LM!MIXTALE   作:Lcrcl (エルマル)

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2章までの幕間で、不定期に番外編を投稿します……多分。

*ニンタイ、ユウキ、セイジツ、フクツ、シンセツ、セイギ、ケツイ。


幕間 その1
地下に落ちたニンゲン達


sideフリスク・ユメミル

 

あれから数週間。僕が住む小さな町とイビト山の間に、新たにモンスターが住む町ができた。僕はアンバサダーとしてニンゲンとモンスターの架け橋となり、町づくりに尽力している。

 

「それにしても、かなり驚かれたな…」

 

僕がユメミル家の───当主だって言った時。

 

『えっ、フリスクが当主なの!?お父さんは!?』

 

って言われたな。地下に降りる前、僕は前当主である父さんに継がされたんだよね。

 

『モンスターを救うというケツイのあるお前に、当主の名を持たせないワケにはいかない』

 

なんて言ってたっけ。それでも15歳の子供に当主をやらせるのはどうかと思うけど。

…モンスターを解放しておいて、その程度問題ないだろって?ソレもそうだね。

 

「ふぃ~っ」

 

町は大方回ったし、休憩しようかな。

 

プルルルル

 

「…ん、電話」

 

僕の彼女兼相棒、キャラからだった。

 

「もしもし、キャラ」

 

『今空いてる?…空いてるよね、休憩しようと思ってたでしょ』

 

「何で分かったの、勘?」

 

『勘』

 

勘って凄いなぁ。

 

「それで、どうしたの?」

 

デートなら電話なんてしなくてもいつでもオーケーだよ?

 

『今"6人衆"と一緒にグリルビーズに来てるんだけど、フリスクも来ない?』

 

6人衆とは、僕より前に地下へ落ちた6人の事だ。

 

「ちょうど昼だし、行こうかな」

 

『じゃあショートカットするね』

 

シュッ

 

「えいっ」

 

「おっと」ギュッ

 

電話を切ってすぐ、キャラがショートカットで目の前に現れ僕に抱きつく。

 

「フリスクの温もり…」

 

「…あの、キャラ?流石にココではやめよう?」

 

「むぅ、分かった…それじゃ、行こっか」

 

「うん」

 

ーーー

 

グリルビーズについて、真っ先に視界に入ったのは…わちゃわちゃしてる6人組だった。

 

「元気そうだね」

 

「フリスク!少しぶりだね!」

 

「調子はどうだ?」

 

「ぼちぼちかな。キャラ含めた仲間達のおかげで上手くやれてるよ」

 

そんな事を言いながら椅子に座る。キャラは僕の左隣に座り、右には誠華が座っていた。そのさらに右にクローバーさんが座っている。他4人は前の椅子だ。

 

こんな感じ(略称)↓

 

橙 空 緑 紫

 

テーーーーブル

 

愛 決 青 黄

 

「誠華はまだクローバーさんの家に居候してるの?」

 

「えぇ、家賃はちゃんと払ってますよ…身体で」

 

わざとらしく下を向く誠華。

 

『えっ?』

 

「誤解を招く言い方すんなよ!?…帰ったらいつの間にか家事を済ませてくれるんだよ」

 

やっぱりね。誠華は嘘を言わないからそんな所だと思った。

 

「料理はコーディーさんに教えてもらいました」

 

「飲み込みが速くて教えがいがあるよ」

 

緑色のタマシイを持つ、コーディーが笑みを浮かべる。

 

「その内胃袋を掴まれるかもしれねぇな…」

 

「とっくに掴まれてないかい?」

 

「…そんな事…ないぞ?」

 

『(あ、コレ絶対あるヤツだ)』

 

明らかに様子が変なクローバーさんに、僕達は察するしかなかった。

 

 

 

「クローバーを弄るのはそこまでにしよっか」

 

「そうだね、じゃあ…最近の出来事とか話す?先に落ちた順で」

 

「その順番に出来るの、私達だけでしょう…最初はエミリーからですね」

 

 

 

シンプルなワンピースを着て、頭に赤いリボンを付けたのが空色のタマシイを持つエミリーだ。

 

「私は…やっと現代の生活に慣れたかな?」

 

エミリーが地下に落ちたのは48年前。日本で例えると昭和が終わる十数年前…こうして考えると相当昔だな、約半世紀って。

 

「勉強はまだまだ追いつけないかも…」

 

「ソレは仕方ないかもね。まぁ学校に行けばその内慣れるかもよ?」

 

この町の学校は、モンスターが移住した影響で6月から始まる。今は5月下旬だから、もうすぐだ。

 

「私の事はコレぐらいでいいかな?」

 

「充分だよ。次は…ジャックだね」

 

 

 

イカしたバンダナを付け、腰にグローブを装備しているのが橙色のタマシイを持つジャック。地下に落ちたのは35年前…ギリギリ格闘ゲームが存在し始めた時期かな?

 

「俺?そうだな…格闘ゲームを触ってみて、一番ハマったのがス〇ブラだったな。アズリエルとしょっちゅう遊んでるぜ」

 

「時代には適応できたの?」

 

「おう、色々挑戦したらできた」

 

ユウキあるなぁ…未知のものにすぐ挑戦できるのは凄い事だ。

 

「次は誠華か?」

 

「私は先程話しましたし、パスで。バッティ、出番ですよ」

 

「出番って…」

 

 

 

メガネをかけ、僕達の会話のメモをノートで取ってくれてたのが紫色のタマシイを持つバッティだ。地下に落ちたのは23年前。

 

「段々使い慣れてきたパソコンで鉱物の調べ物をしてるよ…インターネットって便利だね」

 

彼女の趣味は鉱物採集…そもそも落ちた原因が『穴の近くに目的の宝石があったから』である。

 

「いつかこの手で見つけたいね…!」

 

「バッティなら出来るよ」

 

「応援してます」

 

ちなみに、誠華はバッティと会ったことがギリあるらしい。年齢は5年差だし、おかしくはない。(誠華は15歳、バッティは17歳。落ちた年は7年差)

 

「コーディーさん、次は貴方だよ」

 

 

 

コーディーは幼少期のクローバーさんを知ってるらしく、再会した時は驚いていた。

地下に落ちたのは12年前…クローバーさんが地下の情報を探り始めたのはコレが一因でもあるらしい。

 

「最近ねぇ…僕はいつも通り親の経営する食堂の手伝いをしてるよ」

 

12年経っても変わらず経営されていた食堂を見て、コーディーは感動してたね。

 

「新しいデザートを開発したんだけど、今夜食べに来ない?」

 

『行きます!』

 

この人の料理美味しいんだもん!

 

「次はクローバーだけど、どうする?」

 

「パスで」

 

じゃあ最後は僕かな。

 

「大体やる事同じなんだけど…」

 

「そうだね」

 

「同じ事?どんな───」

 

 

 

「朝6時に起きて、キャラのエプロン姿を見ながら準備して、朝食食べて、ちょうど起きた両親に挨拶してから家を出て、キャラとちょっと見回りして、色んな人とお話して、近くの公園でキャラと弁当を食べて、また見回りしながら事件解決をして、いじめっ子をしばいて、家帰って、両親+僕+キャラで家族水入らずの団欒をして、自室でキャラと抱き合って寝る」

 

 

 

『?????』

 

「…あれ?」

 

僕のルーティーンを聞いて、一同は困惑していた。ちゃんと言ったつもりなんだけど…

 

「そ、そんな具体的に言わなくても良かったぞ?」

 

「どんな、って訊かれたからね。誠華が悪い」

 

「私!?」

 

「3割冗談だよ」

 

「7割マジじゃないですか…」

 

「…フリスク」

 

バッティがペンを振りながら僕を呼ぶ。えっ、もしかして…

 

「もう一回言ってくれる?メモしたいから」

 

「いやいや流石にメモらなくていいよ」

 

また言うのも疲れるのが本音だけど。




※設定は他作品から引用している物もあります。

赤:W・D・サンズ
キャラポジのスケルトン。ケチャップが大好物。人助けするパピルスを手伝っている。

空:エミリー
48年というジェネレーションギャップを全方位から受けている。
名前はUNDERTALE PATIENCEから。

橙:ジャック
某愉快なパーティーゲームにドハマりした。魔法で技の再現も出来る。

青:嶺宮誠華
クローバーの家に居候しており、家賃を身体(意味浅)で払っている。おもしれー女。

紫:バッティ
鉱石採集が趣味で、知識が豊富。目的だった宝石を大事に保管している。
名前はUNDERTALE PURPLEから。

緑:コーディー
幼少期のクローバーを知っていて、成長に驚いている。料理が美味しい。
名前はUNDERTALE GREENから。

黄:クローバー
頼れる兄貴分。フリスクの師匠で、タマシイ魔法の使い方を伝授した。最近カナコと誠華に狙われているが、気付いていない。
名前はUNDERTALE YELLOWから。

決:フリスク・ユメミル
人たらしな主人公。ユメミル家の当主で、実は町で結構偉い方。

愛:キャラ・ドリーマー
一応サンズポジな子。フリスクの彼女で、隙あらばイチャつく。

番外編で書いてほしいものがあればDMください。

次回もよろしくおねがいします。

書いてほしい回(票数多いものから書く)

  • IF:バッドエンド
  • IF:MIXSWAP
  • IF:MIXSHIFT
  • IF:MIXSPIN
  • IF:クローバーGルート
  • IF:フリスクGルート
  • IF:誠華がドアに遭遇しなかったら
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