では、どうぞ。
事の始まり
とある日、とある時、結城大和という少年がブラッドと呼ばれる部隊に配属されるため、フライアと呼ばれる移動要塞の一つの部屋にいた。
結城大和····これからは大和としよう。大和は昔、いじめられていた。何をしたか?別に何もしていないはずだ。
ただ他と違う生活をしていた、それ以外は普通の少年だったからだ。
では、他と何が違い、何が彼をここまで他人に批判されるような事になったのだろう?
······それは、一昔前では考える事すら出来なかった理由。
「アラガミ」
彼の両親はアラガミと呼ばれる生命体によって食された。
しかし、その程度ではよくある事。ならば何があった?
「両親を手にかけた」
と言っても、彼が両親を殺した訳ではない。正確には「見捨てた」のだ。
状況を考えれば仕方のない事。しかし、人は異様な者を排除しようとする。
それを考えると、先のいじめられていた、と言うのは少し違った。迫害されていた、の方がしっくりくる。
しかし、彼はそこで堕ちる程、精神は弱くなかった。否、その様な状況だからこそ、精神が強くなったのかも知れない。
彼がゴッドイーターを目指した理由は両親の仇への復讐もあったかも知れないが、
何より自分と同じ「異質」の中に溶け込みたかったのだろう。
(これに受かれば·······)
そんなことを思いながら、最終試験に俺は臨む。
最終試験ではどこかの部屋に連れて行かれた。何か変な台に寝かされ、暇をもて余していたら女性の声が聞こえてくる。
「気を楽になさい。貴方は既に選ばれてここにいるのです。いいですか?
今から貴方には、ゴッドイーターになるための、適合試験を受けていただきます。」
そんなことはもとより分かっている。俺は声を上げた。
『ああ、さっさとして欲しいね』
と叫んだが、返事が帰ってくる筈もなく、上の妙な装置が動き始める。
「試験といっても、不安に思う事はありませんよ。」
とは言うものの、これが不安じゃない奴何ているかよ!?と思っていた刹那、神機を持っていた手を上のドリルが貫ぬいた。
『アアアアアアッ!!!!!うあっ!がぁぁぁぁぁぁl!!!!!!痛い痛い痛い痛い!!!!』
想像を絶する痛みに何度も意識が飛びかけた。
そうこうしているうちにドリルは腕から抜けたが、まだ痛い。
しかし気力を振り絞り神機を杖代わりにしてようやく立つと、痛みはだんだん消えていった。
そのまま案内されたのは、「フライア」のロビーだった。
軍服のような物を着ている人に声をかけたら、カウンターの方にどうぞ、といわれたのでカウンターの金髪のお姉さんに声をかける。
「すいません」
「はい何か···ああ、ブラッドの新人さんですか。私はオペレーターのフランです。ええと、あなたは·······」
「あ、すいません、俺は結城大和です。17歳です。」
彼女も自分と同じ「異質」なのか。疑問を持ったが、すぐに振り払う。少し印象付けたいし、
自己紹介でもしてみた。
「いや、自己紹介はいいんですが···あ、そうだ、庭園に行ってみたらどうですか?すごく綺麗ですよ」
「有難うございます。じゃあ行ってみます」
「わからない事があればいつでも言ってくださいね」
なぜか庭園に行くことになってしまった。うまくかわされた気もするが、気にしないでおこう。
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少年移動中···
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「ここが庭園か、たしかに綺麗だ」
俺が感銘を受けていると、声をかけられた。
「ああ、適合試験お疲れ様。無事受かって何よりだ」
くっ、俺の感銘を邪魔しやがって。それより、上から目線に腹が立つ。·····少し過敏になってるか。
出来るだけ態度に出さないように言う。
「·····あんた誰ですか」
え?態度に出してるって?知らん。
「まぁ、座るといい」
いや、さっさと喋れよと思いながら腰をおろすと、
「そう言えば、まだ名乗って無かったな。俺は、ジュリウス·ヴィスコンティ
これからお前が配属される、ブラッドの隊長を務めている。これから、よろしく頼む」
マジですか!?どうしようあんな口聞いてしまった···しゃあねぇ。謝りたくはないが····謝るしかないよなぁ。
「生意気言ってすいませんでしたッ!!!!!」
「いや、別にいいんだ。さて···休んだ後でフライアをゆっくり見てまわるといい。また後で会おう」
ああ、行っちまった。つーかまた会うの!?やべぇ、きまずい···
そんなことを思いながら俺は庭園を後にした。
大分文字数が少なかったですが、初回だからとお見逃し頂ければ嬉しいです。
出来れば週一で更新するつもりなので暖かい目で見守って下さると幸いです。
それと一応キャラ紹介。
結城大和 年齢17歳
初対面には警戒が濃い。
容姿は、うなじにかかる位の黒髪。
大体175センチ位の身長。
目は茶色
意外と料理が得意。