レトロスペクティブ京都   作:にわかの底力

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まだ生活が穏やかだったころの話です。意気揚々として元気な感じを出したつもりです。
一応、初心者の書いた小説となります。
(ダブルスポイラー あなたの町の怪事件 music room より)

リアルも中々忙しいので、もしかしたら一章だけで終わってしまうかもね


序章 あなたの町の怪事件

科学文明に残る魔界都市京都。

我が国の人口の六割が集中するこの地も、かつては人ならざる者たちの楽園であった。

1000年近くも続いた資本主義経済も終焉に近づいてきている現代では、最早その面影も微々たるものである。

そんな歴史あるこの地を、少女秘封倶楽部(ひみつをあばくもの)が気ままに歩き回る。

これはそんな二人の、他愛もない日常を切り取った、ちょっぴりイリーガルな物語。

 

「じりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりり」

今時使う者もいないだろう、原始的機械が生み出すけたたましい音が脳内に響き渡ると、今まで暗黒に包まれていた視界に微かな光が差し込み、徐々に重力が戻ってきた。

普段は活発な脳みそは「上体を起こせ」とだけ体に命令し、身体は未だ鳴り響く音の根源を半自動的に叩いた。

「ふあぁぁ、もう朝か」

けたたましい音が鳴り止むと、代わりにチュンチュンと雀の囀りが聞こえてくる。

窓のカーテンを開けると、眩い日光が部屋に差し込み、街灯に留まっていた雀たちが一斉に飛び立っていった。

「よし」

ベッドの上で伸びをして、両足にカーテンの隙間からわずかに入っていた日光で暖められたスリッパを履き、思い切って立ち上がる。

いつもと何ら変わりのない、普通の朝を迎えることが出来た。

 

とりあえず、起きたら洗面に向かうのが私の日課。

食事は既にできている。

自動炊飯器さえあれば、前日の夜に朝食のメニューを入力すれば、翌日の朝には自動的に作られている。

一人暮らしの大学生にとっては、一番ありがたい家電製品。

私=マエリベリー・ハーンは、京都の大学に通う、極普通の大学生。

ただ一つ、結界の境界が見えるという特徴を除いて。

 

大学は今日から長期休暇。

いつもよりゆったりとした朝を迎えられる。

既に出来上がっていた朝食を食卓へと運び、

「頂きます」

手を合わせた瞬間だった。

ピンポーン

玄関の呼び鈴が鳴った。

「こんな早朝に誰かしら?」

心当たりのない私は、

「はーい」

とリビングから返事をすると、訪問者が宅配業者だった時に備えて決済用の端末を腕につけて玄関へと向かった。

「どなたですか?」

ガチャっとドアを開ける。

が、ドアの前には人影が見当たらない。

「ピンポンダッシュ?」

瞬間的にはそう思ったが、足元に落ちている紙の存在に気が付いてから、私の心の中にとある人物が浮かび上がる。

とりあえず置手紙の内容を確認する。

『秘封倶楽部より、緊急会議の報告』

ゆったりとしていられなくなってしまった。




初めまして。にわかの底力です。pixivに投稿しているものをこちらに移植したものになります。ただ今回、字数がわずかに足らず、若干の改変をしておりますが、お気になさらず。今後はこのようなことにはならないと思います。それと、ぜひpixivの方にも来てくださいね。

話は始めはありきたりで平坦なものです。これから面白くしていきます。多分面白くしていきます。もしかしたら面白くしていきます。maybe面白く…

一応秘封倶楽部のCDは持っていますし、書籍の方も大体は購入済みですが、いかんせん記憶力に難のある私の事ですから、原作にはない設定に限らず、明らかに間違えた設定が飛び出してくるやもしれぬ。
そんな時は驚かずそのままを受け入れてください。
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