ポルポトガで情報を集めると、ここから南にあるムオルの街は昼間は静かなのに夜になると活気づくという情報を手に入れました。
「それは飲み屋街だね。」
楽しそうな街なので早速船で向かうつめきりさん。
ところが船旅は危険がいっぱいでした。
いきなりダイオウイカが三体現れました。
こないだニュースでダイオウイカを釣り上げたとかで大騒ぎしてたというのに
つめきりさんの目の前に頼んでもないのに生きたダイオウイカが三体もこんにちわ。
イカに恨みを買った覚えなんてないぞ。
必死に逃げ切り何とかムオノレ(むおのれ)に到着。
さぁ飲んで騒いでお姉ちゃんと遊ぶぞとか浮かれてたんですがムオノレは廃墟でした。
いくら夜型の街とは言え昼間が寂れ過ぎている。
やむなく野宿の用意をしてたら日が暮れて、気がついたら街が活気付いてました。
夜の街おそるべし。
まさかここまで変貌を遂げるとは。
街を探索してみると変なおっさんが
「オーブを受け取ってくれ」
と迫ってきた、
つめきりたちはにげだした。
当然です。
いきなりオーブとか渡しにくるなんて、絶対に詐欺の一種です。
しかしそれでも迫ってくるおっさんについにつめきりさんは根負けし、
くさりがまで首を絞めておっさんを眠らせてからオーブを頂き、宿屋に身を隠しました。
翌朝になると街は廃墟に戻る。
まるで魔王に滅ぼされたかのような焼けた廃墟に戻る。
人がいないだけで街の印象って変わるもんですね。
犯人は現場に戻るの修正に従ってオーブ事件の現場に戻るとダイイングメッセージで
「生きてるうちにオーブを渡せてよかった。」
と書いてありました。
なんだこいつ。
ムオノレを後にして、次に着いたのはサマオンサ。
政治とかが腐ってて大変な国だそうです。
日本も似たところある。
近くに洞窟があったので意味もなく探索したらヲーの鏡を発見。
真実の姿を映す鏡だそうです。
サマオンサにバカンス中の叶姉妹がいたのでヲーの鏡で映したらどえらいことになりました。
改造人間という表現が正しいと思いました。
何者かがサマンオサの王に化けている。
お城の地下で本物の王様を発見したつめきりさん一行は偽物の王の正体を暴くべく深夜のお城に乗り込む事にしました。
もしこれで捕まったら
"勇者一行、深夜に王の寝室に忍び込みお縄頂戴。"
ホモ疑惑と中年好きのダブル誤解で社会的にノックアウトです。
失敗は許されません。
さて、これまでくさりがまで戦ってきたつめきりさんですが、失敗を許されない今回の任務を達成するには余りにも心許ない武器です。
ちなみにマサイは初期装備のまま。
女の子二人は道中で勝手に買ったオシャレなブランド物で身を固めてます。
マサイが可哀想だと思わないのかコイツら。
ともかく、誰もこの集団を勇者一行とは思わないでしょう。
マサイに至っては"みすぼらしいおとこ"です。
ゲームが違ってます。
で、武器屋に向かう。
さて皆さん、ここで想像してください。
高い金を払ってドラゴンキラーを買ったとしましょう。
そこにごうけつぐまが現れる。
クマ相手に剣で勝てますか?
つめきりさんは無理。
つまりいくら切れ味の良い剣を装備したとした所で所詮は人間の振る剣です。
巨大な魔物には勝てません。
そこでつめきりさんは使い勝手の超良いくさりがまを選択。
質がいいと評判の南部鉄でくさりがまを作って貰いました。
多彩な用途で敵に近付かずに戦える。
まさに最強の武器でしょう。
マサイにはてつのやりを与えましたが、持つところが木製じゃないと手に馴染まないらしく先端の刃の部分だけ新調。
その切れ味にすっかり感動していました。
「コレガ、カミノチカラ…」
初めて鉄器を手にした反応ってこんな風なんだ。
女の子二人はまたアゲアゲなブランド物を買いやがった。
女の必需品だとか言われた。
これを言われると男のつめきりさんは何も言えない。
防具も心許なかったんですが、常時鎧を着続けるのは暑いし重たいのでてっかめんだけ購入しました。
自宅から着続けてるビジネス用のスーツにブーツにてっかめんにくさりがま
我ながらイカすファッションです。
マサイはマッドマンみたいな仮面の木製盾を自分で作りました。
コイツぶとうかより安上がりです。
女の子二人はヒラヒラのとかフリルのとかメイド服とかコスプレじみた服にまで手を出し始めた。
完全に遊んでるけど文句の一つも言えないつめきりさん。
この子らの人生を狂わせているのはほかでもないつめきりさんだから。
準備が整ったので深夜のサマンオサ城にカチコミ開始。
くさりがまは気をつけないとジャラジャラ音をたててうるさいです。失態。
城の衛兵はやる気がないのかあっさりと王の寝室に侵入成功。
王様が無防備な姿で寝てます。
(ちくしょう!
どうして女王あるいは姫に化けなかった!!)
中年のおっさんの寝室に忍び込まなければならない理不尽さ。
自分のしてる事に訳もなくムカつきますが、少しだけ淡い希望も抱いてました。
もしかしたらヲーの鏡を使ったら小悪魔系の美少女が姿を表して
「はわわ、正体がバレてしまいました」
なんてあるかもしれない。
(゜∀ ゜)キタコレ
自らの妄想に興奮を抑えきれず、息を切らしながら王様に近づくつめきりさん
端から見るとどう見てもガチホモなのでマサイが凄い顔でこっち見てる。
つめきりさんはヲーの鏡をかざし王様の姿を映し出した。
すると王様の姿がみるみると魔物に変わっていく。
「みぃ~たぁ~n…目がっ!!」
セリフの途中でつめきりさんの怒りの目潰しが炸裂。
魔物にしてみれば正体が美少女じゃなかったからとキレられるのは理不尽極まりないでしょうが、こんな事させられてるつめきりさんもかなり理不尽極まりないから仕方がない。
一応、「マヌーサ」と叫んで目潰しをしたつめきりさん。
呪文だろうと物理だろうと効果は一緒です。
「目がっ、目がぁぁ~!」
とムスカばりに慌てふためく魔物"ボスムーミン"。
まともに戦ったらまず勝てなさそうなので、チャンスは今しかありません。
「ねぇムーミン、こっち向いて♪」
つめきりさんは振り向いたボスムーミンのさらに背後に回りこみ、くさりがまで首をキュッ。
そのまま鎌でブシュッ。
かいしんのいちげき
まるで火曜サスペンスの殺人現場。
これがつめきりさんに出来る最大の攻撃。
マサイもボスムーミンの横隔膜辺りを延々とボディブローして援護してくれました。
女の子二人は王様の部屋を物色してました。
綺麗なネックレスを見つけたようです、よかった。
「締め落とすのはもう少し時間かかるからもう少し漁ってていいよ。」
首を絞めるつめきりさん。
暴行を加えるマサイ。
タンスとかを物色する女の子二人。
この惨状を勇者が悪しき魔物を討伐している姿だと誰が思うでしょうか。
無事ボスムーミンを締め落としたつめきりさん。
ボスムーミンは"へんげのつえ"で王様の姿に化けていたようです。
悪い意味で仕様用途がありまくりの杖だったので死体から強奪する。
死んだ奴にアイテムはいらねぇよな。
ついでに宝石とかも手に入れちゃってたので正義の勇者は名前も名乗らずにその夜のうちにサマオンサを立ち去りました。
つめきりさんは悪くない。
悪いのはるりたんともえたんってやつなんです。
翌日の新聞にサマオンサでの一連の事件が掲載されてた。
いい事をした後は気持ちがいい。