では、どうぞお楽しみに。
「ブラッドというのは、君たちかい?」
俺らがフライアに戻ると、いかにも貴族っつー見た目の人がいた。
「はい?誰あんた?」
「僕かい?僕はエミール、エミール·フォン·シュトラスブルク。騎士道精神を継ぐ者だ!!
この僕が来たからには、心配は無用だ!!」
あー、フライアの将来が心配だなぁ····
「おっと、失礼。君たちの名前は?」
「俺は結城大和。」
「ギルバートだ。」
「あんたどこの支部だ?フライアの職員じゃあ無いだろ?」
「僕は··栄えある極東支部「第一部隊」所属だ!!」
こういうバカは嫌いじゃない。むしろ好ましいとも言えるな。
しかし、極東支部····恐るべし。
「そうか、よろしく。」
「このフライア?はいい船だ。実に趣味がいい。
しかし!この船の航海を邪魔する様にアラガミの大群が待ち受けているとは····」
「ああ、大丈夫だぜ。ブラッドで対応出来る。」
「そんなッ!僕が活躍出来なくなるじゃないか!!
····しかし、君たちだけではキツイだろう。僕が同行するよ!」
「んなら、よろしく」
「よし、ともに戦おう、人類の輝かしい未来のために!」
行っちまったよ。····こいつ、どうするか。
「ややこしい奴、来たな。」
「ギル、気持ちは分かる。」
「「めんどくせぇ······」」
「フラン、何で極東支部の人がいんの?」
「この船が現在極東支部へと向かっているからですよ。それで、ミッション受けます?」
「あ、ああ済まん。頼むよ。」
「はい····今回は初めての大型ですね。
メインはドレッドパイクですが、それに釣られてやってくるアラガミも討伐対象です。」
「分かった、ありがとう。」
今回は大型も出るらしい。気持ちを引き締めて行かなくては。
「全員、準備は終わったか?今回は極東支部からの増援と共同だ!!以上、出撃!!」
「はい!」
「そいやっ!!」
ドレッドパイクを三体、討伐したところで、フランから無線がきた。
「来ました!対象はウコンバサラです!!」
「ここは僕に任せてくれたまえ!!!」
エミールが飛び出すがウコンバサラに弾き飛ばされる。
「闇の眷族めっ!!ここは僕の騎士道精神にかけ、お前をたおす!!」
ハンマーを振りかざし、ウコンバサラに向かって行くが、その攻撃は届かない。
「くそっ、俺もいk「待てよギル。」何でだよ?」
「見ろよ、ギル。あんだけ飛ばされ、叩かれ、自分の力が及ばなくても、目は諦めてない。
お前もエミールの見方を変えた方がいい。お前は、あの状況で自分のプライドを壊されたいか?」
「クッ····分かった。あいつに任せよう。」
「なかなかやるな····食らえ、必殺エミール·スペシャル·ウルトラ····ぐはぁっ!!尋常じゃない怪力··
だがしかし、ゴッドイーターの戦いはただの戦いではない!アラガミに怯える人々の··希望なんだ!!!
僕を必要としている人がいる限り!!僕の騎士道精神は不滅だぁぁぁぁ!!」
エミールの全力、これが最後だろう。
「うぁぁぁ!!」
どちらかが倒れ、どちらかが勝ち残る。
立っていたのは····エミールだった。
「僕の、僕の騎士道精神の勝利だ!」
「なぁギル、分かったろ?」
「ああ、そうだな。」
「だから俺はああいう輩が好きなんだ。いつも予想を裏切る。だから面白いんだ。」
俺も··俺もあんなに何か大切に守れる物が欲しいな····
フライアに戻ると、緊急を要するミッションが発行されていた。
「あ、ブラッドの皆さん、それに極東支部のエミールさん、コンゴウの討伐指令が下っています。
準備はよろしいでしょうか?」
「分かりました。隊長、号令をお願いします!」
「ああ、作戦開始時刻は十九時四十分、あと十分で用意しろ!!
今日の締めのミッションだ!!質問、異議のある奴は?いないな、よし、準備開始!」
ああ、めんどくせぇ。エミールいわく「華麗な僕に任せたまえ!」だと。
楽観的思考っていいよな?····誰に聞いてんだ?俺。」
「大和、何いってんの~?」
「は!?ああ、ナナか。声出てた?」
「もう凄い大音量。エミールいわく~のとこからみんなきこえてたよ?」
「え、マジで?あぁ、もう疲れた····」
「もう~、準備は終わってるの?」
「うん、一応な。」
「そっか、ギル、ジュリウス~!大和が動こうとしないから連れてってあげて?」
「はっ、仕方ねぇ。おら、こいよ。」
「え?ギルマジで?」
「行くぞ。」
「隊長も!?····諦めるか。」
半ば引きずられながらその場を後にした。
神機の募集を締めきりました。提案していただいた皆様に深く感謝申し上げます。
では、次回もよろしくお願いします。