内容はスカルハートとの間に割って入った、巨大ロボ達に関するもの。

〈ご丁寧に型番まで教えてくれたよ。ヘリが“EMAー11IM・エルコプテE”ゴーグルの方が“EMS-06IM・バタラE”だって〉

「…何だその名前。バタラだかタラバだか知らねえが、スカルハートに一蹴されてたじゃねえか。あいつみたいなのは無いのか?」

もっと言うと、一切攻撃を当てられずに一方的にやられていた。

まるで相手にされていなかったとも言える。

〈あれはテストタイプ!今度はビームも積んで強化するって言ってたぞ!希望があれば提供するって言ってくれたし…くうぅう~~~!!!エンブレムどこに付けよう…!〉

「…提供、ね」

“支援、の間違いだろ?”

その言葉を飲み込み、真島は頭を搔く。

確証があるわけではないが、ロボ太が誰のことを言ってるかなんとなく分かった。

世界であんなものを作れる連中は限られてくる。

…あの才能至上主義者どもが裏で噛んでいる。

「…いや、利用すりゃいいだけか…」

〈…?〉

割り切ればいいだけだ。

使えるものは何でも使う。

それだけの事だ。

まだ痛む左腕を摩りながら、真島は独り言ちる。

 

「…で、このUSB、署長室にあるPCに挿せばいいんだっけか。ハッカー?」

〈その通り!DAにハッキングするにも、あのAIのせいで下手にアクセスするとこっちがパクられるからな…。物理的な裏口を用意しないといけないんだ〉

右手でロボットのマスコットの付いたUSBメモリをもてあそびながら、ロボ太に確認をとる。

今回の作戦の肝だ。

「それがこのUSBねぇ。…なあ、もうちょい軽くできねえのか?世界一のハッカーなんだろ?」

ただ、その為に大規模な作戦をとることになったのだ。

ただでさえ、先日のアランリコリスとの対決で弾薬の消費が激しくなっている。

特にスカルハートに対しては何の効果も与えられず、いたずらに減っていた。

しばらくは補給に徹したい。

〈…あのねぇ!これを作れるの僕だけなんだからな⁉DAのAIに仕掛けられる奴なんてもうこの世界に1人だっていやしないんだ!〉

堰を切ったかのように声が大きくなるロボ太。

どうやら地雷だったようだ。

思わずスマホから耳を離す真島。

〈それさえ、成し遂げられれば…!僕は名実ともにトップとして…!〉

「ああ~、うん分かった分かった…。要はお前さんの夢がかかってる訳ね…」

〈……そうさ!〉

何とかなだめる。

このハッカーの扱い方が何となく分かってきた。

 

〈僕にできないことは、世界の誰にもできない事だと思ってくれ!〉

「おうおう、頼もしいこって…。とりあえず、こいつ挿してくるよ」

〈ああ、君の計画を達成するための第一歩だ〉

「…はんっ、俺たちの、だろ?」

目的地に近づく。

「ジャミングに逃走経路の確保、頼んだぜ?トップハッカー」

〈OK!さぁ~てさて、5分で終わらせろよ?テロリスト〉

今回、ロボ太がDAにハッキングを仕掛ける。

その間はリコリスたちが現場に来ることはない。

自分たちの仕事は、そのわずかな隙が勝負だ。

 

武器を各々携え、仲間を引き連れながら歩を進める。

目の前には、警察署。

ここの署長がDAと繋がりがあるのは調査済みだ。

 

「…君たち、警察にそういうオモチャは困るよ…。しまってしまって」

入り口前に立つ警察官から声をかけられる。

見ると、拳銃は携帯しておらず、警棒やこん棒くらいしか持っていない。

つくづく平和ボケした連中だ。

「…ああ、悪いね?こんなオモチャで」

 

銃声が鳴り響く。

 

作戦開始だ。

 




久々のいつもの。
1.
・捜査用似顔絵描画→実はそんな正式名称があるそうな。
・顎のとがり方が尋常じゃない男→「僕プリン!」コロコロデビューおめでとう。
・色がついてる分→なお、実際の捜査では髪色とかは簡単に変えられるので、そこまで書くことは少ないとか。
・フキの絵→最初の似顔絵、実は誰が書いたかはっきりと言ってなかったり。

・前回のMS戦リザルト→ヤバ気なもの、たくさん詰め込みました。
・装甲類→実際の戦車を参考に。流石に比率までは非公開でしたが。あと、意外にも装甲がFRPの巨大ロボもいることはいます。ヒント:警察。
・エンジン→こちらも実際のヘリのエンジンを参考に。だからこそ、稼働時間は非常に短め。実はこっちもジェットエンジンやディーゼルで動く巨大ロボがいます。ヒント:火星VS地球
・バイオ脳→やっちゃった☆ちなみにサナリィのF9グレード機には、似たようなシステムのバイオコンピュータが積んであったり…。
・イルカ→流石に人間の脳はちょっと…。こちらも前例があります。ヒント:勇者王の次。
・トビア、リコリコに残る→正直悩んだんですけど、私ではとても書けそうになかったので無理やり残ってもらいました。その分X1が大分危ないことに…。

2.
・頭がいいと→アニメ見た時の私の感想。今言う?それ。
・Forbidden→なんだかすごい名前つけるよなぁ。
・ノータイムの否定→まさかマジでそういう関係とは思わなかった…。
・セリフの順序入れ替え→印象代わるかなって。…正直あんまり変わってないかもしれないですね(ドツボ)
・特定の人物の名前→言わずと知れた、彼のこと。正解は次回にでも。

・エルコプテとバタラもどき→型番のIMはイミテーションモデルという意味で、名前の後のEはイージーという事でどうか一つ。というか、エルコプテ型番決まってなかったので、ディビニダドの次の番号を割り振ってます。
・背後関係を訝しがる真島さん→そりゃ、あんなん作れるとこ、あそこくらいですからね?
・荒ぶるロボ太→あの被り物どうなってんの?
・警察官→描写されてないけど、あの襲撃死傷者結構出てそう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

やっぱりバカ長くなったので、分割分は今週中に投稿予定です。

それでは皆さん、またお会いする日まで。

感想・評価、いただけたら幸いです。
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