*夕暮れの残光。
sideフリスク・ユメミル
「ごめんなさい」
立ち上がった僕の前に来て、パピルスは頭を下げて謝った。
「サンズの言う事を聞かなかった俺様が悪いのに、八つ当たりでニンゲンを、殺そうとした……本当に、ごめんなさい………!」
今にも泣きそうな顔で、本気で謝罪しているという気持ちが伝わる。…だけど。
「僕は、君を───許さない」
「っ…」
「それ程に君がやった事は大きいんだよ、パピルス。君の過去を考慮してもね…でも、絶対に許さないワケじゃない」
「?」
「君が犯した過ちを、生きて償ってくれ…そこにいるサンズとかが、手伝ってくれるからさ」
「(しれっとおいらを巻き込みやがった…まぁ手伝うけどよ)」
「ッ…うん。ありがとう、フリスク…絶対償ってみせるからッ!」
ダッ
パピルスはそう言って、部屋を出る。泣くのを見せたくなかったのだろう。
「…ちょっと、アイツと一緒にいたい。地上で合流するぜ…またな」
「あぁ」
久々の兄弟トークにしゃれこみなよ。
ーーー
♪UNDERTALE - Respite
あの後、バリアを破壊した事をモンスターの皆に放送で伝え……僕や仲間達は一足先に、地上へ出た。
今は午後5時半ごろ……綺麗な夕焼けが見られる時間帯だ。
『………!』
「(あぁ…戻って来れたんだ…)」
イビト山の頂上で、僕達は夕焼けを眺める。
「アレが太陽?綺麗だね、クローバーさん!」
「だろ?これからは毎日アレが見えるようになるぞ。…ん、そうだ。フリスク!」
「?」
「俺は先にカナコと地上で町の住民に話付けてくるぜ。行くぞカナコ」
「うん!」
*クローバーとカナコが地上に降りた。
「うおおお、コレからが楽しみだぜぇ!」
ダダダーッ
「ま、待ってよアルフィー!」
タタッ
*アルフィーとアンダインが地上に降りた。
「ブルーキー…」
「メタトン。…どうやら約束はちゃんと守ってくれたようだね」
「あぁ…落ちたニンゲンは皆復活した。…すまなかった、ブルーキー」
「謝らなくていいよ。メタトンは王として正しい事をやったんだから。続きは…降りながらしよっか?」
「…そうだな」
*ナプスタブルークとメタトンが地上に降りた。
「他のニンゲンとも、友達になれるかな!?」
「ハハハ、アズリエルならなれるさ!」
「友達100人、できるかもね?」
「そう?…でも、100人って多すぎる気がするなぁ。目標は10人だ!行くぞー!」
『おー!』
*アズリエル、トリエル、アズゴアが地上に降りた。
「ニンゲンが作ったウエスタン映画、楽しみだな!」
「だね、ポップコーン準備しないと!セロバも一緒に見ようね!」
「…えぇ、見るわ(チュージン、出れたわよ…地上に)」
*マートレット、スターロ、セロバが地上に降りた。
「どう?30年ぶりの夕日は」
「……っ、最高…ですね」
目を潤ませながら、誠華は答える。
「先に、行ってますよ…」
*誠華が地上に降りた。
みんな降りて、残ったのは…僕とキャラだ。
「フリスク…夕日が、綺麗だね」
…そのセリフ。夕日じゃなくて月だけど…
「君の方が綺麗だよ…って、言うべきかな?」
「ふふっ、ありがと」
少しの間、静かに夕日を眺める。
…ぎゅっ
いつの間にか、僕達は手を繋いでいた。
「…キャラ」
「…フリスク」
『──大好きだよ』
地上を優しく照らす夕暮れを背景に、僕達の影は重なった。
MIXTALE 地上編 完
全67話。地下編完結です。
いつか第2章を書くので、そこでまたお会いしましょう。
次章もよろしくおねがいします。
書いてほしい回(票数多いものから書く)
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IF:バッドエンド
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IF:MIXSWAP
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IF:MIXSHIFT
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IF:MIXSPIN
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IF:クローバーGルート
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IF:フリスクGルート
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IF:誠華がドアに遭遇しなかったら