【カオ転三次】がんばれシフター ギラギラ転生記 ~僕がライダーになった理由~(仮) 作:えくり屋
炎に焼かれて焼死した。水に沈められ溺死した。雷に打たれ感電死した。岩に潰され圧死した。全身を針で貫かれ失血死した。毒を飲まされ中毒死した。鳥獣に食い殺された。化け物に殴り殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死んだ。殺された。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。死。殺。
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無限の死を与えられ、今は五感を奪われ闇の中にいる。
「殆どの人はここまで保たないというか途中で諦めてもっと優しいコースにいくんだけどね。」
聴覚ではなく、精神へと直接ショタおじの声が響く。
「超特別コースだから体感時間を引き伸ばしてやってるから、実際には数日しか経ってないけど体感的には数十年にも感じられてるはずだけど壊れてる感じでも無いし、折れてるようにも見えない。
痛みには強いようだから精神的負荷をかける方にしたけどそれでもあんまり堪えてないのには、いくら君が半覚醒状態ではあったとはいえ正直びっくりしてるよ。」
少し驚いたようなショタおじの声に僅かに笑みを浮かべる。
「生憎、身体の感覚がなくなって暗闇にいる状態ってのは前世で慣れてるんですよ。」
少年、鬼束響はショタおじへと心の中で答える。
「前世の俺はちょっと名の知れたスポーツ少年で、プロ入りも期待されてたレベルだったんすけどね、ある日突然原因不明治療法不明のなんか長ったらしい名前の難病で身体が動かなくなって行ったんですよ。
どんどん身体が動かなくなって感覚が無くなっていく恐怖に怯えながら、最終的には全身動かなくなって喋ることも見ることもできなくなって、それでも家がちょいと裕福だったせいで10年くらい生かされて、そのまま死んだ。
それが俺の前世の末路。
感覚がない、暗闇の中にいるなんて慣れっこなんだよ。」
「感覚剥奪や暗闇に強いのはわかったけど、それでも幾度もの死に耐えている理由にはならない。」
「一度死んだからもう慣れた。
それに痛みを感じるのは感覚があるってことだろ?
何も感じないまま死んでるのに生かされてた前世に比べりゃ億倍マシだ!
ついでにこれを乗り越えりゃ希望が待ってるってわかってんのに、こんなところで絶望してられるかよ!!」
感覚もなく動かないはずの響の身体が動き、立ち上がる。
その様子にショタおじから僅かな驚きと喜びの感情が伝わってくる。
「俺に限界は無え!!!」
声なき叫びとともに、いつの間にかその手には彼の祖先の遺した鬼の角が握られていた。
そしてそれを高く掲げると響は、
「御先祖様!鬼の力、お借りします!!!」
叫びとともに角を己が心臓へと突き立てた。
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「ッシャァー!オラァー!見たかショタおじぃー!
これが鬼束響の覚醒だぁーーーー!」
「キミ、馬鹿でしょ?」
「やー、馬鹿なのは前世からなんでしゃーないっすわ。
もう身体全然動かねえっす。」
「なるほど、自覚のあるタイプの馬鹿かー。」
神社の床に大の字で寝転がりながらも笑顔で気の抜けた声を上げる響に、神主は呆れたように、だが嬉しそうに罵倒した。
「死を体験してるだけで死なねえってわかってるんだからビビる必要ないっしょ?
それに俺ら皆一回は死を経験済みなわけだし。
それになんか御先祖様が力を貸してくれるって予感はあったのでワンチャンいけるかなと。」
「そんな風に割り切れるのは少数派だと自覚したほうがいいよ。
それと、それなりに高位の鬼のフォルマを覚醒しきってないしLvも低い状態で心臓にぶち込むとか、死ぬだけならまだしも下手したら悪魔に変じて身体乗っ取られてたよ?
まあ血の繋がりもあるし、人に寄り添った鬼の一部だからそうはならなかったみたいだけどさ。
全く無茶してくれるなあ。」
「まあ上手くいったからいいじゃないすか、これで俺も覚醒者ってことでいいんすよね?」
「そだね、分類としては悪魔変身能力者、アウトサイダーになるかな。」
「おー、んじゃイッチと同じ感じっすね?」
「あの子は悪魔人、というかほぼ悪魔になってしまった状態だからちょっとというかかなり違うかなー。」
「えっ、悪魔になっちゃってるんすか?
レベル上げたら人間に戻れるんじゃないんすか?」
「戻れる、というのは少し違うかな。
記憶消去とアポリオンの魂喰いであの子自身の本来の名前も姿も喪失している状態にある。
レベルアップで霊格が上がり魂をアポリオンからどれだけ取り戻せるかってことになってくるんだけど、全てを取り戻せる保証がない。
正直な話、今自我を保って理性を持って行動できてるのが奇跡に近い状態なんだよね。
だからレベルが上がっても元の姿に戻れるかはわからない。
場合によっては本来の名や姿ではなく"イッチ"としての新たな魂の形に合わせた、新しい人としての姿に"化ける"ことになるかもしれないけど。」
「つまりレベルを上げたら人の姿にはなれるんすね。」
「いや、だから……、いやそうだね、そういうことになるね。」
「よっしゃ、じゃあさっさとレベル上げてイッチに追いついてイッチが人間になる手伝いして恩返しするぜ!」
「おー、がんばれよ少年、応援してるぞー。」
「それじゃとりあえず全く動けないんで助けてもらえません?」
このあと滅茶苦茶ディアラハンされた。
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星霊神社修行用異界浅層ボスフロア前───
一方その頃、イッチは初のボス戦に挑もうとしていた。
この日の為にイッチとオートマジンともに新装備を用意しレベルも上げ、だけんもヘルハウンドからヘアリージャックへとハイレベルアップを果たしている。
「ADVENT」
イッチの新装備、犬の頭部を模した小手【DXダケンバイザー】に、だけんのイラストの描かれたカードをリードさせると合成音声とともに地面に浮かび上がった召喚陣からハイレベルアップにより大型犬から仔牛くらいの大きさになっただけんが召喚される。
[それじゃいくよ?]
スキルカードによりベルトに習得させた《念話》スキル……
ボスフロアは一面の銀世界だった。
至るところで雪だるま……ジャックフロストが楽しげに跳ね回り、雪が空から降り注いでいる。
そしてその奥には一際巨大な雪だるま、キングフロストが鎮座していた。
「あ、だれか来たホ!」
「人間?悪魔?よくわからないホ!」
「ロボットがいるホ!氷漬けにして家に飾るホ!」
こちらに気づいたジャックフロストたちが無邪気な殺意を向けてくると共に雪と風が更に強くなり、吹雪始める。
「ヒーホー!オイラの王国に不法入国したやつは氷漬けにして晒し首だホー!!」
キングフロストの宣言とともに放たれた《マハブフーラ》により闘いの幕が上がった。
[散開してマジンは射撃で牽制!だけんはファイアブレスで相殺!]
《念話》で指示すると共にだけんは《ファイアブレス》でキングフロストの《マハブフーラ》の相殺を狙う。
完全には相殺出来なかったがキングフロストの《マハブフーラ》を威力を大きく減じることが出来た。
そこに横合いからオートマジンの《掃射》が取り巻きのジャックフロストたちを足止めしフロストたちを削っていく。
その隙にイッチはダケンバイザーに追加でカードを読み込ませる。
「ヘアリージャックだけん、ロードします」
「ダケンファング、アクティブ」
何故か普段と違う音声が流れたが、ストライクベントのカードによりダケンバイザーが大型化しダケンファングへと変化すると、その口を開き《ファイアブレス》を放ち、ジャックフロストたちの数を減らしていく。
「むむむむ……!オイラの王国は火気厳禁だホー!!」
キングフロストの叫びにより発動した《水の壁》がファイアブレスを無効化すると、今度は生き残ったジャックフロストたちから猛烈な勢いで《ブフ》が降り注ぐ。
「ごす!《水の壁》をどうにかしないとどうにもならないぞ!!」
[じゃあコレで!]
だけんの叫びにイッチはベルトから閃光を放った。
ベルトの中の式神が習得した結界破壊の術、《
《
「オイラは王様だからオイラの王国では絶対に負けないホー!!」
《水の壁》を破られ思わぬ痛手を受けたキングフロストが怒りの叫びを上げると、どこからともなく現れた増援のジャックフロストが現れ生き残りとともにキングへと飛びつき融合していいき、その傷を完全に回復すると同時に再び《水の壁》を展開する。
それに対してイッチも《
「ごす!一発で決めないとだめだ!きりがない!!」
フロスト側のリソースの残量はわからないが、こちらのリソースが有限であることはわかりきっている。
このままだとジリ貧であるのは明らかだ。
[イチかバチか、つぎできめる!だから!]
「何を企んでるか知らないけど無駄だホー!この王国にいる限りオイラは無敵だホー!」
幾度目かの《水の壁》を即座に《
《念話》で指示を受け取ったオートマジンは現れた
オートマジンが足止めしてる間にイッチは腰を深く落とし精神を集中した。
ベルトが輝き《バイタルチャージ》が発動しクロスホーンが展開すると次の瞬間、右足のパワーストライプが光出し発生した熱が周囲の雪を一瞬で融解させるとイッチは一気にキングへと向かって駆け出した。
パワーストライプの輝きが生み出した熱は陽炎を生み、一歩ごとに雪を溶かし道を作っていく。
そして跳躍、キングフロストへと飛び蹴りを放つ。
それを阻止せんとキングフロストも《キングブフーラ》で迎撃する。
だがしかし、それはイッチを包み込むように発生した炎が、イッチを後押しするかのようにイッチの背後から放たれただけんの全力の《ファイアブレス》が《キングブフーラ》を相殺し、ついにイッチの「ライダーキック」がキングフロストの頭部へと炸裂した。
一瞬の静止のあと、キングフロストの全身に亀裂が入った。
「オイラ死すとも、ヒーホー死せずだホー!!」
そして次の瞬間内側から爆裂し、あちこちへと大量のジャックフロストが撒き散らされるとフロア内の吹雪も落ち着いていった。
[ぼくたちのかちだ!]
こうしてイッチは初のボス戦を終えたのだった。
覚醒完了響くん。
痛みが感じれるならまだ生きてるからへーきへーきという覚悟ガンギマリスタイル。
前世が何もできくなったまま生かされて死んだので、どこにも行けずに死ぬと思ってた今生から開放してたガイア連合に滅茶苦茶恩義を感じしてるし、何もしない内に死ぬところだったのを助けてくれたイッチにもちょっと異常なくらい恩義を感じている。
本質的に重い男。
ショタおじ
響くんのガンギマリっぷりにニッコニコ。
こういう俺たちもっと増えてほしいなーとか思ってる。
魔人イッチ Lv13
所持スキル:《かみつき》《毒ひっかき》《飛び蹴り》
ベルトのスキル:《牙強化》《爪強化》《生命の泉》《念話》《デトラ》《バイタルチャージ》
火炎、破魔耐性/呪殺無効/精神異常耐性/毒耐性
ホビー部の要望に答えるためにキックの練習をしてたらついに《飛び蹴り》を習得したイッチ。後列攻撃可能な近接格闘攻撃なので前衛を飛び越えて後衛を蹴りにいけるぞ!
ベルトさんの《念話》で仲魔内では意思疎通が可能。あと無理矢理パスをつなげるショタおじとも会話できるぞ!
今は《
《バイタルチャージ》は所謂チャージ系スキル。物魔両方に乗るすごいやつ。
ちなみに《爪強化》《牙強化》はTRPGの方のスキルだけどそれぞれ爪(牙)と素手攻撃を強化すると書いてあるので素手で放つスキルには両方とも乗る。つまりキックにも乗るので必然的に《飛び蹴り》には二重に補正が乗ってたりする。強い。
魔獣 "鼻が利く"ヘアリージャック だけん Lv12
《かみつき》《ファイアブレス》《ドルミナー》《連鎖の炎撃》《獣の直感》《宝探し》
火炎、呪殺耐性
出来る犬だけん。
《ファイアブレスで》範囲攻撃も、《連鎖の炎撃》でパーティの単体火力の底上げも出来るし《宝探し》でドロップアイテムの向上も狙えるし喋れるし気も利くすごいやつ。
式神 オートマジン Lv12
《掃射》《突撃》《ツインスラッシュ》《カバーリング》《一分の活泉》《エネミーソナー》《マッパー》
物理耐性/破魔、呪殺無効
異界内でも仕様可能なカメラと通信機器と簡易COMP内蔵。
喋れないせいで影が薄くなりがちだが地味にパワーアップした。
ハンドル引き抜いてファイズエッジが使えるようになったり、《エネミーソナー》と《マッパー》搭載で探索でも役に立つし巨体とパワーで荷物持ちも出来る便利ロボ。
だがイッチが無免許なのでビークルモードは出番無し。
一度イッチが神社の境内で乗ってみたら、ギアいじったっけロー入っちゃってもうウィリーさって感じでショタおじにライダーブレイクをかましたので免許取るまで搭乗禁止になった。
ダケンバイザーのシステム音声
基本はミラーライダーのバイザーと同じ音声だがたまにネタで仕込んだネタ音声が流れる。
今回はウルトラマンXのエクスデバイサーの音声が流れた。
次回は多分掲示板でイッチの初ボス戦への反応回。
なんだけどスマホで掲示板書くのしんどいのよね…