時間軸は少し移動する、べつにネタ切れとか打ち切りとかの常套手段とかそういうわけでは全くないということだけははっきりと言っておきたい
という事でここは川神市のとある総合病院
➖院長室➖
「……お、なんだ、どこからともなく紅茶の良い香りが」
「おや、この良さが分かりますか.…」
「そんな貴方をこれから罰さなくてはいけないのが、非常に残念です」
「いつの間に!?どこから入った!?お前は誰だ!?」
「順番にお答えします。まず私は正面から入りました。もっとも…ガードマンは気付いていませんが」
「そして名前は桐山鯉と申します」
「貴方は・・・葵紋病院のトップ、葵院長ですね」
葵院長、つまり前々回出てきた葵冬馬の父親である
「だったらどうしたと言うのかね」
「これから川神市では、"武士道プランが実施されます」
「?、何プランだって?」
「彼女達に少しでも害が及びそうな街の闇は事前に排除させて頂きます」
「な、何を言って…」
「貴方は入念な調査により、危険人物と断定されました」
「っ!! ふざけるな!見覚えがあると思っていたらその服装…さては九鬼の人間だな!?」
こちらの問いかけにはもう耳も傾けずゆっくり、静かに、そして優雅に迫り来る執事服の男はそのまま口を続ける
「悪事の綿密なカモフラージュ見事でした。本来ならその行い、隠しおおせたでしょうが…私達が本腰をいれればさすがに無駄。証拠はこの書類」
男が手元に持っているのは見つからぬように厳重に隠していたはずのとある書類だった
「ぬっ!それをどこで…」
「夜の街で流通しはじめようとしていた薬も全て回収しました。手遅れになる前に止められて本当に良かった。感謝してほしいぐらいですよ」
「き…貴様っ!!」
「まずは報いとして、痛い目を見て貰いましょう。そして九鬼監視のもと、証拠を全て焼却、政治家との関係性も断ち切り、その知識をクリーンな事に使って頂く」
「それを返せぇえ!!」
叫びながら葵院長は桐山鯉に襲い掛かろうとするが
「ガハっ…!?」
鋭い攻撃が顎にヒットし、葵院長はその場に倒れこむ
「任務完了ですね、呆気ないものでした。おや?」
まるで分かっていたかのようなタイミングで不意に桐山鯉の端末が鳴り響く
「はい、ええ、ただいま滞りなく完了したところですMs.マープル。ええ、ええ、それでは失礼致します…」
いくらか言葉を交わし静かに通話を切る
「さて…予定より早くなったが、ついに彼女達が姿を現す」
「...そして私の大願も…成就の時が近い」
「"S” UPERな時代の幕開けに…乾杯……ッ!!」