GODEATER2 ~アラガミとの因縁~   作:とるてぃーや

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はい、とるてぃーやです。
最近美味しいコーヒーを飲めて幸福感満載です。
まぁそんな事は置いといて、作品の方をどうぞ。


最後の休日 last part~月夜の酒会~

大和が外に出ると、明かりは月の明かりしかなく、薄暗かった。

 

「さて、どこに居るかな?······っと、いたいた」

 

辺りを見回すと、謎の男の子は周りより少し高い丘の上に足を伸ばして座っていた。

大和が駆けていくと、男の子は振り向く。

 

「キタ········ココ、スワル」

 

男の子に促され大和は男の子の横に座る。そして、気になっていたことを聞く。

 

「なぁ····お前は······お前は何なんだ?何故俺を呼ぶ?どうやって極東支部に入った?」

 

「ボク、ナニカ、ワカラナイ。ボク、シッテル、オマエ、ヤマト。オキタラボク、アレ、ノッタ」

 

そう言う男の子の指先にはシユウがいた。

大和が神機を構えると、男の子が言う。

 

「アレ、ボク、トモダチ。アレ、ボク、イウコト、キク」

 

つまりこう言う事らしい。

自分がなにか分からず、気付いたらシユウに乗っていた。

 

そのシユウは自分の言うことを聞く。

覚えていたのは大和の名前だけ。 

 

「まぁ、いいか。それで、俺になんの用だ?」

 

「ヨウ····ヨウ?ヨウ、ナイ。ヤマト、カオ、ミニキタ」

 

「俺の顔?何でそんな事を?」

 

「ボク、ワカラナイ。アレ、ノッテタ、ワカラナイ。ボク、シッテル、ナイ!!」

 

男の子は突如大声を出した。

驚いた大和は男の子を落ち着かせようと、持っていた缶を差し出す。

 

「おい、落ち着けよ。これでも飲め」

 

「ンクッ、ンクッ····コレ、マズイ。キライ」

 

そう言い、男の子は缶を大和に突き返した。

ラベルを見ると、“冷やしカレードリンク!! ~クラッシュタイプ~”と書いてある。

 

「んー、これ、不味いか?」

 

「マズイ。コッチ、ハヤクノムゾ」

 

「ん、分かった。ホレ、お前の盃」

 

「サカズキ?サカズキ····」

 

「おう。それのへこんだ方に酒入れて飲むんだ」

 

「オウ」

 

盃に酒を注ぎ、大和は口に運ぶ。

実は、大和は酒を飲むのは初めてなのだが、すっかりそんな事は忘れ、幾度も酒を口へ運んだ。

横を見ると、男の子も酒を飲んでいた。その様子を見て、大和は気付く。

 

「なぁ······俺もお前も、未成年じゃん?」

 

「ミセイネン?ナニ?」

 

「あっ、もういいや。どうせ帰ったら皆酔い潰れてるだろうし」

 

諦めた大和は空に目を向ける。空には、満月が昇っていた。

 

「綺麗だな····確か、あそこにはシオがいるんだっけ」

 

「シオ?シオ····」

 

「どうかしたか?」

 

「シオ、キライ。シオ、シラナイケド、ヤダ」

 

「ふーん」

 

そこで会話が途切れた。しかし、十分程経ってから男の子が声を発する。

 

「ボク、イクトコ、ナイ。ヤマト、イクトコ、クレルカ?」

 

「やっ····行くとこっつってもな······」

 

大和が悩むのは当然の事である。

フライアにはラケル博士がいて何するか分からない。

その前に、グレムが許さないだろう。

 

かといって、極東支部に置くと迷惑になるだろう。

もっとも、極東支部の人達は皆優しいから断る事は無いだろうが。

 

「とりあえず、榊博士に聞いてみないとな······あの人が極東支部支部長だし」

 

「サカキ······キョクトウ········イク?」

 

「いや、俺に聞くなよ。自分の事は自分で決めろ」

 

榊博士なら押し付けても問題無いだろう。

そう考えた大和は男の子に決めさせる。

 

「行くか、行かないか?」

 

男の子はしばらく悩んでいたが、一言

 

「······イク」

 

と自分の意思をあらわにした。

 

「じゃあそろそろ戻るぞ」

 

「オウ」

 

「そういえば、お前の名前決めねぇとな。何がいい?」

 

「ナマエイラナイ」

 

「いや、名前ねぇとこっちが呼びにくいんだよ」

 

「ジャア·········マカセル」

 

「分かった。皆酔い潰れてるだろうから戻ったら俺が決めてやるよ」

 

大和と男の子は名前についての会話をしながら帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「静かにな、皆寝てるだろうし」

 

「オウ、シズカ」

 

現在、二人はロビーへ繋がる廊下を歩いている。気分は潜入任務(スニーキングミッション)

榊の部屋へ行くにはロビーを通らなくてはいけないのだ。

 

「こっからが正念場だ。起こすなよ?」

 

「オウ」

 

二人がロビーの扉の前につくと、案の定扉の下から漏れる光は無かった。

 

「行くぞ、ゆっくり開けんだ」

 

「ナア、ヤマト」

 

「んだよ?静かになっつったろ?」

 

「ヤマト、ウシロ。ダレカ、イル」

 

「はぁ?」

 

大和は後ろを振り向·········けなかった。

振り向くより早く頭を掴まれたのだ。

 

「ねぇ、大和ォ?一人でどこいってたのさ?心配したんだよ、皆」

 

「ちょ、不城さん、頭、頭割れるし!」

 

声の主は楼俄。

しかし、その後ろに酔い潰れてるだろうと思った皆がいたのだ。

 

「大和、お前酒臭いぞ。未成年だっただろお前」

 

「いや、ジュリウス隊長·······飲まなきゃなんねぇ酒があったんですよ·······」

 

「じゃあ私から一つ。この子何?」

 

質問したのはリッカ。

しかし、tリッカの問に答えられる筈もなく。

 

「いや、それは俺にも分かりません······」

 

「じゃあ名前は?」

 

「無いらしいです」

 

「はぁ·····本当にシオちゃんそっくりなの連れてきたね」

 

そこで登場したのが榊。

 

「大和君、明日少し時間あるかい?」

 

「はい、フライアが到着するまでの時間は·······」

 

「なら、明日この子の処遇をどうするか決めよう。今日はもう遅いから寝るといい。

········君は昔シオちゃんが使っていた部屋で寝てくれるかい?」

 

「イヤ。シオ、シラナイ、ヤダ」

 

「ああそう。こいつ、シオちゃんが嫌いらしいです。会ったことは無いらしいですが」

 

「フム·····ならば元凶の大和君の部屋で寝てくれるかい?」

 

「ワカッタ」

 

「俺に選択権は無いよなぁ·······」

 

「じゃあみんな解散!!」

 

楼俄の号令でめいめい自分の部屋へ帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆と別れた後、榊は自室のコンピューターを操作する。

 

「見た目はシオちゃんと同じ·····いやしかし·······もしやシオちゃんと対に·····いややはりそんな事·····」

 

 

 

 

記憶喪失の男の子の正体はまだ誰も知らない····




次回の話で男の子の名前決めます。
しかし、作者はまだ考えていません。····なに?駄作者?泣くぞ。
まぁ頑張って考えます。以上。
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