というわけで淡々と案内していくよ
「まずは屋上ね、風が気持ち良いだろ?俺のオススメスポット」
「学生といえば屋上だよな」
「んでここはC棟、一年生の教室がある」
「あれ?大和さん」
「やぁまゆっち」
「オラもいるぜ~」
「と松風」
「この子がさっき言ってた最近ツルむようになった後輩だ」
「あっ…今朝の…」
「まゆっち、紹介するよ、彼は五条司、今日編入してきたんだって」
「そ、そうでしたか…わわ、私は黛由紀江です。先輩だったんですね…よ、よろしくお願いします」
「怒ってる?泣いていい?」
笑顔で挨拶したつもりなのだろうが顔が怖い
「何回泣く気だよ司、この子は言動に顔がついて来れてないだけで全然怒ってないから。まあちょっと変わった子だけどすごく良い子だよ。料理もうまいし」
「そ、そっか…良かった…よろしく黛さん。」
「こここここちらこそ!不束ですが何卒よろしくお願いえたしましゅ」
テンパリやすい子だなおい
「あ、それとこの子の呼び方はまゆっちで良いよ。俺が許可する」
「お前はこの子のなんなんだよ…それじゃあまゆっちって呼んでもいいかな?黛さん」
「どっどどどどどうしましょう松風!?あだ名で呼んでもらいました!」
「(やったぜまゆっちー、そのまま友達になっちまえよー)」
「え、何いまの?馬のストラップが喋ったけど」
「ああ司、これは…」
腹話術で喋ってるだけだよ。って言おうした所をまゆっちが食い気味に
「松風には九十九神が宿っていて小さい頃からの私の友達なんです!」
「と、いう事らしいんだけどまあ…察してくれ…」
「あ、あーなるほど…そういう感じの子なのね…じゃまあ…」
「よろしく松風、九十九神なんだ、凄いね」
そう言ってとりあえず目の前の九十九神なるストラップに合掌をする、いや何この光景…
「(っ!…おめえ…なかなか見所あんじゃねーか)」
「よかったですね松風!」
なんか気に入られたっぽいけど…
「あ、あの!よろしければ私ともお友達になっていただけませんか?」
「うん、よろしくまゆっち」
「あっ握手を求められてしまいました松風!」
「(友情の証だぜまゆっち、よかったな)」
「よ、よろしくお願いします!」
いちいち忙しい子だな…面白い
「(オラのことも宜しくな転入生)」
「うん、よろしく」
ちょん
「(なにこれ…)」
「そろそろ次に行こうか、司」
「うん」
一年の教室を後にした
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「一応ここは3年の教室…なんだけど…」
「どうかしたん?」
俺たちはC棟からA棟へ移動していた
「む?この気は…大和ー!」
「姉さん、やっぱりくると思ってたよ」
「どうした?お姉さんに会えなくて寂しかったのか?すりすりしてやろう」
「姉さん、連れのいる前でそれはどうかと」
「連れ?ああ!!お前は今朝の泥棒猫!!」
「え、何急に…泣いていい?」
「もう突っ込まないよ司。」
「あ、はい」
「それはそうと、ほら今朝お前が絡まれてた奴らいるでしょ?あいつら元々姉さんがストレス解消に相手した事がある奴らだったんだけど、あの後なんか喧嘩相手取られたみたいな気になっちゃってて」
「理不尽」
「なんかゴメンね、とりあえず紹介するよ。この人は川神百代、ここ川神学園の学園長の孫でワン子…川神一子の姉だ、武神の異名をもつ最強の武人でそう言う話になったら頼れる先輩だよ」
「ついでに美少女な」
「で、お前名前は?」
「ご、五条司です…よろしくお願いします…」
「今日編入してきたみたいなんだ」
「そうなのか、通りで…まあ、よろしくな」
差し伸べられた手に応えるように握手を交わす
「さて、次に行こうか。じゃあ姉さん、俺達はこれで」
「……ああ、またな」
俺たちはA棟を後にした