「おいテメェ!!人にぶつかっといて詫びの一つも無しか!?」
「ん?」
折角全員の紹介を終えて本編を爽やかに進行しようと思っていた所に突然河川敷の方から怒声が聞こえてきたと思ったら同じ制服を着ているが見慣れない生徒が複数の柄の悪そうな男達に囲まれていた
「なんだ?喧嘩か?」
「あいつらこの間姉さんにやられてた奴だ」
「あいつら性懲りもなくまた来たのか」
やれやれと言った表情で姉さんは静観している、いや助けてあげなよ…
「すいません!急いでいたのもので…それじゃあ!」
「待て」
「ま、まだ何か…」
「あんまり大人を舐めんなよガキ…謝ったらはいそうですかで済む話じゃないんだよ、ほら、財布だしな」
「い、今待ち合わせが…ちょっと」
「そっかそっか、なら仕方ない、ちょっとばかり痛い目に遭ってもらうけど反論あるやついる?いねえよな!!よしやれ!」
「よし、そろそろ助けてやるか」
そう言って姉さんが動き出そうとしたのだが
「え…」
「あれ」
よくわからないが次の瞬間にはもう屈強な男達は倒れていて決着がついたようだ
「」
「なんてゆうか…呆気なかったね、姉さん」
「ぐぬぬ…」
なぜか悔しそうな姉さん、たぶん喧嘩相手を横取りされた気にでもなっているのだろう…
「あいつなかなかやるな」
とクリス
「そうか?あいつらが弱かっただけだろ?」
と岳人
「そうかな?」
とワン子
「この事は学校には内緒でお願いします!それじゃ本当に今度こそ失礼します」
そう言って見慣れぬ生徒は走り去っていった
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ー川神学院2ーF教室ー
「おはよー」
大和は教室に入って元気に挨拶をする
「おはようございますー」
「おはようナオっち」
「直江くんおはよう。おまんじゅう食べる?」
「モロ、お前昨日のラブヒメ見たか?」
などと皆がそれぞれの会話を楽しんでいた
「(それにしても今朝の生徒…ウチの制服着てたけど知らない顔だったな…)」
大和は席に着き今朝の生徒のことを考えていた
チャイムが鳴り皆が席に着いたところで勢い良く教室のドアが開かれた
「はぁ…はぁ…ぎりぎりセーフ…」
「アウトだ!この俗物が!」
「いっ!?先生!?」
すぐ後ろに担任の小島先生が立っていた
小島先生の鞭で粛正される福本育朗こと通称ヨンパチ
「痛いか福本!痛いのか!?」
「い、痛いです、痛いっ…痛いっハァハァ」
「俗物にならんために、この痛み…その身に刻め!」
教室中に鞭の音が響き続けた
「よし、今日はこれぐらいで許してやる、席に着け」
「はい…フゥフゥ」
ほーーーーーーんとこの学校って個性的な人が多いな…
ここが俺たちの川神学園、詳しい話は作者が設定を思い出したらまた改めてせつめいするとしよう
「さて、さっそくだがお前たち、今日は編入生を紹介する。入ってこい」
「こんな時期に珍しいな」
教室内がざわついているのを先生が一喝し静まり返ったドアの向こうから現れた生徒は俺たちのよく知っているけどよく知らないあいつだった
「編入生の五条司だ、以後仲良くするように」
「どうも、よろしくお願いします」
「五条の席は…直江の隣が空いているな、席につけ」
「よろしくお願いします、直江…さん?」
「大和でいいよ、こちらこそよろしく」
「ではHRは以上だ、今日も気を引き締めていくように」
この出会いがまた違う分岐ルートになる事を俺たちはまだ知る由もなかった