sideフリスク
テミーむらを出て、暗い道も抜けた。
それからしばらく歩くと、洞窟の出口が見えてきた。
スタスタ
「……!」
洞窟を抜けると、そこには開けた空間があり…
「…来たか」
アルフィーが待ち構えていた。
「あの程度、対処しなければモンスターの解放なんかできないだろうからな」
「君は、もしかしてクローバーさんに…」
「フン、さぁな。…貴様を通したい所だが…私はまだ貴様を信用していない。だから…」
ギュン
アルフィーは斧を構える。
「貴様の力、見せてもらうぞ!」
フリスク「……!」ゴクリ
ヒュゥゥン…!
ーー→
アルフィー「とうっ!」
キィン!
タマシイが緑色に変わり、僕はその場から動けなくなった。しかしいつの間にか前に盾がある…体を向けてる方向によって位置も変わるようだ。緑は確か、シンセツだったかな?
「(とりあえず、まずは攻撃を避けることに専念しよう)」
「ほう、タマシイが変わっても焦らないか。…くらえ!」ヒュン
アルフィーは上下左右から斧を投げてきた。どうやってやってるの!?
「右、上、左、右、下!」ササッ
素早く動き、盾で防御する。リズムゲームをやってるような感覚だ。
「(飲み込みが速いようだな)…フンッ!」ヒュン
さっきより多い数の斧が四方向から飛んでくる。
「上、左、下、下、右、右、上、下、左」ササッ
ひたすら体をぐるぐる動かすのって、割と疲れるんだね…
「アレをノーダメージか。…スピードを上げるぞ!」シャッ
スピードが上がるの!?
「そりゃっ!」ドッ
ヒュンッ!
「上下右上左右…ガッ!?」ドスッ
斧が背中に命中してしまった。切り傷から血が出る。
残りHP:20
体力が3分の1も削られてしまっている。でも…
「…これじゃあ僕は倒れないよ」
「ほう?」
「続けよう」
「…いいだろう。ハッ!」カッ
僕のタマシイが元通りの色になる。
「せいやっ!」シュッ
全方向から斧が飛んでくる。
「ッ!」ダッ
そんな斧を素早い動きで躱していく。流石にあの斧はもうくらいたくない。
シャッ!
…正面から斧が!
「ハァッ!」キィン!
ケツイの剣で弾き飛ばす。
「…魔法が使えるのか」
「まぁね…」
「ならば、ソレも使ってかかってきな!」
「…言われ、なくても!」
ガキィン!
斧と剣がぶつかり合い、甲高い音が鳴り響く。
ー
ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ジーッ
フリスクとアルフィーの戦いを、画面越しに見ているモンスターがいた。
「…おお、そこ!避けて!」
応援しているのはフリスクのようだ。
「アルフィーには申し訳ないけど、頑張れー!」
何故か終盤の妄想をしてしまっている今日この頃。
次回もよろしくおねがいします。