sideフリスク
「いい景色だね…」スタスタ
今僕が歩いてるエリアでは、発光する植物が辺りを照らしていた。
おかげで周りが見渡しやすい。
「さっきムキムキな馬に会ったんだけど…」
アーロン、だっけ?褒めてあげたら喜んで通してくれた。
「強くはなりたいけど、筋肉ムキムキは僕には合わないかな?」
ーーー
それを隠れて聞いていたアーロンは…
「な、なにぃぃ!?」ガーン
仲間ができなくて少し落ち込んでいた。
ドンマイ。
ーーー
ガサゴソ
草むらをかき分ける。
ゴツン
「?」
何か固いものに足が当たった。
見てみると…そこにはバレエシューズがあった。
「コレも落ちたニンゲンの…」
拾っておこう。
*どちらもあと4つだ。
「ホイッ!」
「ん?」
草むらから黄色と水色の縞々セーターを着た猫のようなモンスターが現れた。
「ぼく、てみぃ!」
「テミー?」
「手ミーむら、あっちの方!」
「……?」
テミー村?このモンスターが住んでる村かな?
「アソビにきてねっ!」クルッ
タタッ…
テミーは帰っていった。
「…テミー村に何かあるのかな?」
『特にないぜ』
そうなの?でも、行ってみよう。
ガサゴソ…
ー数分後ー
発光する植物はなくなり、再び薄暗い道を歩く。
「…あれ?」
コォォォォ…
壁に灰色のドアがあった。
「…!?」クルッ
振り返ると道は壁になっていた…なんで!?
「まるで…ドアに入れと言ってるみたいだね」
…入ろう。
ガチャッ
♪UNDERTALE-Gaster's Theme
「………」
「!」
部屋の奥に、誰かがいた。
黒い服を着ていて、両手の真ん中に穴が開いている。
「……!」ハッ
こちらに気付いたようだ。
「あの…貴方は…」
「………」ニヤリ
フッ…
「え…?」
消えた……『報告書、17番』
「ッ!?」
耳障りな雑音に交じって…声が、聞こえてくる。
『暗く、暗く、より暗く…暗さは増すのを辞めず、影は深くなっている。光子量はマイナスを記録。次の実験は…とても…とても…興味深い。………。君達はどう思う?』
何、実験って…!
「うわああっ…!」
『 D E L T A R U N E 』
闇に飲み込まれるような感覚がする。
しかし、気付いたら…
「…えっ?」
僕は通っている道に戻っていた。
「今のは…何だったんだ…?」ゴクリ
生唾を飲む。あの時僕は、背筋がヒヤッとするような恐怖を感じた。
今でも冷や汗が止まらない。
「忘れよう…」
『Do not forget』(訳:忘れないで)
…またあの声だ。
「落ち着け…」
頭の片隅に置くんだ。
「……進もう」
スタスタ
いやぁ…怖い怖い。
次回もよろしくおねがいします。