♪ASGORE
sideフリスク・ユメミル
しばらくアズゴアと戦って、恐らく体力を半分ぐらい削った。レッドスラッシュは効かないのでひたすらXスラッシュを叩き込んでいる。
「やっ、せいっ!」
「とう、むんっ!」
キィン、キィン!
剣と三又槍の鍔迫り合い。アズゴアがやや有利だ…鍔迫り合いだけだったらね!
ギュン
「Xスラッシュ!」
ザッ、ザンッ!
「ぐ…っ、燃えろ!」
ボボボボッ!
攻撃を当てることで距離が少しできると同時に、火の玉が雨のように天井から降り注ぐ。しかも…黄色く光ってるのが1つもない。剣で薙ぎ払おうにも限界があるし、ほとんど避ける必要がある…!
「…っ、……ッ。コレは、無理だ…ぐぁっ!」
火の玉が体に触れ、熱が一気に伝わる……でも、耐えるんだ!
「Xスラッシュ!」
「(火の玉の熱を物ともしないだと!?)くっ…相当強いケツイを持ってるようだね…!」
強い、ケツイ…か。セイギは、もう解除しよう。僕の本気を、見せてやる!
…ピカッ!
「当然!僕はフリスク・ユメミル……モンスターを地下から解放する為に来た者だからね!!!」
赤い剣を掲げ…僕は舞台の真ん中で、そう叫んだ。
ーーー
side三人称
フリスクの宣言を聞いた…ライブ会場の観客席や、テレビの向こうの者達は……
「モンスターを解放!?」
「マジかよ、そんな目的だったのか!」
「15歳ぐらいの見た目で、凄ぇ目的だな!」
驚愕や歓声。
「ほう…?」
「解放…いいじゃないか」
「…クローバー……」
期待や思案。
「ユメミル…その苗字、どこかで…」
「ドリーマー家と友好関係を築いていたニンゲンの家系か」
「数百年越しに、約束を果たしに来たか…!」
苗字の考察など、様々だった。そして…
「頑張れ、フリスク!」
「君ならできる!」
「応援するぜ!」
応援が、最も多い反応だった。
ーーー
「ユメミル…そうか、君が…」
「アズゴアも、知ってるんだね」
「あぁ…長年の願いを叶えに来たのか、君は。──ならば」
ブンッ
「猶更、私を倒さなくてはね…!」カッ
アズゴアは本気になったようだ…へへっ。
「もちろん、倒すつもりさ!」
三又槍の連撃に、火の玉の雨。対処するのに必要なのは……
「ケツイ、それだけ…!」
青橙青青橙青橙橙、今だ…コレで決めてやる!
「Xスラッシュ!」
「オォォ!」
ガキッ…ドォン!
剣と三又槍がぶつかり合い、お互いエネルギーが強大だったのか衝撃波が発生する。
「ハァァァァ!」
剣の一振り一振りに力を込め、連撃を叩き込む。
「ぬぅ!?(さっきと、段違いの、威力だ……!)」
*Xバスターをおぼえた。
赤(ケツイ)属性 攻撃技 TP60
「ハァッ!」
ズバッ!
最後の一撃に大量のケツイを注ぎ込み、トドメを刺す。
「ぐ、はぁ…!」ドサッ
傷だらけで立てなくなったアズゴアは、そのまま仰向けに倒れた。
しかし……その表情は満面の笑みだった。
「…ふっ、ははっ!流石だよ、フリスク君………君の勝ちだ」
ーー→
「スタッフ、私達に回復魔法を」
「は~い。じっとしてて下さいね~」
キュィン!
スタッグが手を翳し、緑色の光が僕達を包むと、傷は一気に癒えた。アズゴアは立ち上がり、スーツを着てマイクを握る。
「LADIES AND GENTLEMEN!バトルは楽しんで頂けたでしょうか!?」
ワァァァァ!
最高だったと言わんばかりの歓声が聞こえてくる。良かった、一応エンタメだから評判悪かったらちょっと落ち込んでたよ。
「テレビの前の皆さんも、ご視聴ありがとうございました!次の番組でお会いしましょう!バイバ~イ!!!」
「(僕も手を振ろうかな)」
僕達が手を振っている間に、舞台の幕が下りる。
「お疲れ様、フリスク君……キャラから聞いたよ、君はこれからメタトン王の所に向かうんだろう?」
「…うん」
「くれぐれも、死なないでおくれ…キャラとの付き合いは、認めるから」
「ありがとうございます」
「……あ、そういえば。キャラから『コレを渡しといて』と言われたよ」
そう言ってアズゴアが取り出したのは、フライパンにエプロン……そして。
「ソレは…!」
空っぽの拳銃と、カウボーイハットだった。
「どうやら大切な物のようだね、はい」
*どちらもあと1つだ。
「この先にあるエレベーターが王宮に直接つながってるんだ。……健闘を、祈るよ」
(Nルートの)終わりが近いですね。
次回もよろしくおねがいします。
この中で登場しそうなのは?
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フリスク、クローバー以外の5人
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ベティ・ノワール(ノア)
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DELTARUNEのキャラクター
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インクサンズ
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上記全員
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その他(DMで)