7月17日迄募集しておりますので、よろしくお願いします。
では、六話目、どうぞ。
実地訓練の目的地に着いた。
ここは、「黎明の亡都」と言うらしい。
図書館や植物園跡地があり、アラガミの襲撃前の風景を思い浮かべてしまう。
昔はもっと綺麗だったんだろうな···
「今から実地訓練を開始する。」
その声で現実に引き戻される。
そういえばさっき隊長誰かと電話してたが···良かったのか?
なんか「今回のミッションに新人二人を連れて行くなんて聞いていません。」
とか言われてたけどな···
まぁ、隊長が良いならいいんだろう。
「が、その前にいくつか。まず、ブラッドへようこそ。
極東の第一部隊寡黙な神機使いに言わせれば「クソッタレな職場へようこそ。」
まぁこれは有名だから知っているだろう。」
知っている。激戦地極東の特殊部隊「クレイドル」。
そこの実力トップ、不城楼餓(ろうが)が入隊した時に、その時実力トップだったソーマが言った言葉である。
ちなみに、不城楼餓さんは俺の目標だ。
「見ろ。あれが訓練用とは違う、人類の天敵アラガミだ。」
高台の上からみおろすと、訓練所で見たのと同じ形状のアラガミだ。
確か···オウガテイルだ。
「手段は問わない。アラガミを···叩きのめせ。」
「はい!!」
「お前達が実力を発揮すれば簡単な事だ。」
そういい終えた時、一匹のオウガテイルが高台の俺たちに襲いかかってきた。
「はっ!」
隊長は左腕を出し、オウガテイルに咬ませようとした。
が、そこにオウガテイルの牙はない。
俺の神機を銃形態に切り替え、銃口をオウガテイルの口に突っ込んだからだ。
そして、一辺の慈悲も躊躇いもなく、引き金を引いた。後ろに守るべき人がいたから。
もう二度と、目の前でアラガミに襲われる人を見たくない、その一心で。
返り血が顔にかかる。それを拭くのも忘れ、打ち続け、オウガテイルが霧散したところで撃つのを止めた。
「そうだ。それでいい。しかし、今のはオーバーキルだ。」
「はい、すいません。」
「大和君···ありがとう。」
「無事でよk「ちょっと待って」·····何?」
「その顔で笑われると·····怖い。」
何の事か分からず疑問に思っていると、
「お前は返り血まみれの顔で微笑みかけるのか?」
なんて言われた。···忘れてた、拭くの。
「···取り敢えず、出撃しよ?」
「そうだな。行くか。」
·····ミッションに出撃★
高台を降りるとオウガテイルが四匹ほどいた。
隊長が、「二体は任せろ」っていってどっか行った。
俺らは一人一体か。一体なら余裕だ。
「フッ!」
短く息を吐き、一気に距離をつめる。
オウガテイルが飛ばしてきたトゲを弾き、かわして力任せに叩き斬る。
がしかし、それだけでは死ななかった。
「やっぱ、訓練所の奴よりつよいか···!」
バスターは斬り終えた時に、その重さゆえに大きな隙ができる。
オウガテイルもそこを狙い、尻尾をぶつけてくる。
俺はそれを食らってしま···わなかった。
なぜなら、バスターにはガードしながら攻撃出来る、パリングアッパーがあるからだ。
そしてパリングアッパーでオウガテイルを斬り伏せ、コアを抜き取ってから集合場所へ向かった。
「全員終わったか。」
「「はい。」」
やはりナナは俺と同じくらい、隊長はもっと早く来ていた。
「···新手だ。」
マジか、めんどくさい。
そう思いながら神機を構えると、隊長が手で制した。
「ちょうどいい。お前達が目覚めるべき血の力、見せておこう。」
隊長はそう言うとアラガミの群れに突っ込んでいった。
「はぁっ!」
「なんだ···これ···?」
「力が···みなぎる。」
「今からブラッドアーツを放つ。少し下がっていろ。」
「ブラッドアーツ?」
「戦況をも変える大いなる力、それがブラッドアーツ。」
そう言うと隊長はアラガミ達を一閃し、アラガミ達は霧散した。
「これが、ブラッドアーツ···!」
「このようなブラッドアーツをどのように使うかを決めるのはお前達の意志だ。」
凄い事を言う。しかし、俺もブラッドアーツを使ってみたくなった。頑張ろう。
「よし、戻るぞ。」
隊長が言ったので、黎明の亡都を後にした。
フライアに戻って来た俺らを迎えたのは一通の業務連絡だった。
「で、連絡って?」
「はい、お二人の任務遂行能力が認められ、実戦投入が正式に許可されました。
おめでとうございます。」
「ありがとう。····それだけ?」
「いえ、もう一点。ラケル博士がお呼びです。研究室でお待ちしているようです。」
「ありがとう。じゃあ行ってくる。」
また、呼び出しだ。正直面倒だが、ラケル博士が相手では行くしかない。
と言うわけで、ロビーを後にした。
極東第一部隊元隊長の名前出ました。
この人がどう関わってくるか、それは秘密です。