ドラゴンはあんまり関係ないクエスト3   作:アフロダイB

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バイストンウェル

バラモンを倒し日本に凱旋したつめきりさん一行。

大パレードがあるかと思いきや意外と国民の皆さんは無関心でした。

2chで「勇者キタコレ」と祭りがあっただけでした。

 

でも一応は勇者なので国が国民の血税で主催したパーティーに招待されました。

 

綺麗なドレスで着飾るるりたんともえたん。

いつも通りのマサイ。

不幸の兜と般若の面と刃の鎧で参加する我らが勇者つめきりさん。

 

つめきりさん一行が会場に入るとファンファーレと割れんばかりの拍手がお出迎えしてくれました。

初めて勇者らしい事された気がします。

 

そしてパーティーが始まると色々な人がつめきりさんに挨拶に来ます。

でもつめきりさんが一番感動したのはリアル金髪ツンデレお嬢様が挨拶に"来てくださった"事です。

 

「し…下々の出身の身でありながら…こ…この度の偉業…誉めて差し上げますわ」

 

つめきりさんの25年はこの瞬間の為にあったんじゃないかと思いました。

他にも色々探してみたら病弱のお嬢様とか、自分に自信の持てない病弱ロリお嬢様とかもいた。

 

ここは天国だ。

 

「そんな…勇者様が私などに…お声を」

 

とか照れながらですよ!もう!!

こうなりゃトコトンお近づきになろうとLINEのIDとか聞こうとしたら突如会場が暗くなりました。

突然の事に会場がカイジのようにざわめきます。

 

ざわ…ざわ…

 

このざわめきがなかったら誰かが勇者にご褒美で気を利かせてくれたと勘違いして目の前の少女を部屋に連れ去る所でした。

岸田さんが「何があった」と声を出したその時でした。

突然空から稲妻が落ち、ラッパ吹いてた人達が焼かれました。

 

ラッパも貴金属だからなぁ。

 

そして空に不気味な魔物の顔が写し出されました。

小難しい事を偉そうな口調で長々と言われましたが思い出せません。

 

一応内容を要約すると

 

「おっすオラゾーマ。バラモン倒したのすげーけどオラの方が強いからいっちょやってみっかぁ!」

 

こんな感じ。

 

会場が静まり返ります。

誰もが言葉を発せません。

ただ一人を除いて。

 

「貴様…そんな事を言うためだけにラッパの人達を殺したのか!」

 

そう、我らが勇者。

キレたつめきりさんです。

せっかくお嬢様とお近づきになれるチャンスだったのに!

 

「魔王!貴様だけは許さん!!」

 

会場から拍手と歓声があがりました。

やべ、引っ込みつかなくなった。

口説きの失敗を魔王に八つ当たりしたせいで改めて勇者になってしまったつめきりさん。

 

とっても後悔。

助けてと頼れる仲間達を眺めると、そっぽ向く女の子達。

コイツらだけは絶対に道連れにすると誓った。

 

「マサイノセンシハナカマヲミステナイ」

 

マサイだけが俺の仲間です。

 

それにしてもゾーマは手強そうです。

勇者つめきりは討ち死にしたことにしてどこかに行方を眩まそうかと考えましたが

 

例のツンデレお嬢様が

 

「何をグズグズしてるの!さっさと魔王を片付けてきなさい!!」

 

の後に

 

「ぶ…無事に戻ってきなさい。怪我でもしたら承知しませんわよ…」

 

と言ったから

 

「必ずや敵を打ち取ってごらんにいれましょう」

 

と、三国志の猛将みたいな返答してしまいました。

いよいよ後に引けません。

 

で、ゾーマってどこにいるんですか?と岸田さんに訪ねたら

 

「富士山の火口に落ちてください」

 

とか言われた。

 

そんな事を言う奴は総理の椅子から落ちちゃえ。

でもマジで他に行く方法がなかったので火山の火口にやってきました。

落ちたら考えるまでもなく死ぬ。

アストロン使ったってきっと形が人間じゃなくなっちゃう。

 

そんな風に悩んでるともえたんがナイスなアイデアを出しました。

 

「バギでブレーキかけながら落ちましょう。」

 

「ダイの大冒険でもやってたやつじゃん!」

 

マンガの出来事を体験するはめになるとは夢にも思わなかったよ。

そもそも失敗したじゃんあれ!

 

「八方塞がりじゃ仕方がない!

もう帰ろう!うん仕方ないよ!」

 

などと叫んでたらエレベーターがやってきた。意外!

 

エレベーターに乗って地下世界に着くとエレベーターは消えた。

正直なところ恐ろしい。

だが、今のつめきりさんは愛の力があります。

そう、ツンデレお嬢様との愛が…!

この戦いの後には彼女との甘い日々が待っているのだ!

 

「あ、許嫁がいるらしいよ」

 

るりたんが貴重な情報を今更ながら提供。

 

「ちくしょう!」

 

鎖鎌を引っ掛けて火山を登ろうとしたけどダメでした。

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