sideフリスク・ユメミル
「ココは……っ、キャラ!」
目が覚めると、僕は白い空間にいて……目の前にはキャラがいた。
しかし…普段と明らかに違う事が1つ。キャラの顔は靄のような物で隠れていた。
ギュン
「……ッ!?」サッ
突然キャラがナイフを出して攻撃してくる。何で…!
『俺様が操ってるからさッ!』
何処からかパピルスの声が聞こえてくる。
『ほら、殺れッ』
「………」スッ
「お前、どうしてこんな真似を…!」
『どうしてって、そりゃぁ───貴様が苦しみながら死ぬのを見たいからに決まってるだろッ?』
ズバッ!
「ぐぁ……」
ショートカットで近付かれ、そのまま斬撃を受けてしまった。
「キャ、ラ…」
『ニャハハ!その顔、傑作だなッ!もっとやれ、キャラ!』
「………」ガシッ
「がっ……」
今度は首を掴まれ、持ち上げられる。
『そのままナイフで刺すんだッ!』
じわじわと、ナイフが僕の胴体に近付いていく。
「やめてくれ、キャラ…」
『呼びかけても意味はないぞ、なんせ耳の機能は奪っておいたからなッ!』
「やめ───」
ザクッ
ナイフは……僕の胴体、そして──タマシイに突き刺さった。
「───ぁ」
ザシュッ
「ク、ソッ………」
ナイフを抜かれ、僕は力なく地面に倒れた。タマシイが、砕かれてしまった。
『おいおい、そんなにあっさり死ぬのかよッ?』
「…キ────」
薄れゆく意識の中、僕が最期に見たのは………
「──、────?」
絶望に染まった表情のキャラだった。
フリスク・ユメミル 死亡
sideキャラ・ドリーマー
「…ぇ………っ?」
なんで…?
「なんで、フリスクが刺されて……」
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで────
『あ?貴様どうして動け──』
私を操り、フリスクを殺したパピルス──ヤツを見た瞬間、私の中で決定的な"何か"が切れた。
「あああああああああああああああっ!!!!!!!」
私のタマシイが暴走する。
『何だッ、LOVEが上がって…!』
心にあるのは、憎悪のみ。
「お前…ッ、お前を…!」
溢れ出るサツイ。
「何だ、このサツイは!?」
「ッ!?(遅れてしまった、ようですね…!)」
「………」
ナイフを構える。
sideW・D・パピルス
♪UNDERTALE RED AND YELLOW - not enough.
「………」スッ
何だッ、何だよこのサツイはッ!?聞いてないぞッ!?
シャッ
「ニャッ?………は…!?」
視線の先には…ナイフの雨。
「死ね」
キャラはサツイの籠った視線を俺様に向けながらそう言う。
「チッ、舐めるなよッ!」
ガスターブラスターがあればこんな攻撃…!
ギュィィン
「行けッ!」
ドガァァン!
「ニャハハッ、大した事………ぐぉっ!?」
ザシュッ!
背後に、ナイフだと…!?
「………」ザクッ
「ぐぁぁぁぁ!」
痛い痛い痛いッ……!
「苦しそうだね」
「貴、様ァ!このナイフを───「おい」ッ!?」
「この程度で許されると思ってるの?」
キャラの目は、まるで深淵を除いたかのような漆黒だった。
「ひっ…!」ドサッ
思わず恐怖で尻もちをつく………そのせいでナイフが身体に深く刺さってしまった。
「ギャァァァッ!?」
「………」グッ
「か、ぁ…」
首を掴まれ、持ち上げられる。俺様がキャラを操ってフリスクにやったように。
「これから、お前そのものを破壊してやる」
「させ、るか…!」
っ、そうだ!ロードをすれば───
*LOAD FAILED
「お前が欲しいのは、コイツか?」スッ
LOADと書かれたボタンがキャラの左手から浮かび上がる。
「ッ、返「す、ワケないだろ!!!」……うぎゃっ──ガァ!」
ちょうど近くにあったバリアに投げつけられた。
「最期に言いたい事はあるか?」
「こ、殺さないでくれ!リセットするから!そうすればフリスクは生き返────」
「もういい。死ね」
ズバッ
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♪UNDERTALE - It's Raining Somewhere Else
sideキャラ・ドリーマー
パピルスを葬ると同時に、バリアは破壊された。
山の頂上で、私達は夕日を眺めている…フリスクと一緒に、眺めたかった光景だ。
「………」
しばらく眺めて、地上に降りて…気付いたら、数カ月が経とうとしていた。
「リセット…」
ケツイとサツイが融合し、タマシイが強まった結果使えるようになった。けど…私も分からないけど……押す気にはなれなかった。
「キャラ……貴女は、何をするつもりなんです?」
「何を、って?」
ある日、偶々会った誠華にそう問われる。
「何故そのボタンを持って崖に立っているのか、訊いているんですよ」
「…私さ、疲れたんだ。リセットするか否か、考えて夜も眠れない日々が」
フリスクが死んでから、私はまともに寝たことがない。
「サツイに呑まれた結果、ケツイすら薄れてしまったんですね」
「何を…ッ」
「だってそうでしょう?貴女が正気なら『リセットしても大丈夫、フリスクを信じるから』とでも思っていたハズ。それが今、飛び降り自殺を考える程に心が折れているんですから」
「──っ」
反論の仕様がない正論を言われ、私は我慢の限界だった。
「私は、ッ」
枯れていた両目から涙が零れる。
「怖いの…フリスクに忘れられて、また恋人になろうとしてもなれなくて………また、死んでしまうのが!」
「…その気持ち、分かりますよ。私だって貴女の立場ならそう思うでしょうね…しかし」
誠華は少し悲しそうな表情で、私に問う。
「それでフリスクは喜ぶと思いますか?」
「───」
「死人に口なしとは言いますが…コレに限っては間違いでしょう。彼が今の貴女を見たら悲しみますよ?」
「…そっか。そう、だね」
私は一体、何を悩んでいたんだろう。
*ケツイが蘇った。
「…ふふっ、どうやら戻れたようですね。それで?押すんですか?」
「………もちろん」
「そうですか。私が記憶を持ち越せるかは知りませんが……また、会いましょう」
「うん…またね、誠華」
そして、私はボタンに手を───翳した。
sideフリスク・ユメミル
ゴォォォォ…
「…寒っ!」
遺跡を出た先は雪が積もった林だった。
スタスタ
「この中に防寒具あったっけ?」
歩きながらリュックの中を調べる。
「うーん…あった!」
上着を見つけた。すぐに取り出してソレを着る。
スタスタ
「………」
…ザッ
後ろから足音がした。
「…ん?」クルッ
誰もいない…なんかデジャブを感じる。
「…その内現れるか」クルッ
「…おい、ニンゲン」
…!
「…何かな?」
「初対面の人への挨拶も分からないの?」
真後ろから女性の声が聞こえる。
いやいや怖いって!
「ゆっくりこっちを向いて握手しなさい」
「…う、うん」ゴクリ
下を向きながら振り向くと、手が差し出されたのでそれを握る。
ギュッ
「え………?」
「また、会えた……!」
気付いたら僕は抱きしめられていた。
…あ、れ?
「キャラ……?」
どうしてかは、分からないけど────僕は彼女の名前を知っていた。
「っ!?(私の名前を…!)…うん…キャラだよ、フリスク!」
そう言いながら、キャラは…嬉し涙を流していた。
バッドエンドというよりは、ほぼ最悪のNルート→TPルート的な?
次回もよろしくおねがいします。
書いてほしい回(票数多いものから書く)
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IF:バッドエンド
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IF:MIXSWAP
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IF:MIXSHIFT
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IF:MIXSPIN
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IF:クローバーGルート
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IF:フリスクGルート
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IF:誠華がドアに遭遇しなかったら