sideフリスク・ユメミル
しばらく感動泣きして、僕はやっと収まったけど…キャラはカナコを抱きしめながら号泣していた。
「良かったね、カナコっ、本当に…!」
「むごむごっ、むぐぐ!(分かったから、放して!)」
「ヤべぇ、思い出したら俺も涙が…」うるっ
「スターロ!?お前も泣いてどうすんだよ!」
「(うわぁ、カオスですね……)」
ーーー
数分後、カオスがやっと収まった。
「目が痛い…」
「泣きすぎだよ」
「あはは…」
あんなに泣いたらね、そりゃ痛くなるよ。
「コレから何する?」
「そうだな…」
「(フリスク、キャラ)」
『?』
後ろから、僕とキャラだけに聞こえる声で誠華が話しかけてくる。
「(近くにサンズの気配がします)」
「(…そうなんだ)」
アンダインの客人って、もしかしてサンズなのかな?
「…そうだ!なぁフリスク、今からワイルド・イーストに行かないか?時間も遅くなってきてるしそっちで寝ることもできるぞ!」
ワイルド・イーストかぁ…行ってみたいけど、サンズの事を優先しよう。
「2人と話してたいので、やめときます」
「…ん?そうか。何かあったら絶対言えよ?」
僕の雰囲気から何か察したのか、クローバーさんは特に詮索しなかった。
「もちろんです」
「そんじゃ機会があれば連れてくよ…行こうぜ4人とも」
「(4人?…私も!?)」
「またね、フリスク」
「来たら案内してやるからな!」
クローバーさんが踵を返し、僕達ニンゲン組以外ラボを出た。
…さて、と。
「誠華、なんでサンズの気配とか分かったの?」
「探知魔法を使ったからですよ、自身をレーダーに見立てて集中すれば出来るんです。ほら、やってみなさい」
「うん…」
自分をレーダーと見立てて──
「…あ、出来た」
速っ!?3秒も経ってないよ!?
「速いですね?」
「こういう、エネルギーを制御する系の魔法に慣れてたからかな」
集中、集中…!
パッ
可視化させてないハズなのに、僕やキャラ、誠華のタマシイが見えるようになった。コレが探知魔法か…
*探知をおぼえた。
「フリスクも出来たようですね…では、下を見てごらんなさい?」
下?……あっ!
「奥に赤いタマシイが見える!」
「アレがサンズの…でも、何でサンズのって断定できるの?」
「……私の考察も含まれてますが、理由はこうです」
・4つのタマシイを取り込んだパピルスの顔面を蹴る前に、探知魔法を使った。
・その時4つのタマシイが見えたが、パピルス自身のタマシイは見えなかった。
・恐らくサンズも探知魔法を使い、ソレに気付いている。
・タマシイのないニンゲンやモンスターは普通いない、だから何らかの事象によって生まれたかもしれない……とサンズが予想したと考察。
・パピルスを探し始めた際、そんな事象が一番起こりうるココに来た。
・ケツイを持ってる(元)ニンゲンなんて他にサンズぐらいしかいない。
「特に最後が有力ですね」
「なるほど…」
中々の考察力だ、凄い……でも、ココで疑問が生まれる。
「地下ってどうやって行くの?」
「そこのトイレ」
『え?』
トイレ?…ホントに?
「行ってみれば分かるよ……ほら」
スーッ
キャラはトイレに近付くと自動ドアが開き…中はエレベーターだった。
「何でドアはトイレなんです…?」
「アンダインの趣味じゃない?ほら、秘密の研究室みたいな」
「…にしてはあからさますぎる気もするけど」
自動ドアだったらすぐバレちゃわない?
「と、とにかく行こっか!」
3人でエレベーターに乗り、地下の階を押す。
「………」
結構地下深くだからか、エレベーターが長───
『警告!警告!エレベーターのパワーレベルダウン!電子ケーブルの強度低下!高度が急激に下がっています!』
「なっ!?」
「っ、2人とも掴まりなさい!」
手すりに掴まり、身を屈め……
ドゴォォン!
エレベーターは地下の階に激突した。
サンズ、パピルス、そして……────の真実。
次回もよろしくおねがいします。
この中で登場しそうなのは?
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フリスク、クローバー以外の5人
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ベティ・ノワール(ノア)
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DELTARUNEのキャラクター
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インクサンズ
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上記全員
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その他(DMで)