LM!MIXTALE   作:Lcrcl (エルマル)

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デルタルーンのチャプター3&4をやった感想。今回は3。

色々愉快なチャプターでした。同時に心情描写がしっかりしてて感情移入しやすかったです。そして…ラストは衝撃でしたね、まさか─────が現れるとは。

シャドウマント入手前提の─────戦がキチガイレベルで難しい。なんやアレ、トビーさん本気出し過ぎだろ。

なお、初日でノーダメクリアが出た模様。世の中理不尽だと思う。

俺視点での難易度表(ラスボスや隠しボスのみ、作品はアンテ、イエロー、デルタ、トラベラー)

X:─────(シャドウマントなし)、ヘルモードスパムトン(チャージ連射のやつ)

SS:─────、ネス&ポーラ

S:ゼニスマートレット、Aルートスパムトン、スぺシメンフラウィ

A:アズリエル、GG!フェルサンズ、九尾セロバ、UTサンズ

B:マクロフロギー、ポーキー、通常スパムトン、オメガフラウィ

C:ジェビル、──(3ラスボス)、クイーン、キング、DTフラウィ

SSとXはぶっちゃけ未クリアのものを適当にランク付けしました。

追記:倒せました。


IF:フリスクGルート

*フリスク。

 

*彼は本編中、モンスターを一体も殺めることはなかった。

 

*…しかし、ソレはクローバーに会った事を起点にユメミル家という家系の使命を知ったからのこと。

 

*もし、その使命を無視していたら。

 

 

*もし、原作に近かったら。

 

 

 

*──もし、フリスクが"プレイヤー"で、Gルートを選択した世界に……キャラが転移していたら。

 

 

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

sideキャラ・ドリーマー

 

「……?」

 

遺跡からフリスクが出てきたけど…明らかに様子がおかしかった。

纏ってる雰囲気が明らかに優しい彼とは違ったんだ。

 

「私はキャラ・ドリーマー。見ての通りニンゲンだけど、モンスターの味方」

 

「………」

 

自己紹介しても、フリスクは真顔で黙ったままだった。一応私が彼を知ってるのがバレないように"ニンゲン"って呼んでるけど……

 

 

 

この時…違和感に気付けばよかったと、私は後悔している。

 

 

 

「ぇ…あれ…?」

 

気のせい、じゃないよね……

 

 

 

「なんで、フリスクが───モンスターを殺してるの?」

 

 

 

フリスクが持ってる木刀の先には、少しだけど塵が付着していて…ソレを見た私は思わず物陰から飛び出していた。

 

「何てことしてるの!?今何したか分かって───っっ!?」

 

「………」

 

また真顔、そして無言。何事もなかったかのようにフリスクは私を見つめている。

…まるで、ただの操り人形のように。

 

*こうげき

 

「──っ!」サッ

 

私に向かってフリスクは木刀を振り回した。咄嗟に避けた、けど───私はソレにショックを受けてしまった。

 

「ぁ、フリ、スク…………」

 

恋人だった相手にそんな目で見られて、さらにサツイを向けられた。

 

「あ、ぁぁ───ッ」

 

ショートカットでその場から離れ──行き着いた自室で。

 

 

 

「フリスク、どうして──……っ!」

 

 

 

私は、泣き叫んだ。

泣いて、泣いて、気付いた頃には枕がぐしょぐしょになっていた。

…でも。このタイミングで泣くべきじゃなかったんだ、絶対に。

 

 

 

だって、それからたった数分後の出来事だったから。

 

 

 

────アズリエルの死を、目撃したのは。

 

 

 

「───。あ」

 

雪の上に、塵と化した弟が舞い散る。その光景を最後に…私は意識を失った。

 

 

 

『うわ、描写エグいなコレ。人の心とかないんか?』

 

 

 


 

 

 

「っ、んん…?」

 

「目を覚ましたようですね」

 

「……え?」

 

目が覚めたら私は、見知らぬベッドの上で眠っていた。この声って、誰の……

 

 

 

「私ですよ、キャラ。嶺宮誠華です」

 

 

 

「…っ、誠華!?」

 

「私もいるよ?」

 

「カナコも…──ぁ─」

 

アズリエルの死と、フリスクのサツイがフラッシュバックする。

 

「っは、はぁっ…」

 

体中から汗が吹き出し、動悸が止まらない。

 

「ッ、キャラ。気持ちは分かりますが落ち着いて下さい!」

 

「息を吸って、吐いて、吸って……」

 

………っ、すぅ。

 

「落ち着きましたか?」

 

「…何とかね。一先ず状況を説明してくれる?」

 

カナコと誠華の話を纏めると、こうだった。

 

・リセット前の記憶を持ってるのは私、カナコ、誠華、クローバー、サンズのみ

・カナコがこっそり誠華とクローバーのタマシイを盗んで、2人を復活させた

・クローバーはリセットする方法を模索している

・サンズは復活してないものの、タマシイの呼応か何かで少し意思疎通ができる

・ココは真実のラボ

・フリスクは"何者か"に操られていて、現在コアにいる

 

「操られて、今コアにいる…既にフリスクは、モンスターを大量殺戮したって事……?」

 

「……そういう事になるね」

 

「ッ──「待ちなさい。何処に行くつもりですか」何処って、最後の回廊に──」

 

「今の貴女が1人で行ったとして、勝てると思いますか?」

 

「でも、フリスクを止めないと「私の質問に答えて下さい」……思わないよ、そんな事」

 

「…安心しろとは言いませんが、私も行きます。カナコはどうします?」

 

「クローバーさんと一緒に合流するよ」

 

「なら、決まりですね。時間はないので迅速に動きましょう」

 

 

ーー

 

ーーー

 

ーーーー

 

ーーーーー

 

最後の回廊。フリスクが来たらタマシイを拘束する事だけを考えながら、誠華と一緒に待つ。

 

ザッ

 

「………」

 

『うおおマジ!?あでもサンズじゃなくてカナコなんだ』

 

「…来ましたか。随分時間をかけたようですね?」

 

「………」

 

「ッ、お前マジで無反応なのかよ…!」

 

「落ち着いて、クローバーさん。手筈通りに…」

 

 

 

瞬間、辺り全体がモノクロになり、タマシイが浮き彫りになる。

 

 

 

「今です!」

 

『ッ!!!』バッ

 

私はナイフ、クローバーさんは銃撃、誠華は星屑、カナコは花弾幕で一斉攻撃を仕掛けた。

 

「……!」

 

流石にコレは予想できなかったようで、フリスクは所々に攻撃が当たりダメージを受ける。

 

『初手総攻撃!?サンズをノーヒットでやった俺じゃなきゃ死んでたぞ……』

 

「…フリスク。貴方がリセットボタンを押すまで、私達はココに立ち続けます」

 

「………」

 

「だからどうか────早めにして下さいね?」

 

誠華は一瞬目をギラつかせ、フリスクを睨みながら言った。

 

 

 


 

 

 

sideフリスク・ユメミル

 

「っ…?」

 

真っ暗な空間で目が覚める。

 

「僕は確か、操られたキャラに…」

 

殺されたハズ。でも、僕は何故か意識を持ってる。

 

 

 

ジジッ

 

 

 

「?」

 

目の前の空間が歪み、画面のようなものが現れ───

 

「……は…?」

 

映し出されたのは、僕だった。…いや、僕の姿をした別人と言うべきか。

彼は………モンスターを虐殺していた。

 

「ッ、何してるんだ!やめろ!!!」

 

激昂するが、意味はない。ヤツはモンスターを殺し続け…トリエルやナプスタブルークも惨殺した。

 

「この───ッ、屑がぁっ!」

 

こうしちゃいられない、ヤツを止める方法を探さないと…っ!

 

「僕のタマシイの力を最大限に活用すればいけるか?いや、確証は……」

 

そうこうしている内に、遺跡を抜けキャラと出会う。

 

『私はキャラ・ドリーマー。見ての通りニンゲンだけど、モンスターの味方』

 

『………』

 

「キャラ…記憶を……ぇ?」

 

画面が切り替わり───ヤツがキャラを攻撃している光景が映し出された。

 

「お前ぇぇッ!!!」

 

バキィ!

 

僕は怒りのあまり、赤いナイフを画面に突き刺していた………しかし映像は無情にも続いていく。

 

「頭が、どうにかなってしまいそうだ…!」

 

…いっそのこと、この画面を破壊すればいいのか?

 

「確証はないけど、やるしかない」

 

…パキッ

 

画面に映し出される光景を見る度に怒りを抑え込みながら、僕は画面の破壊を続けた。

 

 

 

パリィン!

 

 

 


 

 

 

sideキャラ・ドリーマー

 

 

 

 

『危ねぇ、最後の攻撃はマジで死ぬ所だった』

 

……アレからどれくらい経っただろうか。

 

「はぁ、はぁ………」

 

「いい加減、諦めろよ…フリスク……!」

 

何度も何度も攻撃した。何度も何度も説得した……でも、フリスクは操られたままだった。

 

「ココまで、ですか…」

 

「………」スッ

 

片膝をつく誠華にフリスクはナイフで囲む。しかし私達に止める余力はなかった。

 

「だ、め……っ!」

 

ギュン……フッ

 

比較的エネルギーが多いカナコでも、このザマだ。

 

「皆さん、後は頼み─────」

 

 

 

「あ"あああ”あぁ”ぁぁぁ”っ!!!」

 

 

 

ブチッ!!!

 

 

 

「──へっ?」

 

「な…」

 

ナイフは誠華に到達する事なく…フリスクは自分の身体がら"白い"タマシイを取り出していた。

 

『は!?え、マジ!?デルタルーンやんけ!』

 

「ははっ……やっと、戻って来れた」

 

「ぇ………もしかして、フリスク…?」

 

 

 

「君のパートナーのフリスクだよ。久しぶり、キャラ」

 

 

 

「───っ!」

 

その返答を聞いた瞬間、涙があふれ出す。

 

「お前、戻ってくれたか!」

 

「…遅すぎますよ」

 

「──ごめん。キャラ、誠華、カナコ、クローバーさん。再開の感動は噛みしめたいけど───まずはコイツを処理しなきゃ」スッ

 

 

そう言って、フリスクは白いタマシイを手に持って…本人の赤いタマシイを最大出力し………握り潰した。

 

 

 

バリィン

 

 

 

『うわっ!…あ、もう操作できんわ』

 

「後は…回復!」

 

ポワン……ぎゅっ

 

一気に体が軽くなる。ソレに気付いた次の瞬間、私はフリスクに抱き着いていた。

 

「戻ってきて、本当に良かった………!」

 

「……あぁ」

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

「やっぱり、リセットするの…?」

 

「うん。また操られるかもしれないけど、こんな状況じゃ僕は前向きに生きられないしね…仕方ないけど、するよ」

 

「寂しくなるね……ぁ、そうだ!」

 

「?」

 

「リセットボタン、同時に押さない?」

 

コレなら、また会えるおまじないになるかも。

 

「…誠華たちもやる?」

 

「えっ、いいんですか?」

 

「人が多い方がおまじないとして成功しそうじゃない?」

 

「……それもそうですね」

 

ピカッ

 

フリスクの左手からリセットボタンが浮かび上がる。

 

「それじゃあ押すよ。せーの────」

 

 

 

*RESET




リセット後どうなったかは、蟹の味噌汁。

次回もよろしくおねがいします。

書いてほしい回(票数多いものから書く)

  • IF:バッドエンド
  • IF:MIXSWAP
  • IF:MIXSHIFT
  • IF:MIXSPIN
  • IF:クローバーGルート
  • IF:フリスクGルート
  • IF:誠華がドアに遭遇しなかったら
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