では、どうぞ。
「こんにちは、ラケル博士。」
「ええ、こんにちは。しばらく待っていてください。他にも来ます。」
「はい。」
俺以外にも来るらしい。初対面の人だと感じ悪くなっちまうんだよなぁ。
クセだから治らないが気を付けなければ。
などと思っていた時、誰か入ってきた。
「こんにちは~」
「失礼しまーっす。」
「ナナとロミオ先輩!?」
「え~?あっ、大和~。」
「お前も呼ばれたのか?」
「そうなんすよ。」
良かった、顔見知りで。しかし、何故俺らが呼ばれたんだ?
「よく来ましたね、ブラッド候補生の皆さん。
本来なら正式な晩餐を催したいのですが···」
ん?ブラッド候補生?ということは····
「ロミオ先輩、ブラッドの隊員なんじゃないんですか~?」
「うるさい大和···ラケル博士がしゃべってんだろ!」
図星だな。やはりブラッドじゃないようだ。
「ふふっ····すっかり仲良くなって···嬉しいわ。」
んん、なんか変だ。ラケル博士から本当に嬉しいって気持ちが感じられん。
ちなみに、自慢じゃあないが俺は人の機嫌、感情の変化に敏感だ。
しかし、今はんなことより···
「「こいつとは仲良くなんてありません!!」」
チッ、ハモらせやがって。向こうも同じ思考回路だし。
「それが仲良いって事じゃないの~?」
「「断じて違う!!」」
「ほら~やっぱり仲良いじゃん。」
ナナ、頼むから余計なこと言うな···
「······話を進めて良いかしら?」
「すいませんでした···お続けになってください。」
「えーと、今日はあなた方にブラッドの心得を教えておきたくて···」
「よっ、よろしくお願いしますっ!」
「「よろしくお願いします。」」
はっ、ロミオ先輩テンパってやがる。
「知っての通り、アラガミによって世界は滅びの道を歩んでいます。
それを抑えてきたのは「ゴッドイーター」、神を喰らう者。
そして今、それを超える「ブラッド」が新たな時代を切り拓こうとしています。」
「そっ、そう!俺たちや隊長が「血の力」で···」
「ブラッドに選ばれた者のなかには「血の力」が眠っています。
血の目覚めを迎えたブラッドはその力でゴッドイーターたちを高め、導く。
ロミオ。
ナナ。
大和。
そして、ジュリウス。
皆さんはゴッドイーターたちを導かなくてはなりません。
あなた方に血の力が目覚めるその時を···楽しみにしています。」
すごい演説だ、ラケル博士は。
本当に俺たちに血の力が目覚めるのを望んでいる···
「ラケル博士···俺ら、頑張ります。」
そしてみんな部屋を出ていく。しかし、俺には聞こえた。
「あなたには特に期待していますよ、大和。」
その時の声は恐ろしく冷たく、俺を圧迫した。
部屋を出ると、隊長に呼び止められた。
「お疲れ。ブラッド第二期生は優秀だな。」
「いえ、そんなことありませんよ。
隊長には追い付いてませんし。」
「いやいや、さすがに候補生に追い付かれたら泣くぞ?」
「あっ、そうですよね···あはは···」
「まあいい、本題だ。「秋水」このミッションに同行しろ。」
「えっ?隊長が言うんなら行きますけど···もしかして実地訓練ですか!?」
「ああ。メンバーは俺と大和、それとナナだ。実戦同様の装備で来い。」
「分かりました。」
「以上だ。それと、ナナにも伝えておいてくれ。」
「はい。」
初めての実地訓練、嫌でも気が高まる。
そういえば、数十年前に「初めてのお使い」とか言うテレビ番組がやっていたそうだ。
·····平和でいいなぁ。
そんなバカな考えを捨て、ナナに伝える事にした。
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少年移動中···
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いた。ナナだ。
「おーい、ナナ~」
「あっ、大和~。どうしたの?」
「実は、ジュリウス隊長と実地訓練に行く事になったんだ。
だから、実戦同様の装備で来いって。」
「ん~分かった。」
「十分後にロビーで集合、でいいか?」
「うん、りょーかいです!」
「じゃあ、俺も用意して来る。」
「じゃーね~」
よし、さっさと用意しよう。凄く気分が高揚している。
あっ、一つ忘れてた。
「ナナ~!」
「何~?」
「おでんパン、頂戴?」
「うん、良いよ~」
無事、おでんパンゲットだぜ!!
···なんてな。部屋行こっと。
「用意は出来たか?」
「出来てま~す隊長!」
今俺たちはロビーにいる。
ブラッド制服、神機は最初に支給されるクロガネシリーズのバスターブレードとブラストだ。
·····実は、少し変えたかったりする。持ち物は問題ない。
武器の事を隊長に言ってみる。
「隊長、新しい神機が欲しいです。」
「あ、私も私も!!」
さあ、どうだ。
「そうか···確かにお前達も初期支給武器ではなぁ···」
···お、手応えあり?
「分かった。俺にも蓄え位ある。
そうだな···ヴァジュラを倒したら、記念として作ってやろう。」
「「やったぁ!!」」
さすが隊長、太っ腹。
だがしかし、ヴァジュラとはなんぞや?
「隊長、ヴァジュラってどんなですか?」
「一言で言えばマントをつけた虎だ。電撃を操る。最初だとなかなか強いぞ。」
あら怖い。そういえばアイツは···電撃、してないな。
目に止まらないほど速かったが。
「ただし、実地訓練を成功出来ない内はヴァジュラなんて夢のまた夢だ。」
そうだ。今はこの実地訓練を成功させなければ。
ヴァジュラとも殺りあえないし、武器も作って貰えない。
「よし、そろそろいくぞ。」
「はい!!」
俺たちは実地訓練の場所へ向かった。
どうでしたでしょうか?
ちなみにジュリウス隊長に作って貰う神機の募集中です。
7月の十七日までにメッセージを送って頂きたいです。
大和君から一言あるそうです。
「えーと、ん?マイク入ってる?マジ?あ、そう言うことで俺なんの神機が良いと思う?
待ってるから、よろしく。」
ということですので、よろしくお願いします。