sideフリスク・ユメミル
「おいらは、パピルスを探す……またな」
「待っ──」
シュッ
僕の制止を聞かず、サンズはショートカットでいなくなってしまった。
…サンズも使えたんだ。
「一旦、情報共有するか?」
「…そうしましょう」
ガサッ
僕も含めて皆疲れたのか、その場に座り込んで喋ることになった。
「じゃあまずは俺からだな。俺、クローバーは半年前、クソ犬ことパピルスに殺されて……さっき生き返った」
「パピルスに殺されたの?」
「あぁ、メタトンを無力化する寸前に不意打ちで骨を突き刺された。メタトンは気付いてなかったみたいだがな……てか、なんで俺生き返ったんだ?肉体が損傷してない限り、タマシイを身体に戻してエネルギーを与えれば生き返れるのはある人物から聞いたから知ってるが…俺、生き返った時タマシイを持ってなかったぞ?」
「サンズがタマシイを接続したらしいですよ?それでエネルギーを与えたから生き返り、同時にタマシイが戻ってきたんです。私の復活も同じ手法だそうですね」
「なるほどな……納得したぜ。でもいつサンズからソレを?」
「この部屋に入る前の王座の間、そこが骨の壁に阻まれていたのです。ソレでサンズの協力しながら壁を破壊してる間に教えてもらいました……クローバーの話は終わったようですし、次は私でいいですか?」
誠華以外の全員が頷く。
「私は嶺宮誠華。30年前に近くの町のバレエコンテストに参加し、その帰りに落ちてしまいました」
30年前…かなり前だね。
「当時からいて多分今もいるナプスタブルークさんに助けられ、数日間遺跡に住み…やがて遺跡を出てスノーフルに足を運びました。…そこからでしたね、モンスターに明確なサツイを向けられたのは」
サツイ…僕がスノーフルにを通った時はそんな事なかったけど、時代が違えばこんなに変わるのかな…
「私はセイジツなニンゲン、向けられた思いには相応に返します…故に、サツイにはサツイで返したのです。私のLOVEが少し中途半端なのもその影響があります」
「……っ」
正当防衛による殺しだったのか…僕がその状況にいたら、どう行動するんだろうね…?
「スノーフルで数体殺した後、ウォーターフェルに行った時でしょうか…明らかに強いモンスターが私を殺そうと動いていたのです。えぇ…ヤツはかなり手強い敵でしたよ」
少し好戦的な笑みを浮かべ、誠華は語った。
「私も死にかけましたが、相手を倒し……その時、目の前に"灰色のドア"が現れたのです」
ーーー
side嶺宮誠華(回想)
『何です、このドアは…?』
ギィィ…
中は真っ暗…しかし嫌な予感が──ッ!?
シュルル!
ドアの向こうから黒い何かが私の足に絡みつく。振りほどこうとしても、意味はなく…
『うわぁぁぁっ!』
私はドアの中の闇へと…落ちて行った。
ーーー
sideフリスク・ユメミル
「そして目が覚めると……私は8年前のスノーフルにいたのです」
「8年前!?」
あの灰色のドアって、そんな事もするんだ…
「タイムスリップしたって事か?」
「えぇ、そうなりますね。そこで混乱した私は近くの住民に話しかけたんですが…そこで私のサツイが原因なのか、攻撃すると思われ──戦うことに。その間にその住民の友達、カナコに親を呼び出されたのです」
「カナコ…!?」
「えぇ、貴方の知っている決鐘仮名子ですよ。彼女の父親…チュージンが使役する機械、アクシスにウォーターフェルまで追い詰められました」
「お前、アクシスにも会ってたのか……で、そこで殺されたのか?」
「はい。我ながらあっけない死に方だと思いましたよ……私自身殺しもしたので罪の清算だとも思いましたが」
誠華はあっけらかんと答える。何というか、セイジツではあるけど……うーん。
「……あれ?じゃあなんで誠華とクローバーは互いの事を知ってるの?」
「確かに」
その説明はされてないね。
「その件ですか。ソレは……元凶に尋ねるといいでしょう」
「元凶?」
「私を死に招いておきながら私のタマシイを自身に注入した──カナコですよ」
凄く筆が進む。
次回もよろしくおねがいします。
この中で登場しそうなのは?
-
フリスク、クローバー以外の5人
-
ベティ・ノワール(ノア)
-
DELTARUNEのキャラクター
-
インクサンズ
-
上記全員
-
その他(DMで)