最近美味しいコーヒーを飲めて幸福感満載です。
まぁそんな事は置いといて、作品の方をどうぞ。
大和が外に出ると、明かりは月の明かりしかなく、薄暗かった。
「さて、どこに居るかな?······っと、いたいた」
辺りを見回すと、謎の男の子は周りより少し高い丘の上に足を伸ばして座っていた。
大和が駆けていくと、男の子は振り向く。
「キタ········ココ、スワル」
男の子に促され大和は男の子の横に座る。そして、気になっていたことを聞く。
「なぁ····お前は······お前は何なんだ?何故俺を呼ぶ?どうやって極東支部に入った?」
「ボク、ナニカ、ワカラナイ。ボク、シッテル、オマエ、ヤマト。オキタラボク、アレ、ノッタ」
そう言う男の子の指先にはシユウがいた。
大和が神機を構えると、男の子が言う。
「アレ、ボク、トモダチ。アレ、ボク、イウコト、キク」
つまりこう言う事らしい。
自分がなにか分からず、気付いたらシユウに乗っていた。
そのシユウは自分の言うことを聞く。
覚えていたのは大和の名前だけ。
「まぁ、いいか。それで、俺になんの用だ?」
「ヨウ····ヨウ?ヨウ、ナイ。ヤマト、カオ、ミニキタ」
「俺の顔?何でそんな事を?」
「ボク、ワカラナイ。アレ、ノッテタ、ワカラナイ。ボク、シッテル、ナイ!!」
男の子は突如大声を出した。
驚いた大和は男の子を落ち着かせようと、持っていた缶を差し出す。
「おい、落ち着けよ。これでも飲め」
「ンクッ、ンクッ····コレ、マズイ。キライ」
そう言い、男の子は缶を大和に突き返した。
ラベルを見ると、“冷やしカレードリンク!! ~クラッシュタイプ~”と書いてある。
「んー、これ、不味いか?」
「マズイ。コッチ、ハヤクノムゾ」
「ん、分かった。ホレ、お前の盃」
「サカズキ?サカズキ····」
「おう。それのへこんだ方に酒入れて飲むんだ」
「オウ」
盃に酒を注ぎ、大和は口に運ぶ。
実は、大和は酒を飲むのは初めてなのだが、すっかりそんな事は忘れ、幾度も酒を口へ運んだ。
横を見ると、男の子も酒を飲んでいた。その様子を見て、大和は気付く。
「なぁ······俺もお前も、未成年じゃん?」
「ミセイネン?ナニ?」
「あっ、もういいや。どうせ帰ったら皆酔い潰れてるだろうし」
諦めた大和は空に目を向ける。空には、満月が昇っていた。
「綺麗だな····確か、あそこにはシオがいるんだっけ」
「シオ?シオ····」
「どうかしたか?」
「シオ、キライ。シオ、シラナイケド、ヤダ」
「ふーん」
そこで会話が途切れた。しかし、十分程経ってから男の子が声を発する。
「ボク、イクトコ、ナイ。ヤマト、イクトコ、クレルカ?」
「やっ····行くとこっつってもな······」
大和が悩むのは当然の事である。
フライアにはラケル博士がいて何するか分からない。
その前に、グレムが許さないだろう。
かといって、極東支部に置くと迷惑になるだろう。
もっとも、極東支部の人達は皆優しいから断る事は無いだろうが。
「とりあえず、榊博士に聞いてみないとな······あの人が極東支部支部長だし」
「サカキ······キョクトウ········イク?」
「いや、俺に聞くなよ。自分の事は自分で決めろ」
榊博士なら押し付けても問題無いだろう。
そう考えた大和は男の子に決めさせる。
「行くか、行かないか?」
男の子はしばらく悩んでいたが、一言
「······イク」
と自分の意思をあらわにした。
「じゃあそろそろ戻るぞ」
「オウ」
「そういえば、お前の名前決めねぇとな。何がいい?」
「ナマエイラナイ」
「いや、名前ねぇとこっちが呼びにくいんだよ」
「ジャア·········マカセル」
「分かった。皆酔い潰れてるだろうから戻ったら俺が決めてやるよ」
大和と男の子は名前についての会話をしながら帰っていった。
「静かにな、皆寝てるだろうし」
「オウ、シズカ」
現在、二人はロビーへ繋がる廊下を歩いている。気分は
榊の部屋へ行くにはロビーを通らなくてはいけないのだ。
「こっからが正念場だ。起こすなよ?」
「オウ」
二人がロビーの扉の前につくと、案の定扉の下から漏れる光は無かった。
「行くぞ、ゆっくり開けんだ」
「ナア、ヤマト」
「んだよ?静かになっつったろ?」
「ヤマト、ウシロ。ダレカ、イル」
「はぁ?」
大和は後ろを振り向·········けなかった。
振り向くより早く頭を掴まれたのだ。
「ねぇ、大和ォ?一人でどこいってたのさ?心配したんだよ、皆」
「ちょ、不城さん、頭、頭割れるし!」
声の主は楼俄。
しかし、その後ろに酔い潰れてるだろうと思った皆がいたのだ。
「大和、お前酒臭いぞ。未成年だっただろお前」
「いや、ジュリウス隊長·······飲まなきゃなんねぇ酒があったんですよ·······」
「じゃあ私から一つ。この子何?」
質問したのはリッカ。
しかし、tリッカの問に答えられる筈もなく。
「いや、それは俺にも分かりません······」
「じゃあ名前は?」
「無いらしいです」
「はぁ·····本当にシオちゃんそっくりなの連れてきたね」
そこで登場したのが榊。
「大和君、明日少し時間あるかい?」
「はい、フライアが到着するまでの時間は·······」
「なら、明日この子の処遇をどうするか決めよう。今日はもう遅いから寝るといい。
········君は昔シオちゃんが使っていた部屋で寝てくれるかい?」
「イヤ。シオ、シラナイ、ヤダ」
「ああそう。こいつ、シオちゃんが嫌いらしいです。会ったことは無いらしいですが」
「フム·····ならば元凶の大和君の部屋で寝てくれるかい?」
「ワカッタ」
「俺に選択権は無いよなぁ·······」
「じゃあみんな解散!!」
楼俄の号令でめいめい自分の部屋へ帰って行った。
皆と別れた後、榊は自室のコンピューターを操作する。
「見た目はシオちゃんと同じ·····いやしかし·······もしやシオちゃんと対に·····いややはりそんな事·····」
記憶喪失の男の子の正体はまだ誰も知らない····
次回の話で男の子の名前決めます。
しかし、作者はまだ考えていません。····なに?駄作者?泣くぞ。
まぁ頑張って考えます。以上。